FTSE Kaigai(カイガイ)インデックスとは?構成銘柄や指数の特徴、MSCIコクサイとの比較、また連動型インデックスファンドも解説!

FTSE Kaigai(カイガイ)インデックスとは?構成銘柄や指数の特徴、MSCIコクサイとの比較、また連動型インデックスファンドも解説!

FTSE Kaigai(カイガイ)インデックスは、先進国株式市場の動向を表す代表的な株価指数です。アメリカやヨーロッパなどの20カ国以上の先進国をカバーしており、EXE-i先進国株式ファンドなどのベンチマークとして採用されています。

本ページでは、FTSE Kaigaiの特徴や構成銘柄や構成国、また業種別の構成比などを紹介・解説していきます。また、FTSEカイガイと同等の投資パフォーマンスを上げることが期待されるインデックスファンド、そのお得な購入先などを解説していきます。

FTSE Kaigai(カイガイ)とは?

FTSE Kaigai(カイガイ)とは、FTSE社(ロンドン証券取引所とフィナンシャルタイムズが共同設立)が算出している、先進国株式市場の動向を表す指数です。指数名に「Kagai(カイガイ)」と入っているように、日本の投資家向けの株価指数で、構成国から日本が除かれています。

アメリカやイギリス、ヨーロッパ勢など、20カ国以上の先進国株式市場に上場する約1,600銘柄から構成されている時価総額加重平均型の株価指数です。

構成国の比率は?

次に、FTSEカイガイの構成国とその比率を確認していきます。下表に組入国の比率をまとめました。米国の比率60%以上と高く、米国の次に、イギリスやカナダ、ヨーロッパ勢が続いています。MSCIコクサイとの大きな違いは、韓国が含まれる点です。

構成国とその比率(MSCIコクサイとの比較):

銘柄FTSEカイガイMSCIコクサイ
米国64.45%65.77%
イギリス7.34%6.99%
フランス3.67%3.92%
ドイツ3.65%3.65%
カナダ3.53%3.89%
スイス3.51%3.49%
オーストラリア3.09%2.98%
韓国1.94%含まない
香港1.50%1.37%
オランダ1.24%1.36%
スペイン1.21%1.27%
その他4.87%3.20%

組み入れ銘柄と構成比

次に、FTSE Kaigaiの構成銘柄(約1,600銘柄)の組入上位銘柄の顔ぶれを見ていきます。世界経済を牽引するアメリカのグローバル企業が上位を独占しています。アップルマイクロソフトFacebookなどの有名ハイテク企業が名を連ねています。

また、FTSEカイガイには韓国が含まれるため、トップ10入りはしていないものの、サムソン電子なども上位銘柄となっています。

FTSEカイガイの構成銘柄:

銘柄構成比業種(セクター)
アップル2.22%情報技術
マイクロソフト1.47%情報技術
エクソン・モービル1.03%エネルギー
ジョンソン&ジョンソン1.02%ヘルスケア
JPモルガン・チェース1.00%金融
アマゾン0.99%一般消費財・サービス
Facebook0.92%情報技術
ウェルズ・ファーゴ・アンド・カンパニー0.88%金融
ゼネラル・エレクトリック(GE)0.80%資本財・サービス
AT&T0.79%電気通信

米国企業に絞った投資を行いたい方は、低コストファンドのiFree S&P500インデックスがあります。また、米国株式市場への投資を目的とした低コストファンドは、以下をご参照ください。

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業種(セクター)別構成比

次に、業種別の構成比率を確認します。金融業の他、情報技術やヘルスケアなど米国が世界を牽引する業種の割合が高くなっています。米国の比率が高いため、米国の代表的な株価指数「S&P500」の業種別構成比と似た構成となっています。また、MSCIコクサイともさほど変わりません。

FTSEカイガイの業種別構成比:

業種(セクター)FTSEカイガイS&P500
金融18.9%14.8%
生活必需品13.6%9.4%
資本財12.9%10.2%
情報技術12.2%21.7%
ヘルスケア11.4%14.1%
消費者サービス10.8%12.1%
エネルギー6.3%6.5%
素材4.6%2.8%
公益事業3.2%3.3%
不動産3.0%2.9%
電気通信3.0%2.4%

FTSEカイガイとMSCIコクサイの比較・違い

先進国株式市場の動向を表す指数には、本指数の他に、MSCIコクサイがあります。二つの株価指数の違いは、構成国とそれに伴う銘柄数の違い等があります。

FTSEカイガイとMSCIコクサイの比較

項目FTSEカイガイMSCIコクサイ
構成国数23カ国
(韓国含む)
22カ国
構成銘柄数約1,600銘柄約1,300銘柄

分散性の観点から考えると、構成銘柄数が多いFTSEカイガイの方が優れていると言えるかもしれません。ただし、韓国自体の構成割合は、2%弱とそれほど高くないので、パフォーマンスにはそこまでの違いは出ないでしょう。

