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オルカンとは?eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)の利回り・評判は?ブログ評価

eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)の評価は?他ファンドとの比較やポートフォリオ解説

オルカンとは、全世界の株式市場への分散投資を目的としたインデックスファンドです。

信託報酬が、年率0.1144%(税込)と超低コストで、各投資家の好み・リスク許容度に合わせて、投資対象地域や国の配分・比率を決定する事が可能です。

各種データは、三菱UFJアセットマネジメント(旧三菱UFJ国際投信)から引用。

本記事では、オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式オールカントリー)の評判や利回り、手数料・実質コスト、資産配分、構成銘柄などを比較・評価していきます。

目次

オルカンとは?eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)の評判は?

まずはじめに理解しておきたいことは、「eMAXIS Slim全世界株式には、3種類のファンドがある」という点です。

ファンド名投資対象信託報酬
eMAXIS Slim 全世界株式
(オールカントリー)
日本を含む全世界
(先進国・新興国)の株式
0.1144%
eMAXIS Slim 全世界株式
(日本を除く)
全世界の株式
*ただし、日本は除く
0.1144%
eMAXIS Slim 全世界株式
(3地域均等型)
全世界の株式
ただし、日本・先進国・新興国の
3資産を均等に配分
0.1144%
3種類の全世界株式ファンド

日本を含む全世界への投資を目的とした「オールカントリー型」、また日本を除いた「除く日本型」、さらに日本・先進国・新興国の株式市場に均等配分した「3地域均等型」の3つのファンドがあります。

  • ファンドの信託報酬は、全て年率0.1144%(税込)。
  • 全てのファンドが、つみたてNISA対応
サイト管理人

以下、各ファンドについて詳しく解説していきます。

【オルカン】eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)の評判・評価

eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)は、日本を除く全世界の株式市場への投資を目的としたインデックスファンドです。

MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスがベンチマークで、約45カ国の約2,500銘柄から構成されています。

eMAXIS Slim全世界株式の評判1:MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス

MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)とは?構成銘柄や指数の特徴、インデックスファンドやETFを解説!

MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(略称:ACWI)とは、モルガン スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)が算出している全世界の株式市場の動向を表す株価指数です。

アメリカやヨーロッパ、日本などの先進国だけでなく、中国やインドなどの新興国を含む45カ国以上の株式、約2,500銘柄から構成されている時価総額加重平均型の株価指数です。

MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)の詳細を確認↓

構成国の比率は?

次に、本指数の気になる構成国の比率を確認していきます。

まず、本指数の組入国の比率を見ていきます。以下の表にまとめように、米国の比率50%以上と高くなっています。米国株式市場の時価総額の大きさがわかります。米国の次には、日本、イギリスやカナダ、ヨーロッパ勢が続きます。

構成国構成比
米国52.2%
日本7.8%
イギリス5.7%
中国3.6%
フランス3.6%
その他27.0%
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスの構成国とその比率

組み入れ銘柄と構成比

次に、本指数の構成銘柄(約2,500銘柄)の組入上位銘柄の顔ぶれを見ていきます。

世界経済を牽引するアメリカのグローバル企業が上位を独占しています。アップルマイクロソフトFacebookなどの有名ハイテク企業が名を連ねています。

銘柄構成比業種(セクター)
アップル1.86%情報技術
マイクロソフト1.19%情報技術
アマゾン0.86%消費者サービス
エクソン・モービル0.85%エネルギー
ジョンソン&ジョンソン0.84%ヘルスケア
JPモルガン・チェース0.83%金融
Facebook0.79%情報技術
ウェルズファーゴ0.70%金融
ゼネラル・エレクトリック(GE)0.67%消費財
AT&T0.65%電気通信
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスの構成銘柄

米国企業に絞った投資を行いたい方は、低コストファンドのeMAXIS Slim米国株式(S&P500)や売買手数料無料(フリーETF)の「SPDR S&P500 ETF(1557)」などがあります。また、米国株式市場への投資を目的とした低コストファンドは、以下をご参照ください。

