SBI証券の投信マイレージでは、10月にポイント付与率が改悪・引き下げられました。
ただし、楽天証券やマネックス証券などの他のネット証券と比較した場合、現在でも、オルカンなどのポイント付与率は最高水準になっています。
そのため、引き続き、投資信託の購入・保有は、SBI証券がお得でオススメです。
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SBI証券の投信マイレージが改悪【2023年の内容】
SBI証券の投信マイレージが改悪となり、SBI証券を利用する投資家に影響が出ることとなりました。
具体的な変更点は、オルカンなどeMAXIS Slim全世界株式のポイント還元率がダウンするという、一部の投資信託利用者にとっては痛手とも言える修正が行われることです。
これまで投資信託を利用することで貯まる投信マイレージは、SBI証券のサービスの一部として多くの利用者から支持を受けていました。
これが今回の改悪により、特定の投資信託のポイント還元率が下がることは、ユーザーにとって大きな意味を持つ事態です。
- 一体、どのような変更があったのか?
- これから投資家はどう動くべきなのか?
詳しい経緯と今後の対応について解説していきます。
SBI証券の投信マイレージの改悪はポイント還元率の悪化・ダウン↓
さっそく、2023年10月に発表されたSBI証券「投信マイレージ制度」の改悪について詳しく解説していきます。
今回のSBI証券「投信マイレージ」の改悪では、eMAXIS Slim全世界株式の3種類の投資信託のポイント還元率がダウンします(2023年の10月〜)。
銘柄名 | 変更後の 還元率 | 変更前の 還元率 |
---|---|---|
eMAXIS Slim全世界株式 (オール・カントリー) | 年率0.0175% | 年率0.0415% |
eMAXIS Slim全世界株式 (除く日本) | 年率0.0175% | 年率0.0415% |
eMAXIS Slim全世界株式 (3地域均等型) | 年率0.0175% | 年率0.0175% |
以下、3本のファンドで一律「年0.0415%」から「年0.0175%」に、ポイント還元立がダウンします。
- eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
- eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
- eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)
還元率の変更の切り替えは、2023年10月のポイント付与分からになります。
SBI証券の投信マイレージの改悪の理由:eMAXIS Slimの値下げによるもの
次に、今回の投信マイレージのポイント付与率の低下の理由について解説していきます。
今回の投信マイレージの還元率の低下は、eMAXIS Slim全世界株式の信託報酬の値下げが影響しています。
eMAXIS Slimシリーズの投信を運用する三菱UFJアセットマネジメントでは、2023年9月8日から、以下4本のインデックスファンドの信託報酬を引き下げました。
銘柄名 | 変更後の 信託報酬 | 変更前の 信託報酬 |
---|---|---|
eMAXIS Slim全世界株式 (オール・カントリー) | 以内 | 年率0.05775%年率0.1133% 以内 |
eMAXIS Slim全世界株式 (除く日本) | 以内 | 年率0.05775%年率0.1133% 以内 |
eMAXIS Slim全世界株式 (3地域均等型) | 以内 | 年率0.05775%年率0.1133% 以内 |
eMAXIS Slim新興国株式 インデックス | 以内 | 年率0.1859%年率0.1518% 以内 |
SBI証券の投信マイレージでは、ポイントの付与率を信託報酬の内の「販売会社が受け取る手数料」としています。
以下の表は、信託報酬の引き下げ前後のeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)の信託報酬の内訳を比較したものです。
項目 | 引下げ後 | 引下げ前 |
---|---|---|
合計 | 年0.05775% | 年0.1133% |
委託会社 | 年0.0175% | 年0.0415% |
販売会社 | 年0.0175% | 年0.0415% |
受託会社 | 年0.0175% | 年0.020% |
販売会社が受け取る手数料が、税抜き「年0.0415%」から「年0.01750%」に引き下げられたため、これに合わせて、投信マイレージの還元率も引き下げられました。
この度の変更は、ポイント付与率の上限は販売会社が受け取る手数料(信託報酬)等の「税抜き」分までとすることが適切と判断したことによるものであり、現在、販売会社が受け取る『税込み』の信託報酬率と同率程度のポイント付与率としている一部の銘柄について、『税抜き』の信託報酬率と同率程度のポイント付与率まで引き下げを行います。
引用元:一部銘柄の「投信マイレージ」の付与率変更に関するお知らせ
SBI証券の投信マイレージ改悪の歴史・変遷
