iDeCoやNISAで積立・購入するインデックスファンドを迷っている方は、ぜひご覧ください。
たわらノーロード先進国株式をブログで評価!利回りは?
始めに、たわらノーロード先進国株式の特徴(ベンチマーク/投資先)や組み入れ銘柄、投資先・構成国などについて評価・解説していきます。
たわらノーロード先進国株式の評価①:ベンチマークと投資対象
たわらノーロード先進国株式は、アメリカなど世界経済を牽引する先進国の株式市場への分散投資を目的としたインデックスファンドです。
MSCIコクサイ(配当込み)をベンチマークとしており、アップルやマイクロソフトなどの約1,300銘柄から構成されいます。
項目 | 内容 |
---|---|
ベンチマーク | MSCIコクサイ(円換算、配当込み) |
投資対象 | 日本を除く先進国の株式市場 |
運用会社 | アセットマネジメントOne |
日本以外の先進国株式に分散投資をしたい方に最適なインデックスファンドです。
たわらノーロード先進国株式の評価②:組み入れ銘柄
次に、たらわノーロード先進国株式が、どのような株式・銘柄で構成されているか、見ていきます。
たらわノーロード先進国株式は、MSCIコクサイがベンチマークで「約1,300銘柄」から構成されています。
組み入れ銘柄のうち、上位10銘柄をピックアップすると、比率と業種(セクター)は、以下の表のようになります。
銘柄 | 構成比 | 業種(セクター) |
---|---|---|
アップル | 2.23% | 情報技術 |
マイクロソフト | 1.44% | 情報技術 |
アマゾン | 1.03% | 一般消費財・サービス |
エクソン・モービル | 1.02% | エネルギー |
ジョンソン&ジョンソン | 1.02% | ヘルスケア |
JPモルガン・チェース | 0.99% | 金融 |
メタ(旧facebook) | 0.96% | 情報技術 |
ウェルズ・ファーゴ・アンド・カンパニー | 0.84% | 金融 |
ゼネラル・エレクトリック(GE) | 0.81% | 資本財・サービス |
AT&T | 0.78% | 電気通信 |
昨今のアメリカ経済の好調さから米国企業がトップ10を独占しています。
アップルやマイクロソフト、エヌビディア等のハイテク企業だけでなく、ジョンソン&ジョンソンなど伝統的な企業の比率も高くなっています。
たわらノーロード先進国株式の評価③:構成国の比率
次に、たわらノーロード先進国株式の構成国の比率を見ていきます。
以下の表は、本ファンドの組入上位国の比率ですが、米国の比率60%以上と高いことがわかります。
銘柄 | 構成比 |
---|---|
米国 | 62.87% |
イギリス | 6.79% |
カナダ | 4.05% |
スイス | 3.73% |
ドイツ | 3.63% |
フランス | 3.58% |
オーストラリア | 2.97% |
オランダ | 1.79% |
アイルランド | 1.66% |
スペイン | 1.20% |
その他 | 7.73% |
アメリカの次に、イギリスやカナダ、ヨーロッパ勢が続きます。
たわらノーロード先進国株式の評価④:分配金と利回り・投資パフォーマンス
次に、たわらノーロード先進国株式の分配金や利回りを評価していきます。
本ファンドの決算は、年1回(10月)行われますが、これまで分配金の発生はありません。
決算日 | 分配金 |
---|---|
2022年10月12日 | 0円 |
2021年10月12日 | 0円 |
2020年10月12日 | 0円 |
設定以来 | 0円 |
分配金が出てしまうと、分配金への課税分(約20%)投資パフォーマンスが悪化します。
そのため、ファンドの組み入れ銘柄から出る配当金などが分配金として外へ出ずに、ファンド内で再投資される方が、我々ファンド購入者にはメリットがあります。
長期投資では、効率的な資産運用を行うため、分配金が出た場合、ファンドへ再投資することが重要です。
また、これまでの本ファンドのパフォーマンスは、以下のようになっています。
期間(直近) | ファンド | ベンチマーク |
---|---|---|
1ヶ月 | 1.92% | 2.12% |
3ヶ月 | 7.99% | 8.30% |
6ヶ月 | 17.52% | 17.86% |
1年 | 19.84% | 20.59% |
設定来 | 7.64% | 17.5% |
ちなみに、本ファンドのパフォーマンスがベンチマークよりも若干悪い理由のは、ファンドの成績が手数料(信託報酬)を差し引いた後の結果とベンチマークを比較しているためです。
手数料の大事さがわかりますね。
たわらノーロード先進国株式の実質コスト/手数料の評価は?
