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【iシェアーズの評判】米国株式(S&P500)インデックスファンドの評価や口コミは?

i-mizuhoインデックスシリーズとは?ファンドの特徴や比較・コスト一覧
iシェアーズ 評判

iシェアーズインデックスは、国内外の株式・債券・不動産(REIT)市場に、低コストで投資できるインデックスファンドシリーズです。

一般的な投資クラスの他に、新興国の単一地域(中国、東南アジア等)、またコモディティに投資することも可能です。

本記事では、iシェアーズインデックスシリーズの特徴を解説します。本シリーズの全インデックスファンドの紹介や比較、またコストを削減し、お得に投資信託(ファンド)を購入できる購入先(証券会社)も紹介していきます。

目次

iシェアーズの評判/インデックスシリーズとは?

iシェアーズインデックスシリーズは、みずほグループがブラックロック社と共に運用するインデックスファンドシリーズです。本シリーズを利用することで、日本や海外の株式・債券・不動産市場、またコモディティなどの投資クラスに低コスト分散投資が行えます。

ファンドの購入手数料は、SBI証券や楽天証券などのネット証券で無料(ノーロード)です。また、ファンド保有時にかかる手数料(信託報酬)は、年率1%を切る水準となっています。

iシェアーズのインデックスファンド一覧

下表は、iシェアーズインデックスシリーズの投資先別のファンド名、また保有時にかかる手数料「信託報酬」の一覧です。様々な地域の株式や債券、REITへ投資が低コストで行えることがわかります。

ファンド名投資クラス信託報酬
(税抜)
ベンチマーク
i-mizuho国内株式インデックス国内株式0.38%日経平均株価
i-mizuho国内債券インデックス国内債券0.38%NOMURA-BPI指数
i-mizuho先進国株式インデックス(為替ヘッジ無)先進国株式0.57%MSCIコクサイ
i-mizuho先進国株式インデックス(為替ヘッジ有)MSCIコクサイ
(円ヘッジ)
iシェアーズ米国株式インデックス米国株式0.57%S&P500
i-mizuho欧州株式インデックス欧州株式0.57%ユーロストックス50指数
i-mizuhoオーストラリア株式インデックス豪州株式0.57%S&P/ASX200指数
i-mizuho先進国債券インデックス(為替ヘッジ無)先進国債券0.63%シティ世界国債
インデックス(除く日本)
i-mizuho先進国債券インデックス(為替ヘッジ有)シティ世界国債インデックス(除く日本,円ヘッジ)
i-mizuho先進国インフレ連動債券インデックス0.59%バークレイズ世界物価連動国債インデックス(除く日本)
i-mizuhoオーストラリア債券インデックス豪州債券0.57%UBSオーストラリア債券(総合)
インデックス
i-mizuhoハイイールド債券インデックス(為替ヘッジ無)ハイイールド0.90%マークイット iBoxx 米ドル建て
リキッド・ハイイールド・
キャップト指数
i-mizuhoハイイールド債券インデックス(為替ヘッジ有)ハイイールド0.90%マークイット iBoxx 米ドル建て
リキッド・ハイイールド・キャップト指数(円ヘッジ)
iシェアーズ新興国株式インデックス新興国株式0.58%MSCIエマージング・マーケット・インデックス
i-mizuho東南アジア株式インデックス0.63%FTSEアセアン40インデックス
i-mizuho中国株式インデックス0.63%FTSE中国50インデックス
i-mizuho国内リートインデックス国内リート0.39%東証REIT指数
i-mizuho先進国リートインデックス先進国リート0.59%S&P先進国リート指数(除く日本)
i-mizuho先進国REITインデックス(為替ヘッジ有)S&P先進国リート指数(除く日本、円ヘッジ)
i-mizuhoゴールドインデックスコモディティ0.65%ロンドン金値決め価格
i-mizuhoコモディティインデックス1.15%S&P GSCIトータルリターン指数

信託報酬が0.3~1%程度となっています。海外資産クラスでは「為替ヘッジあり」も選べるので、為替の変動を抑えた投資を行いたい方は、検討してみると良いかもしれません。

また、ハイイールドやeMAXISインデックス同様、コモディティにも投資ができます。

iシェアーズと他シリーズとの比較

インデックスファンドのシリーズには、eMAXISの他にも多数のシリーズがあります。下表は、各ファンドシリーズ・投資クラス毎の手数料を比較したものです。

ファンドシリーズ日本株先進国株新興国株米国株先進国債券
eMAXIS Slim0.159%0.109%0.189%0.160%0.170%
ニッセイインデックス0.159%0.109%0.189%0.170%
iFree0.205%0.23%0.37%0.225%0.18%
たわらノーロード0.211%0.24%0.53%0.225%0.21%
三井住友DC0.205%
*TOPIX型
0.27%0.60%0.22%
EXE-iシリーズ0.32%0.39%0.42%
FUNDS-i0.43%0.59%0.65%0.50%0.59%
SMT0.40%0.54%0.65%0.55%0.54%
i-mizuho0.41%0.62%0.63%0.57%0.63%
インデックスe0.205%0.54%0.54%
各シリーズのインデックスファンド手数料・比較

残念ながら、ニッセイインデックスiFreeたわらノーロード三井住友DCなどのシリーズと比べると、eMAXISシリーズの手数料は割高となっています。実際、私もニッセイインデックスシリーズを利用しています。

ただし、他シリーズでは取り扱っていない、新興国の地域別ファンドやコモディティ型のファンドやがあるので、これらのファンドを利用したいという方は、iシェアーズシリーズを検討してみるのも良いかもしれません。

サイト管理人

以下、各ファンドの特徴を詳しく解説していきます。

iシェアーズ国内株式インデックスの評判

iシェアーズ国内株式インデックスは、国内株式市場への分散投資を目的としたインデックスファンドです。

日経平均株価(日経225)をベンチマークとしており、ソフトバンクグループやファーストリテイリングなど、東証1部に上場する約225銘柄から構成されています。

iシェアーズ国内株式インデックスのデータ・まとめ
  • ベンチマーク:日経平均株価(配当除く)
  • 購入手数料:無料
  • 信託報酬(税抜):年率0.38%(その他諸経費を含む実質コスト:0.44%)
  • 売買単位:100円から1円単位
  • 決算:年1回(5月2日、休日の場合、翌営業日)
  • 償還日:無期限(設定日:2013年9月3日)
  • 信託財産留保額:無し
iシェアーズ国内株式インデックスの詳細をチェック

購入手数料・信託報酬(実質コスト)

本ファンドの購入手数料および売却時の手数料は、いずれも無料です。また、ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」は、年率0.38%(税抜)となっています。

項目手数料が発生する
タイミング
手数料
購入手数料ファンド購入時無料
信託財産留保額ファンド売却時無料
信託報酬(税抜)ファンド保有時年率0.38%

実質コスト(信託報酬+保管費用など)は年率0.44%程度となっています(参照)。国内株式市場への投資を目的としたファンドとしては信託報酬(0.38%)との乖離が多い印象です。

組み入れ銘柄と構成比

次に、本ファンドがどのような銘柄で構成されているのか?を見ていきます。

構成銘柄の組入上位銘柄(下表参照)の顔ぶれを見ると、ユニクロで有名なファーストリテイリングやソフトバンクグループなど日本を代表する企業が上位を占めています。

銘柄構成比業種(セクター)
ファーストリテイリング6.9%小売業
ソフトバンクグループ4.7%情報・通信業
ファナック4.5%電気機器
KDDI3.5%情報・通信業
京セラ2.5%電気機器
東京エレクトロン2.4%電気機器
ダイキン工業2.2%機械
信越化学工業1.9%化学
日東電工1.7%化学
セコム1.6%サービス業
構成上位銘柄とその比率

