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eMAXIS Slim米国株式(S&P500)のデメリットや利回りをブログ評価!分配金はない?

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の評価は?手数料や米国株投信と比較・解説

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、S&P500をベンチマークとする米国株式市場への投資を目的としたインデックスファンドです。

ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」が、年率0.0968%(税抜)と驚きの超低コストです。

データ引用元:三菱UFJ国際投信

本記事では、eMAXIS Slim米国株(S&P500)インデックスの利回りや手数料(実質コスト)、構成銘柄の解説、また他の米国株ファンドとの違いを比較・評価していきます。

目次

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の評価!デメリットは?

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、米国株式市場への投資を目的としたインデックスファンドです。

S&P500をベンチマークしており、アップルマイクロソフトなど米国株500銘柄から構成されています。

eMAXIS Slimシリーズのファンドの1つで、手数料(信託報酬)の安さが最大の魅力です。

サイト管理人

アップルやアマゾン、マイクロソフトなど世界を代表するアメリカ株に、超低コストで分散投資が行えます!

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の手数料・実質コスト

本ファンドの購入手数料は、無料(ノーロード)。

さらに、ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」は、年率0.0968%(税込み)と米国株式市場(S&P500)を投資対象とするインデックスファンドとして、最安水準になっています。

購入手数料・信託報酬

項目手数料
(税込み)
手数料が発生する
タイミング
購入手数料無料ファンド購入時
信託財産留保額無料ファンド売却時
信託報酬年率0.0968%ファンド保有時
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の手数料

また、本ファンドは、ファンドの純資産総額が増えれば増えるほど信託報酬が安くなる仕組みになっています(下表参照)。

純資産総額手数料
(税抜き)
500億円未満年率0.088%
500億円以上
1,000億円未満
年率0.0875%
1,000億円以上年率0.087%
純資産総額ごとの信託報酬

我々投資家がたくさん購入・保有すれば、その分手数料がさらに安くなります。

サイト管理人

ファンドの純資産が増える事で、運用の安定度が増すだけでなく、手数料も引き下げになるのは魅力ですね!

実質コスト

直近(2020年4月28日〜2021年4月26日)の売買委託手数料や有価証券取引税、保管費用などを含めた、本ファンドの実質コストは「0.1191%」となっています。

信託報酬以外の売買委託手数料・有価証券取引税などの余分なコストが低く、外国資産への投資で高くなりがちな「その他費用」も安く抑えられています。

実質コストは、直近の「運用報告書」を基に算出。

以下の図は、運用報告書に記載されている「一万口当たりの費用明細」です。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の実質コスト【2021年4月度】
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の実質コスト【2021年4月度】

対象期間中の信託報酬が「13円」、信託報酬を含む全ての手数料の合計が「16円(+3円分が隠れコスト)」なので、実質コストを「信託報酬÷13円×16円」と計算すると、実質コストは0.1191%(四捨五入)となります。

過去の実績コスト

2018年4月28日〜2019年4月26日

売買委託手数料や有価証券取引税、保管費用などを含めた実質コストは「0.229%」となっています。

ただし、信託報酬が0.16%(税抜)の時点での実質コストなので、手数料引き下げ後は、もう少し安くなると思います。

実質コストは、直近の「運用報告書」を基に算出。

以下の図は、運用報告書に記載されている「一万口当たりの費用明細」です。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の実質コスト

対象期間中の信託報酬が「14円」、信託報酬を含む全ての手数料の合計が「20円(+6円分が隠れコスト)」なので、実質コストを「信託報酬÷14円×20円」として計算すると、実質コストは0.229%(四捨五入)となります。

  • 信託報酬は0.16%(11月12日から0.088%へ引き下げ)
  • 実質コストは、年率0.229%(税抜)
    → 手数料引き下げ後は安くなる

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の構成銘柄(米国株)の比率は?

