投資信託

eMAXIS Slimシリーズの評判は?実質コストやニッセイなど他ファンドと比較・解説

eMAXIS Slimシリーズとは、国内の株式・債券、また外国(先進国)の株式・債券市場に、超低コスト(国内最安)で投資できる購入手数料無料(ノーロード)インデックスファンドシリーズです。

本ページでは、eMAXIS Slimシリーズの特徴を解説します。本シリーズのインデックスファンドの解説や他シリーズとの比較、またコストを削減し、お得に購入できる購入先(証券会社)まで紹介していきます。

eMAXIS Slimシリーズとは?

eMAXIS Slimシリーズは、三菱UFJ国際投信が運用する低コストインデックスファンドシリーズです。これまであったeMAXISシリーズに加えて、より低コストのファンドシリーズを追加していきました。

eMAXIS Slimシリーズの扱う資産クラスは、国内の株式・債券、先進国の株式・債券の計4資産で、それぞれのファンドの母体となるマザーファンドは、eMAXISシリーズのものと同じとなっています。

ファンドの購入手数料は無料で、ファンド保有時にかかる手数料(信託報酬)は、4つ全ての投資先(資産クラス)で国内最安水準となっています。以下、eMAXIS Slimシリーズのファンドを解説していきます。

ファンド一覧

下表は、eMAXIS Slimシリーズの投資先別のファンド名、また保有時にかかる手数料「信託報酬」の一覧です。国内外の株式・債券市場に低コストで分散投資が行えることがわかります。

eMAXIS Slimシリーズのファンド一覧:

ファンド名 投資クラス 信託報酬
(税抜)
ベンチマーク
eMAXIS Slim国内株式
(TOPIX)
国内株式 0.159% TOPIX(配当除く)
eMAXIS Slim国内株式
(日経平均)
国内株式 0.159% 日経平均株価
eMAXIS Slim国内債券
インデックス
国内債券 0.139% NOMURA-BPI指数
eMAXIS Slim米国株式
(S&P500)
米国株式 0.160% S&P500
eMAXIS Slim先進国株式
インデックス
先進国株式 0.109% MSCIコクサイ
eMAXIS Slim先進国債券
インデックス
先進国債券 0.170% シティ世界国債インデックス(除く日本)
eMAXIS Slim新興国株式
インデックス
新興国株式 0.189% MSCIエマージング・マーケット・インデックス
eMAXIS Slim全世界株式
(除く日本)
全世界
(日本除く)
0.142% MSCIオール・カントリー・ワールド指数
eMAXIS Slim全世界株式
(3地域均等型)
全世界
(3地域均等)
0.142% 日本・先進国・新興国の株式を均等配分
eMAXIS Slimバランス
(8資産均等型)
バランス 0.159% 国内の株式・債券・REIT、先進国の株式・債券・REIT、新興国の株式・債券の計8資産を均等配分

eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)インデックスとは?

eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)インデックスは、国内株式市場への分散投資を目的としたインデックスファンドです。

TOPIXをベンチマークとしており、トヨタなどの国内自動車メーカーや大手メガバンクなど、東証1部に上場する約2,000銘柄から構成されています。

eMAXIS Slim国内株式インデックスの詳細をチェック

購入手数料・信託報酬(実質コスト)

本ファンドの購入手数料および売却時の手数料は、いずれも無料です。

また、ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」は、年率0.18%(税抜)と日本株式市場への投資を目的とした投資信託として「最安」となっています。

eMAXIS Slim国内株式インデックスの手数料
項目 手数料が発生する
タイミング
手数料
購入手数料 ファンド購入時 無料
信託財産留保額 ファンド売却時 無料
信託報酬(税抜) ファンド保有時 年率0.18%
純資産総額500億円以上:0.175%
純資産総額1,000億円以上:0.17%

また、eMAXIS Slimシリーズのファンドは、純資産総額が500億円、1,000億円を超えるとそれぞれ信託報酬が0.005%、0.01%引き下げられます。つまり、本ファンドの場合、純資産総額が越えた部分の信託報酬は0.175%、0.17%とそれぞれなります。

実質コスト(信託報酬+保管費用など)は、現時点では発表されていないので、初回決算発表後に更新します。

ちなみに、本ファンドは、SBI証券楽天証券の保有でポイント還元サービスが受けられます。ポイント還元率は、SBI証券の方が高く、年率0.05%のポイント(現金にも交換可能)還元が受けらます。そのため、SBI証券での購入・保有がお得です。

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構成銘柄の比率は?

