[chat face=”t_ryoma1985.jpg” name=”サイト管理人” align=“left” border=”none” bg=”blue” style=”maru”]
本記事では、IPOの当選確率を高めるために重要なIPOのおすすめ証券会社を比較・解説していきます。
証券会社を選ぶうえで重要になるポイント・選び方(抽選ルールや取扱実績、前受金の有無など)から、口コミ・評判を基に、ランキング形式でIPOに強い証券会社を解説していきます。
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IPOは、勝率が高く、値上がり益も大きいことから、個人投資家に人気の投資手法です。
しかし、当選確率が低いため、限られた投資資金で「当選チャンス」を掴むには、各証券会社の抽選ルールや特性を理解した上で、効率的に数多く申し込む事が重要です。
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[box06 title=”IPO投資の特徴”]
- 勝率が高い
- 初値高騰で大きな利益を上げる事
- 人気が高いため当選確率が低い
→ 証券会社選びが重要!
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[jin-yohaku30]
このように、IPO投資に重要な証券会社選びですが、
[jin-yohaku10]
- 何を基準に選べば良いの?
- 取扱実績は重要?
- 前受金ってなに?
- 結局、オススメはどれ?
[jin-yohaku20]
など、様々な疑問・質問があると思います。
そこで、本記事では、IPOに強い証券会社を選ぶポイントを解説した上で、初心者の方向け・少資金でIPOの当選確率をアップさせたい方向けに、おすすめ証券口座をランキング形式で解説していきます。
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各証券会社のメリット・デメリットも知っておきたい!
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[chat face=”t_ryoma1985.jpg” name=”サイト管理人” align=”left” border=”blue” bg=”blue” style=”maru”]
ランキング上位の証券会社はもちろん、その他のIPOに参加可能な証券会社についても、メリット・デメリット合わせて解説していきます!
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[jin-fusen3 text=”読み飛ばしガイド”]
- IPOに強い証券会社の選び方
- おすすめ証券会社をランキング形式で発表
- 各証券会社のメリット・デメリットを一挙解説!
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IPOおすすめ証券会社ランキング
手取り早くIPOに強い証券会社を知りたい方のために、結論から申しあげると、IPOに強いおすすめ証券会社ランキングは、以下のようになります。(選び方の解説はこちら)
順位 | 証券会社 | 特徴・メリット |
---|---|---|
1位 | 岡三オンライン証券 |
|
2位 | SBI証券 |
|
3位 | SMBC日興証券 |
|
以下、各証券会社の選出理由や抽選形式・ルールの特徴を詳しく解説していきます。
1位:岡三オンライン
IPO投資に必須(最もおすすめ)なネット証券は岡三オンライン(詳細)です。
岡三オンラインは、近年のIPO取扱銘柄の大幅な増加とサービスの拡充で、IPO投資に必須の証券会社となりました。特に、抽選時に事前入金が必要ない点は、他社にはない大きなメリットです。
[box05 title=”IPOに強い5つの理由”]
- 事前入金なしでIPO抽選に参加できる
- 100%平等抽選を採用している
- IPO実績(取扱数)が豊富
- ライバル(口座開設者数)が少ない
- 中・上級者にも嬉しいステージ制
⇒ 岡三オンライン【公式】
[/box05]
また、抽選方法は、100%平等抽選になっているため、初心者の方や小資金の方でも当選の期待が持てます。さらに、昨今はグループ会社の岡三証券との連携により、取扱銘柄も急増しており、IPO投資に必須の証券会社と言えます。
岡三オンラインの詳細確認・口座開設(無料)は、以下の公式ページから行えます。岡三オンラインは、取引手数料が他のネット証券よりも安いので(20万円以下手数料無料)、IPO以外の株式投資にもオススメです。
今なら、口座開設キャンペーンで最大3ヶ月手数料が実質無料になります。
>>> 岡三オンライン【公式】
[jin-yohaku30]
本サイトでの、岡三オンラインの詳しい解説・評価は、以下をご参考ください。
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2位:SBI証券
おすすめ証券会社ランキング2位はSBI証券(詳細)です。IPO投資にSBI証券がオススメな理由には、以下の2点が挙げられます。
[box05 title=”SBI証券がIPOに強い理由”]
- IPOの取扱数と主幹事実績がトップクラス
- IPOチャレンジポイントで当選確率が上がる
⇒ SBI証券 公式ページ
[/box05]
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IPOに強い1つ目の理由が、業界最高水準のIPO取扱数実績と主幹事実績です。
以下の表は、各ネット証券の近年のIPO取扱銘柄数の推移です。SBI証券のIPO取扱数は業界トップの水準であることがわかります。また、IPOの割当が多い主幹事となるケースも多く、IPO投資に必須の証券会社と言えます。
証券会社 | 2018年 | 2017年 | 2016年 | 2015年 | 2014年 |
---|---|---|---|---|---|
SBI証券 | 86 | 86 | 76 | 82 | 65 |
SMBC日興証券 | 71 | 74 | 72 | 80 | 60 |
岡三オンライン証券 | 49 | 23 | 6 | 10 | 10 |
マネックス証券 | 50 | 49 | 46 | 52 | 39 |
野村證券 | 37 | 38 | 30 | 44 | 49 |
auカブコム証券 | 24 | 27 | 20 | 18 | 19 |
松井証券 | 9 | 14 | 11 | 16 | 5 |
楽天証券 | 11 | 7 | 8 | 10 | 2 |
GMOクリック証券 | 1 | 0 | 1 | 1 | 2 |
ライブスター証券 | 3 | 7 | 0 | 0 | 0 |
[jin-yohaku30]
さらに、SBI証券にはIPOチャレンジポイントと呼ばれる独自の制度があります。このポイントは、IPO落選時にもらえるポイントで、ポイントが貯まれば貯まる程、次回以降のIPOに当選しやすくなります。
また、米国や香港など海外株のIPOにも参加できます。
SBI証券の詳細確認・口座開設(無料)は、以下の公式ページから行えます。今なら口座開設キャンペーンで最大15万円がもらえます。(10月31日まで)
本サイトでの、SBI証券の詳しい解説・評価は、以下の記事をご参考ください。
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3位:SMBC日興証券
SMBC日興証券の最大のメリットは、多くの主幹事実績です。主幹事は6~8割のIPO割当があるため、絶対的な当選口数が多くなっています。取扱数もSBI証券並みで十分な水準です。
また、SMBC日興証券の割当のうち10%は「100%平等抽選」形式であるため、小資金で1口単位でIPOに参加する方でも当選のチャンスが多いにあります。店舗・店頭の取り扱いもあります。
[jin-yohaku30]
本サイトでの、SMBC日興証券の詳しい解説・評価は、以下の記事をご参考ください。
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この他にも、IPOに強いネット証券があるので、以下、ピックアップ解説していきます。
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IPOに強いネット証券①:松井証券
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松井証券のIPO(新規公開株)は、資金なしで抽選参加できる仕組みや一人一票の100%平等抽選を採用するなど、他の証券会社と比較して大きなメリットがあります。
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[box06 title=”松井証券IPOの特徴・メリット”]
- 前受金不要でIPO抽選に参加可能
- 100%平等抽選で初心者の方も当たりやすい!
- 売却時:50万円以下は手数料無料
(*IPOの購入手数料は無料)
参考:松井証券 IPO【公式】
[/box06]
[jin-yohaku30]
SBI証券やSMBC日興証券と比較すると、IPOの取扱数は少なめですが、事前入金なしでIPO抽選に参加できるのは強力なメリットと言えます。
[jin-yohaku30]
松井証券のIPOに関する詳しい解説(抽選ルールやメリット・デメリット)、また取扱銘柄の詳細・スケジュールは、以下の記事をご参考ください。
[jin_icon_arrowdouble]松井証券のIPOルール・実績は?小資金でも当選チャンスがある抽選方法とは?