業種(セクター)別構成比

次に、業種別の構成比率を確認します。金融業の他、資本財や生活必需品などの割合が高めになっています。米国の代表的な株価指数「S&P500」と比べると、情報技術やヘルスケアなどが、やや低めの割合です。

業種(セクター)MSCIオール・カントリー
・ワールド・インデックス
S&P500
金融21.8%17.7%
情報技術16.1%21.7%
消費者サービス12.1%12.1%
ヘルスケア11.3%14.1%
資本財10.7%10.2%
生活必需品9.5%9.4%
エネルギー6.7%6.5%
素材5.3%2.8%
電気通信3.5%2.4%
公益事業3.1%3.3%
業種別構成比

eMAXIS Slim全世界株式オールカントリーの評判1:購入手数料・信託報酬

本ファンドの購入手数料は、無料(ノーロード)。

また、ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」は、年率0.1144%(税抜)と全世界株式市場への投資を目的としたインデックスファンドの中では、楽天・全世界株式インデックス・ファンド等を凌ぐ水準です。

項目手数料が発生する
タイミング
手数料
(税込み)
購入手数料ファンド購入時無料
信託財産留保額ファンド売却時無料
信託報酬ファンド保有時年率0.1144%
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)の手数料

eMAXIS Slim全世界株式オールカントリーの評判2:実質コスト

売買委託手数料や有価証券取引税、保管費用などを含めた実質コストは「0.1716%」となっています。

信託報酬以外の売買委託手数料・有価証券取引税などの余分なコストが低く、外国資産への投資で高くなりがちな「その他費用」も安く抑えられています。

実質コストは、「運用報告書(全体版)」を基に算出

以下の図は、運用報告書に記載されている「一万口当たりの費用明細」です。

eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)の実質コスト
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)の実質コスト

対象期間中の信託報酬が、14円(比率:0.117%)。
信託報酬とその他の費用を含む手数料の合計が「21円(比率:0.178%)」なので、
実質コストを「信託報酬÷14×21」として計算すると、実質コストは0.1716%(四捨五入)となります。

eMAXIS Slim全世界株式オールカントリーの評判3:資産構成比は?

次に、最新の資産配分(ポートフォリオ)状況を見ていきます。

資産クラス比率
国内株式5.6%
先進国株式83.3%
新興国株式11.1%
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)の資産配分

全資産の8割以上が、先進国株式となっており、次に新興国の比率が10%超と高くなっています。

eMAXIS Slim全世界株式オールカントリーの評判4:構成国の比率は?

次に、実際にどのような国の株式が入っているのか?国別の配分比を見ていきます。

以下のグラフ・表は、本ファンドの国別の構成比率を表したものです。

国名比率
米国(アメリカ)59.0%
日本5.6%
イギリス3.4%
カナダ2.8%
フランス2.7%
スイス2.5%
ドイツ2.1%
ケイマン諸島2.0%
台湾1.7%
オーストラリア1.6%
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)の国別構成比率(トップ10)

ケイマン諸島とは、グローバル企業が租税回避地として、登記登録を行っている場所。
テンセントやバイドゥ、アリババ集団など、中国のハイテク企業などが利用。

サイト管理人

なんと、米国(アメリカ)株式だけで半分以上の比率を占めています。

eMAXIS Slim全世界株式オールカントリーの評判5:銘柄・業種(セクター別)の構成比率

次に、どのような銘柄や業種(セクター)が、本ファンドに多く含まれているかチェックしていきます。

スクロールできます
銘柄名対象国構成比率業種・セクター
アップルアメリカ4.0%情報技術
マイクロソフトアメリカ3.3%情報技術
アマゾンアメリカ2.1%一般消費財・サービス
テスラアメリカ1.2%一般消費財・サービス
アルファベットAアメリカ1.2%コミュニケーション・サービス
アルファベットCアメリカ1.1%コミュニケーション・サービス
メタアメリカ1.1%コミュニケーション・サービス
エネビディアアメリカ1.0%情報技術
TSMC台湾0.8%情報技術
ユナイテッド・ヘルスアメリカ0.6%ヘルスケア
構成比率(上位10銘柄)

