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リスク許容度と資産配分の考え方|不安にならない投資の仕組みを作るために

リスク許容度

投資を始めるときに大切なのが、自分にとってどれくらいのリスクなら受け入れられるかという「リスク許容度」を知ることです。リスク許容度は年齢や収入、家庭環境、そして性格などによっても異なります。

例えば、急な価格変動があると落ち着かなくなる方は、値動きが穏やかな商品を中心にするなど、心の平穏を保てる配分を選ぶことが大切です。

そして、もうひとつ大事なのが資産配分。すべてを株に集中させるのではなく、債券や預金、時には不動産などにも分散することで、全体のリスクをやわらげることができます。

資産配分は「分散投資」とも呼ばれますが、これは一つのカゴに卵を全部入れない、というたとえでもよく知られています。

自分の性格や生活スタイルに合ったリスクと向き合いながら、資産をどう配分するかを考えることで、不安に振り回されない投資ができるようになります。

大きく増やすことばかりに目を向けるのではなく、安心して続けられることを優先するのが、長く投資を続けるためのコツです。

目次

リスク許容度とは?

はじめに、投資を始める上で重要な「リスク許容度」について解説していきます。

また、リスク許容度を理解するうえで重要になる、投資における「リターン」や「リスク」の考え方についても説明していきます。

サイト管理人

リスク許容度は、「どの資産・投資商品をどのくらい積み立てるか?」などを決定するうえで重要なので、必ず理解しましょう。

投資におけるリスク・リターンとは?

皆さんは、「リスク」や「リターン」という言葉を、日常生活で目にしたり耳にしたりすることがあると思います。
でも、投資の世界では、この2つの言葉が少し違った意味で使われています。

ここでは、投資における「リスク」と「リターン」について、基本的な意味をお伝えします。

投資でのリターン・リスク
  • リターン(期待リターン):予想収益率の平均
  • リスク:予想収益率のバラツキ(標準偏差)

投資における「リターン」は「予想収益率の平均」のこと

結論から言うと「リターン(正確には期待リターン)」とは、予想収益率の平均です。

例えば、10人の優秀なアナリストに、今年1年のTOPIXの予想値上がり率(予想収益率)を尋ねたとします。

このとき、2人が1%の下落、6人が3%の上昇、2人が7%の上昇と答えましたとすると、今年1年のTOPIX予想収益率の平均(リターン)は、以下のように計算できます。

3%=(-1%×2人+3%×6人+7%×7人)/ 10人

つまり、今回のケースでは、予想収益率の平均(期待リターン)は「3%」ということになります。

リスクは予想収益率の標準偏差

これに対して「リスク」は予想収益率のばらつき(標準偏差)です。

「標準偏差」とは、平均値からのばらつきを示す数学的指標です。

ちょっと難しく感じるかもしれませんが、計算方法や実際の計算を交えて解説します。

今回のケースの場合、10人のアナリストの予想収益率がどの程度ばらついているかを示す指標で、以下のように計算することできます。

まず標準誤差は以下のように定義することができます。

  • 標準偏差 = √(分散)
  • 分散 = Σ[ { 予想人数 ×(予想収益率 – 予想収益率の平均値)^2 } / 全体の人数 ]

具体的には以下のような計算になります。

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つまり今回のケースの場合、予想収益率の標準偏差(リスク)は「2.5%」ということになります。

ここで、リターンとリスクをいったんまとめると、

  • リターンは、予想収益率の平均。
  • リスクは、予想収益率のばらつき(標準偏差)。

ということになります。

そして今回の計算例では、リターンが3%、リスクが2.5%となります。

つまり将来の予想収益率は、3±2.5%となり、予想収益率3%がもっとも信頼の高い予想であるが、0.5%(3-2.5%)もあり得るし、逆に5.5%(3+2.5%)の収益率になるかもしれないということがわかります

リスク許容度とは?

リスク許容度とは「どれくらいの価格変動に耐えられるか」を示す指標です。

単なる数字の損益ではなく、「感情的に耐えられるか」がポイントです。

たとえば、含み損を抱えたときに夜も眠れない状態なら、それはあなたのリスク許容度を超えた投資になっている可能性があります。

判断する際は、年齢、投資経験、目的、投資期間といった項目を踏まえて、無理のない範囲で資産配分を考えることが大切です。

リスク許容度が高い方は、国内外の株式などのリスク資産が多くなります。

逆に、リスク許容度が低い方は、現金などの無リスク資産や債券などの低リスク資産中心の運用になります。

リスク許容度別の資産配分と期待リターン・リスク

サイト管理人

WealthNaviが公開しているリスク許容度を例に、具体的な資産配分やリスク・リターンの例を見ていきます。

以下のグラフは、ロボアドバイザー大手のウェルスナビが公開している、各リスク許容度におけるリスクと期待リターンの散布図です。

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効率的フロンティアをもとにウェルスナビの5段階のリスク許容度が決定される
引用元:Wealthnavi-WealthNavi の資産運用アルゴリズム

横軸に「リスク」、縦軸に「期待リターン」をとった時の、資産配分ごとのリスク・リターンをプロットしています。

各資産配分は、米国株や日欧株、新興国株、債券、REIT、ゴールドなどを様々なリスク許容度によって、資産配分と期待リターンも変わってきます。

この最適なリスク・リターンの境界線を「効率的フロンティア」と呼びます。

リスク許容度を決める上で重要な効率的フロンティアとは?

