バンガードETFとは?手数料の比較やおすすめ、積立に便利なNISA活用法など解説

バンガードETFとは?手数料の比較やおすすめ、積立に便利なNISA活用法など解説

バンガードETFとは?手数料の比較やおすすめ、積立に便利なNISA活用法など解説

バンガードETFとは?手数料の比較やおすすめ、積立に便利なNISA活用法など解説



バンガード社の提供するETFは、国内ETFや他社の海外ETFと比べて、手数料が安く種類も豊富です。SBI証券など国内ネット証券から購入もできる点もメリットです。

本ページでは、そのバンガードETFの特徴や手数料が安い秘密、またETF毎の手数料や特徴、利回りなどを比較していきます。皆様の運用にあった低コストETFが見つかれば幸いです。

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バンガードETFとは?

はじめに、バンガードETFについて解説していきます。

特徴・メリット

バンガード社の運用するETFには、以下2つの特徴があります。特に、保有中にかかる手数料(信託報酬)が国内ETFや他社の海外ETFと比べて、圧倒的に安い点が魅力的です。コストは投資家への確実なマイナスリターンとなるため、信託報酬の安いETFを選ぶことが重要です。

バンガードETFの特徴

  • 信託報酬(経費率)が格安:投資パフォーマンスの確実な向上
  • 多様な投資先:様々な国や地域の企業(株式)、また債券に分散投資ができる

また、後述するように、先進国や新興国など様々な国や地域に分散投資ができます。高配当銘柄や債券などニッチな分野にも超低コストで分散投資ができるメリットもあります。実際、これらのメリットから、国内の個人投資家に人気で、保有人数や約定件数などで、毎回ランキング上位となっています。

参考 米国ETFの人気ランキングの詳細は、以下をご参照ください。

米国ETFのランキングは?人気・注目銘柄の解説・評価
米国ETFは、超低コストで世界中の市場へ分散投資ができるため、昨今国内でも急速に認知度が高まっています。S&P500など米国...

手数料(コスト)が安い理由

手数料が安いので「何か変なこと・複雑なことをETF内でやっている?」と疑問を持つかもしれません。しかし、バンガードでは、以下に上げるようなビジネスモデルの工夫により他社よりも安い低コストを実現しています。

バンガードETFが安い理由:

  1. バンガード社の構造:
  2. 特許を取得しているETFの構造

以下、これらの理由について詳しく見ていきます。

バンガード社の構造

通常、株式会社は会社の利益を株主に還元しなくてはいけませんが、バンガード社は投資家が保有するバンガードのファンドによって所有されています。

このような形態をとるため、バンガード社は外部の株主に配当を払う必要がなくなりますので、他の運用会社と比べて経費は削減されます。その結果として、ファンドやETFの経費率を安くなっています。

特許を取得しているETFの構造

手数料が格安であるもう1つの理由は、バンガード特有のファンド構造にあります。

通常、ファンドは、そのファンド単体で運用されます。例えば、あるAとB、2つのファンドを設定した場合、各ファンドの運用は、それぞれ別々に行われます。

一方、バンガードETFは、既存のインデックスファンド等と合同で運用を行っています。例えば、あるAファンドとBファンドは大元となるCファンドで運用されています。このように、ファンドを合同運用によるスケールメリットで、人件費削減など、効率的な運用(コスト削減)が可能になります。

デメリットは?

手数料が非常に安いバンガードETFですが、国内ではなく米国に上場しているため取引時の手数料が割高です。しかし、SBI証券など証券会社によっては、手数料が安く、またNISA口座で買付手数料無料等のサービスも行っています。

そのため、お得な証券会社(特にネット証券)をうまく活用することで、デメリットを回避することができます。お得な証券会社については、後述します。

手数料の安いオススメ証券会社の解説部分に飛ぶ

バンガードETFの手数料・利回り・特徴の比較一覧

次に、バンガード社の提供するETFを紹介していきます。投資・資産クラスや信託報酬(経費率)、利回り等を比較していきます。

全世界(先進国・新興国)株式クラスのETF一覧

はじめに、地域別の株式市場を投資対象としてETF銘柄を紹介します。1銘柄で全世界に投資できるETFをはじめ、先進国・新興国、またヨーロッパなど様々な地域に分散投資が行えます。