次に、たわらノーロード先進国株式の手数料、信託報酬や購入手数料、実質コストなどについて評価・解説していきます。
たわらノーロード先進国株式の手数料の評価①:購入手数料/売却手数料
たわらノーロード先進国株式の購入手数料は、無料(ノーロード)です。
また、ファンドの売却時に発生する費用「信託財産留保額」も無料となっているため、本ファンドの取引・売買で手数料は発生しません。
項目 | 手数料が発生する タイミング | 手数料 (税込) |
---|---|---|
購入手数料 | ファンド購入時 | 無料 |
信託財産留保額 | ファンド売却時 | 無料 |
たわらノーロード先進国株式の手数料の評価②:信託報酬
また、たわらノーロード先進国株式の保有中にかかる手数料「信託報酬」は、年率0.09889%(税込)と、ニッセイ外国株式やeMAXIS Slim先進国株式インデックス・ファンドと並び、最安水準となっています。
引き下げ日 | 信託報酬 *年率、税込 |
---|---|
2023年4月7日 | 0.09889% |
2019年10月1日 | 0.10989% |
2017年12月30日 | 0.2160% |
2015年12月18日 | 0.2430% |
競合のeMAXIS Slimやニッセイと競り合い、直近では、最安水準をキープしています。
たわらノーロード先進国株式の手数料の評価③:実質コスト
直近(2021年10月13日~2022年10月12日)の売買委託手数料や有価証券取引税、その他の費用を含めた、たわらノーロード先進国株式の実質コストは「0.146%」となっています。
監査費用や保管費用など、余分な手数料が嵩みがちな外国株への投資を目的としたファンドとしては、安めの隠れコストと言えます。
下図は、たわらノーロード先進国株式の運用報告書に記載されている「1万口当たりの費用明細」です。
対象期間中の信託報酬が「23円」、信託報酬を含む全ての手数料の合計が「34円(+11円分が隠れコスト)」なので、実質コストを「信託報酬÷23円×34円」と計算すると、実質コストは0.146%(四捨五入)となります。
たわらノーロード先進国株式の悪い評判・デメリットを評価!
次に、たわらノーロード先進国株式を、eMAXIS Slim先進国株式など他のインデックスファンドと比較した場合に感じるデメリットやイマイチな評判を解説していきます。
他のニッセイやeMAXIS Slimなど他のシリーズの先進国株式ファンドと迷っている方は、ぜひご覧ください。
たわらノーロード先進国株式のイマイチな評判・デメリット①:実質コストがやや高め
たわらノーロード先進国株式は、名前の通り手数料がないため、初めての投資家にとっては魅力的に映るかもしれません。
しかし、実際には他の投資信託に比べて実質コストがやや高くなっています。
たわらノーロード先進国株式では、信託報酬以外にも運用会社が自身の利益を得るためのコストが含まれています。
そのため、投資家は他の投資信託と比較し、実際のコストをよく検討する必要があります。
たわらノーロード先進国株式のイマイチな評判・デメリット②:eMAXIS Slim先進国株式と比べてパフォーマンスがやや悪い
たわらノーロード先進国株式は、米国株式の代表的な指数であるS&P500指数への連動を目指しています。
しかしながら、他の同様の投資信託であるeMAXIS Slim先進国株式と比べると、パフォーマンスがやや悪いという評判があります。
過去の実績を見ると、市場の変動に対して十分なパフォーマンスを発揮できていないことがわかります。
投資家は、自身の目標とリスク許容度に基づいて、パフォーマンスをよく考慮する必要があります。
たわらノーロード先進国株式のイマイチな評判・デメリット③:純資産総額や資金流入はeMAXIS Slim先進国株式の方が上!
たわらノーロード先進国株式の純資産総額や資金流入は、同様の投資信託であるeMAXIS Slim先進国株式よりも劣っています。
これは、投資家の間でeMAXIS Slim先進国株式がより信頼されていることを示しています。
純資産総額や資金流入は、投資信託の人気や市場への認知度を示す重要な指標です。
投資家は、このような指標を参考にすることで、投資信託の評判や実績についてより正確な判断ができるでしょう。
たわらノーロード先進国株式の注意点・デメリット【まとめ】
たわらノーロード先進国株式は、多くの投資家に支持されていますが、いくつかの悪い評判やデメリットも存在します。
投資家は、実質コストの高さやパフォーマンスの悪さ、純資産総額や資金流入の面で他の投資信託と比較し、よく検討する必要があります。
投資はリスクがつきものですので、詳細な情報を知り、自身の目標やリスク許容度に応じた選択を行うことが重要です。
皆さんが資産運用の判断をする際の参考にしていただき、安全かつ効果的な投資を行っていただければ幸いです。
たわらノーロード先進国株式の評判・口コミは?