本ファンドは、TOPIXがベンチマークで約2,000銘柄から構成されており、構成銘柄の上位10銘柄の比率は、以下のようになっています。

eMAXIS Slim国内株式インデックスの構成銘柄比率
銘柄 構成比 業種(セクター)
トヨタ自動車 3.28% 輸送用機器
三菱UFJフィナンシャル・グループ 2.34% 銀行業
日本電信電話 1.68% 情報・通信業
ソフトバンクグループ 1.56% 情報・通信業
三井住友フィナンシャルグループ 1.43% 銀行業
ホンダ 1.35% 輸送用機器
KDDI 1.27% 情報・通信業
みずほフィナンシャルグループ 1.22% 銀行業
ソニー 1.19% 電気機器
ファナック 1.03% 電気機器

トヨタやホンダなど日本を代表する自動車メーカー、また大手メガバンク、そしてソフトバンクなど電気通信大手会社が組み入れ上位となっています。トップ10社でETF全体の17.0%とかなり分散が効いている印象です。

分配金・利回り

本ファンドの決算は年1回(4月)行われます。これまで分配金の発生はありません。

分配金が出てしまうと、分配金への課税分(約20%)投資パフォーマンスが悪化するので、ファンド内への再投資が、我々ファンド購入者には嬉しいですね。

長期投資を行う場合、効率的な資産運用のため、分配金が出た場合でもファンドへ再投資することが重要です。

また、これまでの本ファンドのパフォーマンスは、以下のようになっています。設定以来あまり期間がたっていませんが、過去のパフォーマンスは、母体ファンド(マザーファンド)が同じeMAXIS TOPIXインデックスが参考になるかもしれません。

項目 手数料が発生する
タイミング
手数料(税抜)
購入手数料 ファンド購入時 無料
信託財産留保額 ファンド売却時 無料
信託報酬 ファンド保有時 年率0.17%
純資産総額500億円以上:0.165%
純資産総額1,000億円以上:0.16%

ちなみに、ベンチマークよりもファンドのパフォーマンスが高い理由のは、ベンチマークに構成銘柄の配当金が含まれないためと考えられます。ファンドのパフォーマンスは、分配金が再投資されたものとして計算されています。

日本株ファンドの比較

本ファンド最大の特徴は、国内最安水準の手数料で国内株式市場へ投資ができるという点です。下表は、国内株式市場(TOPIXがベンチマーク)を投資対象とするファンドの手数料を比較した表です。

本ファンドの他にもiFree TOPIXインデックスや三井住友・DC日本株式インデックスファンドSなどがありますが、本ファンドがニッセイTOPIXインデックスファンドたわらノーロードTOPIXと並び「最安コスト」となっています。

TOPIXをベンチマークとするインデックスファンド一覧
ファンド名 日本株
ニッセイTOPIXインデックスファンド 0.159%
eMAXIS Slim国内株式インデックス 0.159%
i-SMT TOPIXインデックス 0.17%
Smart-i TOPIXインデックス 0.17%
たわらノーロードTOPIX 0.18%
つみたて日本株式(TOPIX) 0.18%
iFree TOPIXインデックス 0.19%
三井住友・DC日本株式インデックスファンドS 0.19%
野村インデックスファンド・TOPIX 0.40%
eMAXIS TOPIXインデックスファンド 0.40%
SMT TOPIXインデックス・オープン 0.37%
日本株式インデックスe 0.37%

また、上述のように、本ファンドはSBI証券の保有で0.05%(年率)のポイント還元(投信マイレージ)が受けられるので、SBI証券で保有すれば、実質0.13%(=0.18%-0.05%)の信託報酬で保有が可能です。

eMAXIS Slim国内株式(日経平均)

eMAXIS Slim国内株式(日経平均)は、国内株式市場への分散投資を目的としたインデックスファンドです。

日経平均株価(日経225)をベンチマークとしており、ソフトバンクグループやユニクロで有名なファーストリテイリング等、国内株式225銘柄から構成されています。

eMAXIS Slim国内株式(日経平均)の詳細をチェック

購入手数料・信託報酬(実質コスト)

本ファンドの購入手数料および売却時の手数料は、いずれも無料です。

また、ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」は、年率0.159%(税抜)と日経225をベンチマークとする投資信託の中で、最安コストとなっています。

eMAXIS Slim国内株式(日経平均)の手数料
項目 手数料が発生する
タイミング
手数料
購入手数料 ファンド購入時 無料
信託財産留保額 ファンド売却時 無料
信託報酬(税抜) ファンド保有時 年率0.159%