分配金・利回り

本ファンドの決算は年1回(5月)行われます。これまで分配金の発生はありません。

分配金が出てしまうと、分配金への課税分(約20%)投資パフォーマンスが悪化するので、ファンド内への再投資が、我々ファンド購入者には嬉しいですね。

また、これまでの本ファンドのパフォーマンスは、以下のようになっています。

期間(直近)ファンドベンチマーク
(日経平均株価)
1ヶ月-0.28%-1.10%
3ヶ月-0.15%-1.07%
6ヶ月15.92%14.95% 
1年14.49%12.83%
設定来42.60%39.32%
利回り・パフォーマンス

ちなみに、ベンチマークよりもファンドのパフォーマンスが高い理由のは、ベンチマークに構成銘柄の配当金が含まれないためです。ファンドのパフォーマンスは、分配金が再投資されたものとして計算されています。

日本株ファンドの比較

本ファンドと他の日経225型のインデックスファンドの手数料を比較していきます。

本ファンドもそこそこ安い手数料ですが、下表を見るとわかるように、ニッセイ日経平均インデックスファンドeMAXIS Slim国内株式(日経平均)と比べて、やや割高です。

基本的に、ベンチマークが同じ場合は、手数料の違いがパフォーマンスの違いになるので、手数料の安いファンドを選ぶことが重要です。

ファンドシリーズ日本株
eMAXIS Slim国内株式(日経平均)0.159%
ニッセイ日経平均インデックスファンド0.169%
野村つみたて日本株投信0.17%
i-SMT日経225インデックス0.17%
Smart-i日経225インデックス0.17%
つみたて日本株式(日経平均)0.18%
iFree日経225インデックス0.19%
日経225インデックスe0.19%
たわらノーロード日経2250.195%
SMT日経225インデックス・オープン0.37%
i-mizuho国内株式インデックス0.38%
野村インデックスファンド・日経2250.40%
eMAXIS日経225インデックス0.40%

ちなみに、上述のように、本ファンドはSBI証券の保有で最大0.24%(年率)のポイント還元(投信マイレージ)が受けられるので、SBI証券で保有すれば、実質0.14%(=0.38%-0.24%)の信託報酬で保有が可能です。

ただし、TOPIXをベンチマークとするインデックスファンドの方が、構成銘柄数(約1,900銘柄)が多くなっています。ニッセイTOPIXインデックスファンド(信託報酬:0.18%)やeMAXIS Slim国内株式インデックス(同:0.18%)、たわらノーロードTOPIXなど低コストファンドもあるので、分散性を高めたい方は、これらも検討すると良いでしょう。

ちなみに国内ETF場合、iシェアーズTOPIX ETF(1475)MAXISトピックス上場投信(1348)など信託報酬が0.1%を切る商品もあるので、利便性よりも手数料の安さにこだわる方は、これらの銘柄の利用を検討しても良いかもしれません。

証券コード銘柄名(コード)信託報酬
(経費率)
1475iシェアーズTOPIX ETF0.06%
1348MAXISトピックス上場投信0.078%
1308上場インデックスファンドTOPIX0.095%
1305ダイワ上場投信トピックス0.15%
1306野村 TOPIX連動型上場投信0.16%
TOPIXをベンチマークとするETFの比較・一覧
*信託報酬の安い順

個人的には、金額ベースでの購入がきたり、毎月自動積立や分配金の自動再投資ができるなど利便性の高いインデックスファンドの方が、ETFよりも初心者向きだと思います。

iシェアーズ米国株式インデックス・ファンドの評判は?

iシェアーズ米国株式インデックス・ファンドは、米国株式市場への投資を目的としたインデックスファンドです。

S&P500をベンチマークしており、アップルマイクロソフトなど米国の500銘柄から構成されています。iシェアーズインデックスシリーズのファンドの1つです。

iシェアーズ米国株式インデックス・ファンドの詳細をチェック

本ファンドは、「i-imizuho米国株式インデックス」から「iシェアーズ米国株式インデックス・ファンド」へ名称変更されました。

購入手数料・信託報酬(実質コスト)

本ファンドの購入手数料は無料(ノーロード)です。また、ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」は、年率0.57%(税抜)と1%を切る水準です。

項目手数料が発生する
タイミング
手数料(税抜)
購入手数料ファンド購入時無料
信託財産留保額ファンド売却時無料
信託報酬ファンド保有時年率0.57%
iシェアーズ米国株式インデックス・ファンドの手数料

また、実質コスト(信託報酬+保管費用など)は年率0.61%となっています(参照)。

iFree NYダウインデックスと比べてしまうと見劣りしてしまいますが、S&P500をベンチマークとするインデックスファンドとしては貴重です。

分配金・利回り

本ファンドの決算は年1回(5月)ですが、これまで分配金の発生はありません。分配金が出てしまうと、分配金への課税分(約20%)投資パフォーマンスが悪化するので、ファンド内への再投資が、我々ファンド購入者には嬉しいですね。

また、これまでの本ファンドのパフォーマンスは、以下のようになっています。トランプ大統領の就任以降、堅調に推移している米国株式市場を受け、良好なパフォーマンスです。

期間(直近)ファンドベンチマーク
1ヶ月-0.90%-0.93%
3ヶ月16.55%16.42%
6ヶ月15.18%14.56%
1年14.80%13.43%
3年45.05%40.66%
設定来63.15%61.29%

また、本ファンドがベンチマークよりもパフォーマンスが高い理由は、ベンチマークのパフォーマンスに構成銘柄からの配当金が含まれないのに対し、ファンドパフォーマンスは配当金が含まれて算出されているためです。

構成銘柄(米国株)の比率は?

次に、本ファンドにどのような銘柄が組み込まれているか見ていきます。

本ファンドは、米国の代表的な株価指数「S&P500」をベンチマークとしており、約500銘柄から構成されています。構成銘柄の上位10銘柄の構成比率は、以下のようになっています。

銘柄構成比業種(セクター)
アップル3.3%テクノロジー
マイクロソフト2.6%テクノロジー
エクソン・モービル1.8%エネルギー
アマゾン1.7%消費者サービス
バークシャー・ハサウェイ1.6%金融
ジョンソン&ジョンソン1.6%ヘルスケア
Facebook1.6%情報技術
JPモルガン・チェース1.5%金融
ゼネラル・エレクトリック(GE)1.3%資本財
AT&T1.3%電気通信
構成銘柄比率

アップルやマイクロソフト、アマゾンなど全世界でも有名な企業が多く組み込まれています。また、バフェット氏率いるバークシャーもランクインしています。本ファンドを利用することで、有名経営者の企業や米国のグローバル企業に分散投資が行えることがわかります。

米国株ファンドの比較

下表は、米国株式市場を投資対象とする低コストファンドの手数料を比較した表です。本ファンドの他にも米国株インデックスファンドはありますが、楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)が最安手数料となっています。

ファンド名信託報酬(税抜)ベンチマーク
SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド0.09264%S&P500
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)0.16%S&P500
楽天・全米株式インデックス・
ファンド
0.17%CRSP USトータル・マーケット・インデックス
iFree S&P500インデックス0.225%S&P500
iFree NYダウインデックス0.225%NYダウ
たわらノーロードNYダウ0.225%NYダウ
米国株式インデックス・ファンド0.45%S&P500
SMTダウジョーンズ・インデックス・オープン0.50%NYダウ
SMT米国株配当貴族インデックス・オープン0.55%S&P500配当貴族指数
野村インデックスファンド・米国株式配当貴族0.50%S&P500配当貴族指数
i-mizuho米国株式インデックス0.57%S&P500
eMAXIS NYダウインデックス0.60%NYダウ

