SBI証券は口座開設が無料であることから、多くの方に利用されているネット証券です。
しかし、口座開設だけをして放置していると、何らかのデメリットや注意点があるのでしょうか?
このパートでは、SBI証券の口座開設におけるデメリットや注意点について詳しく解説していきます。
口座を放置してしまうと取引が制限される可能性があるということを覚えておいてください。
また、関連する口座連携についても注意が必要です。
SBI証券と住信SBIネット銀行の口座連携をしている場合は、さらなる注意が必要です。
SBI証券の口座開設のデメリットは?
SBI証券は、口座開設が無料であることから、多くの方が利用しているネット証券の一つです。
しかし、口座開設だけをして放置していた場合には、何らかのデメリットや注意点があるのでしょうか?
このパートでは、SBI証券の口座開設におけるデメリットや注意点について詳しく解説していきます。
特定の口座やSBIハイブリッド預金口座の放置による取引制限や封鎖のリスク、その他の費用や手数料などについてもご紹介します。
SBI証券をご利用されている方や、口座開設を検討されている方は、ぜひご一読ください。
SBI証券口座開設のデメリット【5選】
SBI証券の口座開設者から聞かれるデメリットや注意点には、以下のようなものがあります。
- 日本株や米国株、CFDなど投資商品によって使うアプリが変わる!
- 休日にシステムメンテナンスが多い!
- アプリやPCツールが落ちるなど不安定なことがある!
- クレカ積立や投信マイレージ等のポイントサービスが複雑!
- 住信SBIネット銀行やSBI新生銀行、三井住友銀行など連携銀行をどれにすればよいか迷う!
アプリやツールへの不満の他、お得度や利便性ではあるものの、その複雑さに関するデメリットなどが挙げられています。
以下、各デメリットについて詳しく解説していきます。
SBI証券の口座開設のデメリット①:日本株や米国株、CFD、FXなど投資商品によって使えるアプリが変わる!
SBI証券では、日本株や米国株、CFD、FXなどさまざまな投資商品を取り扱っています。
しかし、それぞれの投資商品には使えるアプリが異なるため、特定の投資商品に特化したアプリしか使えないというデメリットがあります。
たとえば、日本株の取引にはSBI証券アプリを使用しますが、米国株の取引にはSBIグローバルアプリを使用する必要があります。
そのため、複数のアプリを使い分ける必要があるため、取引の煩雑さや使い勝手の悪さが生じる可能性があります。
SBI証券の口座開設のデメリット②:休日にシステムメンテナンスが多いため、ビジネスパーソンは使う時間が少なくなる!
SBI証券では、システムメンテナンスを休日に行うことが多いため、ビジネスパーソンにとっては使える時間が制限されるデメリットがあります。
休日に取引を行いたいと考えている方にとっては、この点に注意が必要です。
システムメンテナンスによって取引が制限される場合もあるため、予めスケジュールを確認し、利用可能な時間帯を把握しておくことをおすすめします。
SBI証券の口座開設のデメリット③:スマホアプリやPCツールが落ちるなど不安定なことがある!
SBI証券のスマホアプリやPCツールは一部のユーザーから不安定との声もあります。
ネット証券としては、安定性や使い勝手の良さが求められますが、一部のユーザーからはアプリの落ちる・動作が遅いなどの声もあります。
デメリットとしては、取引中にシステムが落ちてしまう可能性や取引が円滑に行えない可能性があるということです。
投資においては正確性・迅速性が求められるため、この点については注意が必要です。
SBI証券の口座開設のデメリット④:クレカ積立や投信マイレージなどのポイントサービスが複雑!