ファンドの設定から間もないため、決算(運用報告書)の発表は行われていません。実質コスト(信託報酬+保管費用など)は、初回決算報告以降、更新します。

また、本ファンドは、SBI証券楽天証券の保有でポイント還元サービスが受けられます。ポイント還元率は、SBI証券の方が高く、年率0.05%のポイント(現金にも交換可能)還元が受けらます。そのため、SBI証券での購入・保有がお得です。

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組み入れ銘柄と構成比

構成銘柄の組入上位銘柄(下表参照)の顔ぶれを見ると、ユニクロで有名なファーストリテイリングやソフトバンクグループなど日本を代表する企業が上位を占めています。

日経平均株価の構成上位銘柄とその比率
銘柄 構成比 業種(セクター)
ファーストリテイリング 7.10% 小売業
ファナック 4.55% 電気機器
ソフトバンクグループ 4.45% 情報・通信業
東京エレクトロン 3.51% 電気機器
KDDI 2.64% 情報・通信業
京セラ 2.12% 電気機器
ダイキン工業 2.11% 機械
テルモ 1.92% 精密機器
信越化学工業 1.90% 化学
TDK 1.63% 電気機器

分配金・利回り

本ファンドの決算は年1回(4月)行われます。これまで分配金の発生はありません。

分配金が出てしまうと、分配金への課税分(約20%)投資パフォーマンスが悪化するので、ファンド内への再投資が、我々ファンド購入者には嬉しいですね。

サイト管理人
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長期投資を行う場合、効率的な資産運用のため、分配金が出た場合でもファンドへ再投資することが重要です。ネット証券の注文時に「分配金再投資コース」を選ぶことで、自動再投資ができます。

また、これまでの本ファンドのパフォーマンスは、以下のようになっています。トランプ大統領の就任以降、再び円安傾向が強まったこと等もあり、良好なパフォーマンスです。

期間(直近) ファンド ベンチマーク
1ヶ月
3ヶ月
6ヶ月
1年
3年
設定来 -6.01% -6.04%

ファンドのコストが極めて安く、またベンチマーク・ファンドともに分配金を再投資したパフォーマンスとなっているので、両者はほぼ同じパフォーマンスとなっています。

ベンチマークとの乖離が少ないため、良好なインデックスファンドと言えそうです。

日本株ファンドの比較

本ファンド最大の特徴は、国内最安水準の手数料で国内株式市場へ投資ができるという点です。下表は、国内株式市場(日経225がベンチマーク)を投資対象とするファンドの手数料を比較した表です。

ニッセイ日経平均インデックスファンドiFree日経225インデックスを凌ぎ、本ファンドが最安となっています。基本的に、ベンチマークが同じ場合、手数料の違いがパフォーマンスの違いになるので、手数料の安いファンドを選ぶことが重要です。

ファンドシリーズ 日本株
eMAXIS Slim国内株式(日経平均) 0.159%
ニッセイ日経平均インデックスファンド 0.169%
野村つみたて日本株投信 0.17%
i-SMT日経225インデックス 0.17%
Smart-i日経225インデックス 0.17%
つみたて日本株式(日経平均) 0.18%
iFree日経225インデックス 0.19%
日経225インデックスe 0.19%
たわらノーロード日経225 0.195%
SMT日経225インデックス・オープン 0.37%
i-mizuho国内株式インデックス 0.38%
野村インデックスファンド・日経225 0.40%
eMAXIS日経225インデックス 0.40%

また、上述のように、本ファンドはSBI証券の保有で0.05%(年率)のポイント還元(投信マイレージ)が受けられるので、SBI証券で保有すれば、実質0.114%(=0.159%-0.05%)の信託報酬で保有が可能です。

ただし、TOPIXをベンチマークとするインデックスファンドの方が、構成銘柄数(約1,900銘柄)が多くなっています。ニッセイTOPIXインデックスファンド(信託報酬:0.159%)やeMAXIS Slim国内株式インデックス(同:0.18%)、たわらノーロードTOPIXなど低コストファンドもあるので、分散性を高めたい方は、これらも検討すると良いでしょう。

ちなみに国内ETF場合、iシェアーズTOPIX ETF(1475)MAXISトピックス上場投信(1348)など信託報酬が0.1%を切る商品もあるので、利便性よりも手数料の安さにこだわる方は、これらの銘柄の利用を検討しても良いかもしれません。