信託報酬などの投資コストは、我々投資家への確実なマイナスリターンとなり、投資パフォーマンスを悪化させます。そのため、本ファンドのように、コストの安いファンドを選ぶことが、パフォーマンス向上のために重要です。

ただし、S&P500やNYダウなどの米国株価指数に連動するファンドを利用したい方は、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)などが低コストで良いでしょう。

また、増配を長年続けている優良企業への投資は、SMT米国株配当貴族インデックス・オープン等を利用しても面白いかもしれません。

まとめ・評価

本ファンドのデータをまとめると、以下のようになっています。年率0.5%台で米国のグローバル企業に投資を行うことができます。

データ・まとめ
  • ベンチマーク:S&P500
  • 信託報酬(税抜):年率0.57%(その他諸経費を含む実質コスト:0.61%)
  • 売買単位:100円から1円単位(SBI証券なら最低500円から積立可能。)
  • 決算:年1回(5月2日。休日の場合、翌営業日)
  • 償還日:無期限(設定日:2013年9月3日)
  • 信託財産留保額:無し

iシェアーズ先進国株式インデックスの評判は?

iシェアーズ先進国株式インデックス(為替ヘッジなし)とは、アメリカやヨーロッパなど世界経済を牽引する、20カ国以上の先進国株式市場への分散投資を目的とした、インデックスファンドです。

MSCIコクサイ(配当込み)をベンチマークとしており、アップルマイクロソフトなど約1,300銘柄から構成されいます。

iシェアーズ先進国株式インデックスの詳細をチェック

購入手数料・信託報酬(実質コスト)

本ファンドの購入時・売却時の手数料は、いずれも無料です。また、ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」は、年率0.57%(税抜)となっています。

項目手数料が発生する
タイミング
手数料(税抜)
購入手数料ファンド購入時無料
信託財産留保額ファンド売却時無料
信託報酬ファンド保有時年率0.57%
i-mizuho先進国株式インデックスの手数料一覧

実質コスト(信託報酬+保管費用など)は年率0.62%程度となっています(参照(p7))。信託報酬0.57%とそれほど乖離がない印象です。

資産配分(ETFの比率)

本ファンドは、ETFへ投資することで、実質的に先進国株式市場への投資を行っています。

ETFは、以下の銘柄へ投資を行っています。いずれも海外の超低コストETFとなっており、本ファンドの低コスト化に貢献しています。

銘柄比率投資対象
iShares Core S&P 500 ETF66.2%米国(S&P500)
iShares EURO STOXX 50 UCITS ETF14.2%ヨーロッパ
iShares Core FTSE 100 UCITS ETF8.3%イギリス
iShares MSCI Pacific ex Japan ETF6.1%太平洋地域(日本除く)
iShares S&P/TSX 60 Index ETF4.0%カナダ
現金など1.3%
組み入れETFの比率

構成銘柄の比率は?

次に、本ファンドにどのような銘柄が組み込まれているか見ていきます。

各ETFの組み入れ上位5銘柄は、以下のようになっています。米国や欧州のグローバル企業やその国や地域の金融サービス、エネルギー業などが上位を占めています。

銘柄構成比業種(セクター)
iShares Core S&P 500 ETF(全506銘柄)
アップル3.6%情報技術
マイクロソフト2.4%情報技術
アマゾン1.7%一般消費財・サービス
エクソン・モービル1.7%エネルギー
ジョンソン&ジョンソン1.6%ヘルスケア
参照:Black Rock

米国企業に絞った投資を行いたい方は、低コストファンドのeMAXIS Slim米国株式(S&P500)等があります。

構成国の比率は?

次に、本ファンドの構成国の比率を見ていきます。下表が組入上位国の比率ですが、米国の比率60%以上と高いことがわかります。

アメリカの次は、イギリスやカナダ、ヨーロッパ勢の比率が高めとなっています。実際のベンチマークと比べると、ETFの関係上、スイスの割合が低めです。

銘柄構成比
米国66.1%
イギリス8.0%
フランス5.0%
ドイツ4.8%
カナダ4.0%
オーストラリア3.7%
香港1.7%
オランダ1.5%
スペイン1.4%
シンガポール0.6%
その他3.4%
構成国とその比率

分配金・利回り

本ファンドの決算は年1回(5月)行われます。これまで分配金の発生はありません。分配金が出てしまうと、分配金への課税分(約20%)投資パフォーマンスが悪化するので、ファンド内への再投資が、我々ファンド購入者には嬉しいですね。

また、これまでの本ファンドのパフォーマンスは、以下のようになっています。トランプ大統領の就任以降、米国を中心とする株高により、良好なパフォーマンスです

期間(直近)ファンドベンチマーク
1ヶ月3.34%3.02%
3ヶ月7.74%6.99% 
6ヶ月9.16%7.62%
1年21.25%17.95%
3年22.65%18.69%
設定来36.03%32.90%

参考:Black Lock

ちなみに、ベンチマークよりもファンドのパフォーマンスが高い理由のは、ベンチマークに構成銘柄の配当金が含まれないためです。ファンドのパフォーマンスは、分配金が再投資されたものとして計算されています。

もちろん、ETFでの運用を行っている点も違いとして現れています。

先進国株ファンドの比較

次に、本ファンドとその他の先進国株式インデックスファンドの手数料を比較していきます(下表参照)。同一のベンチマークの場合、一般的に手数料の安いファンドを選んだ方が、相対的なパフォーマンスが良くなりやすくなっています。

本ファンドもそれなりに安いですが、ニッセイ外国株式インデックスファンドeMAXIS Slim先進国株式インデックスがさらに安い手数料となっています。

ファンド名信託報酬
eMAXIS Slim先進国株式インデックス0.1095%
ニッセイ外国株式インデックスファンド0.189%
iFree外国株式インデックス0.19%
iFree外国株式インデックス(為替ヘッジあり)0.19%
i-SMTグローバル株式インデックス0.19%
Smart-i先進国株式インデックス0.20%
つみたて先進国株式0.20%
つみたて先進国株式(為替ヘッジあり)0.20%
たわらノーロード先進国株式0.225%
たわらノーロード先進国株式(為替ヘッジあり)0.225%
EXE-i先進国株式ファンド0.32%
野村インデックスファンド・外国株式0.55%
野村インデックスファンド・外国株式(為替ヘッジあり)0.59%
eMAXIS先進国株式インデックスファンド0.60%
SMTグローバル株式インデックス・オープン0.50%
i-mizuho先進国株式インデックス(為替ヘッジ無)0.57%
i-mizuho先進国株式インデックス(為替ヘッジ有)0.57%
外国株式インデックスe0.50%

また、上述のように、本ファンドはSBI証券の保有で最大0.24%(年率)のポイント還元(投信マイレージ)が受けられるので、SBI証券で保有すれば、実質0.26%(=0.50%-0.24%)の信託報酬で保有が可能です。

ちなみにETFの場合、バンガードFTSE先進国市場(除く米国)ETF(VEA)などが超低コストの信託報酬(経費率)となっていますので、利便性よりも手数料の安さにこだわる方は、これらの銘柄の利用を検討しても良いかもしれません。

