投資初心者の方でも、安心してVポイント投資が始められるように解説していきますので、ぜひご覧ください。
SBI証券Vポイント投資のやり方/そもそもVポイント投資の特徴・メリットは?
SBI証券のVポイント投資のやり方を解説する前に、最大限に有効活用するため、Vポイント投資の特徴やメリットについてふれていきます。
SBI証券Vポイント投資とは?特徴・メリットは?
SBI証券Vポイント投資は、SBI証券での投資信託の購入で、現金の代わりに、Vポイントが利用できる投資サービスです。
Vポイントは、SMBCグループの共通ポイントで、この「Vポイント投資」サービスによって、貯めたVポイントを「1P=1円」として投資信託の購入代金などに充てることができます。
このVポイント投資は、以下3つの特徴やメリットがあります。
- 手軽に投資を始められる!
- Vポイントの有効活用ができる!
- Vポイントの現金化も可能!
以下、各メリットについて解説していきます。
Vポイント投資のメリット①:Vポイントで元手の現金を使わずに気軽に投資が始められる
まず、Vポイント投資の1つ目のメリットが、現金を使わずに手軽に投資が始められる点です。
通常、投資商品を購入する場合、貯金などで一定の金額を投資資金として用意する必要があり、それらの資金で投資信託などを買付しなければいけません。
しかし、Vポイント投資を利用すれば、現金の代わりに、普段の生活で貯めたVポイントで投資信託を購入することができます。
投資初心者の方でも、気軽に投資に取り組むことができます。
Vポイント投資のメリット②:貯めたVポイントを投資に回すことで成長させることもできる!
Vポイント投資では、貯めたVポイントを投資に回すことで、資産を成長させることができます。
ポイントは、買い物などで使ってしまうと、その場で消費・消滅されてしまいますが、投資信託の購入に充てることで、将来の資産として成長してくれる可能性があります。
三井住友カードやOliveなどでVポイントを貯めていくことで、投資資金が増えていくのは嬉しいですね!
また、SBI証券の他の投資サービス「三井住友カードつみたて投資」や「投信マイレージ」よって、貯まるポイントも投資信託の購入に充てることができます。
投資サービス | 内容 |
---|---|
三井住友カード投信積立 (SBI証券クレカ積立) | 毎月の積立を三井住友カードで決済することで、 積立金額の最大5%のポイント還元が受けられる。 |
投信マイレージ | 投資信託の保有金額に応じて、毎月、 最大0.25%のポイント還元が受けられる。 |
ポイントの再投資で、資産効率がアップして嬉しいですね!
Vポイントの運用によってポイントを増やすという、投資とポイント活用を両立させることができる便利なサービスです。
例えば、三井住友カード ゴールド(NL)で毎月5万円分を積立投資する場合、毎月500円相当のVポイントがもらます。
この500ポイントで、投資信託を買付・積立した場合、以下のグラフのような、資産形成が行えます。
(2)の積立額が毎月の500ポイント、(1)が年率5.0%を想定した場合の資産評価額になります。
毎年の積立金額(ポイント数)や資産評価額などの具体的な数字は、下表のようになります。
運用年数 | 積立金額 | 資産評価額 | 資産評価額 – 積立金額 |
---|---|---|---|
1年 | 6,000円 | 6,142円 | 142円 |
2年 | 12,000円 | 12,605円 | 605円 |
3年 | 18,000円 | 19,406円 | 1,406円 |
4年 | 24,000円 | 26,560円 | 2,560円 |
5年 | 30,000円 | 34,090円 | 4,090円 |
6年 | 36,000円 | 42,012円 | 6,012円 |
7年 | 42,000円 | 50,347円 | 8,347円 |
8年 | 48,000円 | 59,118円 | 11,118円 |
9年 | 54,000円 | 68,347円 | 14,347円 |
10年 | 60,000円 | 78,057円 | 18,057円 |
Vポイント投資のメリット③:Vポイントで購入した投資信託を売却することでポイントの現金化ができる!
次に、3つ目のメリット「Vポイントで購入した投信を売却することで現金化できる」点について解説していきます。
Vポイントでは投資信託の購入が行えますが、この投資信託を売却した場合、手元に現金が残ることになります。
例えば、1,000ポイントで投資信託を購入した場合、後日、その投資信託を売却することで、その時の資産価値の現金が、SBI証券の総合口座に入金されます。
Vポイントとしては受け取れない点に注意が必要です。
売却の際に、Vポイントに戻すことはできませんが、汎用性が高い現金にできる点はメリットと言えます。
Vポイント投資のメリット④:現金で投資する場合と比較してストレスが少ない!
