つみたてNISAや新NISA(つみたて投資枠)などで、どのインデックスファンドを積立・購入するか迷っている方は、ぜひご覧ください。
たわらノーロード日経225の評判・ブログ評価
まず、たわらノーロード日経225の評判を見る前に、ベンチマークや組み入れ銘柄などについて評価・解説していきます。
たわらノーロード日経225の評判・評価①:ベンチマークとその特徴
たわらノーロード日経225は、日本国内の株式市場への投資を目的としたインデックスファンドです。
日経平均株価(日経225)をベンチマークとしており、ソフトバンクグループやファーストリテイリングなどの225銘柄から構成されています。
項目 | 内容 |
---|---|
ベンチマーク | 日経平均株価(配当除く) |
投資対象 | 日経225採用銘柄 |
銘柄数 | 225銘柄 |
運用会社 | アセットマネジメントOne |
たわらノーロード日経225の評判・評価②:組み入れ銘柄
次に、たらわノーロード日経225に、どのような銘柄が含まれているか?見ていきます。
たらわノーロード日経225は、日本の主要株価指数の一つ「日経平均株価(日経225)」がベンチマークとなっており、「225銘柄」から構成されています。
これら225の組み入れ銘柄のうち、構成比率の上位10社をピックアップすると、以下の表のようになります。
銘柄 | 構成比 | 業種(セクター) |
---|---|---|
ファーストリテイリング | 9.9% | 小売業 |
東京エレクトロン | 6.2% | 電気機器 |
ソフトバンクグループ | 3.9% | 情報・通信業 |
アドバンテスト | 3.4% | 電気機器 |
KDDI | 2.8% | 情報・通信業 |
ダイキン工業 | 2.4% | 機械 |
信越化学工業 | 2.2% | 化学 |
ファナック | 2.0% | 電気機器 |
TDK | 1.7% | 電気機器 |
テルモ | 1.6% | 精密機器 |
構成銘柄の組入上位銘柄の顔ぶれを見ると、ユニクロで有名なファーストリテイリングやソフトバンクグループなど日本を代表するグローバル企業が上位を占めています。
たわらノーロードS&P500の評判・評価③:業種別・セクターの比率
次に、たわらノーロード日経225の業種別の構成比率を見ていきます。
たわらノーロード日経225の業種・セクター別の構成比率は、以下の表のようになっています。
銘柄 | 構成比率 |
---|---|
電気機器 | 24.1% |
小売業 | 11.9% |
情報・通信業 | 10.3% |
医薬品 | 6.6% |
化学 | 6.5% |
機械 | 5.1% |
輸送用機器 | 5.0% |
サービス業 | 4.3% |
食料品 | 3.5% |
精密機器 | 3.4% |
上位10業種(セクター)のみ記載。
東京エレクトロンやファナック、TDKなどが組み入れ上位銘柄にあることもあり、電気機器の比率が最も高くなっています。
また、小売業の比率も高いですが、大部分はファーストリテイリングの寄与分になっています。
たわらノーロード日経平均の評判・評価④:分配金と運用実績・リターン
次に、たわらノーロード日経225のリターンや分配金の推移をみていきます。
たわらノーロード日経225の分配金
本ファンドの決算は、年1回(10月)行われますが、これまで分配金の発生はありません。
決算日 | 分配金 |
---|---|
2022年10月12日 | 0円 |
2021年10月12日 | 0円 |
2020年10月12日 | 0円 |
設定以来(全9期) | 0円 |
保有中のファンドから分配金が出てしまうと、課税分(20.315%)、投資パフォーマンス・トータルリターンが悪化してしまいます。
そのため、投資信託の組み入れ銘柄から配当金などの利益が出た場合でも、分配金としてファンド外へ出さずに、ファンド内に再投資されるのが、我々投資家にはメリットがあります。
長期投資の場合、効率的な資産運用を行うため、分配金が出た場合でも、同じファンドへ再投資することが重要です。
たわらノーロード日経225のリターン
また、これまでのたわらノーロード日経225のリターン・運用パフォーマンスは、下表のようになっています。
期間(直近) | ファンド | ベンチマーク | 乖離・差 |
---|---|---|---|
1ヶ月 | -1.65% | -2.34% | 0.68% |
3ヶ月 | -3.29% | -4.01% | 0.72% |
6ヶ月 | 14.58% | 13.61% | 0.97% |
1年 | 25.20% | 22.83% | 2.37% |
2年 | 12.43% | 8.17% | 4.26% |
3年 | 44.77% | 37.41% | 7.37 |
短期的には、マイナス圏に落ち込む時もありますが、中長期的にはプラスリターンとなることが多くなっています。
ちなみに、ファンドのパフォーマンスがベンチマークよりも若干高い理由は、ファンド内で分配金が再投資されているのに対し、ベンチーマークが配当を含まない指数となっているためです。
たわらノーロード日経225の手数料の評判/実質コストをブログで評価
たわらノーロード日経225の特徴や構成比率が分かったところで、信託報酬や実質コストなど、手数料について評価していきます。
たわらノーロード日経225の手数料の評判・評価①:購入手数料/売却手数料
はじめに、たわらノーロード日経225の購入手数料や売却手数料についてみていきます。
たわらノーロード日経225の購入手数料は、無料(ノーロード)です。
また、たわらノーロード日経225を売却する際に発生するコスト「信託財産留保額」も無料となっています。
項目 | 手数料が発生する タイミング | 手数料 (税込) |
---|---|---|
購入手数料 | 投信の購入時 | 無料 |
信託財産留保額 | 投信の売却時 | 無料 |