次に、たわらノーロード先進国株式の評判や口コミをX(旧Twitter)などのSNSからピックアップしていきます。
実際に運用してる投資家の多様な意見を参考にしたい方は、ご参考ください。
たわらノーロード先進国株式の良い評判①:楽天証券のiDeCo口座での運用者が多い!
たわらノーロード先進国株式に対する評判の一つに、楽天証券のiDeCo口座での運用者が多いという点が挙げられます。
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、自分自身の将来のために積立てたり、税制優遇を受けながら運用することができる制度です。
特に、たわらノーロード先進国株式は、信託報酬が最安水準であるため、iDeCo口座での積立運用において人気を集めているようです。
非課税メリットが大きいiDeCoで超低コストインデックスファンドが運用できるのは大きいですね!
また、企業DCでも運用できる場合もあるようです。
たわらノーロード先進国株式の良い評判②:信託報酬の引き下げで最安水準をキープ
たわらノーロード先進国株式の評判の中で、多くの人々に支持されている理由の一つに、信託報酬の引き下げが挙げられます。
たわらノーロードシリーズは、他の同様のファンドと比較して、低水準の信託報酬を提供しています。
これにより、投資家は運用費用を最小限に抑えることができます。
特に、たわらノーロード先進国株式は、信託報酬率が最安水準であるため、多くの人々が選択しているようです。
たわらノーロード先進国株式の良い評判③:新NISA(つみたて投資枠)で積立予定の方が多い!
eMAXIS Slimやニッセイ等にはない「為替ヘッジ」版を検討している方もいるようです。
新NISA(つみたて投資枠)は、個人投資家が一定の範囲内で非課税枠を利用して投資を行うことができる制度です。
たわらノーロートシリーズには、たわらノーロード先進国株式を選択できるため、新NISAで積立を予定している投資家からの評判も良いようです。
安定した成長を期待できる先進国株式に投資するなら、たわらノーロード先進国株式が一つの選択肢として人気を集めています。
以上、たわらノーロード先進国株式の評判や口コミをご紹介しました。
多くの投資家から支持されている要因として、楽天証券のiDeCo口座での運用者が多いことや、最安水準の信託報酬率をキープしていること、新NISAでの積立予定の方が多いことが挙げられます。
ただし、投資はリスクが伴うものですので、個々の投資家は自身の投資目的やリスク許容度に合わせて慎重に判断する必要があります。
たわらノーロード先進国株式の評価【まとめ】
本記事では、たわらノーロード先進国株式について評価しました。
まず、実質コストや手数料について評価すると、たわらノーロードは低コストであることが特徴です。
- ベンチマーク:MSCIコクサイ(配当込み)
- 購入手数料:無料
- 信託報酬(税込):年率0.09889%
(その他諸経費を含む実質コスト:0.146%) - 売買単位:1万円から1円単位
- 決算:年1回(10月12日、休日の場合、翌営業日)
- 償還日:無期限(設定日:2015年12月18日)
- 信託財産留保額:無し
投資家にとってコストの負担が軽減されるため、長期的な運用において利益を最大化することができるでしょう。
また、利回りについて評価すると、たわらノーロード先進国株式は安定したパフォーマンスを誇っています。
22か国の先進国株式に幅広く投資することで、リスクの分散を図りながら安定的な利益を得ることができます。
次に、悪い評判やデメリットについて評価すると、特に大きな悪い評判は見受けられませんでした。
ただし、個々の投資家には適した商品であるかどうかは個別に考える必要があります。
投資家の投資目的やリスク許容度に合わせて適切な商品を選択することが重要です。
最後に、評判や口コミについて評価すると、たわらノーロード先進国株式は多くの投資家から高い評価を受けています。
その理由として、低コストでありながら安定した利益を得ることができる点が挙げられます。
また、運用会社であるたわらファンドの信頼性や運用手法についても評価されています。
総合的に見ると、たわらノーロード先進国株式は低コストでありながら安定的な利益を得ることができる投資商品であると評価されます。
投資家にとっては魅力的な選択肢であり、長期的な資産形成に貢献することが期待できます。
ただし、投資はリスクを伴うものであり、自身の投資目的やリスク許容度を考慮した上で判断することが重要です。