SBI証券には、クレジットカードを使用して投資信託を積立することや、投資信託の取引でポイントを貯めるサービスなどがあります。
しかし、これらのポイントサービスは複雑な仕組みを持っていることがあり、利用する際には注意が必要です。
ポイントの貯め方や使い方を正しく理解しないと、ポイントをもらえない・使えないなどの問題が生じる可能性があります。
特に初心者の方には、この点については充分に注意して利用することをおすすめします。
SBI証券の口座開設のデメリット⑤:住信SBIネット銀行やSBI新生銀行、三井住友銀行など連携銀行をどれにすればよいか迷う
SBI証券は、住信SBIネット銀行やSBI新生銀行、三井住友銀行などと提携しており、これらの銀行との連携によってスムーズな入出金を行うことができます。
しかし、どの連携銀行を選ぶかによって、利用できるサービスや手数料が異なるため、選択に悩む方も多いでしょう。
それぞれの銀行の特徴や条件を十分に比較検討し、自身に合った銀行を選ぶことが重要です。
今回は、SBI証券の口座開設のデメリットや注意点についてご紹介しました。
特定の投資商品によって使えるアプリが異なることや、休日のシステムメンテナンスによる利用制限、スマホアプリやPCツールの不安定さ、ポイントサービスの複雑さ、連携銀行の選択に迷う点などがあることを確認しました。
これらのデメリットや注意点をしっかりと把握し、自身の投資スタイルやニーズに合わせて利用することが大切です。
SBI証券をご利用されている方や、口座開設を検討されている方は、デメリットや注意点を考慮した上で、より良い投資環境を構築していきましょう。
SBI証券の口座開設のデメリット・注意点は?
SBI証券は多くの人が利用しているネット証券なので口座開設先の第一候補にしている人も多いでしょう。
しかし、口座開設を検討しているものの、SBI証券のネガティブな評判を見聞きして、不安に感じている人も多いのではないでしょうか。
口座を開設する前にはSBI証券のデメリットも知っておきたいですよね。
そこで今回は、SBI証券で口座開設するデメリットと注意点を解説します。
口座開設後の手数料や取引制限、放置による凍結や封鎖など、潜在的な問題について詳しくご説明します。
SBI証券を利用する際の情報収集の一助になれば幸いです。
SBI証券口座開設の注意点は?
次に、SBI証券ユーザーが上げる主な注意点について解説していきます。
SBI証券で口座開設する際に注意した方が良いものには、以下のような点が挙げらます。
- 店頭・店舗で投資の相談や取引方法のレクチャーを受けられない!
- デモ取引などで投資や取引の練習はできない!
- iDeCoの口座開設を行う場合、別途手続きが必要で時間もかかる!
- 取扱銘柄が多く初心者の方は銘柄選択に迷う!
ネット証券ならではの注意点もあれば、SBI証券特有のものもあります。
以下、それぞれの注意点について詳しく解説していきます。
SBI証券の注意点①:インターネット専業なので店頭・店舗で投資の相談や取引方法のレクチャーを受けられない!
SBI証券はインターネットを通じて取引が行われるネット証券です。
そのため、店頭や店舗を持っていないため、投資の相談や取引方法のレクチャーを受けることはできません。
初心者の方や投資に不慣れな方には不便な点かもしれません。
投資に関する知識や情報を自分で収集し、理解しておく必要があります。
SBI証券の注意点②:デモ取引などで投資や取引の練習はできない!
SBI証券では、残念ながらデモ取引や仮想のトレードなどで投資や取引の練習をすることはできません。
実際の取引と同じ状況をシミュレートすることが難しいため、初めての投資や取引に不安を感じる方には少し不利です。
投資に慣れるまでには実際の取引を通じて経験を積む必要があります。
SBI証券の注意点③:iDeCoの口座開設を行う場合、別途手続きが必要で時間もかかる!
iDeCo(個人型確定拠出年金)の口座開設を検討している方には注意が必要です。
SBI証券ではiDeCoの口座開設が可能ですが、通常の口座開設とは別に手続きが必要であり、時間もかかる場合があります。
iDeCoを利用したい方は、事前に手続きに必要な情報や手順を確認しておくことをおすすめします。
SBI証券の注意点④:取扱銘柄が多く初心者の方は銘柄選択に迷う
SBI証券では取扱銘柄が非常に多く、幅広い投資の選択肢があります。
しかし、初心者の方にとっては逆に銘柄選択に迷いやすい状況かもしれません。
自分に合った銘柄を選ぶためには、しっかりとリサーチや分析を行う必要があります。
投資に関する知識や情報をしっかりと身につけることが大切です。
以上、SBI証券で口座開設する際のデメリットと注意点についてご紹介しました。
ネット証券であるために店舗や相談窓口がない、デモ取引ができない、iDeCoの口座開設に時間がかかる、取扱銘柄が多く初心者には選択の難しさがあるといった注意点があります。
これらを事前に把握し、自身の投資スタイルやニーズに合った証券会社を選ぶことが大切です。
SBI証券の口座開設のデメリット:三井住友カード投信積立の注意点は?