次に、本ファンドにどのような銘柄が組み込まれているか見ていきます。

本ファンドは、米国の代表的な株価指数「S&P500」をベンチマークとしており、約500銘柄から構成されています。構成銘柄の上位10銘柄の構成比率は、以下のようになっています。

銘柄構成比業種(セクター)
マイクロソフト4.1%テクノロジー
アップル3.6%テクノロジー
アマゾン2.8%消費者サービス
Facebook1.7%情報技術
バークシャー・ハサウェイ1.6%金融
JPモルガン・チェース1.5%金融
アルファベットC1.5%テクノロジー
アルファベットA1.4%テクノロジー
ジョンソン&ジョンソン1.3%ヘルスケア
プロクター&ギャンブル1.2%生活必需品
構成銘柄比率(上位10銘柄)

アップルやマイクロソフト、アマゾンFacebookなど全世界でも有名な企業が多く組み込まれています。また、バフェット氏率いるバークシャーもランクインしています。

本ファンドを利用することで、有名経営者の企業や米国のグローバル企業に分散投資が行えることがわかります。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の業種別・セクター別構成比率

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の業種別(セクター別)の構成比率は、下図のようになっていいます。

米国は、情報技術・ソフトウェア関連のグローバル企業が多いため、ソフトウェア・サービスの比率が1割程度を占めていますが、基本的には、各業種・セクターで分散が効いています。

本ファンドのベンチマークととなっている「S&P500」の構成銘柄や構成比率、NYダウとの比較などの解説は、以下の記事をご参照ください。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の実績・利回り!分配金・パフォーマンス

本ファンドの決算(分配金)は、年1回(4月)行われます。

下図のように、設定以来、一度も分配金を出しおらず、効率的な運用が行われている事がわかります。

決算日分配金
2021年4月26日0円
2020年4月25日0円
2019年4月25日0円
分配金の推移
サイト管理人

分配金が出てしまうと、分配金への課税分(約20%)投資パフォーマンスが悪化するので、ファンド内への再投資が、我々ファンド購入者には嬉しいですね。

長期投資を行う場合、効率的な資産運用のため、分配金が出た場合でもファンドへ再投資することが重要です。

SBI証券など証券会社の注文時に「分配金再投資コース」を選ぶことで、自動再投資ができます。

また、これまでの本ファンドのパフォーマンスは、以下のようになっています。

運用期間ファンドベンチマーク
1ヶ月4.2%4.2%
3ヶ月13.3%13.3%
6ヶ月16.8%16.7%
1年44.5%44.3%
3年108.0%107.0%
設定来92.0%91.1%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のパフォーマンス(対ベンチマーク)

インデックスファンドなので、ベンチマーク(S&P500)とのパフォーマンスに差(乖離)が出ない事が重要ですが、設定以来、大きな乖離は発生していません。

ベンチマークとの乖離は、手数料などが影響するので、低コストのメリットを活かし、ベンチマークに忠実な運用が行われている事が分かります。

ベンチマークとのパフォーマンスが近い値になっているため、コスト・運用ともに優秀なファンドと言えます。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は「つみたてNISA・iDeCo」で運用は可能?

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、つみたてNISAで運用可能です!

また、SBI証券iDeCoのセレクトプランを活用することで、個人型確定拠出年金(iDeCo)での運用も行えます。

iDeCoの特徴・メリット
  • 運用益が非課税
  • 掛金が全額所得控除
  • 年金受給時の税制優遇

一般NISA・つみたてNISAと同様、運用益が非課税になるのはもちろんのこと、掛け金分が全額所得税になるメリットがあります。

年金給付まで資金を回収できないデメリットはありますが、税制面でNISAよりも絶大な優遇を受けることができます。

項目つみたてNISAiDeCo
対象者20歳以上の日本人20〜60歳の日本人
利用限度額
(年間)
積立:40万円
現行:120万円
サラリーマン、自営業など
立場によって異なる
(年14.4万〜81.6万円)
非課税期間積立:5年
現行:20年
60歳まで
税制優遇譲渡益非課税
受取時非課税
譲渡益非課税
掛け金非課税
⇒ 所得・住民税軽減
受取時課税
⇒ 退職所得控除等が適用され軽減
つみたてNISAとiDeCoの比較

