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【米国株/配当貴族】増配率ランキング!おすすめの連続増配銘柄は?

米国株の配当利回りランキング【2019年4月】連続増配で財務安定の高配当銘柄を解説
米国株 配当貴族 ランキング

米国株投資の魅力の一つが高い配当利回りです。日本株には無いような高配当株が多く存在します。

しかし、高配当株だからと言って投資を行うと、業績や財務悪化による減配などで、株価が大きく下落してしまうこともあります。

そこで、本記事では、財務が安定しており、配当金による株主還元に力を入れる20年以上の増配を行っている優良な高配当銘柄をランキング形式で解説していきます。

目次

【米国株・配当貴族】ランキング(20年以上連続増配)

さっそく、20年以上連続して増配を行っている安定成長企業の配当利回りランキングを発表します。

銘柄名ティッカー
コード
配当金
利回り
連続増配
年数
AT&TT5.82%33年
アルトリア・グループMO8.12%49年
ヘルマリック・アンド・ペインHP5.32%46年
エイ・ビー・ビーABB4.56%45年
IBMIBM4.49%23年
ピープルズ・ユナイテッド・ファイナンシャルPBCT4.22%26年
People’s United Financial, IncPBC4.18%26年
エクソン・モービルXOM6.67%34年
シェブロンCVX3.88%29年
カーディナル・ヘルスCAH3.75%21年
米国株の配当貴族株一覧

1位は、33年連続で増配を継続しているアメリカの通信大手「AT&T」でした。

通信会社は、日本のKDDI(9433)やドコモのように、ストック制が高いビジネスモデルであるため、安定した財務基盤かつキャッシュフローを生み出すため、安定した株価・増配になりやすい傾向にあります。

AT&Tの予想PERは10倍と過熱感もなく、非常に投資しやすい水準となっています。

他の銘柄も、PERがそこまで高くなく、40年以上増配を続けている高配当銘柄がたくさんあり、さすが米国株式市場という印象です。

以下、ランキングの中から、特に人気のある高配当銘柄を何点かピックアップし、企業やビジネスモデル、業績、直近の株価水準などについて、解説していきます。

連続増配・配当貴族①:AT&T(ティッカーコード:T)

米国株 配当貴族 ランキング

AT&T(エーティー・アンド・ティー)社は、米国のキャリア大手です。

固定電話・携帯電話の他、インターネット接続事業も行っていますが、企業買収により業用を拡大し、現在ではビジネスソリューション事業が主力となっています。

AT&Tの株価・配当データ
  • 株価:38.31ドル
  • 配当利回り:5.13%
  • PER:18.24倍

上場市場はNYSEで、米国を代表する株価指数「S&P500」に採用されています。また、ランキングにもあったように、30年以上の連続増配を誇り、S&P500配当貴族指数にも採用されている優良企業です。

AT&Tの最近の業績は下表のようになっています。成長&拡大局面では無いものの着実な売り上げ増を実現しています。

スクロールできます
項目2016年
12月期
2015年
12月期
2014年
12月期
売上高
(単位:百万ドル)
163,786146,801132,447
営業利益
(単位:百万ドル)
24,34724,78511,746
純利益
(単位:百万ドル)
12,97613,3456,224
EPS:1株当たり益
(単位:ドル)
2.102.371.19
AT&Tの業績推移
AT&T(T)の企業、株価・配当利回り、決算などの詳細↓

AT&Tの株価・配当利回り

AT&T(T)の株価や配当利回りは、以下のようになっています。5%を超える高配当利回りとなっています。

AT&Tの株価・配当利回り
  • 株価:38.31ドル
  • 配当利回り:5.13%
  • PER:18.24倍

直近の決算・決算速報

AT&Tの最新の決算は、2017年4月下旬に発表された1-3月期決算です。

結果は、以下のようになっています。売上・利益ともに微増となってしまい、市場予想も下ぶれしたようです。

AT&T(2017年1-3月期)
  • 売上高:39,365百万ドル
  • 営業利益:6,864百万ドル
  • 純利益:3,469百万ドル

連続増配・配当貴族②:IBM(ティッカーコード:IBM)

IBM(アイ・ビー・エム)は、元々ハードウェアが有名でしたが、現在ではソフトウェア・サービスが主力の企業となっています。ニューヨーク証券取引所に上場しており、米国を代表する株価指数「S&P500」に採用されています。