地域別株式市場への投資を目的としたETF一覧

銘柄信託報酬
(経費率)
分配金
利回り
特徴
バンガードトータルワールドストックETF(VT)0.14%2.32%先進国・新興国の大型・中型・小型株をカバー
バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETF(VXUS)0.11%2.82%米国を除く全世界の大型・中型・小型株式をカバー
バンガードFTSEオールワールド(除く米国)ETF(VEU)0.13%2.85%米国を除く全世界の大型・中型株をカバー。VXUSと違い小型を含まない
バンガードFTSE先進国市場(除く米国)ETF(VEA)0.09%2.94%米国を除く先進国の大型・中型・小型株をカバー
バンガードFTSEヨーロッパETF(VGK)0.12%3.42%ヨーロッパ(欧州)の大型・中型・小型株をカバー
バンガードFTSEパシフィックETF(VPL)0.12%2.53%アジア・太平洋地域(先進国)の大型・中型・小型株をカバー
バンガード・FTSE・エマージング マーケッツETF(VWO)0.15%2.40%新興国株式市場の大型・中型・小型株をカバー
バンガードFTSEオールワールド(除く米国) スモールキャップETF(VSS)0.17%2.81%米国を除く全世界の小型株のみが投資対象

*利回りはYahoo Finance!のデータ

一番人気は、バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(ティッカーコード:VT)です。VTを利用すれば、ETF1銘柄への投資で、全世界の先進国・新興国の約50カ国の株式に年率0.11%の手数料で、超低コスト分散投資が行えます。

米国株式クラスのETF一覧

次に、米国株式市場を投資対象とするETFを紹介します。株式の規模(大型・中型・小型)や種類・セクターに応じて、たくさんの低コストETFがあります。

米国株式市場への投資を目的としたETF一覧

銘柄信託報酬
(経費率)
分配金
利回り
特徴
バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)0.05%1.89%米国の大型・中型・小型(株式市場時価総額のほぼ100%)をカバー
バンガード・S&P500ETF(VOO)0.05%1.98%米国の大型(市場の約80%)をカバー
バンガードスモールキャップETF(VB)0.08%1.47%米国を小型株(株式市場下位2%〜15%)をカバー。
バンガード米国グロースETF(VUG)0.08%1.34%米国の大型・中型・小型の中でグロース株に分類される銘柄群
バンガード米国バリューETF(VTV)0.08%2.43%米国の大型・中型・小型の中でバリュー株に分類される銘柄群
バンガードS&P500グロースETF(VOOG)0.15%2.43%米国の大型の中でグロース株に分類される銘柄群
バンガードS&P500バリューETF(VOOV)0.15%2.22%米国の大型の中でバリュー株に分類される銘柄群
バンガード米国スモールキャップグロースETF(VBK)0.08%1.05%米国の小型の中でグロース株に分類される銘柄群
バンガード米国スモールキャップバリューETF(VBR)0.08%1.76%米国の小型の中でバリュー株に分類される銘柄群
バンガードS&Pミッドキャップ400ETF(IVOO)0.15%1.34%米国の中型株から約400銘柄から構成される
バンガードS&Pミッドキャップ400グロースETF(IVOG)0.20%1.01%米国の中型の中でグロース株に分類される銘柄群
バンガードS&Pミッドキャップ400バリューETF(IVOV)0.20%1.34%米国の中型の中でバリュー株に分類される銘柄群
バンガード米国メガキャップETF(MGC)0.07%2.10%米国の大型株(米国株式市場の時価総額の約7割)をカバー
バンガード米国メガキャップグロースETF(MGK)0.07%1.47%米国の大型株の中でグロース株に分類される銘柄群
バンガード米国メガキャップバリューETF(MGV)0.07%2.52%米国の大型株の中でバリュー株に分類される銘柄群
バンガードS&Pスモールキャップ600ETF(VIOO)0.15%0.96%米国の多種多様な産業を代表する小型株式600銘柄
バンガードS&Pスモールキャップ600グロースETF(VIOG)0.20%0.92%米国の小型株の中でグロース株に分類される銘柄群
バンガードS&Pスモールキャップ600バリューETF(VIOV)0.20%1.18%米国の小型株の中でバリュー株に分類される銘柄群
バンガード米国高配当株式ETF(VYM)0.08%2.91%米国大型株の中で予想配当利回りが平均より高い銘柄が投資対象
バンガード米国増配株式ETF(VIG)0.09%2.11%10年以上連続して増配を行う米国企業へ投資
バンガード米国ミッドキャップETF(VO)0.08%1.41%米国の中型株が投資対象
バンガード米国ミッドキャップグロースETF(VOT)0.08%0.78%米国の中型株の中でグロース株に分類される銘柄群
バンガード米国ミッドキャップバリューETF(VOE)0.08%1.88%米国の中型株の中でバリュー株に分類される銘柄群
バンガード米国ラージキャップETF(VV)0.08%1.94%米国の大型株を網羅的にカバー
バンガードラッセル3000 ETF(VTHR)0.15%1.81%ラッセル3,000指数。米国株の時価総額上位3,000銘柄(時価総額の約98%)をカバー
バンガードラッセル1000 ETF(VONE)0.12%1.89%米国株の時価総額上位1,000銘柄から構成される(ラッセル1000指数)
バンガードラッセル1000グロース株ETF(VONG)0.12%1.44%ラッセル1000指数の中でグロース株に分類される銘柄群
バンガードラッセル1000バリュー株ETF(VONV)0.12%2.33%ラッセル1000指数の中でバリュー株に分類される銘柄群
バンガードラッセル2000 ETF(VTWO)0.15%1.19%ラッセル2,000指数。米国小型株2,000銘柄(時価総額の約10%)をカバー
バンガードラッセル2000グロース株ETF(VTWG)0.20%0.59%ラッセル2,000指数の中でグロース株に分類される銘柄群
バンガードラッセル2000バリュー株ETF(VTWV)0.20%1.66%ラッセル2,000指数の中でバリュー株に分類される銘柄群
バンガード米国エクステンデッドマーケットETF(VXF)0.09%1.31%米国の中型・小型株が投資対象