TOPIXをベンチマークとするETFの比較・一覧
証券コード 銘柄名(コード) 信託報酬
(経費率)
1475 iシェアーズTOPIX ETF 0.06%
1348 MAXISトピックス上場投信 0.078%
1308 上場インデックスファンドTOPIX 0.095%
1305 ダイワ上場投信トピックス 0.15%
1306 野村 TOPIX連動型上場投信 0.16%

eMAXIS Slim国内債券インデックス

eMAXIS Slim国内債券インデックスは、国内債券市場への投資を目的としたインデックスファンドです。国債、地方債、社債等、約9,000銘柄から構成されるNOMURA-BPI総合指数をベンチマークしています。

eMAXIS Slim国内債券インデックスの詳細をチェック

購入手数料・信託報酬(実質コスト)

本ファンドの購入手数料および売却時の手数料は、いずれも無料です。

また、ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」は、年率0.12%(税抜)と国内債券市場への投資を目的とした投資信託として、最安となっています。

eMAXIS Slim国内債券インデックスの手数料
項目 手数料が発生する
タイミング
手数料(税抜)
購入手数料 ファンド購入時 無料
信託財産留保額 ファンド売却時 無料
信託報酬 ファンド保有時 年率0.12%
純資産総額500億円以上:0.115%
純資産総額1,000億円以上:0.110%

また、eMAXIS Slimシリーズのファンドは、純資産総額が500億円、1,000億円を超えるとそれぞれ信託報酬が0.005%、0.01%引き下げられます。つまり、本ファンドの場合、純資産総額が越えた部分の信託報酬は0.115%、0.110%とそれぞれなります。

実質コスト(信託報酬+保管費用など)は、現時点では発表されていないので、初回決算発表後に更新します。

ちなみに、本ファンドは、SBI証券楽天証券の保有でポイント還元サービスが受けられます。ポイント還元率は、SBI証券の方が高く、年率0.05%のポイント(現金にも交換可能)還元が受けらます。そのため、SBI証券での購入・保有がお得です。

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ファンド構成(ポートフォリオ・債券比率)

以下の表は、本ファンドに組み入れられている債券の種類別の構成比です。表からわかるように、国債の構成比が8割程度と大部分を占めています。

種類 比率
国債 83.03%
地方債 6.19%
事業債 5.45%
政府保証債 2.83%
その他 2.31%

また、下表は、構成債券の格付け比率です。A格(A+、A、A-、A1、A2、A3)以上が、全体の80%以上を占めています。信用格付けは、S&P社やムーディーズ社などの格付けの最も低いものを利用しているようです。

格付け 比率
AAA 1.23%
AA 1.45%
A 96.91%
BBB 0.05%
BB 0.18%

最後に、本ファンドの構成債券の平均値(ポートフォリオ特性)をまとめます。債券の平均残存期間が10年程度となっており、直接利回りは1%程度となっています。

項目 内容
平均修正デュレーション 8.79年
最終利回り 0.14%
直接利回り 0.96%
残存期間 9.67年

デュレーションとは、金利変動に対する債券価格の反応の大きさ(リスクの大きさ)を表したものです(長いほど債券価格の反応は大きくなる)。

最終利回りとは、満期まで保有した場合の債券購入日から償還日までに得る利息などの合計額が、投資元本に対してどれくらいになるかを表す指標(1年当り)です。

分配金・利回り

本ファンドの決算は年1回(4月)行われます。これまで分配金の発生はありません。分配金が出てしまうと、分配金への課税分(約20%)投資パフォーマンスが悪化するので、ファンド内への再投資が、我々ファンド購入者には嬉しいですね。

長期投資を行う場合、効率的な資産運用のため、分配金が出た場合でもファンドへ再投資することが重要です。SBI証券など証券会社の注文時に「分配金再投資コース」を選ぶことで、自動再投資ができます。

また、これまでの本ファンドのパフォーマンスは、以下のようになっています。設定以来あまり期間がたっていませんが、過去のパフォーマンスは、母体ファンド(マザーファンド)が同じeMAXIS国内債券インデックスが参考になるかもしれません。

期間(直近) ファンド ベンチマーク
1ヶ月 -0.14% -0.11%
3ヶ月
6ヶ月
1年
設定来 0.06% 0.08%

ちなみに、本ファンドのパフォーマンスがベンチマークよりも悪い理由のは、ファンドの成績が手数料(信託報酬)を差し引いた後の結果とベンチマークを比較しているためと考えられます。手数料の大事さがわかりますね。