[jin-yohaku30]
[jin-yohaku40]
IPOに強いネット証券②:マネックス証券
[jin-yohaku20]
マネックス証券は、100%平等抽選という抽選ルールを採用しているため、投資初心者や小資金でIPO抽選に参加する方でも、比較的当選しやすい証券会社です。
近年、IPOの取扱実績数が急増し、SBI証券やSMBC日興証券並みの取扱数となっており、IPOに必須の証券会社となりつつあります。
[jin-yohaku20]
[box06 title=”マネックス証券IPOの特徴・メリット”]
- 100%平等抽選で初心者の方も当たりやすい!
- IPO取扱数も比較的多い
- ライバルが少ない
参考:マネックス証券【公式】
[/box06]
[jin-yohaku20]
これだけの取扱実績があり、配分の100%が100%平等抽選の証券会社は珍しいので、複数口座からIPO抽選に参加される方には、必須の証券会社と言えます。
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マネックス証券のIPOに関する詳しい解説(抽選ルールやメリット・デメリット)、また取扱銘柄の詳細・スケジュールは、以下の記事をご参考ください。
[jin_icon_arrowdouble]【IPOに必須?】マネックス証券の抽選ルール・取扱実績を評価・解説
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[jin-yohaku40]
複数の証券会社を利用して当選確率を上げる方法
ここまで、IPO投資におすすめの証券会社を3社紹介しましたが、この3社(または2社)を使って、IPO当選確率を上げる方法を紹介します。
その方法は、複数の証券会社から同時にIPO抽選を申込むというものです。
複数から同時に申し込むことのメリットは「当選の期待値が上がる」ことです。2社から申し込めば、1社のみから申し込む場合と比べて、当選期待値は当然上がります。
注意点としては、IPO抽選に参加する場合、事前に前受金(当選した場合に購入できるお金)の入金が必要になる点です。例えば、30万円のIPO株の抽選申込みを2社から行う場合、60万円(=30万円×2社)の資金が必要になります。
このことから、複数の証券口座から申し込む方法は、投資資金が豊富にある方向けと言えます。しかし、岡三オンラインは、事前入金(前受金)が必要ないので、投資資金が少ない方でも、複数の証券口座からIPO抽選に参加できます。
そのため、IPO抽選に参加するオススメの方法は、岡三オンラインとSBI証券から同時にIPO抽選に参加する(投資資金に余裕がある方はSMBC日興証券でも申し込む)という方法になります。
IPOのおすすめ証券会社は、以下の公式ページから詳細確認・無料口座開設が行えます。
[box05 title=”複数口座からIPO抽選”]
複数口座からIPOに申し込むことで当選期待値が上がる。ただし、投資資金が必要となるため、事前入金が必要ない証券会社(岡三オンライン)をうまく利用する。
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複数の証券会社を利用する方法や注意点などの詳細は、以下の記事をご参考ください。
[jin-yohaku30]
ここまで、IPO投資向けのネット証券をランキング形式で発表し、その利用方法を解説してきました。以下では、IPO投資に適した証券会社の選び方を徹底解説していきます。
IPOに強い証券会社の選び方
IPOに強い証券会社を選ぶポイントは、ズバリ以下の3つです。
[box05 title=”IPO向けネット証券を選ぶポイント”]
- 抽選ルール・方法
- 取扱数・主幹事実績
- 口座開設数(ライバルの数)
[/box05]
以下、それぞれのポイントを詳しく解説していきます。
抽選方法・ルール
IPO向けの証券会社を選ぶ上で、まず重要になるポイントが、各証券会社の抽選ルールです。各社、さまざまな抽選方式を採用しており、証券会社によって、当たりやすさや初心者向けか?玄人向けか?が変わってきます。
初心者・小資金の方は100%平等抽選がオススメ
抽選方式において、初心者の方や小資金の方にオススメな抽選方式が「100%平等抽選」です。
100%平等抽選とは、申込み株数(口数)に関係なく1人1票の抽選申込みとなる抽選方法です。例えば、1口(100株)10万円のIPOの場合、10万円(1口)分申し込もうが、1000万円(100口)分申し込もうが、1人1票の抽選となります。
通常の証券会社では、申込み口数が多ければ、その分抽選口数(票数)も多くなるため、たくさんの口数を申込む人(資金力のある人)が当選しやすいルールとなっていますが、100%平等抽選では、資金力に関係なく当選のチャンスがあります。
100%平等抽選を採用しているネット証券は、以下のつがあり、先のおすすめランキングで紹介した岡三オンラインも100%平等抽選を採用しています。
[box05 title=”100%平等抽選を採用している証券会社”]
[/box05]
[jin-yohaku30]
前受金(事前入金)が必要か?
抽選ルールと同じくらい重要なポイントが、IPO抽選を申込む時に、IPO株購入のための金額を事前入金(前受金)する必要があるか?どうか?という点です。
一般的に、IPOの抽選に参加・申し込むためには、当選した場合に必要となるIPOの購入資金を事前に入金して奥必要があります。そのため、IPO抽選に申し込むだけでまとまった資金が必要になります。
しかし、岡三オンラインなど一部の証券会社では、事前入金なしでIPO抽選に参加できます。そのため、少ない資金でも、同時に複数の証券会社のIPO抽選に参加できます。
IPOは、なるべく多くの証券会社で抽選に参加することで、相対的な当選確率を上げることができるので、事前入金が必要ないネット証券で、どんどんIPOに応募しましょう。
[box06 title=”前受金なしで抽選できる証券会社”]
参考:IPOのおすすめ証券会社は?比較・最新ランキング、選び方など解説
[/box06]
[jin-yohaku30]
ルール・ペナルティの比較・一覧
SMBC日興証券や三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、IPOの当選を辞退した場合、ペナルティ(1ヶ月間IPO抽選に参加できない)を課せられます。
そのため、IPO抽選に参加するには注意が必要です。ペナルティを気にせず抽選に参加した場合は、以下の証券会社が良いでしょう。IPO当選を辞退した場合でもペナルティはありません。
[box02 title=”ペナルティの無いネット証券”]
- 岡三オンライン
- SBI証券
- 野村証券
- マネックス証券
[/box02]
auカブコム証券・松井証券・楽天証券が上のリストに無い理由は、3つの証券会社ではIPO抽選の前に購入申し込みがあるためです。
[jin-yohaku30]
主幹事実績・取扱数
IPOに強い証券会社選びには、IPOの取扱数と主幹事実績も重要なポイントとなります。
IPOは、全てのネット証券で取り扱われるわけではないため、取扱数が多い証券会社を選ぶことで、IPO抽選の機会を増やすことができます。
下表は、過去5年間のネット証券毎のIPO取扱数ですが、2018年の取扱数を見ると、SBI証券やSMBC日興証券、岡三オンラインなどの上位陣と比べると、松井証券やauカブコム証券、楽天証券などは、取扱数にかなりの差があります。
証券会社 | 2018年 | 2017年 | 2016年 | 2015年 | 2014年 |
---|---|---|---|---|---|
SBI証券 | 86 | 86 | 76 | 82 | 65 |
SMBC日興証券 | 71 | 74 | 72 | 80 | 60 |
岡三オンライン証券 | 49 | 23 | 6 | 10 | 10 |
マネックス証券 | 50 | 49 | 46 | 52 | 39 |
野村證券 | 37 | 38 | 30 | 44 | 49 |
auカブコム証券 | 24 | 27 | 20 | 18 | 19 |
松井証券 | 9 | 14 | 11 | 16 | 5 |
楽天証券 | 11 | 7 | 8 | 10 | 2 |
GMOクリック証券 | 1 | 0 | 1 | 1 | 2 |
ライブスター証券 | 3 | 7 | 0 | 0 | 0 |
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また、主幹事実績もIPOに強い証券会社を選ぶうえで重要です。IPOは取り扱う証券会社に均等に株数を配分するわけではなく、主幹事になった証券会社に大部分が配分されます。
一般的に、企業が上場する場合、IPO株を扱う証券会社(幹事と呼ばれる)は5社程度あります。
この中で主幹事は、幹事の中でも中心的な役割を引き受ける証券会社で、幹事よりも10倍程度多くIPOが配分されることもあります。そのため、主幹事でIPOを申し込むとそれだけ当選確率が上がります。
