SBI証券では、投資信託の積立に三井住友カード(クレジット決済)が利用できます。
- 積立金額の0.5%〜2.0%分をポイント還元
*付与は「Vポイント」 - 楽天証券のクレカ積立よりお得な場合も!
- キャンペーンで最大3.0%還元
私も2021年6月末のサービス開始から、SBI証券のクレカ積立を始めました!
このように、お得に投資信託の積立が行える「SBI証券クレカ積立」ですが、
- デメリットは無い?
- 楽天証券のクレカ積立とどっちがオススメ?
- お得な始め方は?
- どのカードで積立すれば良い?
など多くの疑問・質問があると思います。
そこで本記事では、「誰でもカンタン!」に、SBI証券のクレカ積立の特徴を理解できるよう、メリット・デメリットを楽天証券と比較しながら、徹底解説していきます。
また、失敗しないお得な始め方、三井住友カード・Vポイントのお得な活用方法など、実践面も徹底解説していきます。
私自身も、SBI証券クレカ積立を行う前に、かなり調べたので、その情報が、多くの方の役に立てれば幸いです。
SBI証券クレジット決済のデメリット
つみたてNISAや積立投資が、お得にできる「SBI証券クレカ積立」ですが、以下のような注意点・デメリットがあるので頭に入れてクレジット決済を利用しましょう。
- 楽天証券のクレカ積立がお得な場合も!
- ポイントボーナスの対象外
- 現金積立との併用不可
- 複雑な積立スケジュールカード
→クレジット決済日や発注・積立日に注意!
以下、各デメリット・注意点について詳しく解説していきます。
デメリット・注意点1:年会費無料のクレカ利用なら楽天証券の方がお得!
SBI証券のクレカ積立では、還元率が0.5%〜2.0%ですが、年会費無料のカードを利用する場合「0.5%」です。
一方、楽天証券では、一律「1.0%」還元なので、年会費無料のカードでクレカ積立を行う場合、楽天証券の方がお得になります。
楽天証券の楽天カード投信積立(クレジット決済)の詳細は、以下をご参考ください。
還元率の他にも、SBI証券と楽天証券には、下表のような違いがあります。
項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
---|---|---|
対象カード | 三井住友カード | 楽天カード |
貯まるポイント | Vポイント | 楽天ポイント |
還元率 | 0.5%〜2.0% | 1.0% |
積立の上限金額 | 5万円 | 5万円 |
キャンペーン | ○(+1%) | ×(7/12終了) |
利便性では、利用先に豊富な楽天ポイントが貯まる楽天証券の上です。
一方、SBI証券では、2022年1月まで、還元率+1%のクレカ積立キャンペーンを行っているので、Vポイントを貯めたい方は、この機会にクレジットカード積立を始めるのがお得です。
デメリット・注意点2:ポイントボーナス・年会費優遇の対象外!
SBI証券の投信積立でクレジット決済が可能な「三井住友カード」は、年間の利用金額に応じて、ポイントボーナスや年会費の優遇を行っています。
例えば、三井住友ゴールドカード(NL)の場合、年間100万円以上の利用で、以下の特典が受けられます。
項目 | 特典 |
---|---|
年会費特典 | 翌年度以降「永久無料」! |
ボーナスポイント | 1万円分のVポイント進呈 |
しかし、SBI証券のクレジット決済による積立額は、年間利用額にカウントされません!
デメリット3:投信マイレージ(Tポイント)との併用はできない!
SBI証券には、投資信託の保有残高に応じてTポイントが貯まる「投信マイレージサービス」があります。
投信マイレージでは、投資信託の保有額に応じて、最大0.2%(年率)のTポイント付与(還元)が受けられます。
例えば、120万円分の投資信託を保有している場合、毎月100円(年間1,200円)相当のTポイントが付与されます。
しかし、クレカ積立でVポイント貯まる「Vポイントサービス」との併用はできません。
V ポイント付与のためには、SBI 証券サイトにて「V ポイントサービス」の登録が必要となります。投資信託保有残高に応じて T ポイントが貯まる「投信マイレージサービス」との併用はできません。
引用元:株式会社SBI証券・三井住友カード株式会社
投信マイレージの還元率は低いので、クレカ積立によるポイント還元の方が大きいと思います。
デメリット4:現金積立との併用不可!