ストレスがかかりにくい点も、ポイント投資ならではのメリットです。
例えば、Vポイントで購入した投資信託が値下がりしても、銀行預金などの現金で投信を買付した時と比べて、精神面の負担がかかりにくくなります。
投資・資産運用では、「失敗したらどうしよう。。」「お金が減るのはイヤだなぁ!」など、ネガティブな感情がありますが、ポイント投資であれば、その心配も少なくなります。
人によって感じ方に違いがあるとと思いますが、私の場合、ポイント購入した投信が下落しても「ポイントで購入したから、いいか!」と割り切れています。
以上が、SBI証券のVポイント投資の特徴やメリットです。
手軽に投資を始められるだけでなく、Vポイントの有効活用や現金化といった利点があるので、Vポイントを持っている方やポイントを有効活用したいと考えている方には、魅力的なサービスと言えます。
SBI証券でのVポイント投資のやり方【図解】Tポイントからの切り替えも!
SBI証券「Vポイント投資」の特徴やメリット分かったところで、いよいよ、Vポイント投資の具体的なやり方を解説します。
有効なVポイントの使い方として、手軽に始められるポイント投資を始めるきっかけ・一助になれば幸いです。
まず、SBI証券でVポイント投資を始める大まかな手順は、以下のような流れになります。
Vポイント投資のやり方・手順
SBI証券の管理画面、または口座開設の際に、ポイントサービスの申し込みを行います。
SBI証券で、貯めたり使ったりするポイントは、
- Tポイント
- dポイント
- Pontaポイント
- JALマイル
の中から選べますが、Vポイントを使って投資信託の購入を行いたい場合は、メインポイントをVポイントに設定しましょう。
STEP2までで、Vポイント投資の準備が完了したら、実施に、Vポイントで投資信託の買付を行います。
以下、各ステップごとに詳しく解説していきます。
SBI証券Vポイント投資のやり方①:SBI証券のポイントサービスに申し込む
まず始めに、SBI証券のポイントサービスへの申し込みが必要です。
ポイントサービスの設定方法は、SBI証券の口座をこれから開設する方とすでに口座開設をしている方で異なりますので、それぞれのケースについて解説していきます。
SBI証券ポイントサービスの申し込み方法①:これからSBI証券の口座開設を行う方の場合
これから、SBI証券の口座開設をされる方は、口座開設の申し込み手続きの中で、ポイントサービスの申し込みが同時に行えます。
SBI証券の口座申込み時にポイントサービスも申し込む方法
具体的には、SBI証券の口座申し込みを進めていくと、以下の図のような、「SBI証券ポイントコース申込み」という画面が表示されます。
この画面上で「申し込む」を選択して、SBI証券の口座開設を完了させます。
SBI証券ポイントサービスの申し込み方法②:SBI証券の口座をすでに開設している方
SBI証券の口座をすでに開設している方SBI証券のポイントサービスは、以下のような手順で、マイページから行えます。
ポイントサービスの設定手順
はじめに、SBI証券のマイページにある「ポイント管理」をクリックします。貯めるポイント、メインポイントを選びます。
STEP1で、「ポイント管理」をクリックすると、以下のような画面が表示されます。
ここで、SBI証券ポイントサービスの欄にある「申し込む」をクリックします。
STEP2で「申し込む」をクリックすると、こちらのような画面に切り替わるので、画面中央の「各種規約等を確認する」をクリックします。
SBI証券Vポイント投資のやり方②:メインポイントをVポイントにする
SBI証券のポイントサービスの申込みが完了したら、次に、SBI証券で貯めたり使ったりするポイント「メインポイント」を「Vポイント」にします。
この操作も、ポイントサービスの申込みの時と同じように、SBI証券の口座を持っているか?いないか?で変わります。
メインポイントをVポイントにする方法①:これからSBI証券の口座開設を行う方の場合
一つ前に解説したように、SBI証券の口座開設時に、まずSBI証券ポイントサービスの欄で「申し込む」を選びます。
STEP1で「申し込む」を選択して、画面の下の方へ移動・スクロールすると、下図のような「ポイント選択」の画面が表れます。
ここで、「Vポイント」を選択して、SBI証券の口座開設を完了させることで、SBI証券での投資信託の買付に、Vポイントが充当できるようになります。
メインポイントをVポイントにする方法①:SBI証券の口座をすでに開設している方
SBI証券の口座をすでに開設している方SBI証券のポイントサービスは、以下のような手順で、マイページから行えます。
ポイントサービスの設定手順
「SBI証券ポイントサービスの申し込み方法②」までの操作が完了すると、以下のような画面が表示されます。