それでは次に、SBI証券の投資サービスの中でも、特に人気がある「三井住友カード」を利用した投信積立のデメリットや注意点を見ていきます。
SBI証券の三井住友カード投信積立とは?特徴やメリットは?
注意点やデメリットを解説する前に、三井住友カードを利用した投資信託の積立が、どのようなサービスなのか復習していきます。」
三井住友カードの投信積立は、SBI証券の毎月自動積立の決済時に、三井住友カードが利用できる積立サービスです。
SBI証券にお金を入金する手間が省けるうえ、三井住友カードのVポイント還元が受けられる点が特徴です。
- 最大5.0%のVポイント還元が受けられる!
- クレカ積立で貯まる「Vポイント」の使い道が豊富!
- 毎月自動積立が手間なくできる!
- クレカ積立に利用できる投資信託の数が豊富!
2024年11月からは、ポイント付与率が低下しますが、お得度と利便性の両面でメリットが大きいサービスといえます。
SBI証券三井住友カード積立のデメリットは?
ここまで解説したきたように、メリットが豊富な三井住友カード決済での投信積立ですが、以下のようなデメリット・注意点があります。
- 積立決済に使う三井住友カードの券種によってポイント付与率が変わる!
- カード決済は、投資信託の一括購入やスポット購入には使えない!
- 積立上限が月10万円まで!
- カードの決済日や引落日など、積立スケジュールに注意が必要!
- SBI証券の口座名義と三井住友カードのカード名義が一致する必要がある!
メリットが大きい「SBI証券のクレカ積立」ですが、これらの注意点を頭に入れて活用しましょう。
以下、各デメリットについて、一つずつ詳しく解説していきます!
SBI証券「三井住友カード投信積立」のデメリット①:カードの券種によってポイント付与率が変わる!
留意すべき点の一つ目のデメリットは、三井住友カードの積立に利用するカードの種類によって、ポイント還元率が変わるということです。
三井住友カードのランクが上がると、ポイント付与率も高くなります。
ただし、2024年11月以降は、以下の表の通り、ポイント付与率が悪化されることになります。
カードの券種 | 年間利用額 | ポイント付与率 |
---|---|---|
三井住友カード プラチナプリ ファード Olive フレキシブルペイプラチナプリファード | 500万円以上 | 3.0% |
300万円以上 | 2.0% | |
300万円未満 | 1.0% | |
三井住友カード ゴールド( NL ) Olive フレキシブルペイゴールド | 100万円以上 | 1.0% |
10万円以上 | 0.75% | |
10万円未満 | 0.0% | |
三井住友カード( NL ) Olive フレキシブルペイ | 10万円以上 | 0.5% |
10万円未満 | 0.0% |
積立の上限額は10万円に引き上げられますが、カード利用額による条件が追加され、最大付与率も3%に引き下げられます。
SBI証券「三井住友カード投信積立」のデメリット②:クレジット決済は投資信託の一括購入・スポット購入に使えない!
SBI証券で三井住友カード決済を利用する上で知っておきたい2つ目の注意点は、クレジット決済は積立買付にしか使えない!点です。
投資信託の一括購入・スポット購入には使えない点に注意しましょう!
- 投資信託の一括購入(スポット購入)
- 国内株式や米国株の買付
- 債券やCFDなど
投資信託の積立以外に、クレジット決済は利用できない!