国内債券ファンドの比較

本ファンドの特徴は、超低コストで日本の債券市場へ投資ができるという点です。以下の「国内債券を投資対象とするファンドの手数料を比較した表」をみると分かるように、本ファンドが、iFree日本債券インデックスと並び、最安コストとなっています。

コストを投資家への確実なマイナスリターンとなるため、コストの安い商品を選ぶことが重要です。ただし、iFree日本債券インデックスは、10年国債利回りが1%以上になった時、信託報酬0.22%になるので、その場合は、本ファンドやニッセイ国内債券インデックスファンド等が良いかもしれません。

ファンド名 信託報酬
eMAXIS Slim国内債券インデックス 0.139%
iFree日本債券インデックス 0.139%
ニッセイ国内債券インデックスファンド 0.139%
たわらノーロード国内債券 0.15%
三井住友・日本債券インデックスファンド 0.16%
日本債券インデックスe 0.37%
SMT国内債券インデックス・オープン 0.37%
i-mizuho国内債券インデックス 0.38%
eMAXIS国内債券インデックス 0.40%
野村インデックスファンド・国内債券 0.40%

また、上述のように、本ファンドはSBI証券の保有で0.05%(年率)のポイント還元(投信マイレージ)が受けられるので、SBI証券で保有すれば、実質0.09%(=0.14%-0.05%)の信託報酬で保有が可能です。

eMAXIS Slim先進国債券インデックス

eMAXIS Slim先進国債券インデックスは、アメリカやヨーロッパ諸国など、20カ国以上の先進国債券市場への分散投資を目的としたインデックスファンドです。

シティ世界国債インデックス(除く日本)をベンチマークとしており、日本を除く主要先進国や一部新興国の債券、約700銘柄から構成されいます。

eMAXIS Slim先進国債券インデックスの詳細をチェック

購入手数料・信託報酬(実質コスト)

本ファンドの購入手数料および売却時の手数料は、いずれも無料です。

また、ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」は、年率0.17%(税抜)と先進国債券市場への投資を目的とした投資信託として、最安となっています。

eMAXIS Slim先進国債券インデックスの手数料
項目 手数料が発生する
タイミング
手数料(税抜)
購入手数料 ファンド購入時 無料
信託財産留保額 ファンド売却時 無料
信託報酬 ファンド保有時 年率0.17%
純資産総額500億円以上:0.165%
純資産総額1,000億円以上:0.16%

また、eMAXIS Slimシリーズのファンドは、純資産総額が500億円、1,000億円を超えるとそれぞれ信託報酬が0.005%、0.01%引き下げられます。つまり、本ファンドの場合、純資産総額が越えた部分の信託報酬は0.165%、0.16%とそれぞれなります。

実質コスト(信託報酬+保管費用など)は、現時点では発表されていないので、初回決算発表後に更新します。

ちなみに、本ファンドは、SBI証券楽天証券の保有でポイント還元サービスが受けられます。ポイント還元率は、SBI証券の方が高く、年率0.05%のポイント(現金にも交換可能)還元が受けらます。そのため、SBI証券での購入・保有がお得です。

【投信マイレージがお得!】SBI証券Tポイント投資で投資信託の評判は?メリット・デメリットと合わせて解説
【投信マイレージがお得!】SBI証券Tポイント投資で投資信託の評判は?メリット・デメリットと合わせて解説 SBI証券は、Tポイントで投資信託の購入が可能です。 また、投信マイレージという制度で、投資信託の...

信用格付けは?

本ファンドに組み込まれている債券の信用格付けを見ていきます。以下の表は見ると分かるように、先進国の国債が中心ということで、AA格以上の債券の構成比が高くなっています。

信用格付け
信用格付け 構成比
AAA格 15.52%
AA格 66.01%
A格 2.75%
BBB格 15.23%
BB格以下 0.00%

構成国・通貨の比率は?

