ETNとは?ETFとの違いやメリット・デメリット、東証上場の銘柄など解説

ETNとは?ETFとの違いやメリット・デメリット、東証上場の銘柄など解説
ETNとは?ETFとの違いやメリット・デメリット、東証上場の銘柄など解説ETNとは?ETFとの違いやメリット・デメリット、東証上場の銘柄など解説


ETFに似た投資商品に「ETN(上場投資証券)」というものがあります。手数料体系や取引法など多くの面でETFに似ていますが、商品設計・性質の違いから、ETFとの違いもあります。

本ページでは、ETNの特徴やETFとの違い、ETNのメリット・デメリット等を解説します。また、東京証券取引所に上場しているETNの銘柄など、コストを抑えて、安く購入できる証券会社などについても解説していきます。

ETNとは?

ETNとは、「Exchange Traded Note」の略で、上場債券・上場投資証券などと訳される有価証券の一つです。上場投資信託であるETF(Exchange Traded Funds)と同様に、株価指数などの指数・指標に連動する投資商品で、証券取引所に上場しています。

証券取引所に上場しているため、立会時間(午前:9:00〜11:30、午後:12:30〜15:00)に価格がリアルタイムで変動し、株式やETFのように、売買が行える点が特徴です。

ETFの特徴

  • 指数や指標(ベンチマーク)に連動する投資商品である
  • 東証など証券取引所に上場している

このように、ETNはETFと非常に似た性質の投資商品ですが、商品の設計上、ETFと相違点もあるので、以下では、ETFの違いを説明していきます。

ETFとの違い

ETNとETFの違いは「資産の裏付け」がないという点です。どういうことかというと、TOPIXに連動するETFの場合、そのETFはTOPIXの構成銘柄を株式現物として、ETF内に組み入れています。しかし、ETNの場合、信用力の高い金融機関が指数に連動することを保証した債券を発行しているに過ぎません。

そのため、万が一、発行体が破綻するようなことがあれば、元本が戻ってこない可能性・リスクがあります。つまり、ETNは、ベンチマークの価格変動リスクに加えて、ETNの発行体の信用リスクがあることになります。

メリット

以上のように、発行体の信用リスクをとっているETNですが、このような商品形態を取っているメリットもあります。それは、以下の2点です。

ETN特有のメリット

  • 投資が難しい資産へ投資ができる
  • トラッキングエラーが発生しない

ETFの場合、ベンチマークに連動する投資成果をあげるためには、実際の株式や債券などをETF内に組み入れる必要があります(例えばTOPIX型ETFであれば、TOPIX構成銘柄を現物株としてETF内に組み込む)。そのため、珍しい国や地域への投資(指数への連動)でETFが組成できない場合、投資が不可能となりますが、ETNであれば可能となります。

また、ETNは発行体が、ベンチマークへの連動を保証しています。そのため、トラッキングエラーは信託報酬等を除いて発生せず、それだけ効率的な投資が可能となります。インデックスファンドのように、指数への連動が運用会社の運用能力に依存することもありません。

このメリット以外にも、ETNは、ETF同様、証券取引所に上場しているで、以下のようなメリットがあります。

  • 立会時間いつでも売買可能
  • 費用が安い。一般の非上場投資信託よりも信託報酬が割安。

デメリット

次に、ETNのデメリットを解説していきます。先に解説したETFの発行体の信用リスクに加えて、以下のようなデメリットがあります。

デメリット

  • 発行会社の信用リスク
  • 裏付け資産がない
  • 流動性が低い可能性がある
  • 元本保証が無い

先に解説したように、裏付け資産が無いため、上場廃止の場合、裏付け資産を清算して投資家に元本の一部が返済されるような仕組みがありません。また、ETNは発行体の債券ですが、元本が保証されるわけでは無い点も注意が必要です。

まとめ

このようにETNは、その商品の特性上、幅広い投資対象に投資できるというメリットがある反面、発行体のリスクを負うなどのデメリットもあるので、よく理解して商品を利用する必要があります。

ETNの特徴・まとめ

項目ETNETF
メリット
  • ETFで組成しにくい指標もベンチマーク可能
  • トラッキングエラーがない
  • 運用会社の信用リスクが無い
  • 裏付け資産がある
デメリット発行体の信用リスクがあるトラッキングエラーがある

東証上場のETN銘柄

次に、国内に上場するETNを見ていきます。

銘柄一覧・注目銘柄

国内に上場するETNには以下のようなものがあります。原油やシンガポールREITなど、インデックスファンドやETFでは、見かけない指数がベンチマークとなっています。

銘柄名(証券コード)ベンチマーク信託報酬
NEXT NOTES日経・TOCOM原油ダブル・ブルETN(2038)日経・東商取原油レバレッジ指数0.80%
NEXT NOTES日経・TOCOM原油ベアETN(2039)日経・東商取原油インバース指数0.80%
NEXT NOTES S&P500配当貴族(ネットリターン)ETN(2044)S&P500配当貴族指数0.85%
NEXT NOTES S&PシンガポールリートETN(2045)S&PシンガポールREIT指数0.95%

ただし、S&P500配当貴族指数をベンチマークとする投資商品には、SMT米国株配当貴族インデックス・オープン野村インデックスファンド・米国株式配当貴族など、より低コストのインデックスファンドもあるので、手数料が安く、裏付け資産が合った方がよい方は、これらのファンドを選ぶのが無難だと思われます。

ちなみに、インデックスファンドを利用する場合、SBI証券で購入・保有すると投信マイレージにより、お得なポイント還元(ポイントは現金にも交換可能)が受けられます。最大0.24%(年率)の還元率となるので、これも考慮すると実質の信託報酬を大幅に下げることができます。

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また、SBI証券で投資信託を購入するメリット等は、以下をご参照ください。

手数料の安いお得な購入先

以上解説したETNは、東京証券取引所に上場しているため、各証券会社で国内株式と同じように売買できます。そのため、売買手数料が安い証券会社(特にネット証券)で、コストを抑えた売買をすることが重要です。

下表は、証券会社の国内株式・ETFの売買手数料を比較した表です。1日の購入金額(約定金額)の合計が10万円以下になる場合は、松井証券が手数料無料になります。ただし、それ以外の場合は、むさし証券(トレジャーネット)が最安の手数料となっています。

株式売買手数料の比較(証券会社毎)

証券会社 \ 約定代金〜10万円10〜20万円〜50万円〜100万円
岡三オンライン証券無料無料350円600円
SBI証券無料191円429円762円
楽天証券無料191円429円858円
むさし証券トレジャーネット75円95円175円320円
ライブスター証券80円97円180円340円
GMOクリック証券88円98円241円436円
松井証券無料300円500円1,000円
マネックス証券95円140円190円355円
カブドットコム証券90円180円250円990円
SMBC日興証券125円180円400円800円

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証券会社の株式売買手数料を比較!NISAや株主優待で無料にする方法も解説

ただし、GMOインターネットGMOクリックHDの株主優待を使うと、GMOクリック証券での売買手数料が実質無料になるので、個人的にはGMOクリック証券がオススメです。ちなみに、私はメイン口座としてGMOクリック証券を利用しています。

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また、国内ETF向けの証券会社の選び方やオススメは、以下をご参照ください。