IBMの最近の業績は下表のようになっており、売上・利益とも大局的に右肩下がりとなっています。今後は、ユーストリームの買収により新設されたビデオクラウド部門の動向が注目されます。

項目2016年
12月期
2015年
12月期
2014年
12月期
売上高
(単位:百万ドル)
79,91981,74192,793
営業利益
(単位:百万ドル)
11,47415,00817,790
純利益
(単位:百万ドル)
11,87213,19012,022
EPS:1株当たり益
(単位:ドル)
12.4313.4811.97
IBMの業績推移

また、IBMの株価や配当利回りは、以下のようになっています。バフェット氏の売却のニュースや業績の低迷など昨今の株価が下落もあり、配当利回りが高水準となっています。

IBMの株価・配当データ
  • 株価:152.03ドル
  • 配当利回り:3.95%
  • PER:12.23倍

連続増配・配当貴族③:エクソンモービル(ティッカーコード:XOM)

エクソン・モービル(英語:Exxon Mobil)社は、石油王として有名なジョン・ロックフェラー氏が設立した会社が前進となっている企業です。

1999年にエクソンとモービルが合併し、世界最大級の石油メジャーとなりました。

石油や天然ガス、また石油化学品事業などを行っており、資源の探鉱、生産、精製、販売など川上から川下までを手掛けています。我々日本人にも「エッソ」や「モービル」、「エクソン」などのガソリンスタンド等で馴染みがあります。

上場市場はNYSEで、米国を代表する2大株価指数「NYダウ」および「S&P500」の両方に採用されています。

最近の業績は下表のようになっており、売上・利益ともに右肩下がりとなっています。

項目2016年
12月期
2015年
12月期
2014年
12月期
売上高
(単位:百万ドル)
226,094268,882411,939
営業利益
(単位:百万ドル)
8,42222,27751,916
純利益
(単位:百万ドル)
7,84016,15032,520
EPS:1株当たり益
(単位:ドル)
1.883.857.60
エクソン・モービルの業績推移

また、エクソン・モービル(XOM)の株価や配当利回りは、以下のようになっており、ランキングでも解説したように4%を超える配当利回りとなっています。

エクソン・モービルの株式データ
  • 株価:82.29ドル
  • 配当利回り:3.74%
  • PER:43.77倍

連続増配・配当貴族④:コカ・コーラ(ティッカーコード:KO)

米国株 配当貴族 ランキング

コカ・コーラ社は、日本でもお馴染みのノンアルコール飲料企業です。

コカ・コーラの他、ファンタ・スプライト・アクエリアスなど500のブランドを展開しています。

2014年には栄養ドリンク販売なども開始しました。

上場市場はNYSEで、米国を代表する2大株価指数である「NYダウ」と「S&P500」の両方に採用されており、バフェット氏のお気に入り銘柄としても有名です。

コカ・コーラの最近の業績は下表のようになっています。昨今は、微増傾向にあるようです。

項目2016年
12月期
2015年
12月期
2014年
12月期
売上高
(単位:百万ドル)
41,86344,29445,998
営業利益
(単位:百万ドル)
8,6268,7289,708
純利益
(単位:百万ドル)
6,5277,3517,098
EPS:1株当たり益
(単位:ドル)
1.511.691.62

また、直近のコカ・コーラ(KO)の株価や配当利回りは、以下のようになっています。配当利回りが3%超と、なかなかの高利回りとなっています。

コカ・コーラの株式データ
  • 株価:44.39ドル
  • 配当利回り:3.37%
  • PER:29.40倍

連続増配・配当貴族⑤:ジョンソン&ジョンソン(ティッカーコード:JNJ)

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ジョンソン&ジョンソン社は、米国を中心に、全世界約60カ国でヘルスケア用品を展開する企業です。

傘下の企業は200社を超え、売上高の構成は、約4割が医薬品、約3割が医療機器となっています。

サイト管理人

日本でも、バンドエイドや子供用紙おむつ「パンパース」、消臭剤「ファブリーズ」、食器用洗剤「ジョイ」等でお馴染みです。

上場市場はNYSEで、米国を代表する2大株価指数である「NYダウ」と「S&P500」の両方に採用されています。

また、上記のランキングは20年以上の連続増配を対象としていますが、ジョンソン&ジョンソンは、50年以上連続して増配を続ける優良企業としてS&P500配当貴族指数にも採用されています。

