楽天VTI(正式名称:楽天・全米株式インデックス・ファンド)は、アメリカの主要企業に投資することを目的としたインデックスファンドです。
0.162%ほどの信託報酬で米国の大型・中型・小型に分散投資が行えます。
超低コストで人気の楽天VTIですが、
- 評判は悪くない?
- デメリットは無い?
- eMAXIS Slimと比べてどう?
- お得に積立・保有する方法は?
など、多くの疑問・質問があると思います。
そこで、本記事では、楽天VTIの特徴や構成銘柄、手数料(実質コストを含む)を評価・解説するとともに、eMAXIS Slim先進国株など他の外国株と比較していきます。
お得に購入する方法も知りたいなぁ。
分かりました!
お得に積立・保有できる証券会社も紹介していきます!
楽天・全米株式インデックス・ファンド(通称:楽天VTI)をブログで評価
楽天・全米株式インデックス・ファンド(通称:楽天VTI)は、米国株式市場への投資を目的としたインデックスファンドです。
CRSP USトータル・マーケット・インデックスをベンチマークする米国ETF「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)」に、日本円で投資できる点が特徴です。
VTI自体、人気の米国ETFですが、購入前に日本円を米ドルに両替したり、株数単位で注文する点など面倒な点があります。
そのため、元のVTIよりも信託報酬は高いものの、他のインデックスファンド同様に、日本円で購入できたり、自動積立などが利用できる「楽天VTI」が人気を集めています。
つみたてNISA口座でも購入・積立ができます!
楽天VTIの手数料|信託報酬・実質コスト
次に、楽天VTIの信託報酬や実質コスト等の手数料に関して解説していきます。
本ファンドの購入手数料は無料(ノーロード)です。
また、ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」は、年率0.0638%(税込)で、投資元のVOOの経費率0.03%と合わせて、実質0.0938%(税込)の手数料となります。
この手数料は、米国株式市場への投資を目的としたインデックスファンド(VTI連動型)としては、楽天・全米株式インデックスファンド(楽天VTI)を凌ぎ、最安となっています。
項目 | 手数料 (税込み) | 手数料が発生する タイミング |
---|---|---|
購入手数料 | 無料 | ファンド購入時 |
信託財産留保額 | 無料 | ファンド売却時 |
信託報酬 投資先コスト (実質の手数料) | 年率0.132% 年率0.03% 合計:年率0.162% | ファンド保有時 |
実質コスト
直近(2020年7月16日〜2021年7月15日)の売買委託手数料や有価証券取引税、保管費用などを含めた、本ファンドの実質コストは「0.187%」となっています。
信託報酬以外の売買委託手数料・有価証券取引税などの余分なコストが低く、外国資産への投資で高くなりがちな「その他費用」も安く抑えられています。
以下の図は、運用報告書に記載されている「一万口当たりの費用明細」です。
対象期間中のその他費用を含む実質コストが「22円(年率0.157%)」、これに運用元のVTIの経費率0.03%(年率)を足した「年率0.187%」を最終的な実質コストとしています。
楽天VTIの構成銘柄・組み入れ米国株の比率は?
次に、楽天VTIに、どのような銘柄が組み込まれているか見ていきます。
構成銘柄の上位10銘柄の構成比率は、以下のようになっています。
銘柄 | 構成比 | 業種(セクター) |
---|---|---|
アップル | 5.5% | 情報技術 |
マイクロソフト | 4.9% | 情報技術 |
アマゾン | 2.5% | 一般消費財 ・サービス |
アルファベット *クラスA | 1.7% | コミュニケーション ・サービス |
テスラ | 1.5% | 一般消費財 ・サービス |
アルファベット *クラスC | 1.5% | コミュニケーション ・サービス |
バークシャー・ハサウェイ | 1.3% | 金融 |
ジョンソン&ジョンソン | 1.1% | ヘルスケア |
ユナイテッドヘルス・グループ | 1.1% | ヘルスケア |
メタ・プラットフォームズ | 1.1% | コミュニケーション ・サービス |
上位10銘柄の全体に対する割合は15.8%となっており、上位銘柄だけの割合が大きいということはなく、分散が効いています。
また、アップルやマイクロソフト、アマゾンなど全世界でも有名な企業が多く組み込まれています。
バフェット氏率いるバークシャーもランクイン!
