つなぎ売り・優待クロス取引とは?やり方や取り方、配当調整など解説

つなぎ売り・優待クロス取引とは?やり方や取り方、配当調整など解説

つなぎ売り・優待クロス取引とは?やり方や取り方、配当調整など解説

つなぎ売り・優待クロス取引とは?やり方や取り方、配当調整など解説



一般的に株主優待をもらいたい場合、権利落ち日の株価の下落など株価変動リスクは避けて通れないものです。しかし「つなぎ売り(優待クロス)」という方法を利用すると、株価変動リスクを抑えて、優待銘柄に投資することができます。

本ページでは、優待クロス・つなぎ売りの解説(やり方、優待の取り方)等を解説していきます。また、この方法を利用する場合の注意点や優待クロスができるオススメ証券口座なども解説していきます。

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つなぎ売り・優待クロスとは?

優待クロスのやり方やメリット、また注意点・デメリットなどを解説していきます。

優待クロスとは?メリット

優待クロスとは、優待銘柄の現物買い(通常の買付)と信用取引の売り(つなぎ売り)を組み合わせて、優待銘柄を取引する方法です。

通常、株主優待をとりたい場合、現物株を権利日まで保有する必要があります。その場合、権利落ち日以降の株価下落をくらってしまう場合があります。株価の下落は、人気優待(または配当・優待利回りが高い銘柄)であればあるほど、その傾向が高くなります。

参考 株主優待の基礎事項は、以下をご確認ください。

株主優待とは?知っておくべきこと、おすすめ銘柄・証券会社など解説
株主優待とは、企業が株主に対して、企業独自の商品やサービスを提供する制度です。現在、1200を超える企業が株主優待を導入して...

しかし、この優待クロスを利用すれば、現物株で優待の権利をとりつつ、信用取引の売り(空売り)分で株価の下落部分を利益にして、現物株の下落分を相殺することができます。

このように、優待クロスを利用することで、株価下落リスクを軽減して、優待品をもらうことができます。次に、具体的なやり方について、解説していきます。

参考 信用取引の基礎事項は、以下をご参照ください。

信用取引とは?ルールや仕組み、メリット・デメリットを解説
信用取引とは、株式売買・取引の方法の一つです。通常の現物取引と違い、資金の3倍程度の金額で取引できるため、うまく利用すること...

優待クロスのやり方

それでは、図を使って優待クロス取引(つなぎ売り)の実際の方法をイメージ化してみます。

優待クロス(つなぎ売り)のイメージ図

優待クロス(つなぎ売り)のイメージ図



上の図は、優待クロス(つなぎ売り)のイメージ図です。上で解説したように、現物買いと信用売り(つなぎ売り)によって、株価の下落を相殺しています。そして、実際の優待クロス取引の手順は、以下のようになります。

優待クロスの手順・やり方

  1. 欲しい優待銘柄を現物買い(注文)する。
  2. 現物買いの約定後、同じ銘柄を同じ株数、信用売り(つなぎ売り)する
  3. 権利落ち日以降、現物を売り、信用売りしたものを買い戻す(現渡)。
    →優待クロス取引終了

このように、優待クロス取引を行なうことで、極端な話、一日だけ株主になり優待を受けることもできます。通常よりも若干手間はかかりますが、株価下落リスクを最小限に抑えることができます。

優待クロスのメリットやイメージがわかったところで、次に優待クロスの注意点・デメリット、またそれらの解消法などを解説していきます。

一般信用取引のつなぎ売りが良い理由

ここまで解説してきたようにメリットが大きい優待クロスですが、注意点もあります。それは逆日歩が発生する可能性がある点です。人気優待の場合、たくさんの方がつなぎ売りを利用して、優待銘柄を空売りすると、貸株の要領オーバーで逆日歩という手数料がかかります。

逆日歩は事前に手数料(コスト)が分からないため、優待品よりも高いコストを支払わなければいけない等、思わぬ痛手を追う可能性がありますので、人気優待のつなぎ売りには、注意が必要です。

ただし、逆日歩は制度信用取引のみに発生するので、一般信用取引でつなぎ売りをすれば、逆日歩を回避できます。一般信用取引は、各証券会社で扱っている銘柄が違う点を注意しなければいけませんが、逆日歩を避けることができるので、優待クロスでは、好んで利用されています。

参考 逆日歩や制度信用取引・一般信用取引の詳細は、以下をご参照ください。

制度信用取引と一般信用取引の違いは?逆日歩なども解説
信用取引には「制度信用取引」と「一般信用取引」の二種類があります。それぞれの取引の特徴を理解し、信用取引を利用することは、投...