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)のデメリットは?SBI・V・S&500と比較

本ファンドは、SBI・バンガード・S&P500インデックスファンドと並ぶ、国内最安の米国株式市場への投資を目的としたインデックファンドです。

ファンド名信託報酬(税抜)ベンチマーク
SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド0.09264%S&P500
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)0.16%S&P500
楽天・全米株式インデックス・
ファンド
0.17%CRSP USトータル・マーケット・インデックス
iFree S&P500インデックス0.225%S&P500
iFree NYダウインデックス0.225%NYダウ
たわらノーロードNYダウ0.225%NYダウ
米国株式インデックス・ファンド0.45%S&P500
SMTダウジョーンズ・インデックス・オープン0.50%NYダウ
SMT米国株配当貴族インデックス・オープン0.55%S&P500配当貴族指数
野村インデックスファンド・米国株式配当貴族0.50%S&P500配当貴族指数
i-mizuho米国株式インデックス0.57%S&P500
eMAXIS NYダウインデックス0.60%NYダウ
米国株式クラスファンドの手数料・比較”

参考:米国・アメリカ株が投資対象のETFやインデックスファンドの比較・一覧

信託報酬(税抜)は、本ファンドとSBI・バンガード・S&P500インデックスファンドで同じですが、SBIバンガードが「バンガードS&P500(VOO)」に直接投資する「ファンド・オブ・ファンズ(FOF)形式」となっているため、税込のコストが若干「SBI・バンガード」が安くなります。

ただし、SBIバンガードは2019年9月に運用が始まったばかりなので、実質コストも分かりませんので、ファンドの純資産や運用実績を考えると、本ファンドを選択するのが無難です。

サイト管理人

実質コストや純資産、運用安定・実績を考えると、eMAXIS Slim米国株(S&P500)が無難な選択と言えます!十分低コストですし!

また、若干信託報酬は高いですが、一つポイントとしては、より多くの銘柄から構成される「CRSP USトータル・マーケット・インデックス(以下、略してCRSP US)」をベンチマークとしたい場合は「楽天VTI」も選択肢の一つとなり得ます。

両ベンチマークの違いは構成銘柄数の違いです。S&P500は米国の大型・中型株約500銘柄から構成されていますが、CRSP USの方は、大・中・小型株約4,000銘柄から構成されています。そのため分散性の観点からは、CRSP USをベンチマークとする楽天VTIの方が優れています。

ただし、両方のベンチマークの中長期のパフォーマンスを比較してみると、以下の図からわかるように、違いがわからないくらいです。そのため、ベンチマークにこだわりが無い方は、より手数料の安いeMAXIS Slim米国株式の方が良いでしょう。

https://money-laboratory-ryoma.net/crsp-us-total-market-index/
OO(S&P500)とVTI(CRSP US)のパフォーマンスの違い
参考:yahoo finance
  • 信託報酬(税込)は、SBIバンガードS&P500が若干安い
  • 中小型株へも投資したい場合「楽天VTI」も選択肢の一つ
  • 運用実績や安定感をトータル評価すると「eMAXIS Slim米国株(S&P500)」の選択が無難

SBI・V・S&P500をブログで評価!利回りやデメリット、評判は?

SBI・バンガード・S&P500インデックスファンドの評価 |手数料など比較・解説

SBI・バンガード・S&P500インデックスファンドは、米国株式市場への投資を目的としたインデックスファンドです。S&P500をベンチマークしており、アップルマイクロソフトなど米国株500銘柄から構成されています。

ファミリーファンド(FOF)と呼ばれる方式で、SBI・バンガード・S&P500を通して、バンガードS&P500・ETF(VOO)に投資する投資信託です。

投資元のVOO(米国ETF)へ直接投資した方が手数料は安いですが、本ファンドは、日本円での購入や自動積立などが行えます。

サイト管理人

つみたてNISAでも購入可能です!