SBI証券「三井住友カード投信積立」のデメリット③:クレカ決済できる毎月の上限金額は10万円まで
次に、3番目の注意点として、クレジットカードで支払える金額の上限についてご説明させていただきます。
SBI証券におけるクレジットカード積立の設定金額は、毎月10万円までとなっております。
そのため、月10万円を超える積立金額をご希望の際には、他の積立引き落とし方法をご検討いただくか、併用する必要がございます。
ただし、年間で120万円までの積立が可能となるため、1年間にわたって月10万円の積立を継続すれば、クレジットカード積立だけでも、「年間120万円」のNISA積立投資枠において、十分な金額となります。
SBI証券「三井住友カード投信積立」のデメリット④:積立申込や決済日、カード引落日などのスケジュールが複雑
SBI証券の三井住友カードつみたて投資を利用する上で、4つ目の注意点が、積立スケジュールです。
カード決済や積立は、以下のような流れになっているので、申し込み・設定の締切やカードの決済日、カード清算日などの日程を確認しておきましょう!
- 積立申込締切日:積立日の前月10日
- カード決済:積立申込締切月の14日
- 積立約定日:カード決済月の翌月1日
- カードの引き落とし:積立約定日の10日(または26日)
まず、初回の積立申込は、積立月の前月10日となっていおり、10日までに申込が完了すると、同月の14日頃にカード決済が行われます。
三井住友カードの専用アプリ「Vpass」などを利用されている方は、利用速報・明細などを確認しておきましょう!
カード決済が無事に完了すると、カード決済の翌月1日に、投資信託の積立買付が行われ、同月にカードの精算・引き落としが行われます。
カードの引き落とし日は、カード発行時に選んだ10日、または26日になります。
私の場合、楽天カードなど、他のクレジットカードの支払日と合わせて、三井住友カードの引き落とし日を、月末の26日に設定しています!
SBI証券「三井住友カード投信積立」のデメリット⑤:SBI証券と三井住友カードの名義は同じことが前提
5番目の留意点は、三井住友カードのカード名義とSBI証券の口座名義が一致している必要があります。
当然と言えば当然ですが、家族カードやお子様名義のジュニアNISA口座での積立において、クレジットカードの自動積立ができないことにご留意ください。
ここまで解説してきたように、SBI証券の三井住友カードのつみたて投資には、デメリットがありますが、ポイント付与がもらえるメリットは絶大です。
そのため、注意点を理解した上で、うまく活用していきましょう。
SBI証券の三井住友カードのデメリットや注意点、詳しい設定方法などは、以下の関連ページをご参考ください。
SBI証券口座開設のデメリット:SBIハイブリッド預金の注意点は?
それでは次に、SBI証券の口座開設の際に同時開設することがある「住信SBIネット銀行」の口座連携サービス「SBIハイブリッド預金」のデメリットや注意点について解説していきます。
SBIハイブリッド預金は、便利なサービスですが、注意点やデメリットを理解した上で活用しましょう。
SBIハイブリッド預金とは?メリットは?
デメリットの解説に入る前に、SBIハイブリッド預金の特徴やメリットを復習していきます。
SBIハイブリッド預金とは、SBI証券と住信SBIネット銀行の口座連携サービスです。
この口座連携「SBIハイブリッド預金」を行うことで、金利面や手数料などの「お得度」、投資を行う上での「利便性」が大幅にアップします!
SBIハイブリッド預金の特徴・メリットは?
次に、SBIハイブリッド預金の具体的なメリットをにみていきます!
SBIハイブリッド預金のメリットは、主に、以下の3点が挙げられます。
- 普通預金金利が年利0.03%にアップする!
- 自動入出金で証券口座と銀行口座間の資金移動の手間がなくなる!
- ATMや他行への振り込み手数料の無料枠がアップしやすくなる!
- 投信積立の積立日や積立の頻度を自由に設定できる!
先に解説した三井住友カード積立と比べるとお得度はやや見劣りするものの、SBI証券のNISA口座で投資を行う場合、利便性面で多くのメリットがあります。
住信SBIネット銀行自体のメリットやSBI証券の連携銀行としてのメリット、また設定方法などの詳しい解説は、下記の関連ページをご参考ください。
SBIハイブリッド預金のデメリット・注意点は?
ここまで解説してきたように、お得度や利便性のメリットの大きいハイブリッド預金ですが、以下のようなデメリットもあります。
- SBI新生コネクトよりも金利が低い!
