この記事では、前受金不要(事前入金無し)でIPO抽選に参加可能な9つの証券会社を比較・解説していきます。
各社のIPO抽選ルールや取扱実績、口コミ・評判などの比較から、IPOに強いオススメ証券も厳選していきます。
IPOの当選確率を上げる最短の方法は、複数(できるだけ多く)の証券会社からIPO抽選に参加する事です。
そのため、証券口座への事前入金が不要で、IPO抽選に参加可能な証券会社は、IPO投資家に必須となります。
どの証券会社が「入金不要」でIPO抽選に参加できるの?
今から、前受金無しでIPOに参加できる証券会社を「特徴・注意点」を交えて解説していくね!
本記事では、前受金無しでIPO抽選に参加できる証券会社を比較し、おすすめの証券会社もピックアップしていきます。
また、IPO抽選に前受金不要な場合のメリット・デメリット等も解説していきます。
前受金不要!IPO抽選に資金無しで参加できる証券会社
IPO抽選に応募する際に、前受金不要の(事前入金が必要無い)証券会社は、以下9つの企業があります。
店頭だけでなく、ネット証券でもIPO抽選時に前受金不要を採用しています。
証券会社 | 抽選ルール | 取扱実績 | ライバル数 | 手数料 |
---|---|---|---|---|
岡三オンライン おすすめ! | 100%平等抽選+ステージ制 | ○ | ◎ | 安い (100万円以下:無料) |
野村証券 | 対面+ネット | ◎(主幹事多い) | × | 割高 |
松井証券 | 平等抽選 | △ | △ | 普通 |
SBIネオトレード証券 | 100%平等抽選 | × | ○ | 割安 |
むさし証券 | 100%平等抽選 | △ | ○ | 割安 |
DMM.com証券 | 完全平等 | △ | ○ | 割安 |
エイチ・エス証券 | 完全平等+優遇抽選 | △ | ○ | ネット口座は割安 |
表中のライバル数は、口座開設数の事。
○は、口座開設数が少なく、ライバルが少ないの意味。
以下、それぞれの証券会社の詳細やポイントについて解説して行きます。
IPO前受金不要の証券会社1:岡三オンライン【おすすめ】
前受金不要のIPOに強い証券会社の中で、最もオススメの証券会社が岡三オンラインです。
ネット証券としての利便性、IPO銘柄の取扱実績や抽選方法などが優れており、初心者の方だけでなく中級者以上の方にも、IPOで必須の証券会社と言えます。
- 事前入金なしでIPO抽選に申し込みが可能
- 100%平等抽選を採用している
- IPO実績(取扱銘柄数)が豊富
- ライバル(口座開設者数)が少ない
- 中・上級者にも嬉しいステージ制
岡三オンラインは、事前入金無しでIPO抽選に参加できるだけなく、100%平等抽選を採用している数少ない企業であるため、初心者の方や小資金でIPO投資を行う方でも「当選のチャンス」があります。
100%平等抽選とは、IPOの申込み株数(口数)に関係なく1人1票の抽選申込みとなる抽選方法です。
例えば、1口(100株)10万円のIPOの場合、10万円(1口)分申し込もうが、1000万円(100口)分申し込もうが、1人1票の抽選となります。
通常の証券会社では、申込み口数が多ければ、その分抽選口数(票数)も多くなります(100株申し込みの場合「抽選1口」、1,000株の場合「抽選10口」)。
そのため、たくさんの口数を申込む人(資金力のある人)が当選しやすいルールとなっていますが、岡三オンラインでは「100%平等抽選」を採用しているため、資金力に関係なく当選のチャンスがあります。
100万円の資金の人も、1億円の資金の人も、平等に抽選が受けられるってワケね!
そのとおり!
しかも、岡三オンラインの場合、入金無しで抽選に参加できるから、IPO抽選に参加するハードルが低くて、初心者の方にオススメです!