本ファンドを利用することで、有名経営者の企業や米国のグローバル企業に分散投資が行えることがわかります。
楽天VTIの業種(セクター別)の構成比率
楽天VTIの業種別(セクター別)の構成比率は、下図のようになっていいます。
引用元:楽天証券
米国は、情報技術・テック関連のグローバル企業が多いため、情報技術の比率が「四分の一」程度を占めていますが、基本的には、各業種・セクターで分散が効いています。
楽天VTIの分配金・利回り
本ファンドの決算(分配金)は、年1回(7月)行われます。
下図のように、設定以来、一度も分配金を出しおらず、効率的な運用が行われている事がわかります。
決算日 | 分配金 |
---|---|
2021年7月 | 0円 |
2020年7月 | 0円 |
2019年7月 | 0円 |
分配金が出てしまうと、分配金への課税分(約20%)投資パフォーマンスが悪化するので、ファンド内への再投資が、我々ファンド購入者には嬉しいですね。
長期投資を行う場合、効率的な資産運用のため、分配金が出た場合でもファンドへ再投資することが重要です。
SBI証券など証券会社の注文時に「分配金再投資コース」を選ぶことで、自動再投資ができます。
また、これまでの本ファンドのパフォーマンスは、以下のようになっています。
運用期間 | ファンド | ベンチマーク |
---|---|---|
1ヶ月 | -2.2% | -2.1% |
3ヶ月 | -7.9% | -7.7% |
6ヶ月 | -6.4% | -6.1% |
1年 | +6.6% | +7.1% |
3年 | +67.7% | +69.8% |
設定来 | +88.1% | +93.0% |
ここ半年は、米国の金融引き締め・利上げにより軟調に推移していますが、インデックスファンドの場合、ベンチマークとの乖離が少ないか?どうかが重要です。
運用初期を含む期間は、純資産が少なかったこともあってか、ベンチーマークとの乖離が大きくなっていますが、直近は、安定的な低コスト体質となり、乖離が少ない印象です。
今後は、純資産の増加で、さらにベンチマークとの乖離が小さくなることを期待したいと思います!
楽天VTIはつみたてNISA・iDeCoで運用は可能?
楽天VTIは、つみたてNISAで運用可能です!
ただし、個人型確定拠出年金(iDeCo:イデコ)では、運用が行えません。
また、楽天証券を活用することで、個人型確定拠出年金(iDeCo)での運用も行えます。
- 運用益が非課税
- 掛金が全額所得控除
- 年金受給時の税制優遇
一般NISA・つみたてNISAと同様、運用益が非課税になるのはもちろんのこと、掛け金分が全額所得税になるメリットがあります。
年金給付まで資金を回収できないデメリットはありますが、税制面でNISAよりも絶大な優遇を受けることができます。
項目 | つみたてNISA | iDeCo |
---|---|---|
対象者 | 20歳以上の日本人 | 20〜60歳の日本人 |
利用限度額 (年間) | 積立:40万円 現行:120万円 | サラリーマン、自営業など 立場によって異なる (年14.4万〜81.6万円) |
非課税期間 | 積立:5年 現行:20年 | 60歳まで |
税制優遇 | 譲渡益非課税 受取時非課税 | 譲渡益非課税 掛け金非課税 ⇒ 所得・住民税軽減 受取時課税 ⇒ 退職所得控除等が適用され軽減 |
つみたてNISAとiDeCoの違いの詳しい解説は、以下の記事をご覧ください。
楽天VTIのデメリット!eMAXIS Slim米国株と比較して。。
本ファンドは、米国株式市場に超低コストで分散投資ができるファンドとして、評価できるファンドです。
ただし、信託報酬や実質コストにおいては、SBI・V・全米株式インデックス・ファンドに劣っています。
ファンド名 | 信託報酬 (税込) | ベンチマーク |
---|---|---|
SBI・V・S&P500インデックス | 0.0938% | S&P500 |
SBI・V・米国株式インデックス | 0.0938% | CRSP USトータル・ マーケット・インデックス |
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 0.0968% | S&P500 |
楽天VTI | 0.162% | CRSP USトータル・ マーケット・インデックス |
iFree S&P500インデックス | 0.225% | S&P500 |
iFree NYダウインデックス | 0.225% | NYダウ |
たわらノーロードNYダウ | 0.225% | NYダウ |
SBI・V・全米株式インデックス・ファンドは、運用開始から一年程度しか経過していないため、今後の運用状況や純資産の増加(安定性)などをチェックする必要がありますが、楽天VTIよりもコスト面でメリットが大きくなります。
楽天VTIとSBI・V・全米株式の詳しい比較・解説は、以下の記事をご参考ください。
楽天バンガードETFシリーズとは?特徴・一覧
楽天バンガードETFシリーズは、楽天投信投資顧問が運用する低コストインデックスファンドシリーズです。
本シリーズを利用することで、全世界・新興国・米国の株式、また米国の高配当株など資産クラスに低コスト分散投資が行えます。
米国ETFとして、すでに人気の高いバンガードETFシリーズの中でも、さらに人気の高いETFを選び抜き、ファンド形式で運用できる点が、本シリーズの魅力です。つまり、米国ETFではできなかった、以下の4点ができる点が画期的です。
- 毎月の自動積立が可能
- 分配金の再投資が可能
- つみたてNISAでの運用が可能(一部)
- 日本円ベースかつ金額ベースで購入可能
(通常の米国ETFの場合、米ドル両替の上、株数ベースでの購入が必要)
米国ETFと比べて大きく利便性が向上するうえ、つみたてNISAで利用できる点が嬉しいですね!
