FUNDINNO(ファンディーノ)は、株式投資型クラウドファンディングの一つで、未上場企業に手数料無料で少額投資ができる金融サービスです。
未上場企業への投資は、情報が少なく一般的な個人投資家には縁遠い投資でした。
しかし、FUNDINNOの登場により、IPO(新規上場株)やバイアウト前のハイリターンが期待できる成長企業に、個人投資家にも未上場株の投資が可能になりました。
FUNDINNO(ファンディーノ)が人気の4つ理由
FUNDINNOが投資家の方に、人気・注目を集めている理由には、主に以下の4点があります。
- 未公開株特有のハイリターンが期待できる
- 未公開株に少額投資が可能
- エンジェル税制の対象となる場合も【節税】
- 株式の購入手数料が無料
未上場株特有の高い利益(リターン)の可能性やエンジェル税制による節税の他に、FUNDINNO特有の購入手数料無料で少額から未公開株に投資できる手軽さも人気の要因です。
以下、それぞれの魅力・メリットについて詳しく解説して行きます。
ファンディーノがおすすめの理由①:IPO前の未上場株のハイリターンが狙える
ベンチャーなど未上場企業が大きく成長した場合、株式市場への新規上場(IPO)や大企業からの買収などにより、未上場企業の株価は大きく値上がりする場合があります。
全ての未上場企業が、理想的なイグジットにより、高い利益を上げる訳ではありませんが、投資した企業がIPOやM&Aなどに成功すれば、上場企業への株式投資では実現できない大きな利益・リターンを達成することができます。
イグジット(Exit:エグジット)とは、新興企業がIPOによる上場やM&Aによるバイアウトのこと(英語で「出口」の意味)。
撤退というネガティブな意味も含みますが、ベンチャー投資の場合、一般的にポジティブな意味として利用されることが多い。
ファンディーノがおすすめの理由②:少額投資も可能
通常、未上場企業の場合、数百万円以上などそれなりの金額を用意しないと投資ができません。
しかし、FUNDINNOを利用すれば、数十万円の出資金(投資資金)で、案件によっては1万円など超小資金で投資が行えます。
数百万円などの大きな資金で未公開株へ投資する場合、リスクが高くなってしまいますが、少額で様々な企業や資産に分散投資することで、リスクを軽減することが可能になります。
自分自身の投資資金と相談して、少額から投資を開始しましょう。
ファンディーノがおすすめの理由③:【節税効果】エンジェル税制の対象となる場合も
FUNDINNOで投資を行う場合、資金調達を希望する企業へ投資・出資することで「エンジェル税制」の対象になることがあります。
エンジェル税制とは、ベンチャー企業への投資を促進するためにベンチャー企業へ投資を行った個人投資家に対して税制上の優遇措置を行う制度です。ベンチャー企業に対して、個人投資家が投資を行った場合、投資時点と、売却時点のいずれの時点でも税制上の優遇措置を受けることができます。
引用元:中小企業庁
上記の中小企業庁のホームページにもあるように、エンジェル税制により、FUNDINNOの案件の中で、エンジェル税制に対応するものは、投資した金額に応じて、投資した年に受けられる所得税の優遇措置が受けられます。
エンジェル税制は、未公開株の値上がり益に関係なく、確実な節税効果が期待できるため、事前にエンジェル税制に妥当するかを調べておくと良いでしょう。
エンジェル税制の優遇を受ける場合には、投資先の企業からエンジェル税制の適格企業である確認書の交付を受け、確定申告をする必要がある点を抑えておきましょう。
ファンディーノがおすすめの理由④:株式購入による手数料が無料
FUNDINNOを利用しての未上場株への投資は、IPO株(新規公開株)と同様に、株式の購入手数料が無料になります。
株式投資型クラウドファンディング業務により募集株式の取得のお申込みをする場合は、株式の発行価格(購入対価)のみをお支払いただきます。お客様の手数料はかかりません。なお、購入代金の銀行振込手数料は、お客様にご負担頂きます。(当社からお客様への振込が発生した際の振込手数料は、当社が負担いたします。)
引用元:手数料など諸費用について|FUNDINNO
手数料について、公式ページには上のように明記されており、購入に手数料は発生しませんが、株式を購入するための必要資金(お金)をFUNDINNOの口座に送金・振り込む際には、銀行の振込手数料が掛かります。
ただし、銀行の振込手数料も、楽天銀行や住信SBIネット銀行のようなインターネットバンクを利用することで、月の無料枠で送金が行えます。
私自身も、毎月最大7回振込手数料が無料になる楽天銀行をメインバンクとして利用しています。
ファンディーノの特徴やメリット・デメリットは?