MSCIコクサイの詳細は、以下をご参照ください。

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先進国株式への投資を目的としたインデックスファンド

FTSEカイガイなど先進国株式市場の株価指数と同等の投資成果を上げることを目的とする投資信託(インデックスファンド)には、下表のようなものがあります。FTSEカイガイがベンチマークとなっているものは、EXE-i先進国株式ファンドのみです。

先進国株式市場への投資を目的とした低コストファンド一覧・比較

ファンド名信託報酬
eMAXIS Slim先進国株式インデックス0.1095%
ニッセイ外国株式インデックスファンド0.189%
iFree外国株式インデックス0.19%
iFree外国株式インデックス(為替ヘッジあり)0.19%
i-SMTグローバル株式インデックス0.19%
Smart-i先進国株式インデックス0.20%
つみたて先進国株式0.20%
つみたて先進国株式(為替ヘッジあり)0.20%
たわらノーロード先進国株式0.225%
たわらノーロード先進国株式(為替ヘッジあり)0.225%
EXE-i先進国株式ファンド0.32%
野村インデックスファンド・外国株式0.55%
野村インデックスファンド・外国株式(為替ヘッジあり)0.59%
eMAXIS先進国株式インデックスファンド0.60%
SMTグローバル株式インデックス・オープン0.50%
i-mizuho先進国株式インデックス(為替ヘッジ無)0.57%
i-mizuho先進国株式インデックス(為替ヘッジ有)0.57%
外国株式インデックスe0.50%

先進国株式ETF・インデックスファンドの比較・一覧

たくさんの低コストファンドがありますが、中でもニッセイ外国株式インデックスファンドeMAXIS Slim先進国株式インデックスが最安コストとなっています。FTSEのベンチマークを特別使いたいわけではない方は、こちらのファンドの方がよいかもしれません。

FTSEカイガイ内の韓国の比率は2%未満とかなり低いので、MSCIコクサイとのパフォーマンスの差は、それほど大きくはありません。むしろ、コストは投資家への確実なマイナスリターンとなり、投資パフォーマンスを悪化させるので、コストの安いファンドを選ぶことが重要だと思います。

お得な購入先は?SBI証券?楽天証券?

インデックスファンド等の投資信託は、SBI証券楽天証券カブドットコム証券松井証券マネックス証券岡三オンライン証券GMOクリック証券などから購入可能です。

購入手数料は、ネット証券では無料なので差がつきません。しかし、各ネット証券で行われている「ポイント還元プログラム」に違いがあります。

ポイント還元プログラムとは、投資信託(ファンド)の保有額に応じてポイント還元されるサービスです。ポイントは、現金などに交換できるため、ポイント還元率の高いネット証券でファンドを購入することで、お得にファンドを保有することができます。

以下の表は、ネット証券のポイントプログラムの比較を行ったものです。結論から言うと、SBI証券の投信マイレージが還元率が良く利便性が高いと言えます。

証券会社還元率特徴
SBI証券年率0.1%
(最大:年率0.24%)
SMBC日興証券キャンペーンでANAマイルやdポイント
楽天証券残高10万円毎に月4ポイント
(最大:年率0.048%)
  • ポイント除外ファンドが少ない
  • 還元率は少ない
マネックス証券月平均保有額の年率0.08%
(最大:年率0.08%)
  • 低コストのインデックスファンドはポイント除外
カブドットコム証券月平均保有額100万円につき1ポイント
(最大:年率0.24%)


投資信託の保有でポイントが貯まるネット証券の比較

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また、SBI証券のメリットや投資信託の購入先の比較などは、以下をご参照ください。

SBI証券で投資信託を購入するメリット・デメリット(手数料、積立、NISA、ポイント還元など)
SBI証券で投資信託を購入するメリット・デメリット(手数料、積立、NISA、ポイント還元など)SBI証券は、業界トップクラスの投資信託の品揃えを誇る証券会社です。投信マイレージや最低100円からの毎月自動積立などの独自サービスで、...

