MAXIS高利回りJリート上場投信(1660)は、REIT(リート)の中でも予想分配金利回りの高い銘柄への分散投資を目的としたETFです。
信託報酬は年率0.25%と比較的安く、ETFでありながら楽天証券であれば手数料無料で売買・取引が行える点も魅力です。
- 予想分配金利回りの高いREIT銘柄に分散投資が可能
- 信託報酬は年率0.25%
- 楽天証券なら売買手数料0円(無料)
本記事では、MAXIS高利回りJリート上場投信(証券コード:1660)の特徴や構成銘柄、手数料、また他のJリートへの投資を目的としたETFやインデックスファンドとの比較なども解説していきます。
MAXIS高利回りJリート上場投信(1660)とは?
MAXIS高利回りJリート上場投信(証券コード:1660)は、国内不動産市場の中でも、特に予想分配金利回りの高い不動産投資信託(REIT)への投資を目的としたETFです。
野村高利回りJリート指数をベンチマークとしており、オフィスや商業施設・物流、住宅などを投資対象とする不動産投資信託、40銘柄程度に分散投資が行えます。
予想配当利回りが高いREITに絞っているため、一般的なREITのインデックス「東証REIT指数」と比べると、10銘柄ほど構成銘柄が少ない点がポイントです。
コスト:売買手数料・信託報酬
本ETFの売買手数料は、国内株式同様の売買手数料がかかりますが、楽天証券であれば、売買手数料無料で取引が行えます。
また、ETF保有時にかかる手数料「信託報酬」は、年率0.25%(税抜)と割安な水準になっています。
項目 | 手数料が発生する タイミング | 手数料(税抜) |
---|---|---|
売買手数料 | ETF売買時 | 国内株式同様の手数料 |
信託報酬 | ETF保有時 | 年率0.25% |
通常、国内ETFの売買は、日本株の売買手数料と同様に手数料が発生しますが、本ETFは「楽天証券」での取引で手数料が無料になります。
手数料は、投資家への確実なマイナスリターンとなり投資パフォーマンスを悪化させるので、手数料無料の楽天証券を利用しましょう。
構成銘柄の比率は?
本ETFにどのような銘柄(不動産投資信託:REIT)が組み込まれているか見ていきます。
本ETFは、野村高利回りJリート指数がベンチマークで30〜40銘柄(時期よって変動する)のREITから構成されています。
銘柄 | 構成比 |
---|---|
日本リテールファンド投資法人 | 5.06% |
日本プロロジスリート投資法人 | 4.98% |
ユナイテッド・アーバン投資法人 | 4.91% |
ジャパン・ホテル・リート投資法人 | 4.78% |
インヴィンシブル投資法人 | 4.68% |
GLP投資法人 | 4.63% |
野村不動産マスターファンド投資法人 | 4.57% |
イオンリート投資法人 | 4.07% |
積水ハウス・リート投資法人 | 3.32% |
フロンティア不動産投資法人 | 3.18% |
30銘柄と聞くと少ないように聞こえますが、1つの銘柄がたくさんの不動産に分散投資を行っている投資信託なので、分散効果が期待できます。
東証REIT指数に連動するETFの場合、オフィス関連の銘柄が多くなっていますが、野村高利回りJリート指数に連動するETFの場合、リテール(商業施設)の組み入れが高い点が特徴的です。
【1660】MAXIS高利回りJリート上場投信の分配金(配当金)・利回り
本ETFの決算は年4回(1月・4月・7月・10月)です。
直近2年の分配金は、下表のように推移しています。直近の分配金は、1口あたり70円(利回り:4.38%)なっています。
決算月 | 分配金 (1口あたり) |
---|---|
2020年4月 | 96円 |
2020年1月 | 105円 |
2019年10月 | 92円 |
2019年7月 | 91円 |
2019年4月 | 103円 |
2019年1月 | 118円 |
本ETFは楽天証券で取引手数料0円なので、分配金を再投資したい方にも魅力が大きいですね。
パフォーマンス
これまでの本ETFのパフォーマンス(分配金を再投資した場合)は、以下のようになっています。
期間(直近) | パフォーマンス |
---|---|
1ヶ月 | -1.10% |
3ヶ月 | -0.11% |
6ヶ月 | 3.34% |
1年 | 11.51% |
設定来 | 11.24% |
直近では、2020年3月の相場暴落の影響で、短期的(数ヶ月)にはリバウンドによりパフォーマンスが良いですが、長期でみるとパフォーマンスが下がっています。
価格が低調に推移している分、利回りは4%台後半の高い水準になっています。
【1660】MAXIS高利回りJリート上場投信と国内REITクラスETFの違い・比較
本ETFは、日本の不動産投資信託(REIT)の中でも高利回りの銘柄に特化した投資を行える唯一のETFです。そのため、定期的な分配金を多めに貰いたい方には、ピッタリの銘柄です。
本ETF以外に、国内リート市場への投資対象を目的としたETFは、下表のような銘柄がありますが、高利回りでなく全てのREITに分散投資することを目的としたETFとなっています。
証券コード | 銘柄名 | ベンチマーク | 信託報酬 |
---|---|---|---|
1467 | iシェアーズJリートETF | 東証REIT指数 | 0.16% |
1597 | MAXIS Jリート上場投信 | 東証REIT指数 | 0.25% |
1398 | SMAM東証REIT | 東証REIT | 0.22% |
1595 | NZAM上場投信東証REIT指数 | 東証REIT | 0.248% |
1345 | 上場インデックスファンドJリート | 東証REIT | 0.16% |
1343 | 東証REIT指数連動型上場投信 | 東証REIT | 0.34% |
2517 | MAXIS Jリート・コア上場投信 | 東証REIT Core指数 | 0.25% |
1660 | MAXIS高利回りJリート上場投信 | 野村高利回りJリート指数 | 0.25% |
本ETFと「MAXIS Jリート・コア上場投信」以外は、全て「東証REIT指数」がベンチマークとなっています。
そのため、利回りよりも分散性を目的とした投資を行う場合は「東証REIT指数」がベンチマークで信託報酬が最も安い「iシェアーズ国内リート」がオススメになります。
MAXIS高利回りJリート上場投信ETF(1660)の分配金【まとめ】
本ETFのデータをまとめると、以下のようになっています。
年率0.2%台の手数料で国内の不動産市場へ低コスト分散投資が行えます。楽天証券であれば手数料無料で取引できるうえ、年4回高い利回りの分配金が発生するので、定期的なキャッシュフローを実現する一つの選択肢となります。
- ベンチマーク:野村高利回りJリート指数
- 売買手数料:楽天証券なら売買手数料無料
- 売買単位:1株
- 最低購入価格:9,410(2018/11/11時点)
- 信託報酬(税抜):年率0.25%
- 決算:年4回(1月・4月・7月・10月の各10日)
- 償還日:無期限(設定日:2014年2月24日)
MAXIS高利回りJリート上場投信ETF(1660)の購入先は迷わず楽天証券で!
本ETFは、通常、国内株式を売買する時と同様の売買手数料がかかりますが、楽天証券であれば「無料」で取引が行えます。
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