台湾の半導体大手「TSMC」以外は、米国企業が上位を独占しています。

また、本ファンドの業種別の構成比率は、以下のグラフ・表のようになっており、高い成長を遂げるハイテク(情報技術)企業の比率が高い点が特徴です。

業種・セクター比率
情報技術22.8%
金融13.3%
一般消費財・サービス11.9%
ヘルスケア11.2%
資本財・サービス9.3%
コミュニケーション・サービス8.3%
生活必需品6.5%
素材4.5%
エネルギー3.3%
不動産2.6%
業種・セクター別の構成比率

eMAXIS Slim全世界株式オールカントリーの評判6:【実績・利回り】分配金・パフォーマンス

本ファンドの決算は年1回(4月)行われます。これまで分配金の発生はありません。

サイト管理人

分配金が出てしまうと、分配金への課税分(約20%)投資パフォーマンスが悪化するので、ファンド内への再投資が、我々ファンド購入者には嬉しいですね。

長期投資を行う場合、効率的な資産運用のため、分配金が出た場合でもファンドへ再投資することが重要です。
SBI証券など証券会社の注文時に「分配金再投資コース」を選ぶことで、自動再投資ができます。

また、これまでの本ファンドのパフォーマンスは、以下のようになっています。

期間(直近)ファンドベンチマーク
1ヶ月3.7%3.7%
3ヶ月9.2%9.2%
6ヶ月9.8%9.8%
過去1年32.7%32.7%
過去3年33.4%33.3%
設定来69.7%69.7%
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)の実績・ベンチマークとの乖離

ちなみに、本ファンドのパフォーマンスがベンチマークよりも悪い時がありますが、
これは、ファンドの成績が、手数料を差し引いた後の結果となっているためです。

ベンチマークとのパフォーマンスがほぼ一致しているため、コスト・運用ともに優秀なファンドと言えます。

eMAXIS Slim全世界株式オールカントリーはつみたてNISA・iDeCoで運用は可能?

本ファンドを含む「eMAXIS Slim 全世界株式」の3種類、全てのファンドが「つみたてNISA」で運用可能です!

つみたてNISAの特徴やメリット、デメリットや始め方などの詳しい解説は、以下のブログ記事をご覧ください。

→ 【ブログ解説】つみたてNISAの始め方|おすすめ商品や手数料、証券口座など徹底解説

また、SBI証券iDeCoのセレクトプランを活用することで、個人型確定拠出年金(iDeCo)での運用も行えます。

iDeCoの特徴・メリット
  • 運用益が非課税
  • 掛金が全額所得控除
  • 年金受給時の税制優遇

一般NISA・つみたてNISAと同様、運用益が非課税になるのはもちろんのこと、掛け金分が全額所得税になるメリットがあります。

年金給付まで資金を回収できないデメリットはありますが、税制面でNISAよりも絶大な優遇を受けることができます。

項目つみたてNISAiDeCo
対象者20歳以上の日本人20〜60歳の日本人
利用限度額
(年間)
積立:40万円
現行:120万円
サラリーマン、自営業など
立場によって異なる
(年14.4万〜81.6万円)
非課税期間積立:5年
現行:20年
60歳まで
税制優遇譲渡益非課税
受取時非課税
譲渡益非課税
掛け金非課税
⇒ 所得・住民税軽減
受取時課税
⇒ 退職所得控除等が適用され軽減
つみたてNISAとiDeCoの比較

つみたてNISAとiDeCoの違いの詳しい解説は、以下の記事をご覧ください。

つみたてNISAとiDeCoの違いを徹底比較

【ブログまとめ】eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)の評価は?