ポイント選択の部分で、Vポイントを選択しましょう。
STEP1で、「Vポイント」をクリックすると、下図のような画面が表示されます。
ここで、各種規約等を確認して同意後、取引パスワードを入力して、「同意して認証する」をクリックします。
ここから、三井住友カードのサイトに遷移して、手続きを続けます。
STEP2が完了すると、以下のような三井住友カードの画面に切り替わりますので、
- Vpass ID
- SMBC ID
のどちらかのIDとパスワードでログインします。
そうすると、以下のような画面に遷移しますので、「次へ進む」をクリックします。
SBI証券で三井住友カード決済の投信積立を行う場合、操作中のカードを積立決済に利用したものに変更する必要があります。
ただし、メインポイントの登録には関係がないので、任意の選択で問題ありません。
STEP3で「次へ進む」をクリックすると、下図のような画面に切り替わりますので、Vポイントサービスへの同意事項を確認します。
上の画面を下にスクロールすると、以下のような画面が表れますので、右下の「同意する」をクリックして、先に進みます。
STEP4で「同意する」をクリックして、無事に「SBI証券Vポイントサービス」の登録が完了すると、以下のような画面が表示されます。
ここで、画面下部の「ポイントサービストップへ」をクリックすると、以下のような画面に切り替わります。
SBI証券ポイントサービスの欄が「申込み済み」、メインポイントの欄が「Vポイント 登録済み」となっていれば、SBI証券Vポイント投資の設定は完了です。
項目 | 内容 |
---|---|
SBI証券ポイントサービス | 申込済み |
メインポイント | Vポイント |
ここまでの設定作業、お疲れ様でした。
SBI証券Vポイント投資のやり方③:Vポイントで投資信託を購入する
SBI証券Vポイント投資のやり方②までの設定で、Vポイント投資の準備が完了しましたので、次に、Vポイントで投資信託を購入する方法を解説していきます。
Vポイントで投資信託を購入する方法
始めに、Vポイントで購入したい投資信託を選択します。
そうすると、以下のような銘柄のメニュー画面になりますので、「金額買付」をクリックします。
Vポイント投資の注意点・デメリットの所でも解説したように、口数買付や積立買付などにVポイントは利用できないので、金額買付を選びます。
ステップ1で「金額買付」をクリックすると、以下のような画面が表示されますので、まず購入したい金額を入力します。
次に、ポイント利用の部分を選択・入力します。
ポイント利用の項目は、
- 利用しない
- 全て利用する
- 一部利用する
の3つの選択肢があるので、使いたいポイント数に応じて選択しましょう。
今回の例では、「全て利用する」を選びました。
ポイント利用数を選んだら、分配金受取方法で再投資を選び、取引パスワードを入力して、注文の確認画面に移動します。
STEP2で、「注文確認画面へ」をクリックすると、以下の画像のようなポイント投資の注文確認画面が表示されます。
注文内容に間違いがなければ、画面下の「注文発注」をクリックして、Vポイント投資の注文を完了させましょう。
ここまでで、Vポイント投資の設定から実際の購入までが完了しました!
お疲れ様でした!
SBI証券でTポイントをVポイントに切り替える方法
次に、Tポイントやdポイント等の他のポイントをメインポイントに設定している方向けに、メインポイントを「Vポイント」に切り替える方法を紹介していきます。
Tポイントなど他のポイントから、Vポイントに切り替える手順は、以下のような流れになります。
メインポイントの切り替え方法
まず、SBI証券のポイントサービスの申し込みの時と同じように、マイページの「ポイント管理」ボタンをクリックします。
SBI証券ですでにポイント設定を行っている場合、STEP1で「ポイント管理」をクリックすると、下図のような画面が表示されます。
この画面上で、「メインポイントの設定」リンクをクリックします。
私の場合、Vポイントの前は、Tポイントを登録していたので、上のような画面となっていました。
STEP2で、メインポイントの設定をクリックすると、以下のような画面に切り替わります。
ここで、Vポイントの欄にある「利用を開始する」をクリックします。
そうすると、下図のような利用規約の確認画面に移動しますので、「各種規約を確認する」をクリックして、先に進ます。
STEP3が完了したら、後は「SMBCの認証後、Vポイントを登録」と同じ手順で、三井住友カード側の認証を行うことで、メインポイントをVポイントへ切り替えることができます。
以上が、SBI証券Vポイント投資のやり方とTポイントからの切り替え方法の解説です。
Vポイントを上手に活用して、手軽にポイント投資を始めてみましょう。
やり方に要注意!Vポイント投資のデメリットは?