SBI・バンガード・S&P500のデータ・まとめ
  • ベンチマーク:S&P500
  • 信託報酬(税抜):年率0.09264%(その他諸経費を含む実質コスト:初回決算待ち)
  • 売買単位:1万円から1円単位(SBI証券なら最低100円から積立可能。)
  • 決算:年1回(4月25日。休日の場合、翌営業日)
  • 償還日:無期限(設定日:2019年9月26日)
  • 信託財産留保額:無し

SBI・V・S&P500インデックスファンドの詳細は、以下の記事をご参考ください。

SBI・V・S&P500インデックスファンドの評価

iFree S&P500インデックスをブログ評価!デメリットや利回り、評判は?

iFree S&P500インデックスとは?手数料や分配金、他ファンドとの比較など

iFree S&P500インデックスは、米国株式市場への投資を目的としたインデックスファンドです。

S&P500をベンチマークしており、アップルマイクロソフトなど米国の500銘柄から構成されています。

iFreeシリーズの低コストインデックスファンドの1つです。

iFree S&P500インデックスのデータ・まとめ
  • ベンチマーク:S&P500
  • 信託報酬(税抜):年率0.225%(その他諸経費を含む実質コスト:初回決算待ち)
  • 売買単位:1万円から1円単位(SBI証券なら最低100円から積立可能。)
  • 決算:年1回(9月7日。休日の場合、翌営業日)
  • 償還日:無期限(設定日:2017年8月31日)
  • 信託財産留保額:無し
iFree S&P500インデックスの詳細を確認↓

本ファンドの購入手数料は、無料(ノーロード)です。また、ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」は、年率0.225%(税抜)と米国株式市場(S&P500)を投資対象とするインデックスファンドとして、最安コストになっています。

項目手数料(税抜)手数料が発生する
タイミング
購入手数料無料ファンド購入時
信託財産留保額無料ファンド売却時
信託報酬年率0.225%ファンド保有時
手数料一覧

運用管理費などを含めた実質コストは、設定から間もないためまだわかりませんが、発表され次第、追記いたします。

iFree S&P500インデックスの構成銘柄比率

次に、本ファンドにどのような銘柄が組み込まれているか見ていきます。

本ファンドは、米国の代表的な株価指数「S&P500」をベンチマークとしており、約500銘柄から構成されています。構成銘柄の上位10銘柄の構成比率は、以下のようになっています。

銘柄構成比業種(セクター)
マイクロソフト3.5%テクノロジー
アップル2.8%テクノロジー
アマゾン2.7%消費者サービス
アルファベット2.2%テクノロジー
Facebook1.6%情報技術
バークシャー・ハサウェイ1.4%金融
ジョンソン&ジョンソン1.3%ヘルスケア
JPモルガン・チェース1.2%金融
エクソン・モービル1.1%エネルギー
VISA1.0%金融
*初回レポート公表前は、ベンチマークの比率を記載

S&P500に連動する低コストETFの比率が高くなっています。まだ、ファンド設定から間もないための措置と考えられ、純資産が順調に推移したうえで、ベンチマーク通りの現物株を配分していくことが考えられます。

ETF以外で、アップルやマイクロソフト、アマゾンFacebookなど全世界でも有名な企業が多く組み込まれています。また、バフェット氏率いるバークシャーもランクインしています。

本ファンドを利用することで、有名経営者の企業や米国のグローバル企業に分散投資が行えることがわかります。

分配金・利回り

本ファンドの決算は年1回(9月)行われます。設定来、一度も決算を迎えていないため、分配金の発生はありません。分配金が出てしまうと、分配金への課税分(約20%)投資パフォーマンスが悪化するので、ファンド内へ再投資してほしいです。

また、これまでの本ファンドのパフォーマンスは、以下のようになっています。まだ、一ヶ月なので、なんとも言えませんが、ベンチマーク同様、好調な成績となっています。

期間(直近)ファンドベンチマーク
(NYダウ)
1ヶ月2.3%2.2%
3ヶ月3.0% 2.5% 
6ヶ月4.2%3.3%
設定来28.7% 26.9%

また、ベンチマーク(S&P500)よりもパフォーマンスが高いのは、ベンチマーク構成銘柄の配当金(アップルやナイキからの配当金)が含まれないのに対し、本ファンドは、ベンチマーク構成銘柄の配当金が含まれているためです。