- クレカ積立にあるポイント付与はない!
- SBIハイブリッド預金口座は、引き落とし口座に利用できない!
- ATMから直接引き出しできない!
以下、各デメリットについて詳しく解説していきます。
SBIハイブリッド預金のデメリット①:SBI新生コネクトよりも金利が低い!
それでは、一つ目の注意点から解説していきます!
メリットの所でも紹介したように、SBIハイブリッド預金では、年率0.03%の金利を受けられます。
ただし、以下の表のように、SBI証券とSBI新生銀行の連携口座である「SBI新生コネクト」では、年率0.15%(税引き前)の金利が適用されます。
連携銀行 | 連携口座名 | 金利 *年利、税引き前 |
---|---|---|
住信SBIネット銀行 | SBIハイブリッド預金 | 0.03% |
SBI新生銀行 | SBI新生コネクト | 0.15% |
SBI新生コネクトでは、SBIハイブリッド預金の5倍の金利を受けられるため、普通預金金利の高さを重視する方は、SBI新生銀行が選択肢の一つになります!
SBIハイブリッド預金のデメリット②:三井住友カード積立にあるようなポイント付与は受けられない!
SBI証券で積立投資を行う際に、積立資金を証券口座から引き落とすと、ハイブリッド預金から自動引き落とししてくれます。
この場合、積立日や引き落とし頻度、さらに積立金額を自由に設定できるメリットがありますが、クレカ積立を行う時のようなポイント付与はない点に注意しましょう。
SBIハイブリッド預金のデメリット③:引き落とし口座やATMから直接利用できない!
最後に、SBIハイブリッド預金口座からは、クレジットカードや銀行の引き落とし、またATMからの直接の入出金に使えない点について解説していきます。
ハイブリッド預金口座は、SBI証券の証券口座間では、自動入出金ができて便利です。
クレジットカードなどの引き落とし口座として、住信SBIネット銀行を利用したい場合、「代表口座」と呼ばれる住信SBIネット銀行の円預金口座へ資金を移動する必要があります。
ATMからお金を引き出したい時にも、ハイブリッド預金から代表口座へ振替が必要になります。
SBIハイブリッド預金のデメリットや注意点、また「振替」する方法などの詳しい解説は、以下の関連ページをご参考ください。
SBI証券口座開設のデメリット:SBI新生コネクトの注意点
次に、SBI証券口座開設に際して注目されるポイント、SBI新生コネクトのデメリットについて検討していきます。
SBI新生コネクトは、SBI証券とSBI新生銀行の口座連携サービスであり、便利で効率的な取引を可能にしています。
しかしながら、一部のユーザーにとっては、注意すべきポイントやデメリットも存在します。
SBI新生コネクトを利用する際に留意すべき事項に焦点を当て、利用者が安心して取引を行えるように情報を提供いたします。
SBI証券とSBI新生銀行の連携口座「SBI新生コネクト」とは?
デメリットや注意点について解説していく前に、SBI新生コネクトの特徴メリットについて復習していきます。
SBI新生コネクトは、SBI証券とSBI新生銀行の口座連携サービスです。
このSBI新生コネクトを行うことで、SBI証券での投資の利便性はもちろんのこと、預金金利や手数料などの「お得度」が大幅にアップします!
SBI新生コネクトの特徴・メリットは?
次に、SBI新生コネクトの具体的なメリットについて解説していきます。
SBI新生コネクトは、先に解説した「SBIハイブリッド預金」と同様の口座連携サービスですが、SBIハイブリッド預金に負けない、以下のようなメリットがあります。
- 他行宛の振込手数料が大幅にアップする
- ATMでの入出金が何回でも無料になる!
- 預金金利が年0.15%までアップする!
手数料や金利面などのお得度を重視したい方は、SBI新生コネクトも選択肢の一つになります。
このように、特にお得度の面で、SBIハイブリッド預金よりも有利なSBI新生コネクトですが、以下のようなデメリットもあります。
- 自動入金に対応しているのは投信積立のみ
- SBIハイブリッド預金とは併用できない!
