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バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)とは?手数料や特徴、配当金(分配金)利回りなど解説

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)は、日本、米国、欧州、中国など全世界の株式市場への投資を目的としたETFです。最大の魅力は、経費率(信託報酬)の安さです。年率0.11%と超低コストで全世界の大型・中型・小型株にまるごと分散投資が行えます。

本ページでは、バンガード・トータル・ワールド・ストックETFの特徴や構成銘柄、手数料、また他ETFとの比較、さらに取引手数料がお得な証券会社について解説していきます。

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VWOなどの米国ETFの取引は手数料が安い「SBI証券」がオススメです!
詳細は、以下をご参照ください。

米国株・ETFのおすすめ証券会社|手数料・選び方を比較

目次

バンガード・トータル・ワールド・ストックETFとは?

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(ティッカー:VT)は、日本を含む全世界の株式市場への投資を目的としたETFです。FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスをベンチマークしており、約45カ国の有名大型株から中小型株まで、7,600以上の企業(銘柄)から構成されています。バンガードETFの1つで、手数料の安さが魅力です。

コスト:信託報酬(経費率)・売買手数料

本ETFの最大の特徴は手数料の安さです。ETF保有中にかかる手数料(経費率・信託報酬)は年率0.11%と、全世界へ分散投資を目的としたETFとしては、他の追随を許さない圧倒的な安さとなっています。

バンガード・トータル・ワールド・ストックETFの手数料一覧

項目手数料が発生する
タイミング
手数料(税抜)
売買手数料ETF売買時米国株式同様の手数料
SBI証券のNISA口座なら買付手数料無料
信託報酬ETF保有時年率0.11%

本ETFの取引には「株式売買手数料」と日本円を米ドルへ両替する際の「為替手数料」の2種類の手数料がかかります。各手数料は、証券会社によって違いますが、後述するように、売買手数料と為替手数料を合わせたトータルコストは、SBI証券が最安となっています。

https://money-laboratory-ryoma.net/sbi-securities-foreign-stock-merit-demerit/

構成銘柄の比率は?

次に、本ETFの気になる構成銘柄を見ていきます。

本ETFは、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスをベンチマークとしており、全世界の大型・中型・小型株、約7,600銘柄から構成されています。組み入れ上位銘柄(トップ10)の構成比率は、以下のようになっています。

構成銘柄比率:

銘柄構成比業種(セクター)
アップル1.6%情報技術
アルファベット1.1%情報技術
マイクロソフト1.1%情報技術
エクソン・モービル0.8%エネルギー
ジョンソン&ジョンソン0.7%ヘルスケア
JPモルガン・チェース0.7%金融
アマゾン0.7%消費者サービス
バークシャー・ハサウェイ0.7%金融
Facebook0.7%情報技術
ウェルズファーゴ0.6%金融

参照:VT|Vanguard

上位10銘柄の全体に対する割合は8.7%となっており、分散が効いています。

また、アップルマイクロソフトアマゾンなど全世界でも有名な米国企業が上位を独占しています。投資の神様ウォーレン・バフェット率いるバークシャーもトップ10入りしています。本ETFを利用することで、有名経営者の企業やグローバル企業に分散投資が行えることがわかります。

構成国・構成地域の比率は?

次に、本ETFの構成国や構成地域(先進国・新興国など)の比率を見ていきます。

まず、以下の表に本ETFの組入国の比率をまとめました。米国の比率50%以上と高いことがわかります。アメリカの次に、日本やイギリス、カナダ、ヨーロッパ勢の比率が高めとなっています。中国やインドなど新興国も入っています。

構成国とその比率

銘柄構成比
米国54.0%
日本8.2%
イギリス5.9%
カナダ3.2%
フランス2.8%
ドイツ2.8%
スイス2.7%
オーストラリア2.5%
中国2.2%
韓国1.6%
台湾1.5%
香港1.2%
インド1.1%
オランダ1.0%
その他12.1%

次に構成地域の割合を見ていきます。先進国の割合が全体の9割近くを占めており、新興国は1割弱の割合となっています。先進国の中では、アメリカの入っている北米が高めです。ちなみに日本は太平洋の分類に入っています。

構成地域とその比率

銘柄構成比
北米57.1%
欧州19.8%
太平洋14.0%
新興国8.8%
中東0.2%
その他0.1%

本ETFのベンチマークの特徴や業種別の構成比は、以下をご参照ください。

https://money-laboratory-ryoma.net/ftse-global-allcap-index/

分配金(配当金)利回り・パフォーマンス

本ETFの決算は年4回(3月・6月・9月・12月)です。過去1年の分配金は、下表のように推移しています。直近の分配金は、1口あたり約0.457ドルとなっています。

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)の分配金の推移:

決算月分配金[米ドル]
(1口あたり)
2016年12月0.457
2016年9月0.311
2016年6月0.466
2016年3月0.222

また、直近の投資パフォーマンスは、以下のようになっています。トランプ大統領の就任以降の米国の株高が牽引し、直近のパフォーマンスは良好です。

VTのパフォーマンス

期間(直近)ファンドベンチマーク
四半期1.14%1.14%
年初来8.77%8.85%
1年8.77%8.85%
3年3.53%-
5年9.87%-
設定来4.66%-

ベンチマークは、2015年11月に変更になっているので途中からの比較となっています。ETFのパフォーマンスが若干悪いのは、ETFの経費率のためです。しかし、経費率が低いこともあり、そこまでベンチマークと比べて悪くなっていない印象です。