つみたてNISAでも運用可能

本ファンドは、2018年1月からスタートした新たな小額非課税制度「つみたてNISA」でも運用可能です。

非課税期間が現行NISAと比べて4倍の20年間となるので、積立を長期投資で行なう方には、嬉しい新制度です。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)と米国株インデックス・ファンドの比較

米国株式インデックス・ファンドは、購入手数料無料(ノーロード)のインデックスファンドです。

ただし、ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」は、年率0.45%(税抜)で、eMAXIS Slim米国株(S&P500)などと比較すると割高です。

米国株式インデックス・ファンドのデータ・まとめ
  • ベンチマーク:S&P500
  • 購入手数料:ネット証券で無料(ノーロード)
  • 信託報酬(税抜):年率0.45%(その他諸経費を含む実質コスト:初回決算待ち)
  • 売買単位:1万円から1円単位(SBI証券なら最低100円から積立可能。)
  • 決算:年1回(3月10日。休日の場合、翌営業日)
  • 償還日:無期限(設定日:2017年9月29日)
  • 信託財産留保額:無し
米国株インデックス・ファンドの手数料・詳細を確認
項目手数料が発生する
タイミング
手数料(税抜)
購入手数料ファンド購入時無料
信託財産留保額ファンド売却時0.1%
信託報酬ファンド保有時年率0.45%
米国株式インデックス・ファンドの手数料

構成銘柄(米国株)の比率

本ファンドは、米国の代表的な株価指数「S&P500」をベンチマークとしており、約500銘柄から構成されています。構成銘柄の上位10銘柄の構成比率は、以下のようになっています。

銘柄構成比業種(セクター)
マイクロソフト3.5%テクノロジー
アップル2.8%テクノロジー
アマゾン2.7%消費者サービス
アルファベット2.2%テクノロジー
Facebook1.6%情報技術
バークシャー・ハサウェイ1.4%金融
ジョンソン&ジョンソン1.3%ヘルスケア
JPモルガン・チェース1.2%金融
エクソン・モービル1.1%エネルギー
VISA1.0%金融
構成銘柄比率

アップルやマイクロソフト、アマゾンなど全世界でも有名な企業が多く組み込まれています。また、バフェット氏率いるバークシャーもランクインしています。

分配金・利回り

本ファンドの決算は年1回(3月)行われます。

設定来、一度も決算を迎えていないため、分配金の発生はありません。分配金が出てしまうと、分配金への課税分(約20%)投資パフォーマンスが悪化するので、ファンド内へ再投資してほしいです。

また、これまでの本ファンドのパフォーマンスは、以下のようになっています。

期間(直近)ファンドベンチマーク
1ヶ月3.33%3.37%
3ヶ月7.71% 7.85% 
6ヶ月
設定来7.71% 7.85%
パフォーマンス

また、ファンドのパフォーマンスがベンチマーク(S&P500)よりも若干悪い理由は、ファンドのパフォーマンスは手数料を引いたものとなっているためです。手数料の大切さが身に沁みる結果となっています。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)と米国株ファンド・ETFの比較

本ファンドは、米国株式市場に低コストで分散投資ができるファンドとして、評価できるファンドです。アップル、マイクロソフト、アマゾンなど、全世界で活躍するグローバル優良企業にファンド1本で投資できる点が魅力的です。

ETFとの比較

米国株式市場を投資信託とする投資商品には、インデックスファンドの他にETFがあります。

S&P500やCRSP USをベンチマークとするETFには、国内外合わせて以下のようなETFがあり、どれも信託報酬が安くなっています。特に、バンガード・S&P500ETF(VOO)バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)は、信託報酬0.03%と驚きの安さとなっています。