本ファンドのデータをまとめると、以下のようになっています。

なんと言っても、最大の特徴は手数料の安さ!
年率0.1144%と超低コストで、全世界の株式市場に分散投資することができます。

オールカントリーのデータ・まとめ
  • ベンチマーク:MSCIオールカントリー・ワールドインデックス
  • 購入手数料:無料
  • 信託報酬(税込み):年率0.1144%
    *実質コスト:0.1716%
  • 売買単位:100円から1円単位
  • 決算:年1回(4月25日、休日の場合、翌営業日)
  • 償還日:無期限(設定日:2018年10月31日)
  • 信託財産留保額:無し
サイト管理人

日本も含めて、ファンド一本で、世界株に分散投資したい方向けのインデックスファンドです!

また、三菱UFJアセットマネジメント(旧三菱UFJ国際投信)から出ている純資産の推移をみると、下図のように右肩あがりで推移しているため、順調にファンドへ資産が入ってきていることがわかります。

eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)の純資産推移
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)の純資産推移
サイト管理人

ファンドの純資産が減る(資金が流出する)場合、不安定な運用となってしまうので、現在の純資産は極めて健全な推移と言えます。

心配であれば、将来の純資産総額の推移も見ておきましょう。

オルカンとは?eMAXIS Slim 全世界株式(3資産均等型)の評判・評価

eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)は、日本・先進国・新興国の株式市場へ均等に分散投資することを目的としたバランスファンドです。

各資産の配分やベンチマーク(連動する株価指数)は、以下の表のようになっています。

投資クラス配分比ベンチマーク
国内株式33.3%TOPIX(東証株価指数)
先進国株式33.3%MSCIコクサイ
新興国株式33.3%FTSE RAFIエマージングインデックス
eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)の資産配分・ポートフォリオ
eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)の基本資産配分
サイト管理人

他の「eMAXIS Slim 全世界株式」のファンドと違い、日本株や新興国株の比率が高い点が特徴です。

eMAXIS Slim 全世界株式(3資産均等型)の評判1:購入手数料・信託報酬

本ファンドの購入手数料は、無料(ノーロード)。

また、ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」は、オールカントリーと同様、年率0.1144%です。

項目手数料が発生する
タイミング
手数料
(税込み)
購入手数料ファンド購入時無料
信託財産留保額ファンド売却時無料
信託報酬ファンド保有時年率0.1144%
eMAXIS Slim全世界株式(3資産均等型)の手数料

eMAXIS Slim 全世界株式(3資産均等型)の評判2:実質コスト

売買委託手数料や有価証券取引税、保管費用などを含めた実質コストは「0.1936%」となっています。

信託報酬以外の売買委託手数料・有価証券取引税などの余分なコストが低く、外国資産への投資で高くなりがちな「その他費用」も安く抑えられています。

ただし、オールカントリー・除く日本と比べて、
コスト高になりがちな「新興国株」の割合が高いため、実質コストが高い。

実質コストは、「運用報告書(全体版)」を基に算出

以下の図は、運用報告書に記載されている「一万口当たりの費用明細」です。

eMAXIS Slim 全世界株式(3資産均等型)の実質コスト
eMAXIS Slim 全世界株式(3資産均等型)の実質コスト

対象期間中の信託報酬が、13円(比率:0.115%)。
信託報酬とその他の費用を含む手数料の合計が「22円(比率:0.190%)」なので、
実質コストを「信託報酬÷13×22」として計算すると、実質コストは0.1936%(四捨五入)となります。

eMAXIS Slim 全世界株式(3資産均等型)の評判3:資産構成比は?

次に、最新の資産配分(ポートフォリオ)状況を見ていきます。

資産クラス比率
国内株式32.6%
先進国株式33.6%
新興国株式32.8%
コール・ローン他1.0%
eMAXIS Slim 全世界株式(3資産均等型)の資産配分

国内・先進国・新興国株の均等配分(33.3%)が理想ですが、実際は、相場の変動やファンドの運用状況などによって、微妙に配分が変化します。

eMAXIS Slim 全世界株式(3資産均等型)の評判4:構成国の比率は?