次に、FUNDINNOの仕組みや特徴、また利用する上で理解しておくべきデメリットや注意点について解説していきます。
ファンディーノの特徴や仕組み・メリットは?
FUNDINNO(読み方:ファンディーノ)とは、資金調達を行いたい成長途上のベンチャー企業などの未上場企業と投資家を結ぶサービスです。
国内初の株式型クラウドファンディングサービスとして注目を集めており、株式会社日本クラウドキャピタルが運営しています。
ベンチャー等の未上場企業は、上場企業のように株式市場から資金調達ができませんが、FUNDINNOを利用することで、多くの投資家から少額ずつ資金を集めることができます。
- 投資家:FUNDINNOを利用して未上場企業に少額から投資が可能
- 起業家:FUNDINNOを利用して多くの投資家から資金調達が可能
これらの特徴を踏まえて、FUNDINNOのメリット、利用する上で注意すべき点やデメリットなどを解説しながら、FUNDINNOの理解を深めて行きます。
ファンディーノのデメリットや注意点、投資前に知っておくべきリスクは?
FUNDINNOを利用して未上場企業へ投資する場合、未上場企業特有のリスクや注意点の他に、FUNDINNOの口座開設や利用における注意点がありますので、自分自身でしっかり理解した上で投資を行いましょう。
- 元本割れや企業倒産のリスクも
- 全ての企業がIPO・バイアウトするわけでは無い
- 流動性が低い
- 1社あたり50万円が上限
- 口座開設の審査が厳しめ
以下、各注意点やデメリットについて解説して行きます。
FUNDINNOのデメリット①:未上場株のリスク・元本割れや企業倒産の可能性も
未上場株への投資で、最も注意したい点が企業の倒産リスクです。
未上場企業は、上場企業よりも規模が小さく社会的信頼が低いことが一般的であるため、業績不振による元本割れ、また倒産のリスクがある点を頭に入れておきましょう。
自分の頭で理解し、応援したい企業、株価がゼロになっても良いと思える企業以外は、投資を行なわないのが良いでしょう。
FUNDINNOのデメリット②:全ての企業がイグジット(IPO・バイアウト)に成功する訳では無い
FUNDINNOを利用して、未上場のベンチャー企業に投資することで、投資先企業のIPOやM&A(企業の合併・買収)で、将来的に大きなリターンが期待できます。
しかし、これは最高のシナリオであり、全ての企業がイグジットを成功させる訳ではない点に注意し、過度な期待は禁物です。
間違っても、過度な期待を持ち、全資産を未上場株で保有することはやめましょう。
資産運用の一部として、ポートフォリオ(資産配分)に少量加えておくイメージが良いでしょう。
FUNDINNOのデメリット③:流動性が低い
未上場株は、上場している株式と違い、取引所(東京証券取引所)で即座に売り買いできるものではありません。
そのため、換金したくなった場合でも、売却までかなり時間がかかる場合もあります。
FUNDINNOのデメリット④:1社あたり50万円が上限
FUNDINNOを利用した投資の場合、1社あたり1年間で50万円が投資金額の上限となっています。
そのため、それなりのまとまった資金で投資・資産運用を行いたい方は、物足りなさを感じてしまうかもしれません。
個人的には、未上場のベンチャー企業への投資は、それなりのリスクも伴うため、強制的に上限額が決められているのは、投資家保護のため、良いことであるとも感じています。
FUNDINNOのデメリット⑤:口座開設の審査が厳しめ
FUNDINNOの口座開設の審査は、ネット証券などよりも、金融資産などの面で若干厳しめとなっています。
実際、FUNDINNOの取引約款(投資家)を読むと、以下のような条件が記されています。
- 1年以上の有価証券の売買等の投資経験がない方
- 金融資産を300万円以上保有していない方
- 満20歳未満の方および満80歳以上の方
- 投資資金の性格が借入金の方
ネット証券の口座開設などの場合、投資未経験の方でも開設できますが、FUNDINNOの場合、1年以上の投資経験や300万円以上の金融資産の保有などの条件があります。
ファンディーノの評判・口コミ、過去の実績は?