銘柄名(コード・ティッカー)信託報酬
(経費率)
ベンチマーク種類
バンガード・S&P500ETF(VOO)0.03%S&P500米国ETF
バンガード・トータル・ストック・
マーケットETF(VTI)
0.03%CRSP USトータル・
マーケット・インデックス
米国ETF
iシェアーズS&P500ETF(IVV)0.04%S&P500米国ETF
SPDR S&P500 ETF(1557)0.095%S&P500国内ETF
UBS ETF米国株(1393)0.14%MSCI米国インデックス国内ETF
Simple-X NYダウ・ジョーンズ・
インデックス上場投信(1679)
0.15%NYダウ国内ETF
上場インデックスファンド米国株式
(1547)
0.16%S&P500国内ETF
米国株式クラスETFの比較・一覧

ただし、金額ベースでの購入がきたり、毎月自動積立や分配金の自動再投資ができるなど利便性の高いインデックスファンドの方が、ETFよりも初心者向きだと思います。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の分散性を高めたい場合

米国だけでなく、ヨーロッパや太平洋地域の株式に広く分散投資を行いたい方は、ニッセイ外国株式インデックスファンドeMAXIS Slim先進国株式などがオススメです。信託報酬0.1%台で米国を含む20カ国以上の先進国株式市場へ分散投資が行えます。

円高・円安など為替変動リスクを抑えたい方は、たわらノーロード先進国株式(為替ヘッジあり)も選択肢の1つになるかもしれません。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の口コミ・評判は?

eMAXIS Slim米国株(S&P500)の口コミや評判をTwitter等からピックアップして行きます。

https://twitter.com/5mrkklEiPT5DsrT/status/1184315458595348484

2019年10月の信託報酬の引き下げに歓喜の声が上がっています。

【ブログまとめ】eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の評価は?

本ファンドのデータをまとめると、以下のようになっています。

年率0.0968%(税込)と超低コストで米国のグローバル企業に投資を行うことができる点が最大の魅力です。

データ・まとめ
  • ベンチマーク:S&P500
  • 購入手数料:SBI証券などネット証券で無料(ノーロード)
  • 信託報酬(税抜):年率0.088%(その他諸経費を含む実質コスト:0.229%)
  • 売買単位:1万円から1円単位(SBI証券なら最低100円から積立可能。)
  • 決算:年1回(4月25日。休日の場合、翌営業日)
  • 償還日:無期限(設定日:2018年7月3日)
  • 信託財産留保額:無し

米国株式市場への投資を目的としたファンドには、楽天VTIやSBIバンガードS&P500がありますが、実質コストやこれまでのファンド運用の実績・純資産の推移などを総合的に加味すると、本ファンドの利用が無難です。

また、三菱UFJ国際投信から出ている純資産の推移をみると、下図のように右肩あがりで推移しているため、順調にファンドへ資産が入ってきていることがわかります。

eMAXIS Slim米国株(S&P500)の純資産推移
eMAXIS Slim米国株(S&P500)の純資産推移
サイト管理人

ファンドの純資産が減る(資金が流出する)場合、不安定な運用となってしまうので、現在の純資産は極めて健全な推移と言えます。

心配であれば、将来の純資産総額の推移も見ておきましょう。

以下、最後に、ファンドの運用成績を左右する証券会社(eMAXIS Slim米国株の最適な購入・保有先)について解説して行きます。

証券会社による違いがあり、ポイント還元などを加味すると、投資パフォーマンスに影響が出るので、最適な証券会社を利用して、投資パフォーマンスの向上を狙いましょう。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)のお得な購入先(SBI証券?楽天証券?)