個人的には、金額ベースでの購入がきたり、毎月自動積立や分配金の自動再投資ができるなど利便性の高いインデックスファンドの方が、ETFよりも初心者向きだと思います。

まとめ・評価

本ファンドのデータをまとめると、以下のようになっています。年率0.5%台で、アメリカやヨーロッパなどの世界経済を牽引する先進国の株式市場に分散投資を行うことができます。

ただし、ニッセイ外国株式インデックスファンド等と比べた手数料が割高です。

データ・まとめ
  • ベンチマーク:MSCIコクサイ(配当除く)
  • 購入手数料:無料
  • 信託報酬(税抜):年率0.57%(その他諸経費を含む実質コスト:0.62%)
  • 売買単位:100円から1円単位
  • 決算:年1回(5月2日、休日の場合、翌営業日)
  • 償還日:無期限(設定日:2013年9月3日)
  • 信託財産留保額:無し

iシェアーズ先進国株式インデックス(為替ヘッジあり)の評判は?

iシェアーズ先進国株式インデックス(為替ヘッジあり)とは、世界経済を牽引する20カ国以上の先進国株式市場への分散投資を目的としたインデックスファンドです。

MSCIコクサイ(配当込み、円ヘッジ)をベンチマークとしており、アップル・マイクロソフトなど約1,300銘柄から構成されいます。

iシェアーズ先進国株式インデックス(為替ヘッジあり)の詳細をチェック

購入手数料・信託報酬(実質コスト)

本ファンドの購入時・売却時の手数料は、いずれも無料です。

また、ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」は、年率0.57%(税抜)となっています。

項目手数料が発生する
タイミング
手数料(税抜)
購入手数料ファンド購入時無料
信託財産留保額ファンド売却時無料
信託報酬ファンド保有時年率0.57%
手数料一覧

実質コスト(信託報酬+保管費用など)は年率0.62%程度となっています(参照:p7)。信託報酬0.57%とそれほど乖離がない印象です。

資産配分(ETFの比率)

本ファンドは、ETFへ投資することで、実質的に先進国株式市場への投資を行っています。ETFは、以下の銘柄へ投資を行っています。いずれも海外の超低コストETFとなっており、本ファンドの低コスト化に貢献しています。

銘柄比率投資対象
iShares Core S&P 500 ETF66.2%米国(S&P500)
iShares EURO STOXX 50 UCITS ETF14.2%ヨーロッパ
iShares Core FTSE 100 UCITS ETF8.3%イギリス
iShares MSCI Pacific ex Japan ETF6.1%太平洋地域(日本除く)
iShares S&P/TSX 60 Index ETF4.0%カナダ
現金など1.3%
組み入れETFの比率

構成国の比率は?

次に、本ファンドの構成国の比率を見ていきます。

下表が組入上位国の比率ですが、米国の比率60%以上と高いことがわかります。アメリカの次は、イギリスやカナダ、ヨーロッパ勢の比率が高めとなっています。実際のベンチマークと比べると、ETFの関係上、スイスの割合が低めです。

銘柄構成比
米国66.1%
イギリス8.0%
フランス5.0%
ドイツ4.8%
カナダ4.0%
オーストラリア3.7%
香港1.7%
オランダ1.5%
スペイン1.4%
シンガポール0.6%
その他3.4%
i-mizuho先進国株式インデックスの構成国とその比率

分配金・利回り

本ファンドの決算は年1回(5月)行われます。これまで分配金の発生はありません。分配金が出てしまうと、分配金への課税分(約20%)投資パフォーマンスが悪化するので、ファンド内への再投資が、我々ファンド購入者には嬉しいですね。

また、これまでの本ファンドのパフォーマンスは、以下のようになっています。トランプ大統領の就任以降、米国を中心とする株高により、良好なパフォーマンスです

期間(直近)ファンドベンチマーク
1ヶ月3.34%3.02%
3ヶ月7.74%6.99% 
6ヶ月9.16%7.62%
1年21.25%17.95%
3年22.65%18.69%
設定来36.03%32.90%
参考:Black Lock

ちなみに、ベンチマークよりもファンドのパフォーマンスが高い理由のは、ベンチマークに構成銘柄の配当金が含まれないためです。ファンドのパフォーマンスは、分配金が再投資されたものとして計算されています。

もちろん、ETFでの運用を行っている点も違いとして現れています。

まとめ・評価

本ファンドのデータをまとめると、以下のようになっています。

年率0.57%の信託報酬で、為替変動リスクを抑えて、世界経済を牽引する先進国の株式市場に分散投資を行うことができます。

ただし、為替ヘッジ型としてはたわらノーロード先進国株式(為替ヘッジあり)の方が、割安です。

データ・まとめ
  • ベンチマーク:MSCIコクサイ(配当含む、円ヘッジ)
  • 購入手数料:無料
  • 信託報酬(税抜):年率0.57%(その他諸経費を含む実質コスト:0.62%)
  • 売買単位:1万円から1円単位(SBI証券なら最低500円から積立可能。)
  • 決算:年1回(5月2日、休日の場合、翌営業日)
  • 償還日:無期限(設定日:2013年9月3日)
  • 信託財産留保額:無し

iシェアーズ国内債券インデックスの評判は?

iシェアーズ国内債券インデックスは、国内債券市場への投資を目的としたインデックスファンドです。

国債、地方債、社債等、約9,000銘柄から構成されるNOMURA-BPI総合指数をベンチマークにしています。

iシェアーズ国内債券インデックスの詳細をチェック

購入手数料・信託報酬(実質コスト)

本ファンドの購入・売却時の手数料は無料です。

また、ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」が年率0.38%です。

項目手数料が発生する
タイミング
手数料(税抜)
購入手数料ファンド購入時無料
信託財産留保額ファンド売却時無料
信託報酬ファンド保有時年率0.38%
i-mizuho国内債券インデックスの手数料

実質コスト(信託報酬+保管費用など)は年率0.48%となっています(参照)。

国内債券クラスのファンドとしては、信託報酬0.38%との乖離があり、余分なコストが多い印象です。

残存期間別の構成比

次に、本ファンドの組み入れ債券の残存期間の比率を見ていきます。下表が、本ファンドに組み入れられている債券の残存期間別の構成比率です。10年以上の比較的長期の債券の割合が高い点が特徴です。

銘柄構成比
1年未満3.5%
1年以上2年未満8.7%
2年以上3年未満7.1%
3年以上5年未満17.8%
5年以上7年未満10.7%
7年以上10年未満17.6%
10年以上34.3%
残存期間別比率

ポートフォリオ特性

次に、本ファンドのポートフォリオ特性や利回りを見ていきます。下表は、本ファンドの平均残存年数を表したものです。平均的にみても比較的長期の債券ファンドとなっています。

項目内容
平均デュレーション8.78
平均残存期間9.71年
ポートフォリオ特性

ちなみに、デュレーションとは、金利変動に対する債券価格の反応の大きさ(リスクの大きさ)を表したものです(長いほど債券価格の反応は大きくなる)。

分配金・利回り

本ファンドの決算は年1回(8月)行われます。これまで分配金の発生はありません。分配金が出てしまうと、分配金への課税分(約20%)投資パフォーマンスが悪化するので、ファンド内への再投資が、我々ファンド購入者には嬉しいですね。

また、これまでの本ファンドのパフォーマンスは、以下のようになっています。国内債券ということで、価格変動リスクは小さい点が特徴です。

期間(直近)ファンドベンチマーク
1ヶ月-0.18%-0.11%
3ヶ月-0.50%-0.35%
6ヶ月-2.17%-1.82%
1年-1.78%-1.15%
設定来6.70%8.88%