最近の業績は、下表のようになっており、安定した売上・利益を挙げています。

項目2016年
12月期
2015年
12月期
2014年
12月期
売上高
(単位:百万ドル)
71,89070,07474,331
営業利益
(単位:百万ドル)
20,64517,55620,959
純利益
(単位:百万ドル)
16,54015,40916,323
EPS:1株当たり益
(単位:ドル)
6.045.565.80
ジョンソン&ジョンソンの業績推移

また、ジョンソン&ジョンソン(JNJ)の株価や配当利回りは、以下のようになっています。配当利回りが3%弱と米国株としては、そこまで高い水準ではないものの、50年以上連続で増配している事実は評価に値します。

ジョンソン&ジョンソンの株式データ
  • 株価:127.52ドル
  • 配当利回り:2.65%
  • PER:21.11倍

連続増配・配当貴族⑥:プロクター・アンド・ギャンブル(ティッカーコード:PG)

米国株 配当貴族 ランキング

プロクター&ギャンブル社は、アメリカ市場を中心に、全世界で数多くのブランド生活用品を展開しています。

パンパース・ジョイ・ウィスパー・SK-Ⅱ・ジレットなど多くのヒット商品を世に送り出しています。

主なP&Gの商品名
  • パンパース:子供用紙おむつ
  • ジョイ:食器用洗剤
  • ウィスパー:生理用品
  • SK-Ⅱ:化粧品
  • ジレット:ひげ剃り

最近では、バークシャー・ハサウェイ(BRK-B)に電気事業を譲渡する等、選択と集中を薦めています。

上場市場はNYSEで、米国を代表する2大株価指数である「NYダウ」および「S&P500」に採用されています。

また、P&Gの最近の業績は、下表のようになっています。

生活用品の企業ということで、右肩上がりの上昇ではありませんが、安定した売上・利益をあげています。

項目2016年
6月期
2015年
6月期
2014年
6月期
売上高
(単位:百万ドル)
65,29976,27983,062
営業利益
(単位:百万ドル)
13,44111,79015,288
純利益
(単位:百万ドル)
10,5087,03611,643
EPS:1株当たり益
(単位:ドル)
3.802.504.19
P&Gの業績推移

また、直近のプロクター&ギャンブル(PG)の株価や配当利回りは、以下のようになっています。60年以上の連続増配を継続しつつ、3%弱の配当利回りとなっています。

P&Gの株式データ
  • 株価:86.08ドル
  • 配当利回り:3.20%
  • PER:22.65倍

連続増配(配当貴族)銘柄が良い理由

連続増配を行ってきたという事実は、企業が安定な財務・業績で成長してきた証拠となります。投資の神様「バフェット氏」のお気に入り銘柄には、以下の4銘柄がありますが、共通の特徴は「配当成長(=連続増配)」です。

バフェット銘柄として有名な銘柄
  • IBM
  • ウェルズファーゴ
  • アメリカンエキスプレス
  • コカ・コーラ

配当成長(連続増配)は、ただ配当利回りが高いだけでなく、企業成長に合わせて配当金が着実に成長しています。コカコーラ、アメリカンエキスプレスは、長期的に増配を行っていますし、IBMも経営危機の時期を除けば、持続的に

増配を行っています。

このように、連続増配を行って企業は、市場から財務・業績が安定成長している企業と見られ、株価下落局面でも価値抵抗があり、増配率が高ければ、成長企業でもあるので、上昇局面に強い性質もあります。

ちなみに、米国では、連続増配を成し遂げる企業を「配当貴族」と読んでいます。

連続増配企業には、以下のような傾向がある

  • 財務・業績が安定している傾向
  • 全体相場の下落局面でも抵抗力がある
  • 増配率が高い場合、成長企業として評価される

【米国株・配当貴族】増配率・配当利回り以外の人気ランキング

次に、米国株でどの銘柄の取引が人気か?約定件数・取引人数のランキングを見て行きます。

【米国株】増配率・配当利回り以外の人気ランキング1:約定件数

はじめに、取引の盛んな銘柄(約定件数の多い銘柄)を見ていきます。

下表は、2018年5月7日〜の週間の約定件数ランキングです。ランキングが上位である程、よく取引がされている銘柄となります。

スクロールできます
順位ティッカー
コード
銘柄名特徴
1位NVDAエヌビディア半導体メーカー
2位AMZNアマゾンドットコムインターネット通販
3位TAT&T電話最大手。旧SBCコミュニケーションズ
4位AAPLアップルパソコン・コンピューター
5位FBFacebookSNS運営大手
6位PGプロクター&ギャンブルヘルスケア・日用品
7位PMフィリップ モリス インターナショナル世界的タバコ会社
8位SQスクエアモバイル決済ソリューション
9位GOOGLアルファベットAネット検索サービス大手
10位JNJジョンソン&ジョンソン医療・健康関連製品メーカー