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、SBI証券、SMBC日興証券、楽天証券、マネックス証券、岡三オンライン、auカブコム証券などのネット証券から購入可能です。

結論から言うと、

  • ポイント還元が高い「SBI証券」がお得!
  • 【例外】自動積立を行うなら「楽天証券」がお得!
サイト管理人

以下、詳しく解説していきます。

ポイント還元が高い「SBI証券」がお得

購入手数料は無料なので、どこで本ファンドを購入しても差がつきません。しかし、各ネット証券で行われている「ポイント還元プログラム」の違いがあります。

ポイント還元プログラムとは、投資信託(ファンド)の保有額に応じてポイント還元されるサービスです。

ポイントは、現金や電子マネーへの交換、またファンドの購入に利用可能なため、ポイント還元率の高いネット証券で、お得にファンドを保有することができます。

以下の表は、ネット証券のポイントプログラムの比較を行ったものです。結論から言うと、SBI証券の投信マイレージが還元率が良く利便性が高いと言えます。

スクロールできます
証券会社還元率特徴
SBI証券年率0.1%
(最大:年率0.24%)
保有額1,000万円以上で還元率2倍
一部ファンドは年率0.05%の還元率
SMBC日興証券キャンペーンで
ANAマイルやdポイント
ANA:最大6万マイルdポイント:最大1万pt⇒ キャンペーン詳細
楽天証券残高10万円毎に月4ポイント
(最大:年率0.048%)
ポイント除外ファンドが少ない
還元率は少ない
マネックス証券月平均保有額の年率0.08%
(最大:年率0.08%)
低コストのインデックスファンドはポイント除外
auカブコム証券月平均保有額100万円につき
1ポイント
(最大:年率0.24%)
月平均保有額が3000万円以上でポイント2倍
多数のポイント集計除外ファンド
各ネット証券のポイント還元

低コストインデックスファンドの場合、auカブコム証券・マネックス証券はほぼ全ての商品がポイント付与対象外となるので候補から外れます。

また、楽天証券は還元率が最大0.048%と低いので、SBI証券(ポイント還元率:0.05%〜0.20%)での購入・保有がお得になります。

また、SBI証券はポイント還元プログラムで付与される「Tポイント」を投資信託の購入に充てられ事も可能です。

毎月自動積立を設定するなら「楽天証券」もお得

毎月の自動積立を設定するならSBI証券よりも楽天証券の方がお得です。

その理由は、楽天証券の場合、自動積立の決済手段に「楽天カード」を利用することで、積立額(支払い額)の1%分がポイント還元されるためです。

自動積立とは、毎月の決まった日(例:月末・毎月12日など)に自動で決まった額を買付するサービスです。銘柄(投資信託)・積立日・積立金額の3つを最初に決めれば、あとは自動で毎月定額の買い付けが行われます。

楽天証券の取引や楽天カードで貯めた貯めた楽天ポイントは、楽天市場でのお買い物や楽天サービスの決済に1pt → 1円として利用できるため、楽天カードで積立ことで無条件で1%分の投資利益を得ることができます。

また、楽天ポイントは、楽天市場での買い物だけでなく、投資信託の購入にも利用することができるので、積立の楽天カード決済で貯まったポイントを投信の再投資に当てることで、さらに運用効率を上げることができます。

参考:楽天ポイントで投資信託を買うメリット

本サイトでの楽天証券の最新キャンペーンの解説は、以下をご参考ください。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)よくある質問

eMAXIS Slim どこで買う?

格安な手数料でインデックス投資を始めるなら、eMAXIS Slimは優れた選択肢です。

しかし、eMAXIS Slimを購入する際には、どの証券会社を利用するかが重要なポイントです。

証券会社のサービスや手数料がeMAXIS Slimの運用リターンに影響を与える可能性もあります。

本記事では、eMAXIS Slimを購入する際のおすすめの証券会社を紹介しますが、逆に選ぶべきでない証券会社も検証します。

特に、楽天証券やSBI証券などの大手証券会社のeMAXIS Slimへの取り扱い方法についても解説しています。

eMAXIS Slimをより有利に購入するための情報をお届けしますので、ぜひ参考にしてください。

関連ページ:eMAXIS Slimどこで買う?おすすめしない証券会社は?楽天証券・SBI証券での買い方は?

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の評価は?手数料や米国株投信と比較・解説

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この記事を書いた人

橘 龍馬のアバター 橘 龍馬 サイト管理人

投資歴7年、30代3児の父。理学博士。
投資・節約の専門メディア「マネーの研究室」のサイト管理人。
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