以下の表を見るとわかるように、主幹事実績が豊富なネット証券は、野村証券・SBI証券・SMBC日興証券の3社です。
証券会社 | 2015年 | 2014年 | 2013年 |
---|---|---|---|
SBI証券 | 82 (9) | 65 (5) | 44 (6) |
SMBC日興証券 主幹事実績No1 | 80 (27) | 60 (9) | 43 (9) |
マネックス証券 | 52 | 39 | 34 |
auカブコム証券 | 18 | 19 | 11 |
楽天証券 | 10 | 2 | 0 |
松井証券 | 16 | 5 | 2 |
GMOクリック証券 | 1 | 2 | 0 |
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特に、SBI証券・SMBC日興証券は、取扱銘柄数と主幹事実績がいずれも豊富なため、IPO投資の証券会社として必須の存在と言えます。
SBI証券・SMBC日興証券の口座開設(無料)は、以下の公式ページから行えます。今なら口座開設キャンペーン>で、SBI証券で最大15万円の現金、SMBC日興証券で最大1万円相当のカタログギフトがもらえます。
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また、最新のIPOの取扱数や主幹事実績は、以下の記事をご参考ください。
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口座開設数も重要
IPO用のネット証券を選ぶ上で、その証券会社の口座開設者数(ライバルの数)も重要になってきます。つまり、口座開設者が少ない穴場ネット証券の方が、IPOの競争率が大手よりも低く、当選しやすい可能性があります。
例えば、ネット証券Aとネット証券Bに、1万株ずつIPOが振り分けられたとします。この時、A社の口座開設者が100万人、B社の口座開設者が10万人だった場合、口座解説者全員がIPO抽選に参加する場合、明らかにB社の方が当選の確率が高く(A社の10倍)なります。
そのため、この観点から言えば、SBI証券や野村証券のように口座開設者が多いネット証券よりも、岡三オンラインなど認知度の低く新興ネット証券の方が、口座開設者数(ライバルの数)が少ない、相対的に当選確率が高い可能性があります。
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まとめ・IPOに強い証券会社の選び方
ここまでをまとめると、IPOに強いネット証券を選ぶポイントは、以下の3つでした。
[box05 title=”IPO向けネット証券を選ぶポイント”]
- 抽選ルール・方法
- 取扱数・主幹事実績
- 口座開設数(ライバルの数)
[/box05]
[jin-yohaku30]
抽選ルールや取扱実績はもちろんのこと、各ネット証券の口座開設数(ライバルの数)も忘れてはいけないポイントです。
以下では、ここまで解説してきたポイントをもとに、ランキングで紹介したネット証券の魅力をさらに解説していきます。
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初心者から上級者までオススメの証券会社【厳選2社】
ここまで解説してきたポイントを踏まえ、ランキングで紹介してきたネット証券を詳しく解説して行きます。口座開設をされる際には、ご参考ください。
岡三オンライン:事前入金不要の穴場ネット証券!
抽選ルール・取扱実績・口座開設数の全ての項目を満たしているネット証券が岡三オンラインです。
岡三オンラインのIPOは、100%平等抽選なうえ、抽選に参加する際に事前の入金が必要ないため、抽選参加のハードルがかなり低く、小資金の方・初心者の方にオススメです。
2017年の岡三証券との連携によりIPOの取扱数も急激に増えています。また、新興ネット証券であるため、比較的口座開設者が少なく、SBI証券やSMBC日興証券、野村証券などと比べると競争率が比較的低くなる傾向にあります。
さらにステージ制も導入しており、中上級者の方向けの優遇ルールもあります。
[box05 title=”岡三オンラインIPOがオススメな理由”]
- 事前入金なしでIPO抽選に参加できる
- 100%平等抽選を採用している
- IPO実績(取扱数)が豊富
- ライバル(口座開設者数)が少ない
- 中・上級者にも嬉しいステージ制
⇒ 岡三オンライン 公式ページ
[/box05]
これらの理由のため、私自身も岡三オンラインで口座開設を行い、IPOがある際は、岡三オンラインでも申し込みを行っています。
岡三オンラインの詳細確認・口座開設(無料)は、以下の公式ページから行えます。今なら口座開設キャンペーンで最大3ヶ月間、手数料無料になります(3月29日まで)。
[jin-yohaku30]
SBI証券:取扱数が初心者向け抽選ルールも有
SBI証券もIPO向け証券会社としてオススメです。
取扱数・主幹事の実績(特に主幹事実績)は、岡三オンラインよりも上です。またIPOチャレンジポイントという独自の抽選ルールもオススメ理由の一つです。
特に、IPOチャレンジポイント制度は、IPOに落選しても次回以降の当選確率が上がるため、IPO落選の救済制度として、私自身もたくさんポイントを貯めています。
[box05 title=”SBI証券のおすすめポイント”]
- 取扱数・主幹事の実績
- IPOチャレンジポイント
[/box05]
SBI証券詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。今なら口座開設キャンペーンで最大15万円の現金がもらえます(10月31日まで)
IPOを取り扱う証券会社の比較・一覧
ランキングで紹介した岡三オンライン、SBI証券、SMBC日興証券にも多くの証券会社でIPOの取り扱いを行なっています。
IPOは多くの証券会社から抽選に申込むことで、当選期待値が上がる側面があるため、資金を様々な口座に振り向けられる方は、以下の解説を参考に、ランキング上位3社に加えて、数社口座開設をしておくのも良いでしょう。
SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)
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SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)のIPOは、資金なし(前受金不要)で抽選に参加できるルールや一人一票の100%平等抽選を採用している事から、少資金でIPOに参加する方に人気の証券会社です。
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[box06 title=”SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)の特徴・メリット”]
- 前受金不要でIPO抽選に参加可能
- 100%平等抽選で初心者の方も当たりやすい!
- ライバル(口座開設者数)が少ない!
[/box06]
[jin-yohaku20]
取扱い銘柄数が少ない(2020年に急増で今後に期待)点は頭に入れておく必要がありますが、証券口座への入金なしで、IPO抽選に参加できる証券会社は貴重です。
また、野村証券やみずほ証券などの大手と違い、口座開設者数が少なく、IPOの取扱いがあること自体を知らない人も多いため、案外「穴場」になるケースもあります。
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[chat face=”t_ryoma1985.jpg” name=”サイト管理人” align=“left” border=”none” bg=”blue” style=”maru”]
私も、SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)でIPOの取扱がある時は、必ず申し込むようにしています。当選した時だけ、購入金額を入金すれば良いので、少ない投資資金で当選期待値をアップできる点に魅力を感じます!
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[jin-yohaku30]
SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)のIPOに関する詳しい解説(抽選ルールやメリット・デメリット)、また取扱銘柄の詳細・スケジュールは、以下の記事をご参考ください。
[jin_icon_arrowdouble] 【実は穴場?】SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)IPOのルールは?事前入金0円で抽選に参加可能で当選期待値が上がる?