次に、Vポイント投資のデメリットや注意点について説明していきます。
ここまで解説してきたように、お得感があり、メリットも多い「Vポイント投資」ですが、以下のようなデメリット・注意点もあるので、理解した上で活用しましょう。
- つみたてNISAや積立買付に利用できない!
- 投資信託のみ金額指定でしか購入できない!
- Tポイントやdポイント等の付与/利用ができない!
以下、各デメリット・注意点について詳しく解説して行きます。
SBI証券Vポイント投資のデメリット①:つみたてNISA・新NISA(積立投資枠)には利用できない!
一つ目のデメリットは、つみたてNISAでの投資信託の積立注文に、Vポイントが利用できない点です。
購入可能◎ | 積立不可× |
---|---|
NISA 新NISA(成長枠) | つみたてNISA 新NISA(つみたて投資枠) |
NISAや新NISAの成長投資枠で投資信託をスポット購入する際には、Vポイントを買付金額が充当できますが、新NISA(つみたて投資枠)では、Vポイント投資ができません。
SBI証券Vポイント投資のデメリット②:積立買付には利用できない!
また、積立買付に、Vポイントが利用できない点もデメリットの一つです。
楽天証券での楽天カード積立や現金積立の場合、楽天ポイントを充当できますが、SBI証券では、三井住友カード積立や現金積立で、Vポイントが利用できません。
ちなみに、SBI証券のメインポイントにTポイントやPontaポイントを選んだ場合、それらのポイントを積立金額に充当することができます。
積立買付に利用可能◎ | 積立買付に利用不可× |
---|---|
Tポイント Pontaポイント | Vポイント dポイント JALマイル |
つみたてNISAや積立買付は、多くの投資家が利用している資産運用の方法です。
管理が容易であること、わずかな金額から始められることから、初心者にも非常に親しまれていますが、SBI証券のVポイント投資の制度上、これらの手段を使用することができません。
SBI証券Vポイント投資のデメリット③:投資信託の金額指定にしか使えない!
SBI証券のVポイント投資で可能な購入方法は、投資信託の金額指定の買付のみになります。
口数指定などの買付方法では、Vポイントを利用できない点に注意しましょう。
金融商品 | 積立 | 金額指定 | 口数指定 |
---|---|---|---|
投資信託 | × | ○ | × |
国内株式 | × | × | × |
SBI証券Vポイント投資のデメリット④:日本株や米国株など投資信託以外の投資商品には使えない!
SBI証券Vポイント投資の4つ目の短所が、日本株や米国株など投資信託以外の投資商品に、Vポイント利用できない点です。
インデックスファンドで資産運用を行なっている方は問題ありませんが、日本株もポイントで買付したい方は、TポイントやPontaポイントをメインポイントに設定するのも一つの選択肢です。
共通ポイント | ポイントで 買付可能な商品 |
---|---|
Vポイント | 投資信託のみ |
Tポイント | 投資信託・日本株 |
Pontaポイント | |
dポイント | 購入不可× |
上の表は、SBI証券のポイントサービスで選べる共通ポイントで買える金融商品を比較したものです。
Vポイントは、投資信託の購入でしか利用できませんが、TポイントやPontaポイントは、投資信託だけでなく、日本株の購入にも利用できます。
現在、dポイントでの購入は不可。
SBI証券Vポイント投資のデメリット⑤:Tポイントやdポイント、Pontaポイントなど他のポイントと併用できない!