SBI証券の投信マイレージでは、ポイント還元率の変更があるので、2023年の改悪・改善を振り返っておきます。
2023年に入ってから、各ファンドの信託報酬の引き下げなどによって、投信マイレージのポイント付与率も何度か変更しました。
変更時期 | 内容 | 対象ファンド |
---|---|---|
2023年 10月〜 | 3種のeMAXIS Slim全世界株式の還元率が、 年0.0415%から年率0.0175%へ | eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー) eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型) |
2023年 6月〜 | 3種のeMAXIS Slim全世界株式の還元率が、 年0.0420%から年0.0415%へ eMAXIS Slim先進国株式インデックスは、 年0.0365%から年0.03495%へ | eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー) eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型) eMAXIS Slim先進国株式インデックス |
2023年 3月〜 | SBI・Vシリーズ、eMAXIS Slimシリーズなどの 一部ファンドの還元率がダウン | SBI・V・S&P5000・インデックス・ファンド SBI・V・全米株式インデックス・ファンド SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド eMAXIS Slim米国株式(S&P500) eMAXIS Slim先進国株式インデックス ニッセイ外国株式インデックスファンド eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー) eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型) など多数。 |
基本的には、低コストインデックスファンドの手数料競争で信託報酬が引き下げられる分、SBI証券の投信マイレージの還元率も低下する傾向にあります。
このように、投信マイレージのポイント還元率の変動は、他のネット証券との競争もありますが、基本的には、投資信託の信託報酬引き下げによるものが多くなっています。
そのため、今後も、インデックスファンドの信託報酬が引き下げられることがあれば、投信マイレージのポイント付与率が悪化する可能性があります。
SBI証券の投信マイレージが改悪!投信マイレージとは?
近年、金融業界ではさまざまな会員制度や特典サービスが展開されていますが、その中でも話題となっているのがSBI証券の「投信マイレージ」サービスです。
しかし、その制度が改悪となり、ユーザーの間で物議を醸しているようです。
投信マイレージとしての役割や、その特長、デメリットを順に見ていきましょう。
SBI証券の投信マイレージとは?
投信マイレージとは、SBI証券が提供しているサービスであり、投資信託を購入することでポイントが貯まり、一定のポイントがたまるごとに様々な特典が受けられる制度のことを指します。
ユーザーにとっては投資を行う上でお得な要素となるこのサービスですが、使用するにはSBI証券への加入が必須となるため、新規に口座を開設する方や投資を始めようと考えている方には、サービス内容を理解しておくことが重要でしょう。
このシステムの導入背景を見てみると、現代社会では投資に対する関心が高まりつつあります。
特に若い世代では、株やFXなどの金融商品が身近に感じられるようになりました。
その結果、投資信託を続けるユーザーを確保するためには、利益をもたらすだけでなく、投資の楽しみ方や継続的な投資への意欲を刺激する必要があります。
その一環として、投資行動をポイント化し、それを特典に結びつけることで、利用者に更なる投資への動機付けを促すためのシステムが投信マイレージです。
SBI証券の投信マイレージの特徴・メリット
投信マイレージの最大の特徴なのは、投資活動そのものがポイントと結びつけられることで、これまでにない形で投資が楽しめるという点にあります。
そして、得たポイントを様々な特典へと交換できるため、単に資産運用を目的とした投資信託とは一線を画します。
この特典は様々で、例えばANAのマイルに交換したり、ポイントを投信口座に戻して購入額を増やすことも可能です。
また、より多くのポイントを獲得するための投資信託が設定されていますので、投資先を選ぶ際にも選択肢の一つとなり、様々な方法で資産を増やすことが可能です。
さらに、マイレージが付与される投資信託の種類も多く、自分の投資スタイルに合わせて製品を選べるのも特徴の一つです。
投資銘柄の選択肢が広がるのは、投資家にとって大きなメリットといえるでしょう。
そして、ある程度のポイントがたまると、優待サービスを受けられる特典も用意されています。
SBI証券の投信マイレージのデメリット・注意点
もちろん投信マイレージには、多くのメリットが存在しますが、一方でデメリットや注意点、リスクも存在します。