[jin-yohaku30]
[jin-yohaku40]
むさし証券(トレジャーネット)
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むさし証券のIPOは、資金なし(前受金不要)で抽選に参加できるルールや一人一票の100%平等抽選を採用している事から、少資金でIPOに参加する方に人気の証券会社です。
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[box06 title=”むさし証券(トレジャーネット)の特徴・メリット”]
- 前受金不要でIPO抽選に参加可能
- 100%平等抽選で初心者の方も当たりやすい!
- ライバル(口座開設者数)が少ない!
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[jin-yohaku20]
取扱い銘柄数が少なめ(2020年に急増で今後に期待)点は頭に入れておく必要がありますが、証券口座への入金なしで、IPO抽選に参加できる証券会社は貴重です。
また、野村証券やみずほ証券などの大手と違い、口座開設者数が少なく、IPOの取扱いがあること自体を知らない人も多いため、案外「穴場」になるケースもあります。
[jin-yohaku30]
むさし証券のIPOに関する詳しい解説(抽選ルールやメリット・デメリット)、また取扱銘柄の詳細・スケジュールは、以下の記事をご参考ください。
[jin_icon_arrowdouble] 【穴場!?】むさし証券IPOルールは?入金0円の申し込み・平等抽選などメリット豊富
[jin-yohaku30]
[jin-yohaku40]
楽天証券
[jin-yohaku20]
楽天証券のIPOの特徴は、1口座1票の100%平等抽選を採用している点です。原則、割当されたIPO株の全て(100%)が、100%平等抽選に回されます。
[jin-yohaku20] 旧来、楽天証券口座への入金額や取引実績に応じてIPOの当選確率が上がる「カテゴリー・ステージ制」を採用していましたが「廃止」されました。
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また、ブックビルディング期間ではなく、購入期間にIPO用の資金を入金されば良い点、また「楽天」ならではのポイントが貯まる点など、多くのメリットがあります。
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[box06 title=”楽天証券IPOの特徴”]
- 投資初心者・小資金の方にも当選チャンス
- IPO取扱数が増加傾向
- 資金拘束が緩い
- ライバルが少ない可能性
- 楽天ポイントが貯まる
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IPOの取扱数は、少ない期間もありましたが、ここ数年大きく取扱数を伸ばしており、IPOに欠かせない証券会社になりつつあります。
[jin-yohaku20]
楽天証券は、IPO以外にも、楽天カード決済で楽天ポイントを貰いながら投資信託の積立ができたり、普通預金金利が0.1%になるなど、多くのメリットがあるため、私自身メインバック・メイン口座として利用しています。
[jin-yohaku20]
楽天証券のIPOに関する詳しい解説(抽選ルールやメリット・デメリット)、また取扱銘柄の詳細・スケジュールは、以下の記事をご参考ください。
[jin_icon_arrowdouble] 楽天証券IPOルール・抽選方法は?少ない実績を解決する秘策はある?
[jin-yohaku30]
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auカブコム証券
[jin-yohaku20]
auカブコム証券のIPOの特徴は、1口座1票の100%平等抽選を採用している点です。原則、割当されたIPO株の全て(100%)が、100%平等抽選に回されます。
また、ブックビルディング期間だけでなく、購入期間にも申し込みを行う必要がある点も特徴の一つです。
この抽選・申込方式は、手間がかかるデメリットがありますが、
- 他の証券会社よりも抽選時期が遅い
→ 他社の結果を見てから申し込める! - 2度の抽選の手間があるため、参加しない投資家もいる
→ IPOの競争率が下がる!
などのメリットが発生するため、狙い目の証券会社として、IPO投資家の中では注目されています。
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[box06 title=”auカブコム証券IPOの特徴”]
- 100%平等抽選で初心者の方も当たりやすい!
- IPO取扱数も比較的多い
- ライバルが少ない
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券が主幹事の時は、配分が多い!?
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[jin-yohaku30]
SBI証券やSMBC日興証券のように取扱銘柄数が多いわけではありませんが、年間を通して安定的に「20銘柄ほど」扱っています。
その上、100%平等抽選を採用しているため、小資金でIPOの当選期待値をアップさせたい方は、欠かせない証券会社と言えます。
[jin-yohaku20]
auカブコム証券は、IPO以外にも、株主優待やフリーETFなど多くのメリットがあります。
特に、株主優待では、一般信用売りを用いて「優待クロス」ができる証券会社として、多くの優待投資家が愛用しています。
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auカブコム証券のIPOに関する詳しい解説(抽選ルールやメリット・デメリット)、また取扱銘柄の詳細・スケジュールは、以下の記事をご参考ください。
[jin_icon_arrowdouble]【auカブコム証券IPO】抽選ルールや取扱実績、スケジュールを解説
[jin-yohaku30]
[jin-yohaku40]
大和証券
[jin-yohaku20]
大和証券は、IPOの主幹事実績が多く、大手証券会社としては異例のネット配分(15%〜25%)で、個人投資家にも十分当選チャンスがある証券会社です。
ネット配分では、100%平等抽選・チャンス抽選の二つの独自ルールで、小資金の方や大和証券のユーザーの方に当選のチャンスがあります。
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[box06 title=”大和証券IPOの特徴・メリット”]
- 主幹事実績が豊富
→ 当選株数が他の証券会社より多い - IPO取扱数も比較的多い
- ネット配分が多い(15%が平等抽選)
→ 小資金の方でも当たりやすい!
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[jin-yohaku30]
主幹事実績は、野村證券やSMBC日興証券に匹敵する水準で多くの配分が期待されます。
また、他の大手証券会社として、裁量配分以外のネット配分の比率(最大値)が高い点も大きな特徴です。
[jin-yohaku20]
大和証券のIPOに関する詳しい解説(抽選ルールやメリット・デメリット)、また取扱銘柄の詳細・スケジュールは、以下の記事をご参考ください。
[jin_icon_arrowdouble]【個人投資家も当たる?】大和証券のIPO抽選ルールの特徴は?
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[jin-yohaku40]
GMOクリック証券
[jin-yohaku20]
GMOクリック証券のIPO(新規公開株)は、IPOで人気化しやすいネット関連企業を多くかかえるGMOグループのIPOを取り扱う証券会社です。
100%平等抽選を採用しているため、初心者や小資金の方でも当選しやすい証券会社です。
[jin-yohaku20]
[box06 title=”GMOクリック証券IPOの特徴・メリット”]
- 100%平等抽選で初心者の方も当たりやすい!
- ライバルが少ない
- GMOグループのIPOに強い
→ GMOフィナンシャルゲート【7/15上場予定】
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GMOグループがIPOするときは、配分が多くなる傾向があります。そのため、戦略としては、口座開設をしておいて、IPOの取り扱いがある時は、忘れずに応募するというスタイルが良いでしょう。
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GMOクリック証券のIPOに関する詳しい解説(抽選ルールやメリット・デメリット)、また取扱銘柄の詳細・スケジュールは、以下の記事をご参考ください。
[jin_icon_arrowdouble]【超穴場!?】GMOクリック証券IPOの抽選ルールは?取扱実績と合わせて解説
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野村証券
野村証券IPOの特徴は、IPOの配分が多い主幹事の実績が多いことです。みずほ証券・野村証券と並び、業界トップクラスの水準となっています。
ただし、SBI証券ほど取扱銘柄数が多くないことや、店舗・店頭での案内(裁量配分)が多くインターネット経由など個人投資家への配分が少なく、口座開設者(ライバル)が多いなどのデメリットもあります。
本サイトでの野村証券IPOの抽選形式やメリット・デメリットの詳細は、以下をご参考ください。
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IPOを当たりやすくする複数証券での抽選
IPOの当選確率を上げるには、証券会社選びも重要ですが、複数の証券会社で抽選に参加することも重要になってきます。複数のネット証券から抽選に参加することで、抽選のチャンスが抽選参加数だけ多くなります。
参考:IPOを複数の証券口座で申込むメリットと注意点、どの証券会社が良いか?