FUNDINNOの評判や口コミも気になるポイントだと思いますので、FUNDINNOや未上場企業株投資関連の好意的な口コミ、およびネガティブな側面を指摘する口コミ・評判を2種類紹介していきます。
ファンディーノ関連の好意的な口コミ
ファンディーノには、ポジティブ・ネガティブの両面でたくさんの口コミがあるので、いくつかピックアップして行きます。
FUNDINNOの注意点を指摘する口コミ
ファンディーノへの懸念点を指摘する口コミもあります。
あくまで投資は自己責任ですが、これらの意見も投資する際に頭に入れておくと良いでしょう。
FUNDINNOの実績は?
2019年2月時点で、FUNDINNOの累計成約額(実績)は「17億円」を突破しています
。サービス開始時期は2017年4月であるため、1年10ヶ月で17億円を突破したことになります。
上図の累計成約額(実績)の推移を見ると、2018年以降急速に増えています。
株式投資型クラウドファンディングの募集は、年々増えており、今後も有望な会社・案件が増えて行くでしょう。
また、登録ユーザー数(実績値)も約13,000人となり、株式投資型クラウドファンディングとしては、取引量は国内NO.1の実績を誇ります。
ファンディーノのよくある質問・疑問
次に、FUNDINNO関連で「よくある疑問・質問」を解答と一緒に基本事項をピックアップして行きます。
ファンディーノの評判・口コミ【まとめ】メリット・デメリットを評価
ここまで解説してきたように、FUNDINNOは、未上場企業の紹介や購入手数料無料、さらに少額投資を実現し、未公開株への投資ハードルを引き下げた点で、評価できる金融サービスと言えます。
未上場企業はリスクこそありますが、会社の成長過程でハイリターンが狙える側面もあります。
また、エンジェル税制の対象となる案件もあるため、お金に余裕があり、節税や成長企業を応援したい方には、オススメの金融サービスと言えそうです。
FUNDINNO(ファンディーノ)の始め方・口座開設の方法
FUNDINNOで資産運用を始めるためには、まず口座開設が必要になります。
口座開設を行う流れ、始めにFUNDINNOの仮登録を行い、仮登録時に入力したメールアドレスに送られてくるリンクから、本登録・口座開設の申し込みを行う流れになります。
- FUNDINNOの投資家登録(仮登録)
- 口座開設申込み(本登録)
- 本人確認書類などアップロード
以下、会員登録や口座開設の申込み方法などを画像付きで解説して行きます。
FUNDINNOの始め方①:投資家登録(仮登録)を行う
FUNDINNOで未上場株に投資するには、投資家登録と口座開設が必要です。投資家登録および口座開設は、以下の公式ページから行えます。
上記のリンクをクリック・タップすると、以下のような画面へ移動します。
画面の真ん中にある「新規登録はこちら」をクリック・タップすることで、FUNDINNOの投資家登録申し込みを行えます。
「新規登録はこちら」をクリックすると、以下のような画面へ遷移します。
ここでは、仮登録として、メールアドレスとパスワードを設定し、同意事項にチェックを入れ「登録する」をクリックしましょう。
- メールアドレスを入力する
- パスワードを入力する
- 同意事項をチェックする
- 「登録する」をクリック
前の画面で「登録する」をクリックすると、下図のような設定完了画面ができます。
表示にあるように、登録したメールアドレスに、認証用のリンクが送付されてきます。
以下の図は、認証用リンクが添付されているメール画面です。
画面中央にリンクをクリックすることで、投資家登録時に入力したメールアドレスが認証されます。
メール内の認証リンクをクリックすると、下図のような画面へ遷移します。
ページの下部へ移動(スクロール)し、FUNDINNOの投資家登録および口座開設を行いましょう。
ページの下方へ移動すると、以下のような画面が表示されます。
「確認および同意事項へ」をクリックすることで、投資家申請が開始できます。
FUNDINNOの始め方②:本登録・口座開設
前述の画面で「確認および同意事項へ」をクリックすると、以下のような画面へ遷移します。
始めに同意事項を確認して行きましょう。
「未確認」をクリックすると、下図のように、それぞれの文章が表示され、「未確認」から「確認済み」に表示が変更されます。
全ての同意事項が「確認済み」に変わったら、「私は、確認および同意事項書面の内容に同意します」にチェックマークを入れて、「同意して次の画面へ」をクリックしましょう。
「同意して次の画面へ」をクリックすると、以下のような画面が表示されます。
投資家情報を入力していきます。
資産状況や収入源などについて回答したら次に、投資経験について答えていきます。
株式や債券、投資信託の経験年数について、個別に回答していく形式となっています。
投資経験の質問の回答が終わったら、次に下図のように、投資目的や興味のある分野などについての質問に答えていきます。