さらに、Tポイントやdポイント、Pontaポイントなど他のポイントと併用できない点も、Vポイント投資のデメリットとなっています。
例えば、SBI証券で三井住友カード投信積立を行いつつ、メインポイントをTポイントやdポイント等、他の共通ポイントに設定することで、
- クレカ積立で貯まる「Vポイント」
- 投信マイレージで貯まる「他の共通ポイント」
の2種類のポイントを貯めることができますが、メインポイントをVポイントにした場合、Vポイントしか貯まりません。
Vポイントを集中的に貯めたい方には問題ありませんが、他のポイントと併用してたい方には、Vポイント投資のデメリットと言えます。
SBI証券Vポイント投資のデメリット⑥:Tポイントやdポイントへの切り替えに手間がかかる
ポイントの切り替えが面倒な点も、Vポイント投資のデメリットの一つです。
現在、メインポイントをTポイントなど他の共通ポイントに設定している方は、切り替え作業が必要になります。
メインポイントの切り替え方法は、本記事の以下の部分を参考ください。
Vポイント投資を終わりにして、Tポイントやdポイントを利用する場合も、メインポイントの切り替え設定が必要になります。
以上のように、Vポイント投資は一見魅力的なポイント投資法ですが、SBI証券が提供するものにはそれぞれ十分に注意すべきデメリットが含まれています。
少なくとも、投資を行う上でこれらの制約を理解し、自分自身の投資スタイルにVポイント投資が合致するかどうか慎重に判断することが求められます。
ポイント投資自体の注意点・デメリット
次に、Vポイントだけではなく、全てのポイント投資に共通のデメリット・注意点について解説していきます。
Vポイント投資に限らず、他のポイントで投資を行う方は、ぜひご覧ください。
ポイント投資は近年注目を浴びている投資の一つです。
スーパーやコンビニ、ネットショッピングなど、購入する際に付与されるポイントを投資に活用する方式で、手軽に始めることができるというメリットがあります。
しかし、投資なので、必ずリスクが伴います。
特にポイント投資は通常の金融投資と異なった特性を持っており、それぞれのデメリットを知っておくことが重要です。
ここでは、ポイント投資のデメリットについて詳しく解説します。
- 損失のリスクがある!元本保証ではない!
- 運用報酬(信託報酬)や取引手数料が発生する!
- 購入できる投資商品数が少ない!
- ポイント投資のみだと、大きな利益は得にくい!
以下、各注意点・デメリットを詳しく見ていきます。
ポイント投資のデメリット①:投資なので損失のリスクがある!元本保証ではない!
ポイント投資は名前の通り、投資の一形態である。
したがって、ポイント投資でも投資の基本的なルールである「高いリターンを追求すればそれだけリスクも大きくなる」が適用されます。
ポイントは、適切に運用して増やすことができますが、その裏側には元本割れ、すなわち損失を被る可能性も存在しています。
その点を理解せずに投資に望むと、思わぬ損失を被るリスクがあるのです。
加えて、ポイント投資は元本保証がないという注意点もあります。
一部の定期預金などは元本保証があるため、最低限どんな状況でも預けた金額は確保されます。
しかし、ポイント投資にはそのような保証がなく、投資したポイントがすべてなくなる可能性も含まれています。
よってポイント投資は、その特性を理解し、慎重に運用する必要があるのです。
ポイント投資のデメリット②:運用報酬(信託報酬)や取引手数料が発生する!
ポイント投資にも、運用報酬(信託報酬)や取引手数料といったコストが発生します。
これらは、投資信託を購入する際に必ず発生するもので、投資を行う上で避けて通れません。
これらの費用は、利益が出た場合に得られるリターンを圧迫し、投資の成果を減じる可能性がある点がデメリットとなります。
特に、運用報酬や信託報酬は、投資額に応じて発生するため、多額のポイントを投資する場合ほど高額な費用が必要となります。
また、手数料は取引毎に発生するため、頻繁に取引を行うほど累積していきます。
そのため、これらのコストを計算に入れないと、予想外の出費に繋がる可能性もあります。
ポイント投資のデメリット③:ポイントで購入できる投資商品数が少ない!
また、ポイント投資には、投資商品の選択肢が少ないというデメリットがあります。
現金を用いた投資では、株式や債券、投資信託、FX、仮想通貨など、多岐にわたる商品から選ぶことができます。
それに比べ、ポイント投資で取り扱える商品は限られています。
ポイント投資対応の商品の中でも、投資信託が主流となっており、その他の金融商品への投資は難しい傾向にあります。
したがって、投資の選択肢が広がらず、投資戦略の幅が狭まる可能性があります。
特定の商品に集中しすぎると、その商品のパフォーマンスに過度に影響を受け、リスクが増すという点も覚えておくべきでしょう。
ポイント投資のデメリット④:ポイントのみ投資だと、大きな利益は得にくい!