優待クロスの注意点・デメリット

上で解説した「逆日歩」以外の注意点としては、以下の2点あります。

  • 全ての銘柄で信用売りができるわけでない
  • 配当調整がある

優待クロスを行なうためには、対象優待銘柄が信用取引で売り注文(空売り)が可能でなければいけません。そのため、全ての上場銘柄で優待クロスができるわけではありません。東京証券取引所以外の地方上場銘柄や新興市場の出来高の低い銘柄は、空売りができない場合が多くなっています。

また、制度信用取引は、証券取引所が定める貸借銘柄であれば全ての証券会社で取引できますが、一般信用取引銘柄は、各証券会社毎に異なるので、優待クロス取引を行う前に必ず確認するようにしましょう。

それでは、最後に一般信用取引で優待クロス取引が行なえる証券会社を中心に、手数料の安い、優待クロスにオススメの証券会社を解説していきます。手数料(コスト)は、投資家への確実なマイナスリターンとなるので、手数料の安い証券会社を選ぶことが重要です。

優待クロスのオススメ証券会社

優待クロスのオススメ証券会社を制度信用取引を利用する場合と一般信用取引を利用する場合で分けて、解説していきます。

制度信用取引の場合

信用取引は、取引の売買コストと、保有時の金利の2種類の手数料がかかります。コストは、投資家への確実なマイナスリターンとなり投資パフォーマンスを悪化させますので、できるだけ手数料の低い証券会社を選ぶことがパフォーマンス向上に大切です。

下表は、信用取引にかかる手数料(コスト)をまとめたものです。

証券会社売買手数料買建金利売建金利
SMBC日興証券0円(無料)2.50%1.15%
GMOクリック証券一律93円
(500万円以上は無料
2.10%1.1%
ライブスター証券一律80円(300万円超は無料)2.30%1.1%
SBI証券〜20万円:143円
〜50万円:191円
〜100万円:360円
〜300万円:360円
2.80%1.15%
松井証券〜20万円:300円
〜50万円:500円
〜100万円:1000円
〜300万円:3000円
当日反対売買で決済したら無料
3.10%
1注文の新規建約定金額が300万円以上の場合0%
1.15%
1注文の新規建約定金額が300万円以上の場合0%
カブドットコム証券〜10万円:99円
〜20万円:179円
〜50万円:449円
〜100万円:760円
〜300万円:1100円
2.98%1.1%
楽天証券〜20万円:250円
〜50万円:450円
〜100万円:450円
〜300万円:450円
2.85%1.1%

取引手数料が無料SMBC日興証券の手数料の安さが目立ちます。ただし、500万円以上の信用取引をされる方は、金利も安いGMOクリック証券が割安になっています。

オススメは、なんと言っても取引手数料無料SMBC日興証券が魅力的です。

売買手数料は、投資で儲かろうが、損しようがかかってしまうコストなので、なるべくなら無料(0円)にしたいものです。SMBC日興証券であれば、投資の初期費用がかからず信用取引ができます。そのため、コスト分、相対的に投資パフォーマンスを向上することができます。

SMBC日興証券の詳細確認・無料口座開設は、コチラから行えます。

SMBC日興証券は、信用取引が無料であること以外にも、1万円から金額指定で株式が購入できるキンカブ取扱数や主幹事実績のある完全平等抽選のIPO、また個人向け国債がおトクに購入できることから、個人投資家に人気があります。

SMBC日興証券の特徴
  • 信用取引の手数料が無料(0円)
  • 金額指定で株式購入ができる(キンカブ)
  • 個人向け国債の購入がお得!
  • IPO完全平等抽選&主幹事実績
  • 全国に100以上の実店舗

参考 SMBC日興証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。

SMBC日興証券の詳細確認・無料口座開設(公式ページ)

また、本サイトでのSMBC日興証券の解説・評価は、以下をご参照ください。

SMBC日興証券口座開設のメリット・デメリット。IPOや手数料(信用取引無料)、お得なキャンペーンなど強みを徹底解説!
SMBC日興証券は、国内・海外株式、投資信託、債券、IPO、年金・保険などの金融商品を取り扱っている総合証券です。三井住友フ...

一般信用取引の場合

一般信用取引で売り注文(つなぎ売り)ができる証券会社は限られるので、証券会社選びに注意する必要があります。手数料の安いネット証券では、以下4社で一般信用取引の空売りが行えます。

証券会社銘柄数貸株料手数料
カブドットコム証券1,932銘柄長期:1.5%
短期:3.9%
現物は割安だが、
信用売りはSBI証券より割高。
松井証券865銘柄2.0%10万円未満なら無料
10万円以上は割高。
SBI証券640銘柄3.9%10万円未満なら無料
10万円以上も割安。
楽天証券530銘柄長期:2.0%
短期:3.9%
10万円未満なら無料

一般信用売りの取扱い銘柄数が多いのはカブドットコム証券です。しかし、松井証券SBI証券楽天証券でしか取り扱っていない銘柄もあります。また、信用売りで証券会社が貸す株は在庫切れを起こす可能性もあります。人気優待株また価格が安い株が、特に在庫切れになりやすいです。

そのため、全ての証券口座を開設しているのが理想です。在庫切れで欲しい優待が買えないリスク軽減のため、可能であれば全ての口座開設を行うのが良いでしょう。口座開設費・維持費は無料なので、私も全ての口座を開設しています。

参考 各社の詳細確認・口座開設(無料)は以下から行なえます。今なら口座開設キャンペーンで、SBI証券・楽天証券で最大10万円の現金やポイントがもらえます(10月31日まで)。

参考 一般信用取引で空売りができる証券会社の比較・詳細は、以下をご参照ください。

一般信用取引で空売りができる証券会社の比較ポイントは?おすすめは?
信用売り(空売り)には「制度信用取引」と「一般信用取引」の2種類があります。一般信用取引は、逆日歩などのリスクを回避できるた...

 

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