また、FUNDINNOを知ったきっかけ等についても、回答していきます。
全ての質問への回答が完了したら、ページ下部の「次へ」をクリックし、先に進みましょう(下図参照)。
前ページで「次へ」をクリックすると、以下のような画面へ遷移します。
ここでは、投資家情報の入力として、住所・氏名など、FUNDINNOで投資を行う上で必要になる個人情報を入力していきます。
住所などの入力の後は、勤務先の情報を入力していきます。
勤務先の入力が終わったら、投資資金の入金や出金を行う金融機関(銀行口座など)を設定していきます。
三井住友銀行や三菱UFJ銀行、みずほ銀行などの大手メガバンクの他、楽天銀行などインターネット銀行口座も登録可能です。
金融機関の入力が完了したら「次へ」をクリックして、先に進みます。
前の画面で「次へ」をクリックすると、投資家情報の入力が完了し、各種届出が必要な事項の確認をしていきます(下図参照)。
確認事項をチェックし、該当部分がないか確認していきましょう。
次に、米国市民であるかどうか?などFATCAや外国PEPsに関する届出を行い、確認が完了したら「次へ」をクリックし、本人確認書類の提出画面へ移動しましょう。
本人確認書類のアップロード
ここまでの申請・入力が完了したら、次に免許証など「本人確認書類」の送付・電子アップロードを行います。
前の画面で「次へ」をクリックすると、以下のような画面へ移動するので、このページで、本人確認書類として利用する書類を選択します。
ちなみに、サイト管理人は「免許証」を選びました。
提出書類が決定したら、ページ下部へ移動します。
そうすると、下図のような画面が表示されるので、ここで、本人確認書類(サイト管理人の例:運転免許証)の画像ファイルの裏表を添付します。
画像ファイルは、スマホで撮影したものを選びました。
本人確認書類のアップロードが完了したら「次へ」をクリックし、ここまでの入力事項や添付した画像ファイルを確認しましょう。
前の画面で「次へ」をクリックすると、以下のような画面へ移動します。
このページでは、投資家情報や添付書類など、ここまで入力した内容の確認を行います。
確認が完了したら、ページ下部にある「登録を完了する」をクリックすることで、投資家申請・口座開設の申し込みが完了します。
「登録を完了する」をクリックすると、下図のような画面へ移動します。
ここまでで、FUNDINNOの投資家申請および口座開設申し込みは完了です。
後日(2〜3営業日後)、審査結果がメールで送付されます。
投資家申請・口座開設申し込み後の流れ・手順
投資家申請(口座開設申し込み)が完了すると、2〜3営業日程度で、下図のような審査結果が登録したメールアドレスに送られてきます。
上図のメール内に記載されているように、数日後に「アクティベートコード」が入った本人限定受取郵便が送付されるようなので、封筒内のコードを入力することで、FUNDINNOで投資が行えるようになります。
FUNDINNOで審査に合格・通過するコツ
ちなみに、FUNDINNOの口コミや評判を見てみると、審査が厳しいとの意見が多くなっていますので、ここで少し脱線して、サイト管理人自身の経験と調査から、FUNDINNOの審査基準(予想)を解説して行きます。
実際、私自身も審査に合格するか不安でしたが、無事通過しました。
少し調べてみると、FUNDINNOの取引約款(投資家登録について)第5条を見てみると、下記のような記載があります。
お客様は、当社の定める方法によって投資家登録の申請をしていただき、当社がこれを承認することによって、投資家登録を完了するものとします。なお、以下の方の利用登録はできません。
1 年以上の、有価証券の売買等の投資経験がない方
引用元:FUNDINNO 取引約款(投資家)
金融資産を 300 万円以上保有されてない方
満 20 歳未満の方及び満 80 歳以上の方
投資資金の性格が生活費・借入金・使途確定金等の方
ご本人様以外でお申込みをされる方
暴力団員、暴力団関係者あるいは総会屋等の反社会的勢力(第 7 条で定義する。)に該当される方
海外にお住まいの方、海外に居住地国を有する方等
米国市民(米国籍保有者)、グリーンカード保有者又は米国居住者の方
既に当サイトの投資家登録をされている方(重複登録は不可)
成年後見人制度に係る家庭裁判所の審判を受けた方等
外国政府等において重要な公的地位にある(あった)方及びその家族の方
法人の方(現在、法人の方の投資家登録は受け付けておりません)
以上の引用文を基に、投資家登録時のアンケートを見返してみると、以下の質問が審査基準となる可能性があります。
- お客様の投資経験
- お客様の収入・資産状況
取引約款を読むと、
「金融資産を 300 万円以上保有されてない方」や「1 年以上の、有価証券の売買等の投資経験がない方」は、
利用登録できないという説明があるため、上記の質問でこれらの条件を満たすことで、審査を通過できる可能性があります。
FUNDINNOの株式投資型クラウドファンディングとは?