次に、実際にどのような国の株式が入っているのか?国別の配分比を見ていきます。

以下のグラフ・表は、本ファンドの国別の構成比率を表したものです。

国名比率
日本32.2%
米国(アメリカ)23.9%
ケイマン諸島5.9%
台湾5.0%
韓国4.2%
インド4.0%
中国3.7%
イギリス1.4%
ブラジル1.2%
カナダ1.1%
eMAXIS Slim 全世界株式(3資産均等型)の国別構成比率(トップ10)

ケイマン諸島とは、グローバル企業が租税回避地として、登記登録を行っている場所。
テンセントやバイドゥ、アリババ集団など、中国のハイテク企業などが利用。

通常の全世界株ファンドと異なり、米国(アメリカ)株式ではなく、日本株の比率が最も高くなっています。

また、新興国の国々(中国、台湾、韓国、ブラジル)などの比率が高い点も特徴です。

eMAXIS Slim 全世界株式(3資産均等型)の評判5:銘柄・業種(セクター別)の構成比率

次に、どのような銘柄や業種(セクター)が、本ファンドに多く含まれているかチェックしていきます。

銘柄名対象国構成比率業種・セクター
TSMC台湾2.2%情報技術
アップルアメリカ1.6%情報技術
テンセントケイマン諸島1.3%コミュニケーション・サービス
マイクロソフトアメリカ1.3%情報技術
サムソン電子韓国1.3%情報技術
トヨタ自動車日本1.3%一般消費財・サービス
ソニー日本1.1%一般消費財・サービスコ
アリババ集団ケイマン諸島0.9%一般消費財・サービス
アマゾンアメリカ0.8%一般消費財・サービス
キーエンス日本0.8%情報技術
構成比率(上位10銘柄)

一般的な全世界株式ファンドでは、アップル・マイクロソフトなどを筆頭に、時価総額が高い米国株が上位10社を独占します。

一方、本ファンドは、各地域の有力企業がトップ10に均等に入っている点が特徴です。

サイト管理人

トヨタ自動車やソニーなど、日本企業もトップ10入りしています。

また、本ファンドの業種別の構成比率は、以下のグラフ・表のようになっており、高い成長を遂げるハイテク(情報技術)企業が多い点が2割程度となっています。

eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)の業種別構成比
eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)の業種別構成比
業種(セクター)構成比率
情報技術19.89%
金融17.33%
一般消費財サービス13.73%
資本財・サービス12.88%
生活必需品8.00%
ヘルスケア7.50%
素材6.49%
エネルギー5.12%
電気通信3.77%
不動産2.91%
その他2.37%
eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)の業種・セクター別構成比率

eMAXIS Slim 全世界株式(3資産均等型)の評判6:【実績・利回り】分配金・パフォーマンス

本ファンドの決算は年1回(4月)行われます。これまで分配金の発生はありません。

サイト管理人

分配金が出てしまうと、分配金への課税分(約20%)投資パフォーマンスが悪化するので、ファンド内への再投資が、我々ファンド購入者には嬉しいですね。

長期投資を行う場合、効率的な資産運用のため、分配金が出た場合でもファンドへ再投資することが重要です。
SBI証券など証券会社の注文時に「分配金再投資コース」を選ぶことで、自動再投資ができます。

また、これまでの本ファンドのパフォーマンスは、以下のようになっています。

期間(直近)ファンドベンチマーク
1ヶ月2.8%3.0%
3ヶ月3.2%3.3%
6ヶ月3.0%3.1%
過去1年19.3%20.0%
過去3年57.6%61.1%
設定来42.4%46.1%
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)の実績・ベンチマークとの乖離

ちなみに、本ファンドのパフォーマンスがベンチマークよりも悪い時がありますが、
これは、ファンドの成績が、手数料を差し引いた後の結果となっているためです。

他の「eMAXIS Slim 全世界株式」のファンドと比較すると、ベンチマークとパフォーマンスの差が大きくなっている点が気になります。

eMAXIS Slim 全世界株式(3資産均等型)はつみたてNISA・iDeCoで運用は可能?