次に、本ファンドの気になる構成国とその比率を確認していきます。

下表に組入国の比率をまとめました。アメリカの比率が40%以上と高く、米国の次に、ユーロ圏の国々が続いています。新興国の構成国としては、マレーシア、南アフリカ、メキシコなどが入っています。

構成国とその比率
銘柄 構成比
アメリカ 44.62%
フランス 9.82%
イタリア 9.25%
イギリス 7.29%
ドイツ 7.17%
スペイン 5.50%
ベルギー 2.55%
オランダ 2.29%
カナダ 2.12%
オーストラリア 2.12%
その他 7.26%

構成通貨とその比率
銘柄 構成比
米ドル 44.47%
ユーロ 39.38%
英ポンド 7.34%
カナダ・ドル 2.13%
オーストラリア・ドル 2.13%
その他 4.54%

ポートフォリオ特性・利回り

最後に、本ファンドのポートフォリオ特性や利回りを見ていきます。

下表は、本ファンドの平均利回りや債券の残存年数を表したものです。先進国が中心ということで、直接利回りが2.4%となっています。国内債券よりは高いものの、新興国債券と比べた場合低めです。高水準な点が特徴です。

ポートフォリオ特性
項目 内容
最終利回り 2.40%
直接利回り 1.41%
修正デュレーション 6.89年
残存年数 8.34年

ちなみに、デュレーションとは、金利変動に対する債券価格の反応の大きさ(リスクの大きさ)を表したものです(長いほど債券価格の反応は大きくなる)。

最終利回りとは、満期まで保有した場合の債券購入日から償還日までに得る利息などの合計額が、投資元本に対してどれくらいになるかを表す指標(1年当り)です。

分配金・利回り

本ファンドの決算は年1回(4月)行われます。

これまで分配金の発生はありません。分配金が出てしまうと、分配金への課税分(約20%)投資パフォーマンスが悪化するので、ファンド内への再投資が、我々ファンド購入者には嬉しいですね。

また、これまでの本ファンドのパフォーマンスは、以下のようになっています。設定以来あまり期間がたっていませんが、過去のパフォーマンスは、母体ファンド(マザーファンド)が同じeMAXIS先進国債券インデックスが参考になるかもしれません。

期間(直近) ファンド ベンチマーク
1ヶ月 0.49% 0.00%
3ヶ月 0.53% -0.37%
6ヶ月 0.05% -1.18%
1年 9.85% 7.59%
設定来 12.84% 9.64%

ちなみに、本ファンドのパフォーマンスがベンチマークよりも悪い理由のは、ファンドの成績が手数料(信託報酬)を差し引いた後の結果とベンチマークを比較しているためと考えられます。手数料の大事さがわかりますね。

先進国債券ファンドの比較

本ファンド最大の特徴は、国内最安水準の手数料で海外の債券市場へ投資ができるという点です。下表は、外国債券を投資対象とするファンドの手数料を比較した表です。

本ファンドが、ニッセイ外国債券インデックスと並び最安コストとなっています。。ただし、為替変動リスクを抑えたい方は、たわらノーロード先進国株式(為替ヘッジあり)なども選択肢になるかもしれません。

ファンド名 信託報酬(税抜き)
ニッセイ外国債券インデックスファンド 0.17%
iFree外国債券インデックス 0.18%
たわらノーロード先進国債券 0.20%
たわらノーロード先進国債券(為替ヘッジあり) 0.20%
三井住友・DC外国債券インデックスファンド 0.21%
EXE-i先進国債券ファンド 0.42%
野村インデックスファンド・外国債券 0.55%
eMAXIS先進国債券インデックス 0.60%
SMTグローバル債券インデックス・オープン 0.50%
i-mizuho先進国債券インデックス 0.63%
外国債券インデックスe 0.50%

また、上述のように、本ファンドはSBI証券の保有で0.05%(年率)のポイント還元(投信マイレージ)が受けられるので、SBI証券で保有すれば、実質0.12%(=0.17%-0.05%)の信託報酬で保有が可能です。

ちなみにETFの場合、信託報酬(経費率)0.06%のバンガード米国トータル債券市場ETF(BND)や同0.12%のバンガード・トータル・インターナショナル債券ETF(BNDX)など超低コスト商品があります。利便性よりも手数料の安さにこだわる方は、これらの銘柄の利用を検討しても良いかもしれません。

eMAXIS Slim国内リートインデックス

eMAXIS Slim国内リート インデックスの評価は?手数料(実質コスト)や分配金を比較・解説

eMAXIS Slim国内リートインデックスは、日本の不動産市場に投資することを目的としたインデックスファンドです。

信託報酬0.1870%(年率:税込)と最安水準のコストで、オリンピックに向けて活況を迎える国内不動産(オフィスビル、商業施設・物流、ホテル等)に分散投資が行えます。

サイト管理人
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国内リート型ファンドの中で最安の信託報酬です!