株式投資型クラウドファンディングについて、クラウドファンディングの仕組みや特徴など基本的な内容、また株式投資型と他の種類のクラウドファンディングの違いを比較・解説して行きます。
クラウドファンディングとは?
クラウドファンディングとは、不特定多数の群衆(英語で「crowd:クラウド」)から資金を調達する(英語でfunding:ファンディング)仕組みのことです。
元来の資金調達方法としては、銀行融資や自治体の補助金、株式市場(証券取引所など)からの調達などがありましたが、インターネットなどを経由した、会社(法人企業)や個人の、比較的ライトな資金調達方法の一つとして、近年急速に普及しています。
利用者は、プロジェクトを立ち上げ、募集をかけ、募集期間中にPRを行い目標資金額を集めます。
募集期間が終了したら(または目標金額に達したら)資金を使用してプロジェクト・事業を開始します。
一方、支援者は、募集期間にオンライン上で支援を行い、募集期間終了後は、プロジェクト・事業の状況をチェックする流れになります。
クラウドファンディングのメリット
クラウドファンディングの最大のメリットは、これまで資金調達が難しかったプロジェクトでも、インターネットで不特定多数の方から資金を集められる点です。
銀行などではハードルが高く、融資や出資を受けられなかったプロジェクトも、クラウドファンディングの登場により、実現の可能性が高くなりました。
また、出資のお礼(投資利益)として、金銭だけでなく、サービスの利用など様々な形が選択できる点もメリットの一つと言えます。
- 資金調達のハードルが下がる。
⇒ これまで実現できなかったプロジェクトも実現可能に - 様々な形のお礼(投資利益)が選べる。
注意点・デメリットは?
上述のようにメリットのあるクラウドファンディングですが、悪意を持った事業者もいるため注意が必要になります。
また、悪意がなく、一生懸命事業を行なっても、必ず出資事業が成功するわけではない点は、頭に入れておきましょう。
以下、様々なクラウドファンディングの中での「株式型クラウドファンディング」の立ち位置や他との違いを比較・解説して行きます。
株式投資型とは?融資型・寄付型との違いは?
クラウドファンディングには様々な種類があり、本サイトで解説する株式投資型の他に、融資型や購入型などがあり、リスク・リターンの関係やサービスを運営するための免許の違い等で分類されています。
- 株式投資型
- 融資型(ソーシャルレンディング)
- 購入型
- 寄付型
この中で、株式投資型は、旧来の証券取引所で取引可能な上場株ではなく、未上場の企業に証券投資できるサービスです。
基本的に、融資型など他のクラウドファンディングと比べると「ハイリスク・ハイリターン」となります。
種類 | 投資家の利益 |
---|---|
株式投資型 | 株価の値上がり益、配当金、株主優待など |
融資型 ソーシャルレンディング | 利息収入(分配金) |
購入型 | 新規サービスの優先権・割引券 |
寄付型 | 返礼品 |
ソーシャルレンディングとの違いは?