本ファンドを含む「eMAXIS Slim 全世界株式」の3種類、全てのファンドが「つみたてNISA」で運用可能です!

【ブログまとめ】eMAXIS Slim 全世界株式(3資産均等型)の評価は?

本ファンドのデータをまとめると、以下のようになっています。

なんと言っても、最大の特徴は手数料の安さ!
年率0.1144%と超低コストで、全世界の株式市場に分散投資することができます。

3資産均等型のデータ・まとめ
  • ベンチマーク:TOPIX・MSCIコクサイ・MSCIエマージングの均等合成
  • 購入手数料:無料
  • 信託報酬(税抜):年率0.1144%
    *その他諸経費を含む実質コスト:0.1936
  • 売買単位:100円から1円単位(SBI証券なら最低100円から積立可能。)
  • 決算:年1回(4月25日、休日の場合、翌営業日)
  • 償還日:無期限(設定日:2018年4月3日)
  • 信託財産留保額:無し
サイト管理人

他のeMAXIS Slim 全世界株式と比較すると、実質コストが高く、ベンチマークとの乖離が高い点を頭に入れて、投資しましょう。

ちなみに、三菱UFJアセットマネジメント(旧三菱UFJ国際投信)から出ている純資産の推移をみると、他のeMAXIS Slim 全世界株式と同様、右肩あがりで推移しているため、順調にファンドへ資産が入ってきていることがわかります(下図参照)。

eMAXIS Slim全世界株式(3資産均等型)の純資産推移
eMAXIS Slim全世界株式(3資産均等型)の純資産推移
サイト管理人

ファンドの純資産が減る(資金が流出する)場合、不安定な運用となってしまうので、現在の純資産は極めて健全な推移と言えます。

オルカンとは【まとめ】利回りやeMAXIS Slim全世界株式の評判は?

本記事では、オルカンとは何か、そしてeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)の評判や評価について解説しました。

オルカンは、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)というファンドの一部であり、3つの資産クラス(株式、国債、商品)を均等に配分して運用するタイプのファンドです。

eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)は、一本で全世界の株式市場に分散投資することができるため、投資家からの注目を集めています。

特に、低コストで運用ができることや、分配金を出さないため効率的な資産形成ができるという点が評価されています。

また、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)の運用状況や基準価額などの情報は、三菱UFJアセットマネジメント株式会社の公式ウェブサイトで確認することができます。

最新のチャートや過去のレポートなども掲載されているため、投資に関心のある方は活用してみてください。

総じて言えることは、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)は、オルカンとして知られるグローバルな分散投資ファンドであり、低コストかつ効率的な資産形成を可能にするという評価があるということです。

投資を考えている方は、自身の投資目標やリスク許容度に合わせて、詳細な情報を確認し、適切な投資判断を行うことが重要です。

オルカンとは?よくある質問

eMAXIS Slimどこで買う?

eMAXIS Slimは、多くの投資家から支持を集めている人気のある投資信託ですが、どの証券会社で購入するかは慎重に検討する必要があります。

そこで、以下の関連ページでは、eMAXIS Slimを購入するためのおすすめの証券会社を探るため、楽天証券やSBI証券の特徴や利点について詳しく解説します。

さらに、購入方法や手数料についても具体的に解説しますので、どの証券会社を選ぶべきか迷っている方には参考になるでしょう。

eMAXIS Slimの購入に関心のある方は、ぜひ記事をお読みいただき、自分に最適な証券会社を見つけてください。

関連ページ:eMAXIS Slimどこで買う?おすすめしない証券会社は?楽天証券・SBI証券での買い方は?

eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)の評価は?他ファンドとの比較やポートフォリオ解説

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この記事を書いた人

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