- 米ドルなど外貨の為替手数料が割高!
- 米国株・海外ETF投資の利便性が低い!
以下、各デメリットや注意点について詳しく解説していきます。
SBI新生コネクトのデメリット①:SBI証券への自動入金は投資信託の積立のみ
はじめに、SBI証券の自動入金の対象は投信積立のみ、という点について解説していきます。
メリットの所でも解説したように、SBI新生コネクトを行うと、投信積立自動入金サービスが使えるようになります。
そのため、SBI新生銀行へ入金しておけば、SBI証券で行われる投資信託の積立に必要な資金が自動入金できるようになります。
便利なサービスですが、以下のような、投信積立以外の金融商品の購入時には、自動入金ができない点に注意しましょう。
- 投資信託のスポット購入
- 国内株式/ETFの購入
- 外国株/海外ETFの購入
- 債券やFX、CFD、先物オプション
投信積立以外の金融商品をSBI証券で購入する場合、SBI新生銀行ではなく、SBI証券の証券口座に資金を入金する必要が出てきます。
一方、SBIハイブリッド預金では、投資信託のスポット購入や株式の購入など様々な金融商品の取引に利用できます。
そのため、投信積立以外の取引を行う方で、利便性を重視される方は、SBIハイブリッド預金の利用がおすすめです!
SBI新生コネクトのデメリット②:SBIハイブリッド預金と併用して使えない!
次に、SBIハイブリッド預金とは併用できない点について解説していきます!
SBI証券では、SBI新生コネクトの他に、住信SBIネット銀行との連携「SBIハイブリッド預金」の設定が可能ですが、SBI新生コネクトとSBIハイブリッド預金の併用はできません。
また、すでに、SBIハイブリッド預金を契約してSBI証券を利用している方は、一旦SBIハイブリッド預金を休止してから、SBI新生コネクトを申し込む必要があります。
SBIハイブリッド預金を休止して「SBI新生コネクト」を申し込む方法は、以下の関連ページをご参考ください。
SBI新生コネクトのデメリット③:為替手数料が割高
住信SBIネット銀行と比べて、日本円を米ドルなどに両替する際の為替手数料が、割高な点も、SBI新生銀行(SBI新生コネクト)のデメリットの一つです。
こちらの表は、住信SBIネット銀行とSBI新生銀行の米ドル買付手数料を比較したものです。
銀行名 | 買付手数料 *日本円/米ドル |
---|---|
SBI新生銀行 | 7〜15銭 |
住信SBIネット銀行 | 6銭 *積立なら3銭 |
SBI新生銀行の場合、1米ドルあたり、7〜15銭の手数料が発生しますが、住信SBIネット銀行であれば、1米ドルあたり6銭、米ドルの積立購入なら3銭と低コストで米ドルの買付が行えます。
ただし、2023年11月以降、SBI証券の日本円米ドルの両替で、リアルタイム為替手数料が無料になったため、こちらを利用するのが一番お得です。
SBI新生コネクトのデメリット④:米国株や海外ETFの利便性が低い
また、SBIハイブリッド預金と比較した場合、米国株や海外ETFへの投資をする際の利便性が低い点も、SBI新生コネクトのデメリットの一つです。
以下の表は、SBIハイブリッド預金とSBI新生コネクトの投資サービスを比較したものです。
項目 | 住信SBIネット銀行 | SBI新生銀行 |
---|---|---|
積立代金自動振替 | ⚪︎ | ⚪︎ |
外貨入出金 | ⚪︎ | × |
米ドル定期自動入金 | ⚪︎ | × |
デメリット①の部分でも解説したように、積立代金自動振替サービスは、SBIハイブリッド預金とSBI新生コネクトの両方で利用できますが、外貨入出金や米ドル定期自動入金は、SBIハイブリッド預金でしか利用できません。
一つ前のデメリットでも解説したように、米国株の取引を行う際のコスト面でも住信SBIネット銀行がリードしているので、SBI証券で米国株や海外ETFの購入・積立を行う方は、SBI新生コネクトよりも、SBIハイブリッド預金がオススメです!