ポイント投資は、あくまで消費者が取引をすることで生じるポイントを活用するシステムです。
つまり、元々投資に使うポイントの量は、利用した金額や取引の頻度によって異なり、大きな金額を投入できるわけではありません。
そのため、ポイント投資だけでは大きなリターンを得ることは難しいです。
せっかく投資を始めるのであれば、利益を最大化するためにも、ポイント投資と現金での投資を併用するなど、複数の投資方法を活用することがおすすめです。
しかし、それぞれに持つリスクを理解し、自身の資産状況やライフスタイルに合った投資方法を選ぶことが重要なのです。
これらの点を理解した上で、ポイント投資を始めることで、より安心して投資を楽しむことができるでしょう。
投資はリスクとリターンがセットです。
リスクを恐れずに、賢くリスクを管理すれば、あなたの資産を増やす大きな力となります。
SBI証券のつみたてNISAでVポイント投資はできない?対処法は?
SBI証券のつみたてNISAを利用する方の中には、「SBI証券のつみたてNISAでVポイント投資ができないの?」と疑問に思う方も多いかもしれません。
その疑問を解消するために、SBI証券のつみたてNISAとVポイントについて詳しく説明し、Vポイント投資ができない場合の対処法についても解説いたします。
Vポイント投資ができるのはNISA口座のみ!つみたてNISAではできない!
Vポイント投資は、「デメリット」の所でも解説したように、つみたてNISA口座での投信積立には利用できません。
とは、Vポイント(旧:Tポイント)が投資に利用できる新たなサービスで、三井住友カード利用者があらかじめ申し込みをして積立てたポイントを投資信託の積立に使用することが可能です。(###)
しかし、ここで注意して頂きたいのは、このサービスが利用できるのは一般的なNISA口座のみであり、つみたてNISAでは利用ができないということです。
つみたてNISAとは名前に「NISA」とついていますが、一般的なNISAとは内容が異なります。
つみたてNISAは少額投資非課税制度とも呼ばれ、少額(年間40万円まで)公的資金を利用して一定期間(原則5年)積み立てていく制度です。
一方、一般的なNISAは年間120万円まで公的資金を利用して、投資信託や株式などに投資することが可能な制度です。
求められる投資のスタイルや節税対象となる金額が異なるため、「NISA=どんなサービスでも同じ」というわけではなく、Vポイント投資についても同様に利用できる制度と利用できない制度があるのです。
つみたてNISA口座ではVポイントが貯まる三井住友カードでの投信積立はできる!
つみたてNISA口座を持つ方がVポイントを投資に活用する方法がないわけではありません。
その方法は、Vポイントが貯まる三井住友カードで投資信託の積立を行うことです。
三井住友カードには投資信託の積立購入に使える「カード積立」があり、購入時にカードを利用するとカード会員になることで貯まるVポイントを投資に活用することが可能となります。
Vポイントを投資に活用する場合は投資対象や手数料、投資タイミングなどに注意が必要で、必ずしも投資に利益が出るわけではない点も理解しておくべきです。
ただし、積立投資の中でもつみたてNISAは税金を気にせずに投資を行えるメリットがありますので、まずは自分に合った投資を見つけ、それに応じて適切な選択をすることが重要となります。
Vポイント投資ができない場合と対処法
では、Vポイント投資ができない場合、どういった対処法があるのか、具体的に見ていきましょう。
まず、Vポイント投資ができない原因として、前述の通り、つみたてNISA口座を開設していることが考えられます。
その場合、自分の投資目的や投資スタイルに合わせて、つみたてNISAと一般のNISA、どちらの口座を活用するか考えることが必要です。
つみたてNISAのメリットは、投資金額が少なくても長期間積立てることでリスクを分散させることができる点です。
一方、NISAのメリットは投資金額が比較的大きく、様々な投資商品を手広く選び、またVポイントを投資に活用できる点にあります。
そのため、自分のライフスタイルや資産形成の目安などを考慮に入れながら、どちらの口座を主力にするか決めることが大切です。
さらに、Vポイント投資ができるNISA口座を開設したからといって、すぐにVポイント投資ができる訳ではありません。
Vポイント投資はVポイントカードの申し込みや、ポイントの積立て、そして投資信託の選択など、いくつかの手順を踏む必要があります。
そのため、これらの手続きを確認し、スムーズにVポイント投資を活用するための準備をしておくことも大切です。
SBI証券のつみたてNISAとVポイント投資について詳細に解説しましたが、最終的な選択はあなた自身の手によります。
自己責任において、自身のライフスタイルや投資目的に合わせた選択を行ってください。
そして、投資はリスクも伴います。そのリスクを理解した上での投資となるよう、十分な情報収集と知識を身につけることをおすすめします。
- SBI証券のポイントサービスに申し込んでいない
- メインポインがVポイント以外になっている
- つみたてNISAは不可!