ちなみに、本ファンドのパフォーマンスがベンチマークよりも若干悪い理由のは、ファンドの成績が手数料(信託報酬)を差し引いた後の結果とベンチマークを比較しているためです。手数料の大事さがわかりますね。

国内債券ファンドの比較

次に日本の債券市場へ投資ができるインデックスファンドの手数料を比較していきます。

以下の手数料比較表を見るとわかるように、本ファンドの手数料(信託報酬)は、eMAXIS Slim国内債券インデックスやiFree日本債券インデックス、ニッセイ国内債券インデックスファンドと比べて、割高となっています。

コストを投資家への確実なマイナスリターンとなるため、コストの安い商品を選ぶことが重要です。

ただし、iFree日本債券インデックスは、10年国債利回りが1%以上になった時、信託報酬0.22%になるので、注意が必要です。

ファンド名信託報酬
eMAXIS Slim国内債券インデックス0.139%
iFree日本債券インデックス0.139%
ニッセイ国内債券インデックスファンド0.139%
たわらノーロード国内債券0.15%
三井住友・日本債券インデックスファンド0.16%
日本債券インデックスe0.37%
SMT国内債券インデックス・オープン0.37%
i-mizuho国内債券インデックス0.38%
eMAXIS国内債券インデックス0.40%
野村インデックスファンド・国内債券0.40%

ちなみに、上述のように、本ファンドはSBI証券の保有で最大0.24%(年率)のポイント還元(投信マイレージ)が受けられるので、SBI証券で保有すれば、実質0.14%(=0.38%-0.24%)の信託報酬で保有が可能です。

まとめ・評価

本ファンドのデータをまとめると、以下のようになっています。年率0.38%で日本の債券市場に分散投資を行うことができます。

ただし、iFree日本債券インデックスeMAXIS Slim国内債券インデックス等と比べると、割高な手数料です。

データ・まとめ
  • ベンチマーク:NOMURA-BPI総合
  • 購入手数料:無料
  • 信託報酬(税抜):年率0.38%(その他諸経費を含む実質コスト:0.48%)
  • 決算:年1回(8月2日、休日の場合、翌営業日)
  • 償還日:無期限(設定日:2013年9月12日)
  • 信託財産留保額:無し

iシェアーズ先進国債券インデックスの評判は?

iシェアーズ先進国債券インデックスは、アメリカやヨーロッパ諸国など先進国を中心とした、20カ国以上の外国債券市場への分散投資を目的としたインデックスファンドです。

シティ世界国債インデックス(除く日本)をベンチマークとしており、日本を除く先進国・一部新興国の債券、約700銘柄から構成されいます。

iシェアーズ先進国債券インデックスの詳細をチェック

購入手数料・信託報酬(実質コスト)

本ファンドの購入手数料は、購入手数料無料(ノーロード)です。また、ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」は、年率0.63%(税抜)となっています。

項目手数料が発生する
タイミング
手数料(税抜)
購入手数料ファンド購入時無料
信託財産留保額ファンド売却時無料
信託報酬ファンド保有時年率0.63%
i-mizuho先進国債券インデックスの手数料

実質コスト(信託報酬+保管費用など)は年率0.78%程度となっています(参照)。監査費用などがかさみ信託報酬との乖離が若干多い印象です。

構成国・通貨の比率は?

次に、本ファンドの気になる構成国とその比率を確認していきます。

下表に組入国の比率をまとめました。アメリカの比率が40%以上と高く、米国の次に、ユーロ圏の国々が続いています。新興国の構成国としては、マレーシア、南アフリカ、メキシコなどが入っています。

銘柄構成比
アメリカ44.2%
フランス9.6%
イタリア9.1%
イギリス7.3%
ドイツ6.9%
その他23.0%
構成国とその比率
銘柄構成比
米ドル44.5%
ユーロ39.4%
英ポンド7.3%
カナダ・ドル2.1%
オーストラリア・ドル2.1%
その他4.6%
構成通貨とその比率

分配金・利回り

本ファンドの決算は年1回(8月)行われます。これまで分配金の発生はありません。

分配金が出てしまうと、分配金への課税分(約20%)投資パフォーマンスが悪化するので、ファンド内への再投資が、我々ファンド購入者には嬉しいですね。

また、これまでの本ファンドのパフォーマンスは、以下のようになっています。アベノミクス以降の円安もありますが、歴史的な低金利からの米国発の金利上昇局面ということもあり、パフォーマンスは芳しくありません。

期間(直近)ファンドベンチマーク
1ヶ月-0.04%0.07%
3ヶ月-3.06%-2.42%
6ヶ月4.36%4.54%
1年-4.99%-4.54%
設定来10.86%13.82%

ちなみに、本ファンドのパフォーマンスがベンチマークよりも若干悪い理由のは、ファンドの成績が手数料(信託報酬)を差し引いた後の結果とベンチマークを比較しているためと考えられます。手数料の大事さがわかりますね。

先進国債券ファンドの比較

本ファンドの特徴は、年率0.63%の手数料で先進国を中心とする海外の債券市場へ投資ができるという点です。ただし、下表の「外国債券を投資対象とするファンドの手数料比較表」からわかるように、最安はニッセイ外国債券インデックスファンドeMAXIS Slim先進国債券インデックスです。

コストは投資家への確実なマイナスリターンとなるため、コストの安い運用商品を選ぶことが重要です。

ただし、為替変動リスクを抑えて投資を行いたい場合は、たわらノーロード先進国債券(為替ヘッジあり)も選択肢の1つとなるかもしれません。

ファンド名信託報酬(税抜き)
ニッセイ外国債券インデックスファンド0.17%
iFree外国債券インデックス0.18%
たわらノーロード先進国債券0.20%
たわらノーロード先進国債券(為替ヘッジあり)0.20%
三井住友・DC外国債券インデックスファンド0.21%
EXE-i先進国債券ファンド0.42%
野村インデックスファンド・外国債券0.55%
eMAXIS先進国債券インデックス0.60%
SMTグローバル債券インデックス・オープン0.50%
i-mizuho先進国債券インデックス0.63%
外国債券インデックスe0.50%

また、上述のように、本ファンドはSBI証券の保有で最大0.24%(年率)のポイント還元(投信マイレージ)が受けられるので、SBI証券で保有すれば、実質0.39%(=0.63%-0.24%)の信託報酬で保有が可能です。

ちなみにETFの場合、信託報酬(経費率)0.06%のバンガード米国トータル債券市場ETF(BND)や同0.12%のバンガード・トータル・インターナショナル債券ETF(BNDX)など超低コスト商品があります。

利便性よりも手数料の安さにこだわる方は、これらの銘柄の利用を検討しても良いかもしれません。

個人的には、金額ベースでの購入がきたり、毎月自動積立や分配金の自動再投資ができるなど利便性の高いインデックスファンドの方が、ETFよりも初心者向きだと思います。

まとめ・評価

本ファンドのデータをまとめると、以下のようになっています。年率0.63%で世界経済を牽引する先進国の債券市場に投資できます。ただし、ニッセイ外国債券インデックスファンドと比べた場合、若干割高になります。

データ・まとめ
  • ベンチマーク:シティ世界国債インデックス(除く日本)
  • 購入手数料:無料
  • 信託報酬(税抜):年率0.63%(その他諸経費を含む実質コスト:0.78%)
  • 売買単位:1万円から1円単位(SBI証券なら最低500円から積立可能。)
  • 決算:年1回(8月2日、休日の場合、翌営業日)
  • 償還日:無期限(設定日:2013年9月12日)
  • 信託財産留保額:無し

i-mizuho先進国債券インデックス(為替ヘッジあり)の評判は?

i-mizuho先進国債券インデックス(為替ヘッジあり)は、為替変動リスクを抑えて、アメリカやヨーロッパ諸国など先進国を中心とした、20カ国以上の外国債券市場への分散投資を目的としたインデックスファンドです。

シティ世界国債インデックス(除く日本)をベンチマークとしており、日本を除く先進国・一部新興国の債券、約700銘柄から構成されいます。

i-mizuho先進国債券インデックス(為替ヘッジあり)の詳細をチェック

購入手数料・信託報酬(実質コスト)

本ファンドの購入手数料は、購入手数料無料(ノーロード)です。また、ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」は、年率0.63%(税抜)となっています。

項目手数料が発生する
タイミング
手数料(税抜)
購入手数料ファンド購入時無料
信託財産留保額ファンド売却時無料
信託報酬ファンド保有時年率0.63%
i-mizuho先進国債券インデックス(為替ヘッジあり)の手数料

実質コスト(信託報酬+保管費用など)は年率0.78%程度となっています(参照)。監査費用などがかさみ信託報酬との乖離が若干多い印象です。

構成国・通貨の比率は?