SBI証券と連携する銀行口座は、どっちが良いか?詳しい比較は、以下の関連ページをご参考ください。
SBI証券の口座開設だけして放置するデメリットは?
投資の一環として、SBI証券の口座開設を検討している方も多いことでしょう。
しかしながら、口座開設後に放置することによるデメリットや注意点はあるのでしょうか?
本パートでは、SBI証券の口座開設のデメリットと注意点について解説します。
口座開設だけして放置していても、特定口座やNISA口座、SBIハイブリッド預金口座では凍結や封鎖、取引制限がある可能性もあります。
一方で、口座連携や投資活動を行うことで本来のメリットを享受することもできます。
投資を考えている方はぜひ、この記事を参考にしてください。
- SBIハイブリッド預金を10年以上放置すると休眠口座になってしまう!
- 不正ログインなどに気づかない場合がある!
- 確認必要事項などを確認せずに放置すると取引が制限されることも!
以下、各デメリットについて詳しく解説していきます。
SBI証券を口座開設後に放置するデメリット①:SBI証券と住信SBIネット銀行を連携したSBIハイブリッド預金を10年以上放置すると休眠口座になってしまう
SBI証券では、住信SBIネット銀行と連携しているSBIハイブリッド預金口座を開設することができますが、この口座を放置すると注意が必要です。
SBIハイブリッド預金口座を10年以上放置した場合、休眠口座となってしまう可能性があります。
休眠口座になると、預金の取引や利息の受取りが制限されることがあります。
また、預金の受取手続きを行わないままに放置すると、その預金が失効する可能性もあるため注意が必要です。
SBI証券を口座開設後に放置するデメリット②:不正ログインなどに気づかない場合がある
口座を放置すると、不正ログインなどのリスクが高まることも注意が必要です。
定期的に口座にログインし、入金や取引履歴を確認することで不正な活動に気づくことができます。
しかし、放置していると不正な取引が行われていたり、不正ログインが行われていることに気づかないまま被害を受ける可能性があります。
口座を放置する際は、セキュリティ対策をしっかりと行い、不正な活動に対するリスクを最小限に抑えるようにしましょう。
SBI証券を口座開設後に放置するデメリット③:確認必要事項などを確認せずに放置すると取引が制限されることも
口座を放置していると、SBI証券からの連絡や確認事項などを見落とす可能性があります。
特に重要な案件や必要な手続きを怠ってしまうと、口座の取引が制限されることもあります。
例えば、特定口座やNISA口座では年間の取引枠などが設けられているため、必要な手続きを怠ると制限がかかる可能性があります。
口座を放置する際は、定期的にメールや通知を確認し、必要な手続きや連絡事項に対応するようにしましょう。
SBI証券を口座開設後に放置しても口座維持費などの余計な手数料を取られるデメリットはない!
SBI証券の口座開設だけをして放置していても、特に口座維持費や余計な手数料が取られるデメリットはありません。
口座を開設しただけでも、将来的に投資を始める際に便利ですし、口座連携や投資活動を行えば、本来のメリットを享受することもできます。
ただし、特定口座やNISA口座、SBIハイブリッド預金口座などを放置した場合には、前述のように凍結や封鎖、取引制限などのリスクがあるため注意が必要です。
いかがでしょうか?SBI証券の口座開設だけをして放置することによるデメリットや注意点について解説しました。
口座を放置する際は、休眠口座や不正ログイン、取引制限などに対するリスクに注意しながら、適切な対策を行っていくようにしましょう。
投資を考えている方は、この記事を参考にしてSBI証券の口座開設についてしっかりと判断しましょう。
デメリットより多い?SBI証券を口座開設するメリットは?
SBI証券はその利便性や幅広い投資商品の取り扱いなどから、多くの人に利用されているネット証券です。
しかし、口座開設を検討している際には、デメリットや注意点も知っておく必要があります。
本パートでは、SBI証券の口座開設のデメリットや注意点について詳しく解説します。
口座開設に伴う手数料や注意すべきポイント、口座を放置することで起こる可能性がある制限事項などについて解説しています。
一方で、SBI証券が持つメリットや利点についても紹介していますので、投資を考えている方にとっては必読の内容となっています。
- 国内株式の取引手数料が完全無料!