実際、私も岡三オンライン・SBI証券・SMBC日興証券など複数のネット証券から抽選に参加しています。
複数の証券会社で抽選に参加する際の注意点は資金管理です。ほとんどの証券会社では、IPO抽選に参加するために、購入資金の入金が必要となります。
そのため、小資金の方は、事前入金無しでIPO抽選に参加できる「岡三オンライン」を利用しましょう。一単位しか買えない資金でもSBI証券などに入金してIPOを受けつつ、岡三オンラインでも抽選に参加できます。
本サイトでIPO向けとしてオススメのネット証券は、以下の公式ページから詳細確認・口座開設が行えます。今なら口座開設キャンペーンで現金やカタログギフトがもらえます。
IPO(新規公開株)投資関連のよくある質問
IPO投資関連で、よく質問されることについて答えて行きます。
IPO投資について|攻略法など
IPOの投資手法(攻略法など)に関する質問をまとめました。
IPO投資は、どんな投資手法でどのくらい儲かりますか?
一般的に、IPO投資と世間でいう場合には、IPO(新規公開株)を公募価格で購入して、保有せずに初値で株式を売却する手法(初値売り)を指します。
中長期投資が目的の場合は初値売りの必要は無く、そのままIPO株を保有し続ければ良いですが、短期投資の場合は、上場直後は株価のボラティリティが高い(乱高下しやすい)ので、初値売りが無難です。
IPOは、投資家の間で注目度・人気が高く、初値でも数倍の銘柄によっては数十倍の上昇を見せることがあります。ここ数年のIPOでは、8割程度の銘柄で初値が公募価格よりも上昇しています。
初値とは何ですか?
初値とは、新規公開株(IPO)が上場を果たし、初めて株式市場(東京証券取引所)でついた株価のことを言います。
例えば、IPOの公募価格が1,000円で初値が1,200円となった場合、200円×購入株数の投資利益が出ることになります。
ストップ高(初値が上場日に付かない)のケースは?【攻略法】
IPO株は、上場初日に初値が付かずにストップ高状態になることもあります。過去のIPO→即ストップ高のケースを見てみると、すぐに売ってくるベンチャーキャピタル(VC)など機関投資家が大株主としていない点や時価総額や売り出し規模が小さい銘柄が、ストップ高となるケースが多くなっています。
初値売りにデメリットはありますか?
初値売りのデメリットは特にありませんが、敢えて上げるとすれば、初値売りを行なった後に、株価が上昇したい場合「もう少し保有していれば良かった!」と思うことです。
ただし、IPOの初値がついた直後から数営業日は、株価のボラティリティが相当高くなるため(上昇後に大幅下落することもある)、中長期で持つと決めた銘柄以外は、初値売りが無難です。
株式投資は「美人投票」と評されることもあり、事業内容や業績などは関係なく受給だけで乱高下します。特に、IPOは人気投票の様相が強いので、初値がついた後のボラティリティは、中級者・上級者でも中々読めません。
私自身も、初値が公募価格から20%も儲かっているのに、数時間ホールドして利益を無くしてしまった経験が何度かあり、今では、初値売りを徹底しています。
もちろん、不人気の銘柄は初値でも利益が出ないことがあるので、そう言った銘柄は応募しないか、当選しても辞退するようにしています。
初値の予想はできますか?
初値売りで利益を行う場合、初値がどの程度上昇するのか?予想する必要があります。初値の予想メドをある程度つけておくことで、公募割れ銘柄を購入してしまうリスクも減ります。
様々なサイトで初値の予想・投票がされているので、それらの予想や投票の平均値を取るのも良いですが、IPO銘柄のファンダメンタルズや市況・相場環境、また専門機関の予想などから、自分である程度の予想が立てられると納得してIPO抽選に参加できます。
初値の予想には、業績(売上高や営業利益、経常利益、純利益など)や事業内容(ビジネスモデル・製品)などのファンダメンタルズ要因、公開規模などの要因が重要となります。また、銘柄の知名度(注目度)や上場市場などの情報も予想する上で重要です。
[box05 title=”初値予想のポイント”]
- 事業内容・ビジネスモデル
- 業績(売上高や営業利益、経常利益、純利益など)
- 公開規模
- 知名度(注目度)・上場市場
- 株主構成
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さらに、株主構成も非常に重要です。事業内容やサービス製品の注目度が高くても、株主にVC(ベンチャーキャピタル)などがいる場合は、要注意です。
どのようなテーマ・事業・ビジネスが人気ありますか?【攻略法】
IPOでは、時流にあったビジネスや事業を行なっている企業の初値が上がりやすい傾向にあります。例えば、最近だとIoT・ビックデータ・クラウド関連の事業・ビジネスを手がける企業が注目を集めいています。
最近では、介護用品や医療用品関連の企業の上場も目立ち始めています。自分で利用した経験がある製品・用品などは比較的イメージしやすいですが、ハイテク用品を扱う企業が多いため、なかなか想像が難しい点はありますが、期待値的な感じで初値が高騰する銘柄が多いので、IPO投資の攻略法の一つとして覚えておくと良いでしょう。
IPO投資で生活できますか?
資金にもよりますが、IPO投資のみで生活は難しいでしょう。確かに、IPOは当たると大きな収益を見込めますが、抽選はかなり不確定です。
そのため、副業として生活費の足しにするには良い投資手法ですが、生活費を丸ごとIPOで稼ぐことは不確定要素が多く、あまりオススメできせん。
実際、私自身も投資のみで生活をして行きたい希望を持っていますが、投資資金が数億円あるわけではないので、生活費の一部ないしは、将来のための資産運用の一部としてIPO投資を行なっています。
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IPOは資産運用になり得ますか?
一般的に、資産運用というと、複利効果によってお金を増やす(運用する)イメージです。そのため、IPO銘柄を中長期で長く保有する場合は資産運用としての性質がありますが、初値売りなどの場合は、短期トレードに近いイメージになります。
そのため、資産運用のメインを投資信託などの中長期投資としておいて、サブの運用としてIPOを利用する等の運用が理想的かもしれません。しかし、一人一人、資金の違いや「向き不向き」があると思うので、自分にあったスタイルで資産運用を行うと良いでしょう。
IPO株の配当金・利回りは高いですか?
基本的に、IPO投資は、配当金などのインカムゲインではなく、株式の値上がり益(キャピタルゲイン)を狙う投資手法と言えます。
一般的に、IPOをするような企業は、成長段階の企業が多く、配当金を出さずに設備投資など再投資する企業が多い傾向にあります。そのため、配当金が0円(無配)のところもあります。
いずれにしても、安定的な配当を狙う投資を目指すのであれば、IPOは相性が悪い投資手法と言えます。
IPOに地域の偏りはありますか?
新規上場企業は、東京や大阪などの大都市に集中しています。ただし、近年は、全体にしめる東京・大阪以外の地域のIPOも増えてきており、地方・地域の有力な企業がIPO志向が高まっているかもしれません。
また、業種では、アベノミクス以降、不動産関連の業種でIPOが多い印象です。公開規模や上場市場は、小さめの新興企業もそれなりにある傾向です。
不動産投資信託(REIT)はIPOがありますか?