次に、本ファンドの気になる構成国とその比率を確認していきます。

下表に組入国の比率をまとめました。アメリカの比率が40%以上と高く、米国の次に、ユーロ圏の国々が続いています。新興国の構成国としては、マレーシア、南アフリカ、メキシコなどが入っています。

銘柄構成比
アメリカ44.2%
フランス9.6%
イタリア9.1%
イギリス7.3%
ドイツ6.9%
その他23.0%
構成国とその比率
銘柄構成比
米ドル44.5%
ユーロ39.4%
英ポンド7.3%
カナダ・ドル2.1%
オーストラリア・ドル2.1%
その他4.6%
構成通貨とその比率

分配金・利回り

本ファンドの決算は年1回(8月)行われます。これまで分配金の発生はありません。分配金が出てしまうと、分配金への課税分(約20%)投資パフォーマンスが悪化するので、ファンド内への再投資が、我々ファンド購入者には嬉しいですね。

また、これまでの本ファンドのパフォーマンスは、以下のようになっています。アベノミクス以降の円安もありますが、歴史的な低金利からの米国発の金利上昇局面ということもあり、パフォーマンスは芳しくありません。

期間(直近)ファンドベンチマーク
1ヶ月-0.26%-0.21%
3ヶ月-0.59%-0.37%
6ヶ月-4.34%-4.31%
1年-2.19%-1.70%
設定来9.65%13.01%

ちなみに、本ファンドのパフォーマンスがベンチマークよりも若干悪い理由のは、ファンドの成績が手数料(信託報酬)を差し引いた後の結果とベンチマークを比較しているためと考えられます。手数料の大事さがわかりますね。

まとめ・評価

本ファンドのデータをまとめると、以下のようになっています。年率0.63%で世界経済を牽引する先進国の債券市場に投資できます。ただし、ニッセイ外国債券インデックスファンドと比べた場合、若干割高になります。

データ・まとめ
  • ベンチマーク:シティ世界国債インデックス(除く日本)
  • 購入手数料:無料
  • 信託報酬(税抜):年率0.63%(その他諸経費を含む実質コスト:0.78%)
  • 売買単位:100円から1円単位(SBI証券なら最低500円から積立可能。)
  • 決算:年1回(8月2日、休日の場合、翌営業日)
  • 償還日:無期限(設定日:2013年9月12日)
  • 信託財産留保額:無し

iシェアーズ新興国株式インデックスの評判は?

iシェアーズ新興国株式インデックスとは、高い経済成長を遂げる中国やインドなど、20以上の新興国への投資を目的としたインデックスファンドです。

MSCIエマージング・マーケット・インデックス(円換算)をベンチマークとしており、約800銘柄から構成されいます。

iシェアーズ新興国株式インデックスの詳細をチェック

購入手数料・信託報酬(実質コスト)

本ファンドの購入手数料は無料(ノーロード)です。また、ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」は、年率0.58%(税抜)とeMAXIS Slim新興国株式インデックス(信託報酬:0.19%)と比べた場合、若干割高です。

項目手数料が発生する
タイミング
手数料(税抜)
購入手数料ファンド購入時無料
信託財産留保額ファンド売却時売却額の0.3%
信託報酬ファンド保有時年率0.58%
i-mizuho新興国株式インデックスの手数料一覧

実質コスト(信託報酬+保管費用など)は年率0.82%程度となっています(参照)。新興国への投資は、実質コストが高くなりやすい傾向になっており、本ファンドも信託報酬0.6%と比べて高めとなっています。

構成銘柄の比率は?

次に、本ファンドにどのような銘柄が組み込まれているか見ていきます。

本ファンドは、MSCIエマージング・マーケット・インデックスがベンチマークで、約800銘柄から構成されており、構成銘柄の上位10銘柄の比率は、以下のようになっています。

銘柄構成比業種(セクター)
サムソン電子3.4%韓国情報技術
テンセント3.0%中国情報技術
台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング
カンパニー(TSMC)
3.0%台湾情報技術
アリババ集団2.3%中国消費者サービス
ナスパーズ1.4%南アフリカ消費者サービス
中国建設銀行1.4%金融金融
チャイナモバイル1.4%中国電気通信
中国工商銀行1.0%中国金融
バイドゥ1.0%中国消費者サービス
鴻海精密工業0.9%台湾電気通信
構成銘柄比率

ニュースや新聞などでよく目にする中国などアジア企業が組み入れ上位となっています。昔から強い中国の金融系に加えて、最近では、アリババやバイドゥなど中国のハイテク成長企業もトップ10入りしています。また、昨今世界の工場となりつつある、台湾企業も目立ちます。

構成国の比率は?

次に、本ファンドの構成国の比率を見ていきます。

下表が組入上位国の比率ですが、韓国、台湾、中国、インドなどのアジアの新興国勢の割合が高い点が特徴です。

銘柄構成比
韓国24.9%
台湾14.9%
中国13.0%
インド8.9%
ブラジル7.7%
その他30.6%
構成国とその比率

分配金・利回り

本ファンドの決算は年1回(5月)行われます。これまで分配金の発生はありません。分配金が出てしまうと、分配金への課税分(約20%)投資パフォーマンスが悪化するので、ファンド内への再投資が、我々ファンド購入者には嬉しいですね。

また、これまでの本ファンドのパフォーマンスは、以下のようになっています。直近では、トランプ大統領の就任以降の円安もあり良好なパフォーマンスです。

期間(直近)ファンドベンチマーク
1ヶ月1.97%1.85%
3ヶ月9.15% 9.67% 
6ヶ月14.25%14.12%
1年28.14%25.88%
3年14.87%7.79%
設定来21.48%15.53%
参考:月次レポート|BlackRock

ちなみに、ベンチマークよりもファンドのパフォーマンスが高い理由のは、ベンチマークに構成銘柄の配当金が含まれないためです。ファンドのパフォーマンスは、分配金が再投資されたものとして計算されています。

新興国株ファンドの比較

次に、本ファンドとその他の新興国株式インデックスファンドの手数料を比較していきます(下表参照)。同一のベンチマークの場合、一般的に手数料の安いファンドを選んだ方が、相対的なパフォーマンスが良くなりやすくなっています。