たわらノーロード日経225の取引・売買で手数料はかかりません。
たわらノーロード日経225の手数料の評判・評価②:信託報酬
たわらノーロード日経225の保有中にかかる手数料「信託報酬」は、年率0.143%(税込)と、eMAXIS Slim国内株式(日経平均)などと並び、SBI・iシェアーズ・日経225に次ぐ水準となっています。
ファンド名 | 信託報酬 *年率、税込 |
---|---|
SBI・iシェアーズ・日経225 | 0.1133% |
たわらノーロード日経225 | 0.143% |
eMAXIS Slim国内株式(日経平均) | 0.143% |
ニッセイ日経平均インデックスファンド | 0.143% |
PayPay投信 日経225 | 0.143% |
SBI・iシェアーズ・日経225は、運用開始から間もないため、今後発表される実質コストによっては、たわらノーロード日経225が良いケースも出てきます。
たわらノーロード日経225の手数料の評判・評価③:実質コスト
次に、インデックスファンドの手数料の中で最も重要な「実質コスト」について評価・解説していきます。
直近(2021年10月13日~2022年10月12日)の有価証券取引税や売買委託手数料、その他の費用を含めた、たわらノーロード日経225の実質コストは「0.144%(*)」と、ほぼ信託報酬と変わりません。
(*)信託報酬引き下げ前の参考値
下の図は、たわらノーロード日経225の運用報告書に記載されている「1万口当たりの費用明細」です。
対象期間中の信託報酬が「29円」、信託報酬を含む全ての手数料の合計が「29円(+1円以下の隠れコスト)」なので、実質コストを「信託報酬÷29円×39円」と計算すると、実質コストは0.144%(四捨五入)となります。
ちなみに、eMAXIS Slimやニッセイなど他のシリーズの日経225連動型のインデックスファンドの実質コストは、以下の表のようになっています。
ファンド名 | 信託報酬 *年率、税込 | 実質コスト |
---|---|---|
SBI・iシェアーズ・日経225 | 0.1133% | – |
たわらノーロード日経225 | 0.143% | 0.145% |
eMAXIS Slim国内株式(日経平均) | 0.143% | 0.148% |
ニッセイ日経平均インデックスファンド | 0.143% | 0.146% |
PayPay投信 日経225 | 0.143% | 0.262% |
現時点では、たわらノーロード日経225の実質コストが最も安くなっています。
たわらノーロード日経225の評判・リアルな口コミは?
たわらノーロード日経225の特徴や手数料を理解したところで、最後に、X(旧Twitter)などのSNS上でのたわらノーロード日経225の評判をみていきます。
他の投資家の方の意見を参考にしたい方は、ぜひご覧ください。
たわらノーロード日経225の評判①:2023年は日本株の上昇で高いリターン・良いパフォーマンス
2023年は、他の資産クラスと比較して日本株の上昇が目立ったため、たわらノーロード日経225の高パフォーマンスに繋がったようです。
たわらノーロード日経225の評判②:手数料が低い!
「たわらノーロード日経225の手数料を評価」でも解説したように、信託報酬だけでなく実質コストが低い点も、たわらノーロード日経225を評価する一つの要因となっているようです。
たわらノーロード日経225の評判③:銀行や企業DCなどで人気の投資信託の一つ
銀行や企業DCなど人気があるようです。
組み入れ銘柄数では、NISAなどで人気の全世界株式ファンドなどに劣りますが、ポートフォリオ中で日本株の比率をあげたい方などには良いかもしれません。
たわらノーロード日経225の評判④:ポートフォリオの一部(サブ)として組み入れ
全世界株式や米国株式をメインに投資している方でも、ポートフォリオの一部に、たわらノーロード日経225を追加している方がいるようです。
たわらノーロード日経225の評判【まとめ】手数料などをブログ評価
本記事では、たわらノーロード日経225の評判について評価してきました。
総合的な評価としては、手数料の低さや実質コストの魅力、そして投資家からの口コミや評判などがポジティブに評価されています。
- ベンチマーク:日経平均株価(配当除く)
- 購入手数料:無料
- 信託報酬(税抜):年率0.143%
*その他諸経費を含む実質コスト:0.145%(参考) - 売買単位:1万円から1円単位
- 決算:年1回(10月12日、休日の場合、翌営業日)
- 償還日:無期限(設定日:2015年12月7日)
- 信託財産留保額:無し
まず、たわらノーロード日経225の手数料については、投資家からの評価が非常に高いです。
ノーロード型の投資信託であるため、購入手数料が不要であり、低コストで長期投資を行うことができます。
これにより、投資家にとっては継続的に運用する上での負担が軽減されると評価されています。
また、実質コストについても評価が高いです。たわらノーロード日経225は、積極的に信託報酬の引き下げを行っており、業界最低水準の信託報酬に抑えられています。
これにより、投資家にとってはより効率的な運用が可能となり、リターンの最大化が期待できると評価されています。
さらに、投資家からの口コミや評判も非常に良いです。たわらノーロード日経225は、幅広い投資家から支持を受けており、安定的なリターンや利回りを提供しているとの声が多く見られます。
また、取扱金融機関が多いため、アクセスしやすさや利便性も高く評価されています。
総じて、たわらノーロード日経225は手数料の低さや実質コストの魅力、投資家からの口コミや評判など多くのポジティブな要素があります。
これらの要素から、たわらノーロード日経225は長期投資を考える際におすすめの投資信託と言えるでしょう。
ただし、投資にはリスクが伴うことも忘れずに、自身の投資目的やリスク許容度を考慮した上で投資を行うことが重要です。