TOPIX(東証株価指数)は、日本国内の株式市場の動向を表す株価指数です。
国内株式時価総額の約80%をカバーしており、ニッセイTOPIXインデックスファンド等のインデックスファンドやETFのベンチマークに採用されています。
TOPIXの構成銘柄上位/東証株価指数「TOPIX」について
TOPIX(東証株価指数)とは、東京証券取引所第一部(東証1部)に上場する国内株式、約2,000銘柄から構成されている、時価総額加重平均型の株価指数です。
国内株式市場時価総額の約80%をカバーしており、日本の株式市場の動向を見る上で重要な指標です。
米国の株式市場に例えるとS&P500的な立ち位置と言えます。
日経平均株価と合わせて、ニュース等でも取り上げられますね!
日経平均株価(日経225)との比較
国内株式市場の動向を表す指数には、TOPIXの他に日経平均株価(日経225)が有名です。
二つの株価指数の違いは「構成銘柄数」と「指数の算出方法」の2点です。
項目 | 日経225 | TOPIX |
---|---|---|
構成銘柄数 | 225銘柄 | 1,800銘柄以上 |
算出方法 | 株価平均型 | 時価総額加重平均型 |
分散性の観点から考えると、構成銘柄数が多く株式の時価総額平均で株価が決定するTOPIXの方が優れていると言えるでしょう。
米国市場に例えると、TOPIXがS&P500、日経平均株価がNYダウのような立ち位置と言えます。
米国の株価指数「NYダウ」や「S&P500」の詳細は、以下の記事をご参考ください。
TOPIX(東証株価指数)の組み入れ上位銘柄と業種別構成比
次に、TOPIXは、どのような銘柄で構成されているのか?業種や組み入れ銘柄を見ていきます。
TOPIXの組み入れ銘柄と構成比
はじめに、構成銘柄の組入上位銘柄の顔ぶれを見ていきます。
トヨタやホンダなどの世界で活躍する自動車メーカーの他、ソフトバンクグループや大手メガバンクがトップ10入りしています。
銘柄 | 構成比 | 業種(セクター) |
---|---|---|
トヨタ自動車 | 3.76% | 輸送用機器 |
三菱UFJフィナンシャル・グループ | 2.42% | 銀行業 |
日本電信電話 | 1.75% | 情報・通信業 |
三井住友フィナンシャルグループ | 1.58% | 銀行業 |
ソフトバンクグループ | 1.55% | 情報・通信業 |
ホンダ | 1.38% | 輸送用機器 |
KDDI | 1.30% | 情報・通信業 |
みずほフィナンシャルグループ | 1.26% | 銀行業 |
JT | 1.07% | 食料品 |
ソニー | 1.04% | 電気機器 |
TOPIXのセクター・業種別構成比
次に、業種別の構成比を見てみます。構成上位銘柄を見てもわかるように、輸送用機器や銀行業、電気通信などの割合が高くなっています。
日経平均株価と比べると、銀行業や輸送用機器の割合が高くなっています。また、TOPIXの方が、業種別の割合に偏りがない点も特徴です。
業種(セクター) | TOPIX | 日経平均株価 |
---|---|---|
電気機器 | 12.53% | 17.69% |
輸送用機器 | 9.29% | 6.79% |
銀行業 | 8.40% | 1.04% |
情報・通信 | 7.65% | 11.72% |
化学 | 6.64% | 8.61% |
機械 | 5.12% | 5.49% |
医薬品 | 4.74% | 7.85% |
食料品 | 4.42% | 4.97% |
小売業 | 4.39% | 10.47% |
卸売業 | 4.34% | 2.23% |
その他 | 32.48% | 23.14% |
TOPIX型インデックスファンド
次に、TOPIXと同等の投資成果を上げることを目的とする投資信託(インデックスファンド)を紹介していきます。
基本的に、ファンド内ではTOPIXと同様の構成で東証1部上場を配分しているため、これらの投資信託を購入することで、TOPIXと同等の投資成果をあげることができます。
TOPIX型インデックスファンドには、下表のようなファンドがあり、超低コストで国内株式市場に分散投資が行えます。
ファンド名 | 日本株 |
---|---|
ニッセイTOPIXインデックスファンド | 0.159% |
eMAXIS Slim国内株式インデックス | 0.159% |
i-SMT TOPIXインデックス | 0.17% |
Smart-i TOPIXインデックス | 0.17% |
たわらノーロードTOPIX | 0.18% |
つみたて日本株式(TOPIX) | 0.18% |
iFree TOPIXインデックス | 0.19% |
三井住友・DC日本株式インデックスファンドS | 0.19% |
購入手数料無料(ノーロード)のニッセイTOPIXインデックスファンドやeMAXIS Slim国内株式インデックスが、他の低コストを抑えて、最安コストとなっています。
コストは投資家への確実なマイナスリターンとなりパフォーマンスを悪化させるので、ベンチマークが同じインデックスファンドの場合、ニッセイTOPIXインデックスファンドなどのコストの安いファンドを選ぶことが重要です。
TOPIX型インデックスファンドのお得な購入先・証券会社
インデックスファンドなど投資信託の購入・保有は、保有金額に応じて、毎月ポイントが貰える「SBI証券」または「楽天証券」がオススメです。
- 基本、ポイント還元率が高い「SBI証券」がオススメ。
- 毎月の自動積立を設定する方のみ「楽天証券」がおトク!