直近決算の良かったAmazonやエヌビディアの約定件数が多くなっています。

また、アップル、Facebook、アルファベット(googleの持ち株会社)など米国を代表する成長株が上位を占めています。

【米国株】増配率・配当利回り以外の人気ランキング2:保有人数

次に、保有人数の多い株式を見ていきます。約定件数ランキングの場合、短期的に人気や注目度の上がった銘柄がランキングに入ってくることがありますが、保有人数ランキングの場合は、投資家が中長期で保有している銘柄が上位に入ってきます。

米国株の魅力は、成長性のキャピタルゲインや配当利回り(インカムゲイン)があるので、中長期で投資することで、それらを享受できる可能性があります。以下、保有人数の多い銘柄のランキングです。

スクロールできます
順位ティッカー
コード
銘柄名特徴
1位AMZNアマゾンドットコムインターネット通販
2位NVDAエヌビディアゲーム機用半導体メーカー
3位AAPLアップルパソコン・コンピューター
4位PGプロクターアンドギャンブル(P&G)日用品・一般消費
5位GOOGLアルファベットAネット検索サービス大手
6位JNJジョンソン&ジョンソン医療・健康関連製品メーカー
7位TAT&T電話最大手。旧SBCコミュニケーションズ
8位KOコカ・コーラ飲料の製造販売
9位FBFacebookSNS運営大手
10位TSLAテスラ電気自動車メーカー

やはり、IT関連など成長性の高い銘柄がランキング上位となっていますが、売買代金のランキングと違う点は、プロクター&ギャンブルやジョンソン&ジョンソンなど、増配を長年続けている大型株が、トップ10入りしている点です。

これらの銘柄は、増配を数十年続けており配当金だけでも、それなりの収入となりそうです。

【米国株】増配率・配当利回り以外の人気ランキング3:ETFの人気ランキング

米国ETFのランキングは?人気・注目銘柄の解説・評価

米国ETFは、超低コストで世界中の市場へ分散投資ができるため、昨今国内でも急速に認知度が高まっています。

S&P500など米国の代表的な株価指数だけでなく、全世界の指数、また高配当利回り等のスマートベートまで、多くの指数に連動した投資商品があります。

はじめに、保有人数の多い米国ETFを見ていきます。保有人数が多いETFということで、中長期投資向きの超低コストETFが上位を占めています。

スクロールできます
順位銘柄名特徴
1位バンガード・トータル・
ワールド・ストックETF(VT)
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
がベンチマーク。
全世界の株式市場への投資を目的としたETF
2位バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)FTSEエマージング・オールキャップ・インデックス
がベンチマーク。新興国株式市場が投資対象
3位iシェアーズ米国優先株式ETF(PFF)優先株のパフォーマンスを測る指標がベンチマーク
4位バンガード・トータル・
ストック・マーケットETF(VTI)
米国株式市場が投資対象。ベンチマークは
CRSP USトータル・マーケット・インデックス
5位バンガード・S&P500ETF(VOO)米国株式市場が投資対象。ベンチマークはS&P500
6位バンガード米国高配当株式ETF(VYM)米国の高配当株に特化したETF
7位iシェアーズS&P500ETF(IVV)米国株式市場が投資対象。ベンチマークはS&P500
8位iシェアーズMSCIエマージングETF(EEM)新興国株式市場が投資対象。ベンチマークは
MSCIエマージング指数
9位iシェアーズMSCIコクサイETF(TOK)日本を除く先進国の株式市場が投資対象。
MSCIコクサイがベンチマーク
10位iシェアーズMSCI EAFE ETF(EFA)ヨーロッパ、オーストラリアおよび東アジアの株式
ETFの人気ランキング