*利回りはYahoo Finance!のデータ

中でも注目は、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(ティッカーコード:VTI)です。年率0.05%と超低コストで、米国株式市場のほぼ100%に分散投資ができます。

VTIと先に紹介した「バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETF(ティッカーコード:VXUS)」を組み合わせることで、VTよりも安い経費率で、全世界株式市場に投資する方法などもあります。

また、下表は業種(セクター)別のETFです。バンガードETFを利用することで、ヘルスケアや金融など業種を絞った投資を行うこともできます。

業種(セクター別)ETF一覧

銘柄信託報酬分配金
利回り
特徴
バンガード米国公益事業セクターETF(VPU)0.10%3.15%米国公益事業セクターの大型株、中型株、小型株をカバー
バンガード米国電気通信サービス・セクターETF(VOX)0.10%2.66%米国電気通信セクターの大型株、中型株、小型株をカバー
バンガード米国エネルギーセクターETF(VDE)0.10%2.39%米国エネルギーセクターの大型株、中型株、小型株をカバー
バンガード米国生活必需品セクターETF(VDC)0.10%2.36%米国生活必需品セクターの大型株、中型株、小型株をカバー
バンガード米国資本財・サービス・セクターETF(VIS)0.10%1.79%米国資本財セクターの大型株、中型株、小型株をカバー
バンガード米国金融セクターETF(VFH)0.10%1.63%米国の金融セクターの大型株、中型株、小型株をカバー
バンガード米国素材セクターETF(VAW)0.10%1.60%米国素材セクターの大型株、中型株、小型株をカバー
バンガード米国一般消費財・サービス・セクターETF(VCR)0.10%1.54%米国一般消費財セクターの大型株、中型株、小型株をカバー
バンガード米国ヘルスケアセクターETF(VHT)0.10%1.42%米国のヘルスケアセクターの大型株、中型株、小型株をカバー
バンガード米国情報技術セクターETF(VGT)0.10%1.26%米国の情報技術セクターの大型株、中型株、小型株をカバー

*利回りはYahoo Finance!のデータ

債券クラスのETF一覧

バンガードETFを利用すれば、株式だけでなく債券市場にも低コスト分散投資が行えます。下表は、債券市場への投資を目的としたETF一覧です。日本と比べて利回りの高い米国や新興国の債券市場に分散投資が行えます。

債券市場への投資を目的としたETF一覧:

銘柄信託報酬分配金
利回り
特徴
バンガード トータル インターナショナル債券ETF(BNDX)0.12%3.15%米国を除く先進国債券市場への投資を目的としたETF
バンガード米ドル建て新興国政府債券ETF(VWOB)0.32%4.50%新興国債券市場への投資を目的としたETF
バンガード米国トータル債券市場ETF(BND)0.06%2.47%米国債券市場(短期・中期・長期債券)を網羅的にカバー
バンガード超長期米国債ETF(EDV)0.07%3.00%期間20~30年の米国債が対象
バンガード米国長期債券ETF(BLV)0.09%3.97%期間が10年を超える米国債、政府機関債、社債などが対象
バンガード米国中期債券ETF(BIV)0.09%2.59%期間が5〜10年の米国債、政府機関債、社債などが対象
バンガード米国短期債券ETF(BSV)0.09%1.47%期間が1〜5年の米国債、政府機関債、社債などが対象
バンガード米国長期社債ETF(VCLT)0.07%4.45%期間が10年超の工業、公共事業、金融業の企業の社債が対象
バンガード米国中期社債ETF(VCIT)0.07%3.37%期間が5〜10年の工業、公共事業、金融業の企業の社債が対象
バンガード米国短期社債ETF(VCSH)0.07%2.19%期間が1〜5年の工業、公共事業、金融業の企業の社債が対象
バンガード米国長期政府債券ETF(VGLT)0.07%2.91%期間が10年以上の米国債・政府機関債が対象
バンガード米国中期政府債券ETF(VGIT)0.07%1.93%期間が3〜10年の米国債、政府機関債、また米国政府が保証する社債が対象
バンガード米国短期政府債券ETF(VGSH)0.07%1.13%期間が1〜3年の米国債、政府機関債、また米国政府が保証する社債が投資対象
バンガード米国短期インフレ連動債ETF(VTIP)0.07%%米国財務省が発行する期間5年未満のインフレ連動国債に投資
バンガード米国モーゲージ担保証券ETF(VBMS)0.07%2.09%米国モーゲージ担保パススルー・エージェンシー債へ投資