基本的には、ポイント還元率(還元ポイントは「Tポイント」)が高いSBI証券です。
ただし、毎月の自動積立を設定する方は、楽天カード決済が可能な「楽天証券」の方がお得になります。
以下、各ネット証券の特徴を詳しく解説していきます。
ポイント還元が高い「SBI証券」がお得
購入手数料は無料なので、どこで本ファンドを購入しても差がつきません。しかし、各ネット証券で行われている「ポイント還元プログラム」の違いがあります。
ポイント還元プログラムとは、投資信託(ファンド)の保有額に応じてポイント還元されるサービスです。
ポイントは、現金や電子マネーへの交換、またファンドの購入に利用可能なため、ポイント還元率の高いネット証券で、お得にファンドを保有することができます。
以下の表は、ネット証券のポイントプログラムの比較を行ったものです。結論から言うと、SBI証券の投信マイレージが還元率が良く利便性が高いと言えます。
証券会社 | 還元率 | 特徴 |
---|---|---|
SBI証券 | 年率0.1% (最大:年率0.24%) | 保有額1,000万円以上で還元率2倍 一部ファンドは年率0.05%の還元率 |
SMBC日興証券 | キャンペーンで ANAマイルやdポイント | ANA:最大6万マイルdポイント:最大1万pt⇒ キャンペーン詳細 |
楽天証券 | 残高10万円毎に月4ポイント (最大:年率0.048%) | ポイント除外ファンドが少ない 還元率は少ない |
マネックス証券 | 月平均保有額の年率0.08% (最大:年率0.08%) | 低コストのインデックスファンドはポイント除外 |
auカブコム証券 | 月平均保有額100万円につき 1ポイント (最大:年率0.24%) | 月平均保有額が3000万円以上でポイント2倍 多数のポイント集計除外ファンド |
低コストインデックスファンドの場合、auカブコム証券・マネックス証券はほぼ全ての商品がポイント付与対象外となるので候補から外れます。
また、楽天証券は還元率が最大0.048%と低いので、SBI証券(ポイント還元率:0.05%〜0.20%)での購入・保有がお得になります。
また、SBI証券はポイント還元プログラムで付与される「Tポイント」を投資信託の購入に充てられ事も可能です。
毎月自動積立を設定するなら「楽天証券」もお得
毎月の自動積立を設定するならSBI証券よりも楽天証券の方がお得です。
その理由は、楽天証券の場合、自動積立の決済手段に「楽天カード」を利用することで、積立額(支払い額)の1%分がポイント還元されるためです。
自動積立とは、毎月の決まった日(例:月末・毎月12日など)に自動で決まった額を買付するサービスです。銘柄(投資信託)・積立日・積立金額の3つを最初に決めれば、あとは自動で毎月定額の買い付けが行われます。
楽天証券の取引や楽天カードで貯めた貯めた楽天ポイントは、楽天市場でのお買い物や楽天サービスの決済に1pt → 1円として利用できるため、楽天カードで積立ことで無条件で1%分の投資利益を得ることができます。
また、楽天ポイントは、楽天市場での買い物だけでなく、投資信託の購入にも利用することができるので、積立の楽天カード決済で貯まったポイントを投信の再投資に当てることで、さらに運用効率を上げることができます。
本サイトでの楽天証券の最新キャンペーンの解説は、以下をご参考ください。