インデックス投資家の中で人気のバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)が1位に輝いています。

信託報酬0.1%台と超低コストで、全世界(先進国・新興国含む)の株式へ投資できるということで、低コスト分散投資の鉄板銘柄とも言えます。

VTの他には、新興国株式市場や米国株式市場へ投資するETFが上位となっています。

ETFのブランドとしては、経費率が非常に安いバンガードETFが人気のようです。

次に、取引(約定)件数が多い米国ETFを見ていきます。約定件数が多い銘柄ということで、短期売買として利用されることが多い、レバレッジ型なども上位に食い込んでいます。

スクロールできます
順位銘柄名(ティッカーコード)特徴
1位iシェアーズ米国優先株式ETF(PFF)優先株のパフォーマンスを測る指標がベンチマーク
2位バンガード米国高配当株式ETF(VYM)米国の高配当株に特化したETF
3位バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)米国株式市場が投資対象。ベンチマークはCRSP USトータル・マーケット・インデックス
4位バンガード・S&P500ETF(VOO)米国株式市場が投資対象。ベンチマークはS&P500
5位バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスをベンチマークとする全世界の株式市場への投資を目的としたETF
6位iシェアーズ・コア米国高配当株ETF(HDV)米国の高配当株が投資対象
7位バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)FTSEエマージング・オールキャップ・インデックスをベンチマーク。新興国株式市場が投資対象
8位iシェアーズS&P500ETF(IVV)米国株式市場が投資対象。ベンチマークはS&P500
9位Pシェアーズ QQQ ナスダック100(QQQ)ナスダック100指数が投資対象
10位Direxion デイリーS&P500ベア3倍ETF(SPXS)S&P500の約-3倍程度の値動きに連動

保有人数のランキングと比べると、配当関連の銘柄がより上位にランクインしている印象です。

また、インバース型など相場で売買されるETFも入っています。

ここまで、日本の投資家にも認知度が高まってきた米国ETFでどのようなものが人気・注目を集めているのか見てきました。保有人数や取引件数を見ると、バンガードETFなど手数料が安く分散の効いた銘柄が人気を集めているようです。

サイト管理人

次に、ランキング内の銘柄をいくつかピックアップ解説していきます!

配当利回りが高い銘柄①:iシェアーズ米国優先株式ETF(PFF)

米国株 配当貴族 ランキング

iシェアーズ米国優先株式ETF(PFF)は、米国などの優先株への投資を目的としたETFです。

S&P米国優先株式インデックスをベンチマークしており、ウェルズファーゴ等の優先株から構成されています。

優先株とは、剰余金の配当などを優先的に受けられる株式です。

議決権が無い代わりに、普通株よりも配当金が高い傾向にあります。

データ・まとめ
  • ベンチマーク:S&P米国優先株式インデックス
  • 取引手数料:SBI証券のトータルコストが最安
    *NISAなら買付手数料無料
  • 信託報酬(税抜):年率0.47%
  • 決算:年12回(毎月)
  • 償還日:無期限(設定日:007/03/26)

以下、iシェアーズ米国優先株式ETFの手数料や構成銘柄、分配金、また他の米国ETFの比較・評価などを見ていきます。

以下のデータはBlackLockを参照

iシェアーズ米国優先株式ETF(PFF)の詳細・評価を見る↓

コスト:信託報酬(経費率)・売買手数料

本ETFの保有中にかかる手数料(経費率・信託報酬)は年率0.47%です。

バンガード・S&P500ETF(経費率:0.05%)やiシェアーズS&P500ETF(IVV)等と比べると若干高めです。

項目手数料が発生する
タイミング
手数料(税抜)
売買手数料ETF売買時米国株式同様の手数料
SBI証券等ではNISA口座での買付手数料が無料
信託報酬ETF保有時年率0.47%
iシェアーズ米国優先株式ETF(PFF)の手数料

本ETFの取引には「株式売買手数料」と日本円を米ドルへ両替する際の「為替手数料」の2種類の手数料がかかります。

構成銘柄(米国株)の比率は?