ファンド名信託報酬(税抜)ベンチマーク
SBI新興国株式インデックスファンド0.19%FTSEエマージング・インデックス
eMAXIS Slim新興国株式インデックス0.19%MSCIエマージング・マーケット・インデックス
楽天・新興株式インデックスファンド0.25%FTSEエマージング・オールキャップ・インデックス
i-SMT新興国株式インデックス0.33%MSCIエマージング・マーケット・インデックス
ニッセイ新興国株式
インデックスファンド
0.339%MSCIエマージング・マーケット・インデックス
iFree新興国株式インデックス0.34%FTSE RAFIエマージングインデックス
EXE-i新興国株式ファンド0.39%FTSEエマージング・インデックス
たわらノーロード新興国株式0.495%MSCIエマージング・マーケット・インデックス
三井住友・DC新興国株式インデックスファンド0.56%MSCIエマージング・マーケット・インデックス
i-mizuho新興国株式インデックス0.58%MSCIエマージング・マーケット・インデックス
野村インデックスファンド・新興国株式0.60%MSCIエマージング・マーケット・インデックス
eMAXIS新興国株式インデックス0.60%MSCIエマージング・マーケット・インデックス
SMT新興国株式インデックス
・オープン
0.60%MSCIエマージング・マーケット・インデックス

本ファンドの手数料は、eMAXIS Slim新興国株式インデックスSBI新興国株式インデックスファンドと比べた場合、若干割高となっています。

また、SBI新興国株式インデックスファンドは、ポイント還元(投信マイレージ)が適用されないので、年率0.03%のポイント還元があるeMAXIS Slim新興国株式インデックスの方が、実質的に最安になります。

ちなみに、iFree新興国株式インデックスのベンチマークは、企業の財務データを元に投資比率を算出するスマートベータ型指数「FTSE RAFIエマージングインデックス」なので、スマートベータに投資したい方は、こちらでも良いですが、分散性の観点からは本ファンド(ベンチマーク)の方が優れています。

また、米国ETFで信託報酬0.14%のバンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)を利用することで、超低コストで新興国株式市場へ分散投資が行えます。そのため、利便性よりも手数料の安さにこだわる方は、これらの銘柄の利用を検討しても良いかもしれません。

個人的には、金額ベースでの購入がきたり、毎月自動積立や分配金の自動再投資ができるなど利便性の高いインデックスファンドの方が、ETFよりも初心者向きだと思います。

まとめ・評価

本ファンドのデータをまとめると、以下のようになっています。なんといっても、年率0.58%と低コストで経済成長率の高い新興国の株式市場に分散投資を行うことができます。

ただし、たわらノーロード新興国株式iFree新興国株式インデックスと比べた場合、手数料が若干割高となっています。

データ・まとめ
  • ベンチマーク:MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当除く、円換算)
  • 購入手数料:無料
  • 信託報酬(税抜):年率0.58%(その他諸経費を含む実質コスト:0.82%)
  • 売買単位:1万円から1円単位(SBI証券なら最低500円から積立可能。)
  • 決算:年1回(5月2日、休日の場合、翌営業日)
  • 償還日:無期限(設定日:2013年9月3日)
  • 信託財産留保額:0.3%

iシェアーズ国内リートインデックス・ファンドの評判は?

iシェアーズ国内リートインデックス・ファンドは、国内の不動産市場への分散投資を目的としたインデックスファンドです。

東証REIT指数(配当込み)をベンチマークとしており、オフィスビルや商業施設・物流、住宅などを投資対象とする不動産投資信託に分散投資が行えます。

iシェアーズ国内リートインデックス・ファンドの詳細をチェック

購入手数料・信託報酬(実質コスト)

本ファンドの購入手数料および売却時の手数料は、いずれも無料です。

項目手数料が発生する
タイミング
手数料
購入手数料ファンド購入時無料
信託財産留保額ファンド売却時無料
信託報酬(税抜)ファンド保有時年率0.39%
iシェアーズ国内リートインデックスの手数料

また、ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」は、年率0.39%(税抜)となっており、同様に国内REIT市場に投資可能な「eMAXIS Slim国内リートインデックス(信託報酬:0.187%)」と比較すると、かなり割高です。

売買委託手数料や有価証券取引税、保管費用などを含めた実質コストは「0.454%」となっており、信託報酬以外の余分なコストが、他のファンドと比較して多い印象です。

実質コストは、直近の「運用報告書」を基に算出しております。

以下の図は、運用報告書に記載されている「一万口当たりの費用明細」です。

iシェアーズ 評判
引用元:運用報告書(全体版)|ブラックロック・ジャパン株式会社

対象期間中の信託報酬が「48円」、信託報酬を含む全ての手数料の合計が「56円(+8円分が隠れコスト)」なので、実質コストを「信託報酬÷48×56」として計算すると、実質コストは0.454%(四捨五入)となります。

構成銘柄の比率は?

本ファンドにどのような銘柄(不動産投資信託:REIT)が組み込まれているか見ていきます。

本ファンドは、東証REIT指数がベンチマークで約60銘柄のREITから構成されています。60銘柄と聞くと分散性に乏しいように聞こえますが、1つの銘柄がたくさんの不動産に分散投資を行っている投資信託なので、分散効果が期待できます。

銘柄構成比業種(セクター)
日本ビルファンド投資法人7.5%オフィス
ジャパンリアルエステイト投資法人6.4%オフィス
野村不動産マスターファンド投資法人6.3%オフィス
日本リテールファンド投資法人4.9%商業・物流等
ユナイテッド・アーバン投資法人4.5%商業・物流等
オリックス不動産投資法人4.1%オフィス
日本プロロジスリート投資法人4.0%商業・物流等
大和ハウスリート投資法人3.7%住宅
アドバンス・レジデンス投資法人3.6%住宅
日本プライムリアルティ投資法人3.5%オフィス
組み入れ上位銘柄の比率

上の表にある組み入れ上位銘柄は、オフィス関連のREIT銘柄が多めとなっています。オフィス関連の他には、リテール(商業施設)などの組み入れも多くなっています。

分配金・利回り

本ファンドの決算は年1回(11月)行われます。

これまで分配金の発生はありません。分配金が出てしまうと、分配金への課税分(約20%)投資パフォーマンスが悪化するので、ファンド内への再投資が、我々ファンド購入者には嬉しいですね。

サイト管理人

長期投資を行う場合、効率的な資産運用のため、分配金が出た場合でもファンドへ再投資することが重要です。

パフォーマンス・利回り

また、これまでの本ファンドのパフォーマンスは、以下のようになっています。直近では、国内不動産市場の上昇の恩恵を受け、大きく上昇しています。

iシェアーズ 評判
引用元:月次レポート|ブラックロック・ジャパン株式会社

ちなみに、本ファンドのパフォーマンスがベンチマークよりも悪い理由は、ファンドの成績が手数料(信託報酬)を差し引いた後の結果となっているためです。手数料の大事さがわかりますね。

また、他の国内REITファンドと比較して、ファンド内の現金比率がやや高い点も、ベンチマークよりファンドのパフォーマンスが悪くなる要因の一つと考えられます。

国内REITファンドの比較

下表は、東証REIT指数をベンチマークとするインデックスファンドの手数料を比較した表ですが、本ファンドは、eMAXIS Slim国内リートインデックス等と比較すると、かなり割高な手数料です。

ファンド名信託報酬
(税込)
eMAXIS Slim国内リートインデックス0.1870%
Smart-i Jリートインデックス0.1870%
ニッセイJリートインデックスファンド0.2750%
たわらノーロード国内リート0.2750%
三井住友・DC日本リートインデックスファンド0.2750%
iFree J-REITインデックス0.3190%
iシェアーズ国内リートインデックス0.3685%
SMT J-REITインデックス・オープン0.4400%
野村インデックスファンド・J-REIT0.4400%
eMAXIS国内リートインデックス0.4400%
国内REITインデックスファンドの比較

これまでの運用実績はあるものの、信託報酬と実質コストの差の大きく、他のファンドと比べて手数料が2倍以上高いため、eMAXIS Slim国内リートインデックスを選択するのが無難です。

口コミ・評判

iシェアーズ国内リートインデックスの口コミや評判をTwitter等からピックアップして行きます。

サイト管理人

ポイント投資を利用して運用を行うのも良いですね!