つみたてNISAの場合、現金決済とクレジットカード決済は併用できない点に注意しましょう。
つみたてNISAは、現金決済とクレジットカード決済の併用ができません。
引用元:よくある質問|SBI証券
現金⇒クレジットカード決済に変更する場合、設定日、設定タイミングによっては変更月の買付が出来ないため注意が必要です。
デメリット5:カード決済・積立日に注意
SBI証券のクレカ積立は、カードの決済や引き落とし日、実際の積立・購入日などのスケジュールが分かりにくいので、混乱しないように、あらかじめ確認しておきましょう。
- 三井住友カード投信積立の設定
- 各月10日:申込み締め切り
- 毎月14日頃カード決済
- 翌月1日に積立ファンドの購入
- 翌月10日、または26日にカード引き落とし
私自身は、三井住友カードの引き落とし日を「26日」に設定しています。
デメリット・注意点6:積立注文のみ
楽天カード決済での投資信託の買付・注文は、積立注文のみです。
スポット購入や一括購入など、別の注文方法には対応していません。
- 楽天カード決済の投信購入は「積立注文」のみ
→別の注文方法には非対応 - 一度設定すると、毎月「1日」に買付される
自分のタイミングで購入できない点は「デメリット」と感じる方もいるかもしれませんが、投資の王道『ドルコスト平均法』が自動で実践できるため、中長期での資産形成が目的の方は、むしろメリットと言えます!
ドルコスト平均法とは、毎月定額ずつ金融商品(投資信託など)を購入し、金融資産の購入価格を平均化する購入方法で、以下のような特徴・メリットがあります。
- 毎月定額買付で時間分散
- 下落時は多く購入できる
- 上昇時は少額の購入で済む
一度、クレカ積立を設定すれば、ポイントを貰いながら、#
デメリット・注意点7:積立金額に上限がある!つみたてNISAの上限との違いも
クレジット決済で設定できる積立金額「月5万円(年間:最大60万円)」である点にも注意が必要です。
つまり、クレカ決済で付与されるVポイントは、利用するカードによって変わりますが、月250〜1,000ポイントになります。
- SBI証券クレカ積立の上限は「毎月5万円まで」
- 年間最大60万円(5万円×12ヶ月)
→ 付与ポイントは最大3,000〜12,000ポイント(上限)
例えば、三井住友ゴールドカード(NL)で、毎月5万円の積立を設定すれば、年間6,000円分のVポイントがもらえます!
デメリット・注意点8: Vポイント以外の独自ポイントが貯まるカードは、対象外
SBI証券のクレカ積立では、三井住友カードの利用が可能ですが、ANAマイルなどVポイント以外が貯まる提携カードでは、ポイント還元が受けられない点に注意しましょう。#
デメリット・注意点9: 分割・リボ・ボーナス払いは不可!一回払いのみ!
三井住友カードでの投信積立は、他のカードでのショッピングと同様に、毎月「10日(または26日)」が支払日となっています。
ただし、他のショッピングと違う点は「リボ払い・分割払い」が出来ない点です。
ボーナス払いでもできません。
- 三井住友カード(クレジット決済)での投信積立は「一括払い」のみ
- リボ払い・分割・ボーナス払いは不可。
【保存版】SBI証券クレジットカード積立のお得な始め方
ゼロの状態から、SBI証券でクレカ積立を行うまでの「大まかな流れ・手順」は、以下のようになっています。
SBI証券の口座を持っていない人は、口座開設が必要です。
SBI証券でクレカ積立が可能なカードを発行します。
クレジットカード決済で積立する投資信託を選びます。
積立銘柄が決まったら、その銘柄で「クレジット決済」の積立設定を行います。
以下、各ステップを画像付きで、詳しく解説していきます。
始め方①SBI証券の口座開設(無料)
SBI証券でクレジット決済による投資信託の積立を行う場合、SBI証券の口座開設は必須。
そのため、SBI証券の口座を持っていない方は、口座開設を行いましょう。
口座開設費・維持費は全て無料です!