Vポイント投資ができない場合と対処法①:SBI証券のポイントサービスに申し込んでいない
Vポイント投資を活用したいと思っていても、SBI証券のポイントサービスにまだ申し込みをしていないケースは少なくないかもしれません。
特に、これまでポイントサービスの存在まで知らずに利用していた人にとっては、Vポイント投資が利用できずに困惑していることでしょう。
ニュースでも話題になったVポイント投資、要はSBI証券が提供しているポイントサービスのひとつで、顧客が保有しているポイントを投資資金にすることができるという画期的なサービスとなっています。
投資環境を整備することで、大切な資源であるポイントを投資に活かすことが可能になるのです。
だからこそ、ポイントサービスにまだ申し込みをしていないなら、一日も早く申し込んでVポイント投資の恩恵を受けるべきです。
申し込み方法は比較的シンプルで、SBI証券の専用ホームページやアプリから行うことができます。
必要情報を入力し、条件を確認した上で申し込むだけ。それだけであなたもVポイント投資が使える仲間入りができます。
Vポイント投資ができない場合と対処法②:メインポイントがVポイント以外になっている!
Vポイント投資が利用できない理由として、メインポイントがVポイント以外になっているケースがあります。
たとえば、ANAマイレージや楽天スーパーポイントなど、他のポイントに設定している人はVポイントをメインに設定することが必須です。
SBI証券のポイントサービスは非常に柔軟性があり、さまざまなポイントをメインに設定することができます。
しかし、その反面、Vポイント投資を使いたいのならVポイントをメインに設定する必要があるという事実を把握しておくことが重要です。
メインポイントをVポイントに変更する方法は、SBI証券のホームページやアプリで行うことができます。
設定画面にアクセスし、ポイントの設定箇所でVポイントを選択し、設定を変更するだけでOKです。
ワンクリックで簡単に設定を変更することができ、そこからVポイント投資を活用することが可能になります。
Vポイント投資ができない場合と対処法③:つみたてNISA口座ではVポイントの利用は不可!
Vポイント投資は非常に便利なサービスである一方で、全ての口座で利用できるわけではありません。
具体的には、つみたてNISA口座ではVポイントの利用が不可能です。
つみたてNISA口座は、投資初心者から上級者まで幅広く利用されている口座ですが、その性質上Vポイント投資には対応していません。
それはつみたてNISA口座が、投資税金を非課税にするための特別な口座であることから来ています。
そのため、Vポイント投資のような特殊な投資方法には対応していないのです。
もし、つみたてNISA口座でVポイント投資を利用しようと考えているなら、別の口座を開設することを考えてみてください。
現物株式口座や投資信託口座などではVポイント投資が利用可能です。
口座の開設はネット上で簡単に行うことができ、手数料もほとんどかかりません。
以上が、Vポイント投資ができない可能性があるいくつかの理由の解説と対処法になります。
本稿を参考に、Vポイント投資がスムーズに利用できるようになることを願っています。
SBI証券のVポイント投資でオススメの銘柄は?