上の例のように、さまざまな組み合わせのリターン・リスクを計算することで、効率の良いアセットアロケーションを考えることが可能です。

下の図は、上の図と同様、さまざまな組み合わせ下のリスクとリターンの散布図です。

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色の違いは、上から国内債券の比率が10%、20%、….、70%とそれぞれ固定したときの点です。

国内債券は固定し、国内株式と外国株式は比率を動かした時のもの

この散布図から分かることは、効率的な点が、それぞれ国内債券を固定したときの散布図の接戦(図中の黒線)になるということです。

この黒線を「効率的フロンティア」と呼びます。

アセットアロケーションのベストチョイスはこの効率的フロンティア上になります。

またこの図から重要なことがもう1つ分かります。

リスクは下げたい場合、リスクが低く、他のアセットクラスとの相関係数が低い、日本国債の比率を動かすことが重要ということがわかります。

つまりアセットアロケーションのポイントは国内債券の比率であることが分かります。

資産配分を決める事前準備として重要な「生活防衛資金」とは?

投資を始める前に、まず確保しておきたいのが「生活防衛資金」です。

これは、万が一収入が途絶えた場合でも生活できる現金のことです。

目安としては、生活費の3〜6ヶ月分を現金で用意しておくのが一般的。

これがあることで、相場が下落しても「投資資産を売らずに済む」安心感が得られます。

投資と現金はバランスが重要。

全額を投資に回すのではなく、「守るお金」もセットで考えることが継続のカギです。

以下のような不足の事態に陥った際に、自分自身や家族を守るためのお金が「生活防衛資金」です!

  • 会社を突然クビになって給料がストップ!
  • 突然ケガ・病気になり仕事が出来ない!
  • リーマンショックなどで株価が暴落!

生活防衛資金はいくら必要?

生活防衛資金はいくら必要か?

実は、この問いに「絶対の正解」はありません。

なぜなら、必要な金額は人それぞれ──
たとえば、独身か既婚か、子どもがいるかどうか、扶養家族の数、住んでいる地域の物価などによって、大きく変わってくるからです。

生活防衛資金の必要額を設定するポイント
  1. 家族構成や事情
  2. 自分・家族が、精神的に安心して生活をおくれる金額

生活防衛資金はいくら貯まったらいいか?【アンケートの集計結果】

生活防衛資金はいくら貯めておくべきか?

目安があっても、実際にみんながどう考えているのか、気になりますよね。

そこで今回は、生活防衛資金の設定額について、X(旧Twitter)で実施したアンケート結果(177票)をもとにご紹介します。

質問内容は「生活費の何ヶ月分を生活防衛資金として確保していますか?」というもの。

その結果、「半年〜1年分の生活費」を貯めている人が最も多いという傾向が見られました。

もちろん、必要な金額は家族構成やお子さんの年齢などによって異なります。

ですが、1年分の生活費があれば、万が一失業しても、次の職を見つけるまでの備えとしては安心できるレベルといえるでしょう。

一方、共働き世帯であれば、2人が同時に失業するリスクは低いため、半年分程度でもリスクヘッジとして十分という見方もできます。

生活防衛資金に「いくら必要か?」必要金額や預け先などの詳しい解説は、以下のページをご覧ください。

関連ページ:生活防衛資金いらない?預け先や口座のおすすめは?いくら貯まったら?

資産配分(アセットアロケーション)の基本

資産配分とは、株式・債券・現金などの割合をどう決めるか、という設計のことです。

リスクとリターンのバランスをとる上で最も大切なポイントであり、「どの商品を買うか」よりも「どう配分するか」の方が長期的な成果に直結します。

例:
・安定型:現金50%、債券40%、株式10%
・バランス型:現金20%、債券30%、株式50%
・積極型:現金10%、債券10%、株式80%

自分のリスク許容度に合った配分を選びましょう。

リスク許容度診断ツールの活用方法

当サイトでは、5つの質問に答えるだけで「あなたのリスク許容度タイプ」がわかる無料診断ツールを用意しています。

・年齢、経験、相場への反応、目的、期間 などをもとに、安定型/バランス型/積極型に分類。

診断結果に応じて、次のようなページで知識を深めるのがおすすめです。

【まとめ】感情ではなく仕組みで続けるために

相場が下がるとき、感情が揺らぐのは当然です。

ですが、事前にリスク許容度や生活防衛資金、資産配分を見直しておけば、「いつも通り積み立てる」という行動ができるようになります。

“感情に左右されない仕組み”を作っておくことが、資産形成を続けるための最大の武器です。

投資で最も怖いのは、「わからないまま始めること」。

リスク許容度を知り、自分に合った資産配分を選ぶことで、不安は大きく減らせます。

リターンを追いかけすぎず、自分の心が穏やかでいられるバランスを見つけること。

それが、長く続けられる投資の仕組みを作るうえで、いちばん大切な考え方です。

投資は“誰かの正解”を真似するものではありません。

“あなたにとっての最適解”を、リスク許容度というコンパスを使って探っていく──
それこそが、将来への不安を小さくし、前を向いてお金と向き合うための土台になります。

焦らず、自分のペースで。

正しく恐れ、賢く付き合う。

そんな投資のあり方を、これからも一緒に考えていきましょう!

リスク許容度

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この記事を書いた人

橘 龍馬のアバター 橘 龍馬 サイト管理人

投資歴10年|FP2級|理学博士|証券外務員一種
「マネーの研究室」運営者。
博士号取得後、教育・研究機関に勤務しながら資産形成をスタート。
NISA・iDeCo・ETF・楽天経済圏を活用した“堅実かつ再現性のある投資スタイル”を発信中。
実体験に基づく記事とYouTube動画を通じて、初心者にも分かりやすいマネー情報を届けています。

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