次に、本ETFにどのような銘柄が組み込まれているか見ていきます。

本ETFは「S&P米国優先株式インデックス」をベンチマークとしており、約300銘柄から構成されています。構成銘柄の上位10銘柄の構成比率は、以下のようになっています。

銘柄構成比業種(セクター)
ウェルズ・ファーゴ・シリーズL2.91%金融
HSBCホールディングス2.41%金融
アラガン2.33%ヘルスケア
バークレイズ1.66%金融
GMACキャピタル・トラスト1.61%金融
HSBCホールディングス1.42%金融
BLK CSH FND TREASURY1.39%キャッシュ等
シティグループ1.38%金融
ウェルズ・ファーゴ1.33%金融
ティーモバイル US1.28%電気通信
構成銘柄比率

ウェルズファーゴやHSBCホールディングスなど金融関連の企業が多い点が特徴です。

分配金(配当金)利回り・パフォーマンス

本ETFの決算は年12回(毎月)です。過去1年の分配金は、下表のように推移しています。

直近の分配金は、1口あたり約0.185ドルとなっており、利回りは5.80%と、かなりの高水準です。

決算月分配金[米ドル]
(1口あたり)
2017年5月0.19
2017年4月0.19
2017年3月0.19
2017年2月0.19
2017年12月0.20
2016年12月0.18
2016年11月0.18
2016年10月0.17
分配金の推移

他の米国株ETFの比較・評価

本ETFは、米国ETFとしては手数料が若干高めなものの、高水準の利回りが期待できるETFです。高利回りの投資商品としては、REITなどが有名ですが、個人的には優先株が投資対象となる本ETFに注目しています。

基本的には、ETFの値上がり益ではなく、配当金(インカム収入)目的の銘柄となるので、中長期目的の投資商品という印象です。

ただし、投資対象を最も広げたい、組み入れ銘柄や業種を多くして米国へ投資したという方は、下表にあげるようなETFが選択肢となります。バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)バンガード・S&P500ETF(VOO)は、経費率0.05%と超低コストで米国の株式市場に投資が行えます。

銘柄名(コード・ティッカー)信託報酬
(経費率)
ベンチマーク種類
バンガード・S&P500ETF(VOO)0.03%S&P500米国ETF
バンガード・トータル・ストック・
マーケットETF(VTI)
0.03%CRSP USトータル・
マーケット・インデックス
米国ETF
iシェアーズS&P500ETF(IVV)0.04%S&P500米国ETF
SPDR S&P500 ETF(1557)0.095%S&P500国内ETF
UBS ETF米国株(1393)0.14%MSCI米国インデックス国内ETF
Simple-X NYダウ・ジョーンズ・
インデックス上場投信(1679)
0.15%NYダウ国内ETF
上場インデックスファンド米国株式
(1547)
0.16%S&P500国内ETF
他の米国ETFとの比較

まとめ・評価

本ETFのデータをまとめると、以下のようになっています。

年率0.47%の手数料で、配当利回りが高い傾向にある優先株(約300銘柄)に投資を行うことができます。2018年5月末現在、5%を超える(5.8%)利回りとなっています。

米国株の配当貴族・高配当株ポートフォリオ!1万円から分散投資!

投資の基本は「分散投資」です。

長期間、増配を継続中の企業でも、数銘柄だけに絞った集中投資をしていると、思わぬ事故やニュースで株価が急落し、資産が大幅に減ってしまうリスクがあります。

「分散」が重要なのは分かるけど、「お金が足りなくて」たくさんの銘柄を保有できない。。。

サイト管理人

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高配当ポートフォリオの例

1万円から運用できる米国株高配当ポートフォリオの例
*あくまで「一例」で「推奨」ではありません。
スクロールできます
銘柄名配当利回り
アルトリア・グループ8.10%
エクソン・モービル7.42%
AT&T6.85%
シェブロン5.61%
IBM5.25%
アッヴィ4.90%
ベライゾン・コミュニケーションズ4.32%
コカ・コーラ3.49%
ジョンソン&ジョンソン2.81%
P&G2.65%

コカ・コーラは、他の銘柄と比較すると、配当利回りは低いですが、増配継続年数が長いことで有名です。

米国株へ少額投資(ミニ株・1株未満を利用)する方法、メリット等の詳細は、以下をご参考ください。

【米国株で少額投資】ミニ株(1株未満)で1万円以下のポートフォリオを作る方法

米国株の配当利回りランキング【2019年4月】連続増配で財務安定の高配当銘柄を解説

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投資歴7年、30代3児の父。理学博士。
投資・節約の専門メディア「マネーの研究室」のサイト管理人。
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