以下の表は、楽天バンガードシリーズのファンド一覧です。本記事で解説する「楽天VTI」の他にも、全世界株・新興国株・米国の高配当株への投資が可能です。
ファンド名 | 投資クラス | 信託報酬 (税込み) | ベンチマーク |
---|---|---|---|
楽天・全世界株式インデックス ・ファンド | 全世界株式 | 0.23%程度 | FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス |
楽天・全米株式インデックス ・ファンド | 米国株 | 0.162%程度 | CRSP USトータル・マーケット・インデックス |
楽天・米国高配当株式インデックス ・ファンド | 米国高配当 | 0.20%程度 | FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス |
楽天・新興国株式インデックス ・ファンド | 新興国株 | 0.26%程度 | FTSEエマージング・オールキャップ・インデックス |
楽天VTIの口コミ・評判は?
次に、楽天VTIの口コミや評判をTwitter等からピックアップして行きます。
楽天VTIでコツコツ積立している方が多いようですね!
【まとめ】楽天VTIの評価
本ファンドのデータをまとめると、以下のようになっています。
最大の特徴は手数料の安さです。年率0.16%程度と国内最安水準の手数料で米国株式市場に分散投資が行なえます。
- ベンチマーク:CRSP USトータル・マーケット・インデックス
- 購入手数料:無料
- 信託報酬(税込):年率0.162%程度
*その他諸経費を含む実質コスト:0.187% - 売買単位:1万円から1円単位(SBI証券なら最低100円から積立可能。)
- 決算:年1回(7月15日、休日の場合、翌営業日)
- 償還日:無期限(設定日:2017年9月29日)
- 信託財産留保額:無し
楽天投信投資顧問から公開されている純資産の推移をみると、下図のように右肩あがりで推移しているため、順調にファンドへ資産が入ってきていることがわかります。
ファンドの純資産が減る(資金が流出する)場合、不安定な運用となってしまうので、現在の純資産は極めて健全な推移と言えます。
心配であれば、将来の純資産総額の推移も見ておきましょう。
楽天VTIのデメリット・注意点は?
ここまで解説してきた特徴やメリットをもとに、楽天VTIのデメリット・注意点をまとめていきます。
- SBI・V・全米株式より高コスト
- 実質コストがやや高め
- 米国一極集中
以下、各デメリット・注意点について詳しく解説していきます。
楽天VTIのデメリット・注意点①:SBI・V・全米株式より信託報酬が高い
#
楽天VTIのデメリット・注意点②:実質コストが高い場合も
#
楽天VTIのデメリット・注意点③:運用の仕組みがやや複雑
#
楽天VTIのデメリット・注意点④:投資先が米国株市場のみ
#
eMAXIS Slim先進国株もあり(分散性を高めたい場合)
米国だけでなく、ヨーロッパや太平洋地域の株式に広く分散投資を行いたい方は、ニッセイ外国株式インデックスファンドやeMAXIS Slim先進国株インデックス等の利用がオススメです。
信託報酬0.1%台で米国を含む20カ国以上の先進国株式市場へ分散投資が行えます。
eMAXIS Slim先進国株式と楽天VTIはどっちがオススメ?