その最大の理由が、やはり投資信託自体のリスクです。株式に連動した投資信託などは、株価の下落リスクも含んでいます。
つまり、ポイントが貯まるからといってすべての金融商品に投資してしまうと、元本割れのリスクがあるということに注意が必要です。
ただし、それは投信マイレージだけでなく、投資信託そのものについて言えることです。
金融商品を選ぶ際には、リターンだけでなくリスクも考えることが重要です。
また、投信マイレージを得るためだけの投資が行われ、自分の投資戦略を見失うことも避けたい。
ポイント捕りに走るあまり、余計なリスクを取ってしまう可能性もあるのです。
そして、今回の改悪についてですが、これまであった一部の特典が無くなってしまったという事実は否めません。
しかしながら、改悪により特典が一部縮小したとはいえ、投信マイレージを活用することで得られるメリットはまだまだ存在しています。
事実、SBI証券で投資を行うユーザーからすると、投信マイレージの存在はそのまま投資への助けとなっているのです。
それだけではなく、投信マイレージの存在そのものが投資家たちに投資の楽しみ方を提供し、投資を続ける意欲を支えています。
そのためSBI証券のサービスとしての価値は変わらず、投資家としてその恩恵を受けられることは間違いありません。
以上のような点から考慮すると、今回の改悪がありつつも、それぞれの投資スタイルやライフスタイルに応じて、投信マイレージを活用し、特典を享受することは可能といえます。
ただし、その上で重要なのは、金融商品への理解と投資戦略を持って活動すること。
投信マイレージを適切に活用する場合も、同様の注意が必要です。
SBI証券の投信マイレージ改悪後も楽天証券よりお得か比較
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今回のSBI証券投信マイレージの改悪で気になるのが、「楽天証券など他のネット証券の方がお得になるのか?」という点です。
そこで、ここからは、投信マイレージの改悪後のポイント還元率を他の証券会社と比較していきます。
楽天証券は楽天ハッピープログラムでポイント付与
まず、ポイント還元率を比較する前に、SBI証券の対抗馬「楽天証券」のポイント還元システム「楽天ハッピープログラム」について復習しておきます。
楽天ハッピープログラムは、楽天銀行の優遇プログラムですが、楽天証券と連携(マネーブリッジ)することで、楽天証券側でもポイント還元が受けられます。
具体的には、投資信託の保有額がある金額に到達した場合、その条件を満たした月に楽天ポイントが付与されます。
実際のポイント付与数は下表のようになっており、投信保有額が、10万円になった月に10ポイント、30万円になった月に30ポイント、と一定金額に達した月のみポイント付与が受けられます。
月末時点の残高 | 付与ポイント |
---|---|
10万円に到達した月 | 10ポイント |
30万円に到達した月 | 30ポイント |
50万円に到達した月 | 50ポイント |
100万円に到達した月 | 100ポイント |
200万円に到達した月 | 100ポイント |
300万円に到達した月 | 100ポイント |
400万円に到達した月 | 100ポイント |
500万円に到達した月 | 100ポイント |
1,000万円に到達した月 | 500ポイント |
1,500万円に到達した月 | 500ポイント |
2,000万円に到達した月 | 500ポイント |
SBI証券投信マイレージ改悪後の楽天証券とのポイント還元率比較
ここまで解説してきたように、楽天証券の場合、投信保有金額の条件を満たし月にしか、楽天ポイントが進呈されません。
そのため、ポイント還元率は、投信マイレージ改悪後でも、SBI証券の投信マイレージの方が、お得!
以下の図は、SBI証券の投信マイレージと楽天証券の楽天ハッピープログラムのポイント付与を比較したグラフです。
SBI証券の投信マイレージの方では、毎月ポイント進呈があるため、ポイントを再投資することで、滑らかな曲線を描いて合計ポイント数が上昇します。
一方、楽天証券のハッピープログラムでは、条件達成月しかポイントがもらえないため、不連続なグラフになります。
毎月のポイント進呈は嬉しいですね!
また、以下の表は、SBI証券の投信マイレージと楽天証券の楽天ハッピープログラムの違いを比較したものですが、
項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
---|---|---|
ポイント プログラム名 | 投信マイレージ | ハッピープログラム |
ポイント プログラム | 毎月ポイント付与 | 投信保有額に応じて条件達成時のみ ポイント付与 |
貯まる ポイント | Vポイント、Tポイント、 dポイント、JALマイル、 Pontaポイント | 楽天ポイント |
ポイントプログラムで貯まるポイントが、dポイントやTポイント、Vポイント、JALマイルなど選択肢が広い点も、SBI証券のポイント還元率の良い点です。
SBI証券の投信マイレージなら、生活・消費スタイルに合わせて、好きな共通ポイントが選べますね!