また、唯一のデメリットであった「取扱銘柄数の少なさ」も、岡三証券の協業により2017年以降の急増しています。
また、SMBC日興証券や野村證券、SBI証券などと比較すると「口座開設者数(ライバル)」が少ない等のメリットもあり、IPO投資に必須の証券会社として、サイト管理人も活用しています。
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岡三オンライン「IPO」の特徴やメリット・デメリット等の詳細は、以下をご参考ください。
IPO前受金不要の証券会社2:松井証券
松井証券も、2018年より、事前入金無しでIPO抽選に申込みできるようになりました!
松井証券のIPO(新規公開株)は、前受金不要で抽選参加できる他、岡三オンラインと同様に、一人一票の100%平等抽選を採用しています。
- 前受金不要でIPO抽選に参加可能
- 100%平等抽選で初心者の方も当たりやすい!
- 売却時:50万円以下は手数料無料
(*IPOの購入手数料は無料)
参考:松井証券【公式ページ】
取扱銘柄数は、先述の岡三オンラインには劣りますが、毎年10銘柄以上は取扱があるため、口座開設しておいて損はない証券会社と言えます。
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本サイトでの松井証券IPOの評価・解説は、以下をご参考ください。
IPO前受金不要の証券会社3:野村証券
野村証券も、前受金不要(0円)でIPO抽選に申込めます(公募も同じ)。また、公募価格が初値を下回ってしまう公募割れが少ない(利益が出やすい)アノマリーでも野村証券は有名です。
野村証券は抽選方法が良く、IPOの主幹事になることも多いのですが、ライバル(口座開設者)が多くIPOに申し込む人も多いので、体感的に当選確率が低いように感じています。
また、個人的に、担当者との電話などが面倒なので、IPO投資では、岡三オンラインなどネット証券を優先的に利用しています。
IPO前受金不要の証券会社4:DMM.com証券(DMM株)
DMM.com証券も、事前入金無しでIPO抽選に申込みできます!
DMM.com証券「DMM株」のIPO(新規公開株)も、岡三オンラインや松井証券と同様に、前受金不要で抽選参加できる上、一人一票の100%平等抽選のIPOルールとなっています。
IPO初心者には嬉しい抽選ルールのやつですね!
その通り、しっかり理解できていますね。
- 前受金不要でIPO抽選に参加可能
- 100%平等抽選で初心者の方も当たりやすい!
- ライバルが少ない
取扱銘柄数は少ないですが、IPOを始めたばかりなので、今後の展開に期待したいところです。また、そもそもの口座開設者数が少ないため、IPO抽選のライバルが少ない点も魅力的です。
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DMM株IPOの特徴やメリット・デメリット等の詳細は、以下をご参考ください。
IPO前受金不要の証券会社5:SBIネオトレード証券(旧:SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券))
ネット証券で、事前入金無しでIPO抽選に申し込みができる証券会社の一つに「SBIネオトレード証券」があります。
SBIホールディングスの子会社となり、SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)からSBIネオトレード証券に名称変更しました。
SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)は、抽選方法に「100%平等抽選」も採用しており(公募も同じ)、株式の売買手数料が安く、インターネット証券としての利便性も兼ね備えているのですが、如何せん、IPOの取扱数が少なく、主幹事になることが無い点がネックです。
- 事前入金無しで抽選に参加可能
- 100%平等抽選も採用
- IPOの取扱数が少ない
しかしながら、ネット証券で、前受金不要はかなり貴重なので、IPOを取り扱う時は応募するようにしています。年間、数銘柄しか取り扱わないので、登録アドレスに送られてくるIPOのアナウンスを見逃さないようにしましょう。
ただし、SBIホールディングスの傘下に入った事により、今後取扱数が増える可能性もあります。
本サイトでのSBIネオトレード証券のIPOに関する解説は、以下をご参考ください。
IPO前受金不要の証券会社6:むさし証券(トレジャーネット)
むさし証券(トレジャーネット)も、事前入金無しでIPO抽選に参加できるネット証券の一つです。
一つ前で解説したSBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)よりも、IPOの取扱数が多く(年間10銘柄以上の時も)、抽選方法に「100%平等抽選」を採用しているため、穴場証券として岡三オンラインの次にオススメしています。
- 事前入金無しで抽選に参加可能
- 100%平等抽選を採用
- IPOの取扱数もそれなり
また、インターネット専用口座「トレジャーネット」なら、約定代金・価格毎の株式手数料が業界最安水準である点も見逃せません。10万円以上の価格帯では国内最安の手数料となっています。(10万円以下の価格帯はSBI証券の方が割安)
本サイトでのむさし証券のIPOに関する解説は、以下をご参考ください。
IPO前受金不要の証券会社7:エイチ・エス証券
エイチ・エス証券も、事前入金0円で、IPO抽選に申し込みができます。
また、エイチエス証券は、口座開設者数が少なく競争率が相対的に低い上、主幹事を引き受ける事もあるため「穴場」として注目されつつあります。
- 前受金不要でIPO抽選に参加可能
- 100%平等抽選で初心者の方も当たりやすい!