始め方②積立用のクレジットカードを選ぶ
SBI証券での投信積立でクレジット決済が利用でき、かつポイントを貯めることができるカードは、下表のVポイントが貯まる三井住友カードです。
カード名 | 還元率 | 年会費 (税込) |
---|---|---|
三井住友カード プラチナプリファード | 2.0% | 33,000円 |
三井住友カード プラチナ VISA/ Mastercard® 三井住友カード プラチナ PA-TYPE VISA/ Mastercard® 三井住友ビジネスプラチナカード for Owners | 2.0% | 55,000円 |
三井住友カード ゴールド(NL) | 1.0% | 5,500円 |
三井住友カード ゴールド 三井住友カード ゴールド PA-TYPE 三井住友カード プライムゴールド 三井住友カード ゴールドVISA(SMBC) 三井住友カードプライムゴールドVISA(SMBC) 三井住友ビジネスゴールドカード for Owners 三井住友銀行キャッシュカード一体型カード | 1.0% | 11,000円 |
三井住友カード(NL) | 0.5% | 無料 |
その他、Vポイントが貯まるカード | 0.5% | 1,375円 |
※Vポイント以外の独自ポイントが貯まるカードは、対象外
クレカ積立の対象カードをまだお持ちでない方は、入会・発行しましょう!
おすすめは、「##」で解説したように、三井住友カード ゴールド(NL)です。
比較的カンタンに、年会費を永久無料にでき、クレカ積立の還元率も1.0%にすることができます。
##
始め方③積立する投資信託・銘柄を選ぶ
次に、SBI証券のクレジットカード決済で積立する投資信託を決定します。
直近のSBI証券の「つみたてNISA積立件数ランキング」では、SBI・V・S&P500インデックスファンドやSBI・V・全米株式インデックスファンドが人気を博しています。
本記事では、例として「SBI・V・全米株式インデックスファンド」を利用します。
#決め方
始め方④クレジット決済の設定を行う
積立投信が決まったら、いよいよ「積立設定」を行います。
まず、積立したい銘柄の「積立買付」をクリック・タップします。
始めてクレカ積立を行う場合、カード登録が必要になるので「クレジットカード登録はこちら」をクリック・タップしましょう。
確認事項に同意して、本人確認・クレジットカード登録に進みます。
クレジットカードの登録が完了したら、決済方法を「クレジットカード」に選択、積立金額を入力します。
積立設定が完了したら、「投信(積立買付)」から、申し込み内容を確認します。
画面下部へスクロールすると、積立銘柄と積立金額、そして次回発注日の確認が行えます。
「クレジットカード」のタブをクリック・タップすると、登録済みのクレジットカードや積立の発注日、引落日が確認できます。
ここまでで、SBI証券のクレカ積立の設定は完了です!
お疲れ様でした!
SBI証券クレカ積立「よくある質問(FAQ)」
- 三井住友カード ゴールド(NL)の年会費無料にする条件(100万円)の達成方法は?
-
三井住友カード ゴールド(NL)の場合、年会費無料で利用するには、年間100万円のショッピングが必要です(その後は「永年無料」)。
クレジット決済による積立は対象外。
大きな金額の買い物が必要なので、公共料金や税金などの支払いを利用すると良いでしょう。
三井住友カード ゴールドの条件達成はLINE Pay(請求書払い:税金・公共料金)を使うのもあり サイト管理人
私の場合、LINE Payの請求書払いで「年間100万円」の条件を達成しました。
下表は、各スマホ・キャッシュレス決済の公共料金・税金を払う際の還元率です。
決済 還元率 au PAY 0.5%+チャージカード分 LINE Pay 0.5% PayPay 0.5%
*4月から0.0%楽天ペイ 非対応 d払い 0.0% 各スマホ・キャッシュレス決済の還元率 チャージカード分のポイント還元も受けられる「au PAY」がもっともお得です。
ただし、LINE Payの還元率も2番目に高いので、個人的には、年間100万円の条件を満たすのには比較的良い方法だと思いあmす。