投信マイレージの改悪後でも、楽天証券よりSBI証券のポイントプログラムの方がお得!
SBI証券とauカブコム証券・マネックス証券・松井証券のポイント還元比較
次に、投信マイレージ改悪後のSBI証券のポイント還元率を、auカブコム証券やマネックス証券、松井証券などのネット証券と比較していきます。
下表は、今回、投信マイレージの改悪の影響を受けたeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)などの3本の投資信託のポイント還元率を比較したものです。
証券会社 | eMAXIS Slim全世界株式 (オールカントリー) | eMAXIS Slim全世界株式 (除く日本) | eMAXIS Slim全世界株式 (3地域均等型) |
---|---|---|---|
SBI証券 | 0.0175% | 0.0175% | 0.0175% |
楽天証券 | – | – | – |
マネックス証券 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
auカブコム証券 | 0.005% | 0.005% | 0.005% |
松井証券 | 0.0415% | 0.0415% | 未発表 |
一つ前の節で解説したように、楽天証券は、毎月のポイント付与がありません。
マネックス証券投信保有ポイントプログラムの場合
まず、マネックス証券ですが、今回のeMAXIS Slimの全世界株式ファンドの信託報酬に合わせて、以下のの3本のファンドをポイント付与対象外としてきました。
- eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
- eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
- eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)
ちなみに、eMAXIS Slim先進国株式や米国株式(S&P500)の他のeMAXIS Slimシリーズのインデックスファンドは、年率0.03%のポイント還元率が適用されます。
投信マイレージの改悪後でも、マネックス証券よりSBI証券の方が、お得です!
auカブコム証券の資産形成プログラムの場合
次に、auカブコム証券ですが、こちらの還元率は「年率0.005%」となっています。
ポイント付与がある分、マネックス証券よりはマシですが、SBI証券投信マイレージの還元率「年率0.0175%」と比較すると、見劣りします。
マネックス証券の時と同様に、投信マイレージの改悪後でも、auカブコム証券よりSBI証券の方が、お得です!
松井証券の投信残高ポイントサービスの場合
最後に、松井証券とSBI証券の還元率の違いを解説していきます。
松井証券では、2023年11月から「投信残高ポイントサービス」がスタートします。
現時点で発表があったeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)とeMAXIS Slim全世界株式(除く日本)の還元率は、投信マイレージ改悪後のSBI証券の還元率よりも高くなっています。
ただし、
- 投信残高ポイントサービスのアナウンスがあった時期が、eMAXIS Slim全世界株式の信託報酬の引き下げが行われる前だった点
- 投信残高ポイントサービスのポイント還元率が、投信マイレージの改悪前の還元率と等しい点
を考慮すると、11月の投信残高ポイントサービス開始のタイミングで、引き下げてくる可能性もあります。
ポイント還元率が万が一、維持されれば、松井証券のポイント還元率が最も高くなります。
松井証券「投信残高ポイントサービス」開始前後のポイント還元率の変動を注視。
SBI証券の投信マイレージ改悪【まとめ】楽天証券よりも高還元!
以上、SBI証券の投信マイレージの改悪について詳しくご説明しました。
投信マイレージの改悪により、ポイント還元率が悪化し、利用者にとっては不利な変更となりました。
改悪の理由は、eMAXIS Slimの値下げによるものであり、これによりポイント還元率が下げられた経緯があります。
また、SBI証券の投信マイレージの改悪の歴史や変遷についても触れました。
投信マイレージは、利用者が投資信託を積極的に取引することでポイントを貯めることができるサービスです。
そのメリットとしては、貯めたポイントを手数料として利用できる点が挙げられます。
しかし、改悪によりポイント還元率が悪化したため、利用者にとってはデメリットとなる場合もあります。
特に、eMAXIS Slimの値下げによる改悪は、利用者にとっては予想外の変更であり、注意が必要です。
SBI証券の投信マイレージの改悪については、その背景や理由、歴史的な変遷について詳しく説明しました。
投信マイレージを活用する際には、改悪の影響を考慮し、利用者自身の投資スタイルやニーズに合わせた適切な判断を行うことが重要です。
今後もSBI証券の動向に注目し、適切な投資活動を行っていきましょう。