- ポイント抽選でユーザーを優遇!
- 取扱実績・主幹事実績もある!
- ライバル(口座開設者数)が少ない!
また、SBI証券のIPOチャレンジポイントのような、ポイント抽選も採用しており、普段からHS証券を利用する方は、当選期待値がアップします。
本サイトでのエイチ・エス証券のIPOに関する解説は、以下をご参考ください。
IPO前受金不要の証券会社8:いちよし証券
いちよし証券も、IPOとPO(公募・売り出し)で前受金0円で抽選に申し込みが可能です。
しかし、インターネット・ウェブからのIPO申し込みができず、いちいちIPO専用ダイヤルに電話しないといけない点に注意が必要です。電話も繋がらないことが多いので(人気IPOだと特に)、個人的にはめんど臭く気が向いたら応募するという程度に利用しています。
また、前受金が必要だった時もあるので、その抽選ルールに戻ってしまうことも可能性としてあるため、本記事で紹介した他の証券会社と比べると、優先順位が低いかなという印象です。
IPOに前受金不要のオススメ証券会社【まとめ】事前入金なしのメリット!
ここまで解説してきたように、事前入金無し(0円)で、IPO抽選に参加できる証券会社は、以下の7社がありました。
中でも岡三オンラインは、事前入金無しの他にも、100%平等抽選や取扱数が多い等、様々なメリットから、6社の中で最もオススメできる証券会社です。
岡三オンラン証券は、取引履歴や保有資産が多くなれば当選確率が10倍程度になる「ステージ制」もあるので、今から積極的に取引を行っていくことで、将来的にIPOの当選確率を飛躍的に高めることも可能です。
岡三オンラインの詳細確認・口座開設(無料)は、以下の公式ページから行えます。今なら口座開設キャンペーンで、最大3ヶ月間、手数料が実質無料になります。
岡三オンラインのIPO抽選ルールやステージ制などの詳細は、以下をご参考ください。
事前入金0円であれば、事前入金が必要な証券会社と並行してIPO抽選に参加することもできるので、少なくとも一つは口座開設しておくと良いでしょう。
全ての口座開設を行っていますが、岡三オンラインをメインに利用しています。
IPO前受金不要の証券会社のメリット!そもそも前受金とは?
そもそも「前受金」ついてよく知らない。。
IPO抽選での前受金は、IPO抽選に応募する際に、事前に証券口座に入金しなくてはいけないお金(IPO株の購入金額)の事だよ!
落選の場合でも入金しないといけないの?
当選・落選は関係ないんだ。
IPO抽選に参加する場合は、「前もって」IPOに当選した場合に必要な資金を入れておく必要がある。
- IPOの前受金とは、IPOの抽選に応募する段階で既に証券口座に入金しなくてはいけない、IPO株の購入金額
- 一般的に、金融機関・証券会社でIPO抽選に参加するために前受金が必要
例えば、仮条件が3,000円(当選した場合、購入に30万円必要)のIPO抽選に参加する場合、抽選に参加する証券会社に「前もって」30万円入金しておく必要があります。
3つの証券会社で同時に抽選に参加する場合は「90万円(=30万円×3社)」、5社なら「150万円」の投資資金が必要。
えーーっ!
お金がいくらあっても足りない!