不動産投資信託(REIT:リート)とは、オフィスビルや商業施設、マンションなどの不動産に分散投資を行うことができる投資信託です。株式市場で取引されるため、新規上場(IPO)はもちろんあります。
しかし、企業のIPOと違い、中長期の利回り重視の投資信託となっているため、不動産投資信託のIPOの初値高騰はそこまで高くならないのが実情です。
海外株(米国・中国・香港など)のIPO抽選に参加できますか?
海外株のIPOでも、SBI証券などを利用することで抽選に参加できます。ただし、海外株の場合、ホットなIPOが回ってくるかどうか不明瞭な部分が多いため、私自身、IPO投資は、海外株ではなく日本(国内)株に専念しています。
英語できる方であれば、中国IPO用に中国(香港)のBOOM証券などに口座開設すると良いかもしれません。
ただし、ハードルが高めなので、日本国内の証券会社(SBI証券・マネックス証券・楽天証券)からでも取引できる米国株式市場に上場したての中国IPO企業に注目した方が良いかもしれません。最近だと、中国EVメーカーのNIOなどが楽天証券などで取引可能になりました。
大手証券から案内・裁量配分を受けられるお客になるには?
野村証券や大和証券、みずほ証券などの大手では店舗でお客の方に裁量配分も行っています。
IPOの案内や裁量配分を受ける方法は公表されていませんが、多くの取引で手数料を払ってくれるお客の方など、証券会社の利益になるお客の方が、裁量配分の打診を受けることが多いと思われます。
IPO投資で事前にすべきことは?
IPO投資を行う場合、事前に、企業の概要(製品・ビジネス)や募集・売出が書いてある目論見書に目を通しておきましょう。目論見書の様式はどのIPO銘柄でも同じなので、様式・構成に慣れましょう。
[box05 title=”目論見書の様式・構成”]
- 企業の概況
- 募集・売出の条件などの証券情報
- 事業の状況や財務データなどの企業情報
- 第三者割当や既存株主の上場などの株主公開
[/box05]
以下の図は、ソフトバンク上場時の目論見書の目次になっています。上の様式・構成のように、証券情報や企業情報などがあります。目次の前には、図解で企業の概況が書かれており、上場企業の概要(製品・ビジネス)などを掴むことができます。
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IPOに関する基礎知識
IPO投資を行う上での前提知識に関する質問をまとめています。
IPO株の手数料は?
IPO投資にかかる手数料は、IPO株の売却時にかかる手数料のみです。IPO株の購入時などに手数料はかかりません。
また、証券会社間で資金移動を行う場合(例えば、SBI証券から野村証券など)も、各証券会社の即時入金サービスなどを利用することで、手数料無料で資金移動(入出金)を行うことができます。
- IPO株の売却時のみ手数料がかかる
⇒ 売却時の手数料比較はこちら - IPO株の購入手数料:無料
- 証券会社への資金移動:一部無料
- 主幹事や委託で変わらない
ちなみに、IPO株の売却時には、他の国内株式と同様に、取引手数料がかかります。各証券会社の手数料プランによって料金が変わるので確認しておきましょう。一般的に、手数料プランは、1日の取引金額の合計で手数料が決まる「定額プラン」と1回の約定毎に手数料が決まる「約定毎プラン」の2種類があります。
例えば、岡三オンラインの定額プランを選ぶと、1日20万円の取引まで手数料無料になります。
各ポイントの詳しい解説やIPO株の手数料、証券会社毎の取引手数料・入出金手数料の比較・解説は、以下の記事をご参考ください。
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振込・送金手数料の節約方法はありますか?
IPOでは、複数の証券口座で送金など資金移動をしながら抽選に参加するケースもあります。そのため、証券会社や銀行間の資金移動の際の送金・振込手数料の節約方法を知っておくと、無駄なコストを掛けずに済みます。
結論から言うと、振込や送金など資金移動にかかる手数料は、各証券会社の入出金をネット銀行経由で行うことで、手数料を無料にできます。
- 入金:ネット銀行からの即時入金で無料
- 出金:登録した銀行の振込(出金)が無料
⇒ ネット銀行の利用でIPOの資金移動が手数料無料でできる
証券口座から出金する際の振込口座は事前に登録する必要があることが多いので、口座開設直後や思いついた時に登録をしておきましょう。
基本的に、楽天銀行か住信SBIネット銀行のいずれかの口座開設をしておけば大丈夫ですが、証券会社によって即時入金サービスの対応銀行が違う点には注意しておきましょう。
楽天銀行や住信SBIネット銀行などのインターネットバンクでは、取引回数や残高によって預金口座間の送金手数料も無料になることがあるので、入出金だけでなく送金・振込などにも便利です。
各証券会社で即時入金サービスに対応している銀行や手数料の節約術は、以下をご参考ください。
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楽天銀行と住信SBIネット銀行(ハイブリッド預金)は、いずれも楽天証券やSBI証券と連携することで、普通預金口座の金利が高くなったり、ATMの入出金手数料などが無料になるため、普段の生活でも重宝しています(ATMの入金手数料は、取引に応じて無料回数が変わります)。
また、ATMの利用などを考える場合、お近くにセブンイレブンなどがある方は、セブン銀行などを利用するのも良いでしょう。セブン銀行も、SBI証券や楽天証券、野村証券など、ほぼ全ての証券会社の即時入金サービスに対応しています。
当サイト管理人は、楽天証券との連携(マネーブリッジ)で普通預金金利が年率0.1%になる理由で、楽天銀行をメインにしています。取引内容によりますが、毎月コンスタントに2回以上は、ATMの手数料が無料になっています。
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IPO関連でよく出てくる専門用語はありますか?
IPO投資では、普段株式投資などを行なっているだけでは、あまり見かけない多くの関連用語が出てきます。特に、IPOの上場スケジュールに関する関連用語は、覚えておく必要があります。
以下、IPOの上場までの流れを解説してきます。
【IPOの上場までの流れ】ブックビルディング(BB)方式とは?
IPOは、ブックビルディング(Book Buildingを略して「BB」と表記)という方式が採用されています。ブックビルディングは、日本語で「需要申告」ということもあります。
ブックビルディング方式によるIPOの承認から上場までの流れ・スケジュールは、以下のようになっています。
[box05 title=”承認から上場までのスケジュール”]
- 仮条件提示
- ブックビルディング(需要申告)期間
- 公開価格決定
- 購入申込期間
- 上場日
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大まかな流れとしては、仮条件で提示された価格帯の中から、どの株価(価格)であれば、IPO株を購入するかを「ブックビルディング期間(需要申告期間)」に申告します。
仮条件は、機関投資家などからのヒアリングなどにより価格帯を決定します。
ブックビルディング期間の申告を基に、IPOの公開価格が決定し、その価格での購入申し込み、上場の流れとなります。以下、各ステップの関連用語についてもう少し詳しく解説していきます。
仮条件提示
上場の承認が下りた後、ブックビルディング方式のIPO抽選で始めに行われるのが「仮条件提示」です。
1,000円〜1,500円など幅を持たせた価格(株価)を提示し、その範囲内で、ブックビルディング期間(申込み期間)に投資家の需要を問う流れになります。
ブックビルディング(BB)期間(申込期間)
ブックビルディングとは、IPO株の売出価格を決めるにあたり、あらかじめ提示された仮条件を参考に、投資家に対して行われる需要予測のことです。
例えば、A株の仮条件が1,000円〜1,500円と発表された場合、我々投資家はこの範囲内でどの価格なら購入するか、希望価格を提示します。
ブックビルディング期間(BB期間)は通常4~5営業日で、この期間中に、希望価格を提示しなければIPO抽選に参加できない証券会社・金融機関がほとんどです。
- IPO抽選に参加したいならBB期間中に、希望価格を提示しましょう。
- ほとんどの場合、希望価格を仮条件の最大価格にしないと抽選に参加できない。
公募価格決定
ブックビルディング期間の需要申告を基に、最終的なIPOの公募価格が決定します。昨今のIPO人気により、ほとんどの場合、仮条件の最大価格が公募価格になります。
購入申込み
決定した公募価格でIPOを購入する場合、購入申し込みを行い、抽選で当選すればIPOをゲットすることができます。
上場日
ブックビルディングや購入申し込み期限を経て、IPOが株式市場に上場する日が「上場日」です。典型的なIPO投資である「初値売り」を行う場合、この日を忘れないようにしましょう。
最新のIPOスケジュールはどこでチェックできますか?