全世界株式クラスETF・インデックスファンドの比較

本ETFの最大の特徴は、国内最安コストで、全世界の株式市場へ分散投資ができる点です。以下の表は、全世界の株式市場への投資を目的としたETFとインデックスファンドの手数料、およびベンチマークを比較した表です。

ファンド名(コード)信託報酬(経費率)種類ベンチマーク
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)0.11%米国ETFFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
野村つみたて外国株投信0.19%インデックスファンドMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド0.23%インデックス
ファンド
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
三井住友・DC全海外株式インデックスファンド0.25%インデックス
ファンド
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)
上場インデックス世界株式(MSCI ACWI)0.30%国内ETFMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)
iシェアーズMSCI ACWI ETF(ACWI)0.34%米国ETFMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
eMAXIS全世界株式インデックス0.60%インデックス
ファンド
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)

本ETFの信託報酬(経費率)が圧倒的に安いことがわかります。米国ETFは、購入時の手数料が割高な面がありますが、SBI証券のNISA口座を利用すれば、手数料無料で本ETFを買付できます。

ただし、全世界の株式市場に投資はしたいけど、日本株は他の投資ファンドや個別株で投資するので、比率を下げたい(または入れたくない)という方は、構成国に日本を含まない、eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)が良いかもしれません。

eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)は、購入手数料が無料で、毎月100円からの自動積立や分配金の自動再投資なども利便性も優れているので、手間を省きたい人は、コチラも選択肢の1つとなります。

ちなみに、インデックスファンドを利用する場合、SBI証券で購入・保有すると投信マイレージにより、お得なポイント還元(ポイントは現金にも交換可能)が受けられます。最大0.24%(年率)の還元率となるので、これも考慮すると実質の信託報酬を大幅に下げることができます。

まとめ・評価

本ETFのデータをまとめると、以下のようになります。年率0.11%の手数料で全世界の有名グローバル企業から中小型株に分散投資を行うことができます。また、購入先を工夫すれば、取引手数料を抑えることもできます。

[box05 title=”バンガードETF(VT)のデータ・まとめ”]

  • ベンチマーク:FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
  • 取引手数料:SBI証券のトータルコストが最安(NISAなら買付手数料無料)
  • 信託報酬(税抜):年率0.11%
  • 決算:年4回(3月・6月・9月・12月)
  • 償還日:無期限(設定日:2008/6/24)

[/box05]

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おすすめ購入先は?SBI証券?マネックス証券?

バンガードETFなど米国ETFがお得に購入できる証券会社を解説していきます。

SBI証券が手数料最安

バンガードETFなどの米国ETFは、手数料の安いネット証券で取引を行うのが良いでしょう。ネット証券では、SBI証券楽天証券マネックス証券の3社で米国ETFの取引が行えます。3社で最も手数料が安いのがSBI証券です。

米国ETFを取引する場合、ETFの売買時に係る手数料「売買手数料」、また日本円を米ドルに両替するための「為替手数料」の2種類の手数料(コスト)がかかります。米国ETFは米ドルで売買しなくてはいけないので、売買手数料の他に為替手数料がかかります。

米国ETFの取引にかかる手数料:

  • 売買手数料:米国ETFを売買する際にかかる手数料
  • 為替手数料:日本円を米ドルに両替する手数料

以下の表は、米国ETFの取り扱いを行っているネット証券の売買手数料・為替手数料を比較したものです。売買手数料は、SBI証券とマネックス証券が同水準の安さですが、為替手数料はSBI証券の方が安いことがわかります。そのため、取引にかかるトータルコスト(売買手数料+為替手数料)は、SBI証券が最も安くなります。

証券会社売買手数料為替手数料
(1ドル両替あたり)
DMM.com証券無料(0円)0.25円
SBI証券約定額の0.45%
・最低0ドル
・最大20ドル
マネックス証券
楽天証券

為替手数料が安くなる住信SBIネット銀行は、SBI証券の口座開設時に、カンタンに同時口座開設ができます。サービスも連携していて使いやすくなっています。また、SBI証券のNISA口座であれば、買付手数料が無料になる点も大きなメリットです。

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NISAなら積立でも買付手数料無料

海外ETFは、手数料がインデックスファンドや国内ETFと比べて割高であるため、小額積立はもったいないと思うかもしれません。実際、私もそう考えていました。しかし、NISA口座を利用すれば手数料無料で買付・積立ができるようになりました。

SBI証券・楽天証券・マネックス証券のどのNISA口座でも海外ETFの買付手数料が無料になります。そのため、小額積立を行いたい方は、これらのネット証券を選ぶと良いでしょう。

私自身は、元々の手数料が安く済むSBI証券を利用しています。NISA枠(年間120万円の上限)をはみ出たとしても割安な手数料でバンガードなどの米国ETFが購入できます。

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SBI証券は、海外ETFだけでなく、投資信託や米国株の品揃えが良く、コストも業界最安水準です。また、投信マイレージIPOチャレンジポイントPTSなど、様々な独自のメリットがあります。口座開設費・維持費は無料ですので、口座を持っていない方は、この機会に口座を開設してみると良いかもしれません。

SBI証券の特徴

SBI証券
  • 2020年オリコン:ネット証券部門で第1位(5年連続)
  • 投資信託の保有中に高還元ポイントバック!
  • 海外ETF・株式が最安手数料
  • 個人向け国債の購入で現金がもらえる!
  • PTS(夜間取引)など国内株式も充実!
  • 独自のIPO当選システム!(IPOチャレンジポイント)
バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VT)とは?手数料や特徴、配当金(分配金)利回りなど解説

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この記事を書いた人

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投資歴7年、30代3児の父。理学博士。
投資・節約の専門メディア「マネーの研究室」のサイト管理人。
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