IPOで当選確率をアップするには、複数の証券会社で抽選に参加する事が大事なのだけど、投資資金が必要になってしまう。。
そこで登場する救世主が「前受金不要」の証券会社!
IPO前受金不要・事前入金無しのメリットは?
前受金が不要のメリットは、少ない投資資金で多くの証券会社からIPO抽選に参加できる点です。
先程の例を思い出してみると、公募価格が3,000円(100株:30万円)のIPO株の抽選に、3社から参加する場合、合計90万円必要でした。
しかし、前受金が不要の証券会社の場合、どの証券会社にも「入金なし(資金0円)」で抽選に参加できます!
当選した場合に、株を購入する「30万円」は銀行口座などに用意しておきましょう!
このように、前受金不要の証券会社であれば、少ない投資資金で、たくさんの証券会社からIPO抽選に参加できます。
本記事で紹介するように、前受金不要で抽選に参加できる証券会社は「9社」ほどあるので、これらを駆使する事で、相対的に抽選口数が増え、当選期待値が上がり、投資利益をあげられる可能性が高まります。
IPO資金不要のメリット2:初値予想の変動に対応しやすい
前受金不要で抽選に参加できる、もう一つのメリットが「初値予想の変動に機敏に対応できる」という点です。
外部機関から出るIPOの初値予想は日々変化します。
初値予想が低い場合、投資利益が見込めないため、抽選申込みを複数の証券会社から行う準備をしないことが多いと思います。
しかし、直前で初値予想が高騰し利益が出そうな場合、入金が必要な証券口座では、送金など資金移動が間に合わず抽選に参加できず、泣く泣く初値が高騰しそうなIPOを見送ることになってしまいます。
しかし、入金無しで抽選申し込みが行える証券会社を持っていれば、初値予想が直前で高騰した場合でも、とりあえず申し込みを行い、当選後に入金すれば良いという流れになります。
IPO前受金不要のネット証券の注意点・デメリットは?
前受金無しの仕組み、かなり美味しいですけど、デメリットや注意点は無いんですか?
当選後の「入金タイミング」など注意点もあるので解説していきますね。
- 資金0円でIPO株が購入できる訳ではない
- 当選した場合は「購入資金」が必要
- IPOのスケジュールを把握しておくこと
IPO前受金不要のネット証券の注意点1:資金無し(0円)でIPO株を購入できる訳ではない
前受金不要だからと言って、IPO株を無料(0円)で購入できるというわけではないので、注意しましょう。
次に解説するように、IPOに当選した場合、購入資金を入金する必要があります。
IPO前受金不要のネット証券の注意点2:IPOの購入資金が必要!タイミングにも注意!
IPOに当選した場合は、期日までに(タイミング的に翌営業日など)、IPO株の買付価格(購入金額)を証券口座に入金しておく必要があります。
IPOの買付手数料は、どの証券会社でも無料なので、IPO株の購入金額だけ入金すればOKです。
IPO前受金不要のネット証券の注意点3:IPOのスケジュールを頭にいれておく
注意点の2点目としては、IPOスケジュールを頭に入れ、資金移動の計画を立てておく必要があります。
IPOが集中する12月は、様々な証券会社に資金移動をしながら、IPO抽選に応募しなければいけない場合もあるため、資金移動が面倒な方、手間と感じる方は、銀行口座から資金を動かさず、前受金不要の証券会社で当選した場合のみ、銀行口座から証券口座に資金を入金すると良いでしょう。
全てのIPOに参加せずに、絞って抽選に参加するのもアリですね!
証券会社への資金移動や入金・出金は、クイック入金で手数料が無料になるネット銀行を利用すると良いでしょう。楽天銀行や住信SBIネット銀行は、様々な証券会社に対応しており、オススメです。
ここまで解説してきたように、前受金不要の証券会社を利用することで、少ない資金で多くのIPO抽選に参加できます。入金のタイミングに注意が必要ですが、抽選の時点で入金が必要ない点は、かなり大きなメリットと言えます。
事前入金0円であれば、事前入金が必要な証券会社と並行してIPO抽選に参加することもできるので、少なくとも一つは口座開設しておくと良いでしょう。