ソーシャルレンディングは、融資型クラウドファンディングに分類される金融・投資サービスで、お金を借りて事業を行う会社(借り手)とお金を運用したい個人(投資家)をオンライン上でマッチングすることで成立します。
我々、投資家は、Funds・オーナーズブック・クラウドバンクなどのソーシャルレンディング事業を行う会社(事業者)を通して、会社や事業に投資・融資を行うことができ、その融資のお礼的な感覚で、定期的に分配金がもらえます。
この分配金が、ソーシャルレンディングの投資利益となります。株式投資型クラウドファンディングとの違いは、投資を行う時点で、予め利益(運用利回り)と運用期間が決定している点です。
また、株式投資型の利益は、配当金や株価上昇、株主優待となっています。会社・案件毎に株主優待の有無などが設定されているので、募集をよく理解した上で投資を行いましょう。
- 株価上昇(キャピタルゲイン)
- 配当金
- 株主優待
株式投資型クラウドファンディングのメリット・デメリット【まとめ】
最後に、株式投資型クラウドファンディングのメリット・デメリットをまとめて行きます。
種類 | 株式投資型 | 融資型 ソーシャルレンディング |
---|---|---|
投資の利益 | 株価の値上がり益、配当金、株主優待など | 利息収入(分配金) |
メリット | 未公開株特有のハイリターンが狙える エンジェル税制の対象となる場合も | 利回りが高い 価格変動がない 短期投資が可能 |
デメリット | 元本割れや企業倒産のリスクも 全ての企業がIPO・バイアウトするわけでは無い 流動性が低い | 元本保証が無い 遅延発生のリスク |
メリットとしては、上場株の投資と同様に、株主に配当金や株主優待が実施される会社もあります。
また、事業がうまく行けば、上場株式では得られないような高い利益を上げる可能性もあります。
株式投資型クラウドファンディング対象のオススメ事業者は?
2019年現在、以下4つの事業者がありますが、国内初の株式投資型クラウドファンディングとして、取扱量・企業数が多い「FUNDINNO」がオススメです。
- エメラダエクイティ
- エンジェルバンク
- GoAngel(ご縁ジェル)
以下、各事業者について詳しく解説して行きます。
取扱量No.1「FUNDINNO(ファンディーノ)」がオススメ
株式投資型クラウドファンディングの中で、国内取引量No.1が「FUNDINNO(ファンディーノ)」です。
フィンテック・医療・教育・コスメなど様々なテーマのベンチャー企業に投資が行えます。国内初の株式投資型事業者として実績もあります。
数万円から投資が可能な企業もあり、手数料無料で株式の購入が行えるため、少額から手軽に成長力のあるベンチャーに投資が行えます。
また、エンジェル税制申請中の企業にも投資が行えるため、値上がり益だけでなく、所得税の節税メリットも受けられる可能性があります。
エメラダエクイティ
エメラダエクイティでは、未上場企業のエメラダ新株予約権を得ることができます。
新株予約権は、普通株とは違いますが、エメラダ新株予約権の場合、下記の条件を満たすことで、普通株と交換することができます。
- IPO(新規上場)が決定した場合
- 応募してから10年間が経過する最後の1ヶ月
投資先の上場が承認された場合、普通株に交換し、株式市場で現金化することが可能になります。
また、エメラダ新株予約権の場合、応募から10年間で権利が消滅してしまいますが、消滅前の1ヶ月は普通株に交換できます。
個人的には、あまりメリットを感じないので、前述の「FUNDINNO」を利用して、未上場株に投資を行なっています。
エンジェルバンク
ユニバーサルバンクでは、現在「エンジェルバンク」という株式投資型クラウドファンディング事業の準備を行なっています。
まだ、リリースされていませんが、サービスが開始しましたら、こちらで連絡致します。
GoAngel(ご縁ジェル)
GoAngel(ご縁ジェル)も、現在準備中の株式投資型クラウドファンディング事業です。
DANベンチャーキャピタル株式会社が運営を行なっています。
株式投資型のクラウドファンディングの事業者の選び方
株式投資型のクラウドファンディングを行う事業者には、上記にあげた4つがありますが、現状の取扱案件の多さを考慮すると、FUNDINNO(ファンディーノ)一択になります。
他の事業者は準備中、または案件が少なくなっています。
せっかく、株式型クラウドファンディングの口座を開設しても、投資案件が出ないと意味がないため、FUNDINNO(ファンディーノ)のように、投資案件が多いものを選ぶのが良いでしょう。
株式投資型のクラウドファンディングのおすすめ【まとめ】
ここまで解説してきたように、国内の株式投資型クラウドファンディング事業は始まったばかりで、今後、サービス開始予定の事業もありますが、基本的には「FUNDINNO」の投資家申請・口座開設を行うことで、国内の未上場企業へ投資が行えます。
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