- NISA(つみたて投資枠)対象の超低コスト投信の品揃えが豊富!
- 単元未満株(S株)が無料で取引できる!少額から株式投資!
- 三井住友カード決済の投信積立で最大3%付与が受けられる!
- インターネット証券最大手としての実績!
以下、各メリットについて詳しく説明していきます。
SBI証券を口座開設するメリット①:国内株式の取引手数料が完全無料!
SBI証券では、国内株式の取引手数料が完全無料となっています。
他の証券会社では取引毎に手数料が発生する場合もありますが、SBI証券を利用することで手数料を節約することができます。
手数料は投資の収益に直結するため、利益を最大化するためにも重要なポイントとなります。
SBI証券を口座開設するメリット②:NISA(つみたて投資枠)対象の超低コストインデックスファンドの品揃えが豊富!
NISA(つみたて投資枠)は、非課税の特典を受けながら投資を行うことができる制度です。
SBI証券では、NISAに対応した超低コストのインデックスファンドの品揃えが豊富です。
これにより、リスクを分散しながら低コストで投資を行うことができます。
投資初心者や長期投資を考えている方にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。
SBI証券を口座開設するメリット③:単元未満株(S株)が無料で取引できるので、少額から株式投資が始められる!
従来の株式取引では、株式の最小単位である「単元株」を買うためには一定の金額が必要でした。
しかし、SBI証券では単元未満株(S株)が無料で取引できるため、少額から株式投資を始めることができます。
これにより、初心者や資金が限られている方でも気軽に投資を始めることができます。
SBI証券を口座開設するメリット④:三井住友カード決済の投信積立で最大3%還元が受けられる!
SBI証券では、三井住友カード決済を利用して投信の積立を行うと最大5%のキャッシュバックが受けられます。
このキャッシュバックは投資に直結するため、投資額を少しでも増やすことができる大きな魅力となります。
この特典を利用することで、資産形成をより効率的に進めることができるでしょう。
SBI証券を口座開設するメリット⑤:ネット証券最大手の実績!
SBI証券はネット証券最大手の実績を持っています。
その信頼性や安定性は折り紙付きです。
多くの投資家が利用していることから、情報の共有や学びの機会も豊富です。
また、取引ツールやトレード環境も充実しており、投資を円滑に進めることができます。
以上がSBI証券を口座開設する際のメリットについての解説です。
一方で注意点として、対面証券会社と比較して取引手数料が高いことや、口座を放置することで制限がかかる可能性があることにも留意しておく必要があります。
投資をする際にはリスクもありますので、自身の投資スタイルや目的に合わせて最適な証券会社を選ぶことが大切です。
SBI証券の口座開設のデメリット【まとめ】放置する時の注意点は?
以上、SBI証券の口座開設のデメリットや注意点について解説しました。
口座開設だけをして放置している場合、特定口座やNISA口座、SBIハイブリッド預金口座では凍結や封鎖、取引制限が起こる可能性があります。
しかし、一般の口座開設の場合は特にデメリットはありません。
SBI証券は口座開設や口座管理にかかる費用が無料であり、放置していても手数料がかかることはありません。
一方、SBI証券の口座開設のメリットは多くあります。
まず、SBI証券は多くの投資家から選ばれるほど信頼性が高く、充実したサービスを提供しています。
取引手数料も競合他社と比べて比較的低く設定されており、投資のコストを抑えることができます。
また、銀行との連携も強化されており、便利なオンラインバンキングサービスを利用することができます。
さらに、SBI証券では多様な投資商品が取り扱われており、株式や投資信託、外国為替などの幅広い選択肢があります。
投資の目的やリスク許容度に合わせて自分に最適な商品を選ぶことができます。
したがって、SBI証券の口座開設は多くのメリットがあり、投資を始める上で有益な選択肢となります。
ただし、特定口座やNISA口座、SBIハイブリッド預金口座は放置することで制限がかかる可能性があるため、注意が必要です。
投資を始める際には、自身の目的やリスク許容度を考慮し、適切な口座を選択することが重要です。