次に、よくいただく質問「eMAXIS Slim先進国株式インデックスと楽天VTIどっちが良い?」という質問に答えて行きたいと思います。
まず、二つのファンドの違いをまとめた表が、以下のようになっています。
項目 | 楽天VTI | eMAXIS Slim 先進国株式 |
---|---|---|
投資先 資産クラス | 米国株式 | 先進国株式 |
信託報酬 年率、税込 | 0.162% | 0.1023% |
実質コスト | 0.1877% | 0.145% |
各項目の違いについて詳しく比較・解説していきます。
楽天VTIとeMAXIS Slim先進国株の比較①:投資先・構成銘柄
楽天VTIの投資先が米国株のみであるのに対し、eMAXIS Slim先進国株式の投資対象は、米国を含む20以上の先進国と広範囲となっています。
eMAXIS Slim先進国株式の構成国比率
銘柄 | 構成比 |
---|---|
米国 | 66.54% |
イギリス | 7.14% |
フランス | 4.22% |
ドイツ | 3.82% |
カナダ | 3.78% |
スイス | 2.99% |
オーストラリア | 2.71% |
オランダ | 1.39% |
香港 | 1.36% |
スペイン | 1.17% |
その他 | 4.87% |
米国株が6割を占めますが、ヨーロッパ・EU諸国や太平洋地域の先進国に分散投資が行えます。
分散性に関しては「eMAXIS Slim先進国株式」の方が、上ですね。
楽天VTIとeMAXIS Slim先進国株の比較②:信託報酬・実質コスト
コスト面でも、eMAXIS Slim先進国株式の方が優勢です。
項目 | 楽天VTI | eMAXIS Slim 先進国株式 |
---|---|---|
信託報酬 年率、税込 | 0.162% | 0.1023% |
実質コスト | 0.1877% | 0.145% |
信託報酬はもちろん、その他の費用・隠れコストを含む実質コストの両方で、eMAXIS Slim先進国株式が安くなっています。
楽天VTIとeMAXIS Slim先進国株の比較③:投資パフォーマンス
前の二つの比較「分散・低コスト」という観点では、eMAXIS Slim先進国株式インデックスがリードしていますが、
投資パフォーマンスに関しては、楽天VTIにやや部があります。
引用元:Yahoo!ファイナンス
これは、近年、米国株式市場が、日欧など他の先進国株式市場の比べて、好調なパフォーマンスをあげていることが挙げられます。
今後も米国株の一人勝ちが続く保証はどこにもありませんが、先進国株式へ分散するのではなく、米国一国に集中投資したい方は、楽天VTIも選択肢の一つとなります。
楽天VTIとeMAXIS Slimの比較【まとめ】楽天VTI vs eMAXIS Slim先進国株はどっち?
ここまで解説してきたように、eMAXIS Slim先進国株式インデックスの方が、
- 投資対象が多い
- 信託報酬が安い
ので、低コスト分散投資という観点では優れたインデックスファンドと言えます。
【必見】楽天VTI・eMAXIS Slim先進国株をお得に購入・保有する方法
楽天VTIやeMAXIS Slim先進国株などの投資信託は、お得にポイントがもらえる「SBI証券」がオススメです。
以下、SBI証券でのお得な投信積立・保有方法を紹介していきます!
SBI証券では、投資信託の「①購入(積立)」と「②保有期間」、二度のタイミングで、お得なポイント還元が受けられます。
項目 | 内容 | タイミング |
---|---|---|
クレカ積立 | 積立額の0.5%〜2.0% ポイント還元 | 投資信託の 積立買付時 |
投信マイレージ | 投信保有額に応じて、 毎月最大0.2%還元 | 投信保有中 ずーっと |
楽天証券よりも還元率が高いので、投資信託の購入・保有にオススメの証券会社です!