口コミ・評判

eMAXIS Slim国内リートインデックスの口コミや評判をTwitter等からピックアップして行きます。

サイト管理人
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超低コストとして、インデックス投資家の方に愛用されている「eMAXIS Slimシリーズ」の新規ファンドとして、期待されてますね!
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購入手数料・信託報酬(実質コスト)

本ファンドの購入手数料および売却時の手数料は、いずれも無料です。

ファンド売却時に発生する事がある「信託財産留保額」もありません。

信託報酬

ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」は、年率0.1870%(税込)と国内REITクラスのインデックスファンドとして、最安コストとなっています。

eMAXIS Slim国内リート インデックスの手数料
項目 手数料が発生する
タイミング
手数料
購入手数料 ファンド購入時 無料
信託財産留保額 ファンド売却時 無料
信託報酬(税抜) ファンド保有時 年率0.25%
国内最安

実質コスト

売買委託手数料や有価証券取引税、保管費用などを含めた実質コストは「0.198%」となっており、信託報酬以外の売買委託手数料・有価証券取引税などの余分なコストは、ほとんどありません。

実質コストは、「運用報告書(全体版)」を基に算出

以下の図は、運用報告書に記載されている「一万口当たりの費用明細」です。

eMAXIS Slim国内リートインデックスの信託報酬と実質コスト

対象期間中の信託報酬が「8円(比率:0.084%)」、信託報酬を含む全ての手数料の合計が「8円(比率:0.089%)」なので、実質コストを「信託報酬÷0.084×0.089」として計算すると、実質コストは0.198%(四捨五入)となります。

構成銘柄の比率は?

本ファンドにどのような銘柄(不動産投資信託:REIT)が組み込まれているか見ていきます。

本ファンドは、東証REIT指数がベンチマークで約60銘柄のREITから構成されています。60銘柄と聞くと分散性に乏しいように聞こえますが、1つの銘柄がたくさんの不動産に分散投資を行っている投資信託なので、分散効果が期待できます。

eMAXIS Slim国内リート インデックスの構成銘柄比率
銘柄 構成比 業種(セクター)
日本ビルファンド投資法人 7.5% オフィス
ジャパンリアルエステイト投資法人 7.0% オフィス
野村不動産マスターファンド投資法人 6.0% オフィス
日本リテールファンド投資法人 5.0% 商業・物流等
ユナイテッド・アーバン投資法人 4.6% 商業・物流等
オリックス不動産投資法人 3.9% オフィス
日本プロロジスリート投資法人 3.7% 商業・物流等
大和ハウスリート投資法人 3.6% 住宅
日本プライムリアルティ投資法人 3.5% オフィス
アドバンス・レジデンス投資法人 3.5% 住宅


*第1回月次レポート公表前は「東証リート指数」の組入銘柄を記載

上の表にある組み入れ上位銘柄は、オフィス関連のREIT銘柄が多めとなっています。オフィス関連の他には、リテール(商業施設)などの組み入れも多くなっています。

東証REIT指数の特徴や業種別の構成比は、以下をご参照ください。

東証REIT指数とは?構成銘柄や特徴、利回り、連動ETFやインデックスファンドを解説!
東証REIT指数とは?構成銘柄や特徴、利回り、連動ETFやインデックスファンドを解説! 東証REIT(リート)指数は、日本国内の不動産市場の動向を表す代表的な指数です。オフィスビルや商業施設、住宅などを広くカ...

分配金・利回り

本ファンドの決算は年1回(4月)行われます。これまで分配金の発生はありません。分配金が出てしまうと、分配金への課税分(約20%)投資パフォーマンスが悪化するので、ファンド内への再投資が、我々ファンド購入者には嬉しいですね。

サイト管理人
サイト管理人
長期投資を行う場合、効率的な資産運用のため、分配金が出た場合でもファンドへ再投資することが重要です。

証券会社の注文時に「分配金再投資コース」を選ぶことで、自動再投資ができます。

パフォーマンス・利回り

本ファンドの過去のパフォーマンスは、下図のようになっています。浮き沈みを繰り返しながらも中期的には上昇傾向となっています。

eMAXIS Slim国内リートインデックスのパフォーマンス

また、本ファンドのパフォーマンスがベンチマークよりも若干悪い理由のは、ファンドの成績が手数料(信託報酬)を差し引いた後の比較・結果となっているためです。

ただし、本ファンドの他の外国リートファンドと比較して、実質コストが低いため、ベンチマークとの乖離は少なめとなっています。

サイト管理人
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手数料が安いほど、手数料によるパフォーマンスの低下が無くなり、ベンチマークとの乖離は少なくなるため、手数料の重要性を再認識させられます。