*利回りはYahoo Finance!のデータ

ここまで紹介してきたように、バンガードETFを利用すれば、様々な国や地域に超低コストで分散投資が行えます。ただし、信託報酬は安いものの、ETFの売買手数料は、若干割高です。そこで、以下ではバンガードETFなど米国ETFがお得に購入できる低コスト証券を解説していきます。

バンガードETFのお得なオススメ購入先

さっそく、バンガードETFなど米国ETFがお得に購入できる証券会社を紹介していきます。

SBI証券が手数料最安

バンガードETFなどの米国ETFは、手数料の安いネット証券で取引を行うのが良いでしょう。ネット証券では、SBI証券楽天証券マネックス証券の3社で米国ETFの取引が行えます。3社で最も手数料が安いのがSBI証券です。

米国ETFを取引する場合、ETFの売買時に係る手数料「売買手数料」、また日本円を米ドルに両替するための「為替手数料」の2種類の手数料(コスト)がかかります。米国ETFは米ドルで売買しなくてはいけないので、売買手数料の他に為替手数料がかかります。

米国ETFの取引にかかる手数料:

  • 売買手数料:米国ETFを売買する際にかかる手数料
  • 為替手数料:日本円を米ドルに両替する手数料

以下の表は、米国ETFの取り扱いを行っているネット証券の売買手数料・為替手数料を比較したものです。売買手数料は、SBI証券とマネックス証券が同水準の安さですが、為替手数料はSBI証券の方が安いことがわかります。そのため、取引にかかるトータルコスト(売買手数料+為替手数料)は、SBI証券が最も安くなります。

証券会社売買手数料為替手数料
(1ドル両替あたり)
SBI証券約定額の0.45%
(最低5ドル、最大20ドル)
0.25円
住信SBIネット銀行で0.15円
マネックス証券約定額の0.45%
(最低5ドル、最大20ドル)
0.25円
楽天証券25ドル0.25円

海外ETFのおすすめ証券会社(口座)は?選び方やメリット、比較ランキングを解説

為替手数料が安くなる住信SBIネット銀行は、SBI証券の口座開設時に、カンタンに同時口座開設ができます。サービスも連携していて使いやすくなっています。また、SBI証券のNISA口座であれば、買付手数料が無料になる点も大きなメリットです。

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また、住信SBIネット銀行の同時口座開設の方法などは、以下もご参照ください。

NISAなら積立でも買付手数料無料

海外ETFは、手数料がインデックスファンドや国内ETFと比べて割高であるため、小額積立はもったいないと思うかもしれません。実際、私もそう考えていました。しかし、NISA口座を利用すれば手数料無料で買付・積立ができるようになりました。

SBI証券・楽天証券・マネックス証券のどのNISA口座でも海外ETFの買付手数料が無料になります。そのため、小額積立を行いたい方は、これらのネット証券を選ぶと良いでしょう。

私自身は、元々の手数料が安く済むSBI証券を利用しています。NISA枠(年間120万円の上限)をはみ出たとしても割安な手数料でバンガードなどの米国ETFが購入できます。

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また、SBI証券の詳細やNISA口座の特徴は、以下をご参照ください。

SBI証券は、海外ETFだけでなく、投資信託や米国株の品揃えが良く、コストも業界最安水準です。また、投信マイレージIPOチャレンジポイントPTSなど、様々な独自のメリットがあります。口座開設費・維持費は無料ですので、口座を持っていない方は、この機会に口座を開設してみると良いかもしれません。

SBI証券の特徴

SBI証券
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また、本ブログでのSBI証券の評価・解説は、以下をご参照ください。

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