以下、クレカ積立と投信マイレージについて詳しく解説していきます。
お得に購入(積立)するなら「クレカ積立」
SBI証券クレカ積立とは、三井住友カードのクレジット決済で、投資信託の積立ができる投資サービスです。
積立決済に利用する「三井住友カード」の券種によって、0.5%〜2.0%のVポイント還元を受けることができます。
SBI証券のクレカ積立で利用できる「三井住友カード」の券種と還元率、年会費は、下表のようになっています。
カード名 | 還元率 | 年会費 (税込) |
---|---|---|
三井住友カード プラチナプリファード | 2.0% | 33,000円 |
三井住友カード プラチナ VISA/ Mastercard® 三井住友カード プラチナ PA-TYPE VISA/ Mastercard® 三井住友ビジネスプラチナカード for Owners | 2.0% | 55,000円 |
三井住友カード ゴールド(NL) | 1.0% | 5,500円 |
三井住友カード ゴールド 三井住友カード ゴールド PA-TYPE 三井住友カード プライムゴールド 三井住友カード ゴールドVISA(SMBC) 三井住友カードプライムゴールドVISA(SMBC) 三井住友ビジネスゴールドカード for Owners 三井住友銀行キャッシュカード一体型カード | 1.0% | 11,000円 |
三井住友カード(NL) | 0.5% | 無料 |
その他、Vポイントが貯まるカード | 0.5% | 1,375円 |
※Vポイント以外の独自ポイントが貯まるカードは、対象外
年会費無料のカードを利用しても、0.5%のVポイント還元を受けることができます。
Vポイントの特徴や賢い使い方・貯め方などの詳細は、以下の記事をご参考ください。
投資で確実なリターンをあげることは不可能ですが、クレカ積立を利用すれば、確実に「0.5%以上」のポイント還元による実質リターンが得られてしまいます。
そのため、積立投資を行う方は、SBI証券のクレカ積立がオススメです!
投信マイレージで毎月ポイントがもらえる
SBI証券では「投信マイレージ」というサービスで、投資信託の保有額に応じて、最大0.2%(年率)のポイント付与(還元)が受けられます。
また、貯めるポイントは、Tポイント・Pontaポイント・dポイントの中から好きなポイントを選ぶことができます。
- 投信保有額に応じて、最大0.2%ポイント還元
- 貯めるポイントは、PontaポイントやTポイント、
dポイントから好きなものは選べる! - ポイント投資もできる!
還元率0.2%にするには?1,000万円以上保有している方は還元率2倍
このお得な投信マイレージ制度ですが、投資信託の保有額が「1,000万円以上」の方は、ポイント付与率が2倍の年率0.2%にアップします。
還元率2倍のハードルは高いですが、それなりの資金で投資信託の購入・保有を行う方には、かなりお得な投資サービスと言えます!
【注意点】低コストインデックスファンドは低付与率
ここまで解説してきた「投信マイレージ」ですが、ポイント付与率(還元率)は「ファンド」によって変わる点に注意が必要です。
以下の表は、各区分毎のポイント付与率(還元率)です。
区分 | 月間平均保有金額 1,000万円未満 | 月間平均保有金額 1,000万円以上 |
---|---|---|
通常銘柄 (基本) | 0.10% | 0.20% |
指定区分A | 0.05% | 0.05% |
指定区分B | 0.03% | 0.03% |
指定区分C | 0.02% | 0.02% |
指定区分D | 0.01% | 0.01% |
通常は、投信保有残高1,000万円未満の方が「年率0.1%」、1,000万円以上の方が「年率0.2%」ですが、信託報酬が安いインデックスファンド等は、年率0.01%〜0.05%の付与率になります。
ポイント付与率が0.01%〜0.05%になる区分A〜区分Dのファンドは、下表のようになります。
区分 | ファンド名 |
---|---|
指定区分A | 全109本 野村6資産均等バランス、野村つみたて日本株投信、 野村つみたて外国株投信 つみたて日本株式(TOPIX)、つみたて日本株式(日経平均)、 つみたて先進国株式、つみたて先進国株式(為替ヘッジあり)、 つみたて4資産均等バランス、つみたて8資産均等バランス eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)、eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)、 eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)、eMAXIS Slim 新興国株式インデックス、 eMAXIS Slim 先進国債券インデックス、eMAXIS Slim 国内リートインデックス、 eMAXIS Slim 先進国リートインデックス たわらノーロード バランス(堅実型)、たわらノーロード バランス(標準型)、 たわらノーロード バランス(積極型)、たわらノーロード バランス(8資産均等型)、 たわらノーロード NYダウ、たわらノーロード TOPIX、たわらノーロード 日経225、 たわらノーロード 国内リート、たわらノーロード 先進国リート、 たわらノーロード 国内債券、たわらノーロード 先進国債券、 たわらノーロード 先進国株式<為替ヘッジあり>、 たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり> EXE-i 先進国株式ファンド、EXE-i 新興国株式ファンド、 EXE-i 先進国債券ファンド、EXE-i グローバル中小型株式ファンド、 EXE-i グローバルREITファンド SBIグローバル・バランス・ファンド SBI-PIMCOジャパン・ベターインカム・ファンド ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)、 ニッセイ日経平均インデックスファンド、 ニッセイTOPIXインデックスファンド、ニッセイJPX日経400インデックスファンド、 ニッセイ新興国株式インデックスファンド、ニッセイ外国債券インデックスファンド、 ニッセイJリートインデックスファンド、 ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)、 ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型)、 ニッセイグローバルリートインデックスファンド DCニッセイワールドセレクトファンド(株式重視型)、 DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)、 DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型)、 DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型) 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド、 三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド、 三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンド、三井住友・日本債券インデックスファンド、 三井住友・DC外国債券インデックスファンド、三井住友・DC日本リートインデックスファンド、 三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)、三井住友・DC年金バランス50(標準型)、 三井住友・DC年金バランス70(株式重点型)、三井住友・DC年金バランスゼロ(債券型) ひとくふう日本株式ファンド、ひとくふう世界国債ファンド(為替ヘッジあり) SMT ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジあり)、 SMT ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジなし) i-SMT TOPIXインデックス(ノーロード)、 i-SMT 日経225インデックス(ノーロード)、 i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード) 日経225インデックスe iFree S&P500インデックス、iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)、 iFree 8資産バランス、iFree 年金バランス、iFree 日経225インデックス、 iFree TOPIXインデックス、iFree JPX日経400インデックス、 iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)、iFree NYダウ・インデックス、 iFree 日本債券インデックス、iFree 外国債券インデックス、 iFree 新興国債券インデックス ダイワ・ライフ・バランス30、ダイワ・ライフ・バランス50、 ダイワ・ライフ・バランス70 ノーロード明治安田日本株式アクティブ、ノーロード明治安田社債アクティブ、 ノーロード明治安田J-REITアクティブ 日本株式・J リートバランスファンド つみたてバランスファンド Smart-i TOPIXインデックス、Smart-i 日経225インデックス、 Smart-i 先進国株式インデックス、Smart-i 先進国債券インデックス(為替ヘッジあり)、 Smart-i 先進国債券インデックス(為替ヘッジなし)、 Smart-i 先進国リートインデックス、Smart-i 先進国株式ESGインデックス、 Smart-i 国内株式ESGインデックス、Smart-i Jリートインデックス、 Smart-i 8資産バランス 安定型、Smart-i 8資産バランス 安定成長型、 Smart-i 8資産バランス 成長型ドイチェ-ドイチェ・ETFバランス・ファンド iシェアーズ 国内債券インデックス・ファンド、 iシェアーズ ハイイールド債券インデックス・ファンド、 iシェアーズ コモディティインデックス・ファンド、 iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジあり)、 iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし) auスマート・ベーシック(安定)、auスマート・ベーシック(安定成長) UBS MSCI先進国サステナブル株式インデックス・ファンド |
指定区分B | 全18本 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス、eMAXIS Slim 国内債券インデックス、 eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)、eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)、 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) たわらノーロード全世界株式、たわらノーロード先進国株式 楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド、楽天・新興国株式インデックス・ファンド、 楽天・全世界株式インデックス・ファンド、楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド、 楽天・全米株式インデックス・ファンド、楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)、 楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)、 楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型) ニッセイ外国株式インデックスファンド、 <購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド Smart-i 国内債券インデックス |
指定区分C | 全4本 SBI・全世界株式インデックス・ファンド SBI・先進国株式インデックス・ファンド SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
指定区分D | 全1本 SBI・新興国株式インデックス・ファンド |
ニッセイやSBI・V、楽天バンガード、eMAXIS Slimシリーズ等の超低コストインデックスファンドは、元々の信託報酬が安いため、ポイント付与率も低めに設定されています。
ポイント投資で投資効率アップができる!
ポイント付与は「毎月15日」に行われます。
また、進呈されたポイントは「投資信託の買い付け」にも利用・充当可能です。
そのため、ポイントの再投資により、他の証券会社よりも効率的に投資信託の運用が行えます。
以下の図は、120万円分の投資信託を30年間保有し続けた際の、投信マイレージで貰える「ポイントの総額」と「付与されたポイントで投資信託を購入した場合の運用額」の推移です。
運用利回り(年率5%)を考慮すると、10年で約2万円、30年で約15万円分も、ポイントの上乗せ効果が出てきます。
投信マイレージで貰ったTポイントは、買い物の利用など節約に活用しても良いですが、ポイント投資する事で、資産運用の効率をさらにアップする事が可能です!