国内REITファンドの比較

本ファンド最大の特徴は、国内最安水準の手数料で国内不動産市場へ投資ができるという点です。下表は、東証REIT指数をベンチマークとするインデックスファンドの手数料を比較した表です。

本ファンドの他にもニッセイJリートインデックスファンドたわらノーロード国内リート等がありますが、本ファンドの信託報酬が最安となっています。

国内リート型ファンドの比較・一覧
ファンド名 信託報酬
(税込)
eMAXIS Slim国内リートインデックス 0.1870%
Smart-i Jリートインデックス 0.1870%
ニッセイJリートインデックスファンド 0.2750%
たわらノーロード国内リート 0.2750%
三井住友・DC日本リートインデックスファンド 0.2750%
iFree J-REITインデックス 0.3190%
iシェアーズ国内リートインデックス 0.3685%
SMT J-REITインデックス・オープン 0.4400%
野村インデックスファンド・J-REIT 0.4400%
eMAXIS国内リートインデックス 0.4400%

ニッセイ・たわらなど他シリーズとの比較

低コストインデックスファンドには、eMAXIS Slimの他にも多数のシリーズがあります。下表は、各ファンドシリーズ・投資クラス毎の手数料を比較したものです。

各シリーズのインデックスファンド手数料・比較

ファンドシリーズ 日本株 先進国株 新興国株 米国株 先進国債券
eMAXIS Slim 0.159% 0.109% 0.189% 0.160% 0.170%
ニッセイインデックス 0.159% 0.109% 0.189% 0.170%
iFree 0.205% 0.23% 0.37% 0.225% 0.18%
たわらノーロード 0.211% 0.24% 0.53% 0.225% 0.21%
三井住友DC 0.205%
*TOPIX型
0.27% 0.60% 0.22%
EXE-iシリーズ 0.32% 0.39% 0.42%
FUNDS-i 0.43% 0.59% 0.65% 0.50% 0.59%
SMT 0.40% 0.54% 0.65% 0.55% 0.54%
i-mizuho 0.41% 0.62% 0.63% 0.57% 0.63%
インデックスe 0.205% 0.54% 0.54%

iFreeたわらノーロード三井住友DCなどの低コストシリーズがひしめく中、全ての投資クラス(資産クラス)でeMAXIS Slimシリーズのファンドが最安コストとなっています。私自身は、本シリーズと同水準の手数料で資産クラスも多いニッセイインデックスシリーズを利用しています。

お得な購入先(証券会社)は?SBI証券?

eMAXIS Slimシリーズは、SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券で購入ができます。

購入手数料は無料なので、どこで本ファンドを購入しても差がつきません。しかし、各ネット証券で行われている「ポイント還元プログラム」の違いがあります。

ポイント還元プログラムとは、投資信託(ファンド)の保有額に応じてポイント還元されるサービスです。ポイントは、現金などに交換できるため、ポイント還元率の高いネット証券でファンドを購入することで、お得にファンドを保有することができます。

以下の表は、ネット証券のポイントプログラムの比較を行ったものです。結論から言うと、SBI証券の投信マイレージが還元率が良く利便性が高いと言えます。

証券会社 還元率 特徴
SBI証券 年率0.1%
(最大:年率0.24%)
SMBC日興証券 キャンペーンでANAマイルやdポイント
楽天証券 残高10万円毎に月4ポイント
(最大:年率0.048%)
  • ポイント除外ファンドが少ない
  • 還元率は少ない
マネックス証券 月平均保有額の年率0.08%
(最大:年率0.08%)
  • 低コストのインデックスファンドはポイント除外
カブドットコム証券 月平均保有額100万円につき1ポイント
(最大:年率0.24%)

SBI証券であれば、最大0.24%(年率)のポイント還元が受けられます。ただし、本ファンドは、もともとの手数料(信託報酬)が極めて安いので、ポイントサービスが適用される証券会社がSBI証券と楽天証券のみとなっています。

SBI証券の還元率が0.05%、楽天証券の最大還元率が0.048%なので、SBI証券での購入保有がお得になります。

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SBI証券は、お得な投資信託の他にも、米国株・海外ETFの品揃えが良くコストも業界最安水準です。また、IPOチャレンジポイントPTSなど、様々な独自のメリットがあります。口座開設費・維持費は無料ですので、口座を持っていない方は、この機会に口座を開設してみると良いかもしれません。

SBI証券の特徴

SBI証券
  • 2020年オリコン:ネット証券部門で第1位(5年連続)
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参考 本サイトでのSBI証券の評価・解説は、以下をご参照ください。

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