本サイト「IPOスケジュール【2019】取扱い証券会社やIPO株の抽選スケジュール」でもIPOスケジュールや取り扱い証券を解説していますが、最も信頼できる情報源としては、日本取引所グループの「新規上場会社情報|日本取引所グループ」もあります。
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IPOの上場は東証がメインでしょうか?
IPOは、東証1部や東証2部、JASDAQ・東証マザーズなどがメインですが、名古屋や福岡、札幌などの地方市場でも行われます。ただし、東証と比べると数が少なくなっています。
IPOの取引手数料は安いですか?
通常の株式の取引には、金融機関(証券会社)毎に買付と売却時に手数料がかかりますが、IPOは買付手数料が無料です。
また、売却時の取引手数料は、通常の国内株式と同じ取引手数料になるので、通常の株式取引よりも買付手数料の無料分、お得感があります。
IPO投資にかかる手数料の詳細は、以下をご参考ください。
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締切などIPOの申し込みに注意点はありますか?
IPOを購入する場合、申込み締切・入金締切の2種類の締切日に注意する必要があります。
申込み締切では、IPOの需要申告(ブックビルディング)期間に、提示されている仮条件の範囲内で購入意思があることを意思表示しなくてはいけません。
また、各証券会社によって違いますが、抽選に参加する場合(またはIPOに当選した場合)に、入金締切日までに、IPO株を購入する分の資金を口座へ入金する必要があります。
IPOとは英語(English)でどんな意味ですか?
IPOのEnglishを「Cambridge English Dictionary」で調べてみると、以下のように解説されています。
abbreviation for initial public offering: the first sale of a company’s shares to the public
Cambridge English Dictionaryによると、IPOは「Initial Public Offering」の頭文字からきており、会社がpublic(公共)に初めてsaleを行う、つまり初めて上場するような意味となっています。
IPOでNISAは利用できますか?
基本的に、NISA口座を開設できる証券会社であれば、どの証券会社でもNISAを利用することができます。
IPOも株式投資同様、投資利益に対して2割程度の課税があるので、NISAの非課税枠を利用して、投資利益の目減りを防ぐことは、良い選択肢です。
ただし、NISAは、一旦使ってしまった非課税枠(年間上限:120万円)は、IPO銘柄を売却しても復活しない点にご注意ください。つみたてNISAの場合、非課税枠が40万円なので、IPO投資にはあまり向かいかもしれません。
NISA・つみたてに関する詳細は、以下の記事をご参考ください。
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企業側から見た新規上場のデメリットはありますか?
上場を目標にする会社・企業は多いですが、企業にはIPO(新規公開)するデメリットもあります。
それは、決算など監査法人等に支払うコストの増大の実務的なデメリットの他、企業の敵対的買収のリスクや株主の意見にこれまで以上に配慮しなければいけない点です。
ただし、東京証券取引所など上場取引所の厳しい審査を受けた実績や企業ブランドの価値や新株予約権の発行など市場からの資金調達方法が増えるなどのメリットの方が大きいと思う企業が多いようです。
IPOの審査の特徴は?帳票が求められる?
IPOの審査の過程では、使用帳票などによる説明が求められる場合があるようです。具体的には「〇〇について、実際に使用している帳票により説明してください。」というような質問がされるようです。
帳票とは会計用語で、帳簿・伝票の両方を指します。個人事業主の方などはわかると思いますが、帳簿は会社や店舗で行われる取引を記録するもので、伝票はお金の動きなどを記入するものです。
IPO株が購入できる投資信託はありますか?
投資信託は、中長期の分散投資向けの金融商品ですが、IPO株など新興株への投資を目的とした投資信託(ファンド)も存在します。例えば、三菱UFJアセットマネジメント(旧三菱UFJ国際投信)の「IPOリサーチオープン(愛称:リターンエース)」などがあります。
法人口座でもIPOに申し込める証券会社はありますか?
以下の証券会社であれば、法人名義でもIPOに申し込みが行えます。ちなみに、IPOと少し離れますが、個人事業主は法人ではありませんので、法人口座を作れない点にご注意ください。
[box05 title=”法人口座でIPOに参加できる証券会社”]
- 岡三オンライン
- SBI証券
- 松井証券
- マネックス証券
- auカブコム証券
*上記の証券会社は、私が保有する証券会社に実際に問い合わせたもので、他にも法人口座からIPOを申し込める証券会社があるかもしれません。
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また、個人口座と比べて法人口座の開設は、提出書類が多い点にご注意ください。法人番号提供書や法人の印鑑登録証明書、法人番号指定通知書(コピー)等、法人特有の書類が必要となります。
IPOに株主優待はありますか?
新規公開株(IPO)だからと言って株主優待が無いという訳ではありません。最初から株主優待を公言している企業もあれば、上場後、少し経ってから株主優待を発表するケースもあります。
昨今は、東京証券取引所(東証)1部の上場を目的とする企業が株主集めに優待を実施するケースが多いので、JASDAQやマザーズでIPOをした企業は、株主優待の新設が期待できるかもしれません。
IPOにETFはありますか?
結論から申し上げると、日本国内の株式市場のIPOに関する株価指数「QUICK IPOインデックス(単純平均」はありますが、IPO指数に連動するETFはありません。
ただし、米国株式市場には「Renaissance IPO ETF」というETFが存在します。このETFは、2年以内に新規上場した企業群の8割で構成されている「ルネサンスIPOインデックス」に連動するETFとなっており、S&P500などの指数を上回る成績を収める年が多く存在します。
このように、IPO株は、急上昇することがあるので、日本国内でもQUICK IPOインデックスなどに連動するETFの上場を期待した所です。
IPO投資のテクニック
IPO投資の実務・テクニカル面での質問と答えをまとめました。
資金管理が重要な理由は何ですか?
IPOは、なるべく多くの証券会社から抽選を申し込むことが重要です。
ただし、ほとんどの証券会社で、抽選に参加するための事前入金が必要になります。そのため、どの証券会社に投資余剰資金がどの程度あるか管理しておくことが重要になります。
また、3月や6月・9月・12月などIPOが集中する時期は、様々な証券会社から入出金をする可能性があるので、事前に資金管理のシミュレーションを行っておくことで、注目度の高いIPOの抽選に、余剰資金の反映が間に合わないというようなミスも無くなります。
IPO投資で利用したい証券会社があるのですが、口座開設の期間はどのくらいですか?
住んでいる地域や郵便状況にもよりますが、各証券会社の口座開設にかかる最短の日数は、以下のようになっています。
[box05 title=”各証券会社の口座開設までの最短日数”]
- 岡三オンライン:1週間
- SBI証券:翌日
- SMBC日興証券:4日
- マネックス証券:2日
- auカブコム証券:3日
- SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券):3日
- 松井証券:4日
- GMOクリック証券:4日
- 楽天証券:1週間
- 野村証券:翌日(マイナンバーカードおよびリーダーなどが必要)
- 大和証券:翌日
[/box05]
各証券会社にIPO用のメールアドレスを登録すべきですか?