SBI証券のVポイント投資について考えてみよう。一体どの銘柄に投資すれば良いのか、投資初心者の方でも分かるように詳しく解説します。
資産運用における銘柄選びは、何よりも重要なステップであり、自身の資産形成に大いに関わります。
そこで、目をつけるべきポイントとともに、Vポイント投資のおすすめ銘柄を3つご紹介します。
Vポイント投資おすすめ銘柄①:積立投資(クレカ積立)している銘柄と同じもの
投資初心者の方にとって、既に運用経験のある銘柄を選びすることは安心感があり、理解しやすい一方で、必ずしも最適な選択とは言えません。
しかし、これから投資を始める方、特に積立投資を始めることをお考えの方にとって、既に自分が積立投資を行っている銘柄は一つの選択肢となることでしょう。
なぜなら、その銘柄についての情報が揃っている上に、既存の積立投資による運用実績も把握しているからです。
その情報を活用することで、自身の投資スタンスと銘柄選びが一致していることを確認することができ、更に投資を進めやすい状況を作ることができます。
そのように既存の積立投資の銘柄をVポイント投資にも利用することは、投資初心者にとって低リスクで始められる一つの方法と言えます。
ただし、その銘柄への理解が十分でない場合は、投資を始める前にしっかりと調査し、不明な点があれば専門家に相談することをおすすめします。
Vポイント投資おすすめ銘柄②:分散型の超低コストインデックスファンド
投資初心者が最初に取り組むべき投資スタイルとして、インデックス投資があります。
インデックス投資とは、指数をそのまま追従する形で資金を運用する投資手法を指します。
ここでおすすめしたいのが、超低コストで幅広い分散投資が可能なインデックスファンドです。
インデックスファンドは、様々な企業の株式を一度に投資できるため、リスクを分散させることが可能です。
もし、ある特定の企業が経営不振になったとしても、他の業績好調な企業の株価上昇により、全体の損失を補うことができます。
また、超低コストであれば、運用手数料等のコストを最小限に抑えられます。
これにより、より長期的な視点で資産形成を目指すことができます。
したがって、Vポイント投資に取り組む際には、このような分散型超低コストインデックスファンドの銘柄選びを考えるのも一つです。
ただし、銘柄選びにあたっては、自身の投資目的やリスク許容度、投資期間を明確にし、慎重に決めることが求められます。
Vポイント投資おすすめ銘柄③:SBI証券の人気投信を参考にしてみる
最後に取り上げるのが、SBI証券の人気投信を参考にした銘柄選びです。
証券会社が運用する投信は、運用実績や投資スタイルが明快であり、プロの投資家が様々な要素を考慮して銘柄選びを行っているため、資産運用について深い知識がない初心者にとって参考になるでしょう。
その中でも、SBI証券の人気投信は多くの投資家から信頼を受けており、運用成績も安定しています。
順位 | 銘柄名 | 管理コスト (信託報酬) |
---|---|---|
1位 | eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 0.0968% |
2位 | 楽天・全米株式インデックスファンド | 0.162% |
3位 | eMAXIS Slim全世界株式 | 0.1144% |
4位 | eMAXIS Slim先進国株式インデックス | 0.1023% |
5位 | 楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 0.212% |
そのため、これらの投信が選んでいる銘柄を参考にし、同じ、又は似たような銘柄に投資することで安全性とリターンを期待することができます。
しかし、投信が選ぶ銘柄は市場環境や経済事情により変動するため、自分で追加でリサーチを行い、必要に応じて再度選び直すことも重要です。
初心者であれば尚更、投資にあたり知識を深めることが必要となりますので、各々の投信の運用方針を確認し理解してから投資するように心がけましょう。
以上、Vポイント投資での銘柄選びの一助になれば幸いです。
投資を始める際は、自分の経済状況や生活スタイルを考え、賢明な選択を行うことが大切です。
そして、どの銘柄に投資するにせよ、日々の市場動向をチェックし、適切なタイミングでの売買を忘れないようにしましょう。
SBI証券Vポイント投資のやり方【まとめ】デメリット・おすす銘柄は?
以上により、SBI証券のVポイント投資について詳しくご紹介しました。
Vポイント投資のやり方やデメリットに関する情報を通じて、投資を始める際に注意すべきポイントを把握していただけたことと思います。
まず、Vポイント投資のやり方には注意が必要です。正確な情報入手や手続きの確認、ポイントの有効期限などに留意することが重要です。
また、デメリットとしては、ポイントの利用制限やリスクの高さが挙げられます。
投資を行う際には、自身のリスク許容度や運用目的を考慮し、慎重な判断が求められます。
さらに、SBI証券のつみたてNISAでVポイント投資はできないという制限があります。
しかし、その対処法としては、つみたてNISA口座と一般投資口座を使い分けることや、他の投資商品を活用することが挙げられます。これにより、Vポイントを有効活用しながら投資の幅を広げることができるでしょう。
最後に、SBI証券のVポイント投資でのオススメ銘柄についても触れました。
個別の銘柄情報は継続的に変動するため、情報収集や分析を行うことが重要です。
自身の投資目標やリスク許容度に合った銘柄の選定を行い、投資の成功を目指しましょう。
以上、SBI証券のVポイント投資に関する情報をお伝えいたしました。
Vポイント投資を始める前に、十分な情報収集と自己評価を行い、投資のリスクとメリットをしっかりと把握してください。
投資は自己責任のもとで行っていただく必要がありますが、適切な知識と判断に基づき、将来の資産形成に向けて一歩踏み出すことができるでしょう。