まとめ・評価

本ファンドのデータをまとめると、以下のようになっています。

年率0.39%と比較的低コストで東証に上場する不動産投資信託(REIT)の全銘柄に分散投資を行うことができますが、eMAXIS Slim国内リートインデックスと比較した場合、手数料が割高です。

データ・まとめ
  • ベンチマーク:東証REIT指数(配当込み)
  • 購入手数料:無料
  • 信託報酬(税抜):年率0.39%(実質コスト:0.46%)
  • 売買単位:100円から1円単位
  • 決算:年1回(11月2日、休日の場合、翌営業日)
  • 償還日:無期限(設定日:2013年9月26日)
  • 信託財産留保額:無し

iシェアーズ先進国リートインデックスとは?

iシェアーズ先進国リートインデックスは、iシェアーズ・mizuhoシリーズのファンドの1つで、先進国の不動産(REIT)市場への分散投資を目的とするインデックスファンドです。

ベンチマークは、S&P先進国リート指数(配当込み、日本除く)で、米国や欧州などのオフィスビルや商業施設・物流、また住宅などを投資対象とする不動産投資信託(REIT:リート)に分散投資が行えます。

iシェアーズ国内ETF(東証上場シリーズ)

iシェアーズ国内ETFとは?東証に上場する銘柄の手数料・配当金利回りの比較・一覧など

iシェアーズには、資産運用会社「ブラックロック・グループ」が運用するETFのブランド名もあります。

我々日本人投資家は、iシェアーズ国内ETFを利用することで、全世界の株式・債券・REITなどの幅広い資産クラスに投資を行うことができます。国内に上場しているため、手軽にそして低コストで投資が行える点が魅力です。

下表は、iシェアーズ国内ETFの手数料や投資対象の比較・一覧です。iシェアーズ国内ETFを利用することで、全世界の様々な株式や債券、不動産(REIT)等に投資を行うことができますね。

投資先コード銘柄名信託報酬
日本株1329iシェアーズ日経225ETF0.17%
1364iシェアーズJPX日経400ETF0.17%
1475iシェアーズTOPIX ETF0.06%
1477iシェアーズMSCI日本株最小分散ETF0.19%
1478iシェアーズMSCIジャパン高配当利回りETF0.19%
外国株1581iシェアーズ先進国株ETF0.25%
1582iシェアーズエマージング株ETF0.18%
1583iシェアーズフロンティア株ETF0.79%
1587iシェアーズ米国超大型株ETF0.20%
1588iシェアーズ米国小型株ETF0.20%
1589iシェアーズ米国高配当株ETF0.12%
債券1361iシェアーズ米国ハイイールド債券ETF0.50%
1362iシェアーズ新興国債券ETF0.50%
1363iシェアーズ米国債ETF0.20%
REIT1475iシェアーズJリートETF0.16%
1590iシェアーズ米国リート・不動産株ETF0.45%
iシェアーズ東証シリーズETF一覧

iシェアーズTOPIX ETF(1475)は、信託報酬0.06%と驚きの低コストです。他にも0.1%台の超低コストETFで様々な投資対象で分散投資が行えます。以下、各ETFについて、簡単に解説していきます。

iシェアーズTOPIX ETF(1475)

iシェアーズTOPIX ETF(1475)とは?超低コストETFの特徴や配当金(分配金)利回りなど解説

iシェアーズTOPIX ETF(証券コード:1475)は、国内株式市場への投資を目的としたETFです。TOPIXをベンチマークしており、トヨタなどの国内自動車メーカーや大手メガバンクなど、東証1部に上場する約2,000銘柄から構成されています。

国内最安の信託報酬(年率0.06%)が特徴です。ただし、売買手数料がかかるので、数万円などの小資金で投資される方は、MAXISトピックス上場投信(1348)の方が、初期費用を抑えることができます。

 iシェアーズTOPIX ETFの詳細をチェック

iシェアーズTOPIX ETF(証券コード:1475)は、国内株式市場への投資を目的としたETFです。TOPIXをベンチマークしており、トヨタなどの国内自動車メーカーや大手メガバンクなど、東証1部に上場する約2,000銘柄から構成されています。

コスト:信託報酬・売買手数料

本ETFの最大の特徴は、手数料(信託報酬)の安さです。年率0.06%と超低コストでETFを保有することができます。

項目手数料が発生する
タイミング
手数料(税抜)
売買手数料ETF売買時国内株式同様の手数料
岡三オンラインなら無料枠あり
信託報酬ETF保有時年率0.06%
*国内最安
iシェアーズTOPIX ETF(1475)の手数料一覧

分配金(配当金)とその税金

本ETFの決算は年2回(2月・8月)です。

直近の分配金は、下表のように推移しています。直近の分配金は、100口あたり2,000円なっています。ETF設定来、それほど時間が経っていないので実績回数は少なくなっています。

決算月分配金
(100口あたり)
2016年8月2,000円
iシェアーズTOPIX ETF(1475)の分配金の推移

パフォーマンス・利回り

これまでの本ETFのパフォーマンスは、以下のようになっています。分配金修正後と修正前のパフォーマンスを見るとわかるように、分配金が出た時に再投資したかどうかで、トータルの成績が結構変わるので、分配金の再投資の重要性がわかりますね。

期間(直近)分配金修正無分配金修正後
1ヶ月3.46%3.46%
3ヶ月14.93%14.93%
1年-1.25%0.25%
設定来1.57%3.12%
参考:BlackRock

構成銘柄の比率は?

次に、本ETFにどのような銘柄が組み込まれているか見ていきます。

本ETFは、TOPIXをベンチマークとしており約2,000銘柄から構成されており、構成銘柄の上位10銘柄の比率は、以下のようになっています。

銘柄構成比業種(セクター)
トヨタ自動車3.76%輸送用機器
三菱UFJフィナンシャル・グループ2.42%銀行業
日本電信電話1.75%情報・通信業
三井住友フィナンシャルグループ1.58%銀行業
ソフトバンクグループ1.55%情報・通信業
ホンダ1.38%輸送用機器
KDDI1.30%情報・通信業
みずほフィナンシャルグループ1.26%銀行業
JT1.07%食料品
ソニー1.04%電気機器
iシェアーズTOPIX ETF(1475)の構成銘柄比率

トヨタやホンダなど日本を代表する自動車メーカー、また大手メガバンク、そしてソフトバンクなど電気通信大手会社が組み入れ上位となっています。トップ10社でETF全体の16.78%とかなり分散が効いている印象です。

まとめ・評価

本ETFのデータをまとめると、以下のようになっています。

年率0.1%以下の手数料で日本の東証1部に上場する約2,000銘柄(国内時価総額の80%程度)に低コスト分散投資が行えます。信託報酬が安いので、それなりの資金を中長期で投資する方などに良いでしょう。

iシェアーズTOPIXのデータ
  • ベンチマーク:TOPIX
  • 信託報酬(税抜):年率0.06%
  • 決算:年2回(2月・8月の各9日)
  • 償還日:無期限(設定日:2015年10月19日)
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この記事を書いた人

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投資・節約の専門メディア「マネーの研究室」のサイト管理人。
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