各証券会社では、IPOの取扱いや抽選結果などを、登録アドレスに送信するサービスを行なっていますので、IPOへの応募や当選・購入資金の入金などを忘れないように、メールアドレスなどを登録しておくべきです。
口座開設時のアドレスとは別に登録が必要な証券会社もあるので、忘れずに登録しておきましょう。
問い合わせできるネット証券はありますか?
インターネットで自分で取引できるとは言え、不足の時代に問い合わせできるネット証券は便利です。電話問い合わせできるネット証券としては、auカブコム証券や松井証券などがありますので、困ったことがあったら問い合わせてみると良いでしょう。
IPOの最新情報
上場銘柄や最新のIPOスケジュールなどに関する質問と答えをまとめました。
2018年にソフトバンクの上場はありますか?
2018年の目玉IPOとしてソフトバンクの上場が検討されています。
ソフトバンクは、既に上場しており日経平均株価やTOPIXの構成比率上位銘柄としても有名な「ソフトバンクグループ(9984)傘下の通信事業会社です。
2018年7月9日、東京証券取引所に上場予備申請を行ったことを発表しており、10月中旬に承認が下りるとの報道があります。
ソフトバンクが上場すれば、通信会社として1987年のNTTを上回る大型案件となりえます。親会社のソフトバンクグループが保有する3割強のソフトバンク株が売り出されれば、公開規模は2.5兆円程度になり得ます。
IPO投資とは?
IPO(新規公開株)とは、未上場の企業が東京証券取引所などに上場する際にだけ購入できる株式のことです。
過去のデータから値上がりする可能性が非常に高く利益を得やすいため、近年注目を集めています。
IPO自体は、Initial Public Offeringの略で、日本語では「新規公開株」などと呼ばれます。それでは、以下、IPO投資の魅力やメリット・デメリット、注意点、またIPO株を獲得するために重要な抽選について解説していきます。
IPO投資がなぜ人気か?魅力・メリットは?
IPO投資が人気を集めている理由は「利益が出しやすい」ためです。
IPO株は、上場日の買い需要・売り需要によって、株式市場での初値(最初の株価)がつきます。しかし、上場前に一部の投資家は、IPOを公募価格で購入する権利を「抽選で」手に入れることができます。
IPO株の初値は、公募価格よりも高くなる傾向があるため、IPOを手に入れ初値で売れば、高確率で利益をあげることができます。また、利益(リターン)が高い点も魅力で、昨年東証マザーズIPOの初値の平均は公募価格の約2.5倍となっています。まとめると、IPOの魅力は、
- 当選すれば、IPO株は上場前に公募価格で手に入る
- 公募価格よりも初値が高い傾向がある
- リターンも比較的高い(2017年のマザーズ市場平均で+146%)
注意点・デメリットは?
ここまで解説してきたように、IPO投資では、大きな利益をあげることができる可能性が非常に高くなります。しかしながら、注意点もあります。
一つ目の注意点は、必ずしも初値が上昇するわけでは無いという点です。銘柄の業績や時価総額、大株主の状況、また相場環境などにより、初値がマイナス(公募割れ)でスタートする場合もあります。
ただし、新興企業の多いマザーズでは、2017年のIPOが49社中、公募割れは、たったの1社で、しかも平均リターン約2.5倍と、やはりIPO株は、高リターンのプラチナチケットと言えそうです。
二つ目は、抽選で当選しなければIPOのプラチナチケットが手に入らないという点です。取引所に上場している株は、立会時間であれば、誰でも売買できますが、IPO株は、抽選に応募し、当選した方だけが公募価格でIPOを獲得できます。注意点をまとめると、、
- 必ず(100%)初値が上昇するとは限らない
*2017年のマザーズ市場IPOの公募割れ(初値マイナス)は49社中、たったの1社 - 抽選に当たらないと初値の上昇益を得られない
特に、初値の大きな上昇が期待できるIPO銘柄は、抽選へ応募する方も多くなるので、当選が難しくなります。そこで、以下では、当選確率を高めるための方法を解説していきます。
IPOスケジュール
2021年も多数のお宝IPO(新規公開株)の上場が多数控えています。
そのため、IPOスケジュールを確認し、抽選・申し込みに備えておく事が、IPOの当選確率を上げる戦略を立てる上で重要です。
2021年12月は「7銘柄」のIPOが予定されています!
2021年12月現在決定している「新規上場銘柄」の数は、下表のようになっています。
時期 | 銘柄数 |
---|---|
2020年8月 | 2銘柄(予定) |
2020年7月 | 7銘柄(予定) |
2020年6月 | 6銘柄(実績) |
2020年5月 | 0銘柄(実績) |
2020年4月 | 1銘柄(実績) |
2020年3月 | 24銘柄(実績) |
2020年2月 | 3銘柄(実績) |
2020年1月 | 0銘柄(実績) |
過去のIPOスケジュール
銘柄名 | 証券コード | ブックビルディング期間 | 購入期間 | 上場日 | 初値騰落率 |
---|---|---|---|---|---|
ティアンドエス | 4055 | 7月20日〜7月28日 | 7月30日〜8月4日 | 8月7日 | ー |
モダリス | 4883 | 7月14日〜7月20日 | 7月22日〜7月29日 | 8月3日 | ー |
以下、各IPO銘柄のスケジュールや企業のビジネス、おすすめの取扱証券会社などを解説していきます。
ティアンドエス(4055)
ティアンドエス(証券コード:4055)は、ソフトウェア開発・システムコンサルティングなどを手掛ける情報通信企業です。
事業基盤を担う「ソリューションカテゴリー」、安定した事業である「半導体カテゴリー」、高度な技術力を武器に成長市場を開拓する事業の成長エンジンである「先進技術ソリューションカテゴリー」の3つのカテゴリーで事業展開しています。
東証マザーズへの上場が予定されており、申し込み・抽選・購入スケジュールは、以下のようになっています。
- 仮条件提示:7月17日
- ブックビルディング:7月20日~7月28日
- 公開価格決定:7月29日
- 購入申込期間:7月30日~8月4日
- 上場日:8月7日
- 主な取り扱い証券会社:野村証券・SBI証券・マネックス証券・楽天証券・いちよし証券
ティアンドエス株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役執行役員社長:武川義浩、以下 「当社」)は、本日、株式会社東京証券取引所(以下、東京証券取引所)より、当社株式の東京証券取引所マザーズ市場への新規上場を承認されましたことをお知らせいたします。
ここに謹んでご報告させていただくとともに、これまでの皆さまのご支援、ご高配に心より感謝申しあげます。当社は今後も歩みを止めず、新たな挑戦をし続けることをビジョンとして掲げ、皆様のご期待にお応えするべく、サービス拡充並びに企業価値の向上に努めてまいります。引き続き、変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申しあげます。
引用元:ティアンドエス-東京証券取引所マザーズ市場への上場承認に関するお知らせ
なお、東京証券取引所への上場日は2020年8月7日(金)を予定しております。
モダリス(4883)
モダリス(証券コード:4883)は、遺伝子治療薬の研究開発を行う企業です。CRISPR-GNDM技術による治療薬開発に強みを持っています。
東証マザーズへの上場が予定されており、申し込み・抽選・購入スケジュールは、以下のようになっています。
- 仮条件提示:7月10日
- ブックビルディング:7月14日~7月20日
- 公開価格決定:7月21日
- 購入申込期間:7月22日~7月29日
- 上場日:8月3日
- 主な取り扱い証券会社:SMBC日興証券・SBI証券・マネックス証券・みずほ証券