先進国株式市場への投資を目的としたETF

ETFも見ていきます。先進国株式市場の株価指数をベンチマークとするETFには、下表のようなものがあります。ETFということで、インデックスファンドよりも信託報酬(経費率)が割安なものが多くなっています。

先進国の株価指数をベンチマークとするETF一覧・比較

銘柄名(コード・ティッカー)信託報酬
(経費率)
ベンチマーク種類
バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF(VEA)0.09%FTSE先進国オールキャップ(除く米国)指数米国ETF
iシェアーズMSCIコクサイETF(TOK)0.25%MSCIコクサイ米国ETF
MAXSI海外株式(MSCIコクサイ)上場投信(1550)0.25%MSCIコクサイ国内ETF
iシェアーズ先進国株ETF(1581)0.25%MSCIコクサイ国内ETF
上場インデックスファンド海外先進国株式(1680)0.25%MSCIコクサイ国内ETF
UBS ETF先進国株(1394)0.30%MSCIワールド国内ETF

最安は、バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF(VEA)です。ただし、本ETFは、米国株が含まれないので、米国株式市場への投資を目的としたiシェアーズS&P500ETF(IVV)バンガード・S&P500ETF(VOO)バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)などと組み合わせる必要があります。いずれのETFも経費率(信託報酬)0.05%以下と超低コストとなっています。比率も自分で調整できる点もメリットです。

ただし、米国ETFの利用が面倒という方は、MAXIS海外株式(MSCIコクサイ)上場投信がオススメです。信託報酬0.25%と国内ETFとしては最も安く、さらにカブドットコム証券であれば、手数料無料(フリーETF)で売買できます。

カブドットコム証券の詳細確認や口座開設(無料)は、以下の公式ページから行えます。

米国ETFのお得な購入先

バンガードETFなどの米国ETFは、手数料の安いネット証券で取引を行うのが良いでしょう。ネット証券では、SBI証券・楽天証券・マネックス証券の3社で米国ETFの取引が行えます。3社で最も手数料が安いのがSBI証券です。

米国ETFを取引する場合、ETFの売買時に係る手数料「売買手数料」、また日本円を米ドルに両替するための「為替手数料」の2種類の手数料(コスト)がかかります。米国ETFは米ドルで売買しなくてはいけないので、売買手数料の他に為替手数料がかかります。

米国ETFの取引にかかる手数料
  • 売買手数料:米国ETFを売買する際にかかる手数料
  • 為替手数料:日本円を米ドルに両替する手数料

以下の表は、米国ETFの取り扱いを行っているネット証券の売買手数料・為替手数料を比較したものです。売買手数料は、SBI証券とマネックス証券が同水準の安さですが、為替手数料はSBI証券の方が安いことがわかります。そのため、取引にかかるトータルコスト(売買手数料+為替手数料)は、SBI証券が最も安くなります。

証券会社売買手数料為替手数料
(1ドル両替あたり)
SBI証券約定額の0.45%
(最低5ドル、最大20ドル)
0.25円
住信SBIネット銀行で0.04円
マネックス証券約定額の0.45%
(最低5ドル、最大20ドル)
0.25円
楽天証券25ドル0.25円

為替手数料が安くなる住信SBIネット銀行は、SBI証券の口座開設時に、カンタンに同時口座開設ができます。サービスも連携していて使いやすくなっています。また、SBI証券のNISA口座であれば、買付手数料が無料になる点も大きなメリットです。

SBI証券の詳細確認や口座開設(無料)は、以下の公式ページから行えます。今なら口座開設キャンペーンで最大10万円がもらえます。(5月31日まで)

また、住信SBIネット銀行の同時口座開設の方法などは、以下もご参照ください。

NISAなら積立でも買付手数料無料

海外ETFは、手数料がインデックスファンドや国内ETFと比べて割高であるため、小額積立はもったいないと思うかもしれません。実際、私もそう考えていました。しかし、NISA口座を利用すれば手数料無料で買付・積立ができるようになりました。

SBI証券・楽天証券・マネックス証券のどのNISA口座でも海外ETFの買付手数料が無料になります。そのため、小額積立を行いたい方は、これらのネット証券を選ぶと良いでしょう。

私自身は、元々の手数料が安く済むSBI証券を利用しています。NISA枠(年間120万円の上限)をはみ出たとしても割安な手数料でバンガードなどの米国ETFが購入できます。

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また、SBI証券の詳細やNISA口座の特徴は、以下をご参照ください。

SBI証券NISA口座の特徴は?手数料・キャンペーン・口座開設(住民票代行サービス)など解説!
SBI証券NISA口座の特徴は?手数料・キャンペーン・口座開設(住民票代行サービス)など解説! SBI証券は、業界トップクラスの金融商品の品揃えや手数料の安さから、高い人気を誇る証券会社です。NISA口座においてもコ...

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