本記事では、松井証券のロボアドバイザー「投信工房」の特徴やメリット・デメリットを他のロボアドバイザーと比較・解説していきます。
また、私自身の運用実績や口コミ・評判、利用者のインタビューも紹介していますので、ぜひご参考ください。
松井証券の投信工房は、少額から国際分散インデックス投資が行えるアドバイス型ロボアドバイザーです。
手数料が信託報酬のみ、NISAでの運用・ポイント投資が可能、100円から積立可能など、多数の魅力・メリットがあります。
- 手軽に国際分散投資が可能!
- 手数料は信託報酬のみ
→ ロボアドバイザー特有の余分なコストが無い! - NISAで運用可能
- 少額(100円)から投資が始められる!
- ポイント投資も可能!
参考:投信工房【公式ページ】
余分なコストが無く、NISAを活用して積立投資できる点が、THEOなど、他のロボアドバイザーに無い魅力です!
このメリットが多い投信工房ですが、
- 今から始めるメリットはある?
- 注意点・デメリットは?
- 利用者の口コミ・評判は?
など、疑問・質問があると思います。
そこで、本記事では、投信工房の特徴やメリット、デメリット、他のロボアドバイザーとの比較・解説、また口コミ・評判などを紹介して行きます。
実際に運用した方の評判・レビューも聞いて見たいわ!
私が実際に運用した結果や感想、また他の投資家の方にインタビューも行ったので、ぜひご覧ください!
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投信工房の評判・口コミは?
さっそく、Twitterからピックアップした、松井証券「投信工房」のリアルな口コミ・評判を紹介していきます。
評判を見る前に、投信工房の特徴やメリット・デメリットを理解しておきたい方は「投信工房とは?メリット・デメリットを解説」から、ご覧ください。
悪い評判:ウェルスナビと比較すると「ひと手間」
ウェルスナビなど、全自動(投資一任型)のロボアドバイザーと比較すると、入金やリバランスなど初期設定が多いため、その点を指摘する口コミはあります。
松井証券「投信工房」
— 投資OLちゃん (@OL20225358) March 18, 2020
ロボットがポートフォリオをアドバイスしてくれて、それを丸ごと買うことできるんだけど、自分好みの銘柄を自由に組み込めるのめっちゃいい❤️
全自動のウェルスナビに比べて手間かかるけど、その分手数料はかなり安いし、低コスト商品入れまくれる笑
松井証券、儲け少なそう😇
ただし、ツイートにもあるように、手間がかかる分、手数料が安いので、この辺は「手間を取るか?」「手数料を取るか?」の違いになりそうです。
良い評判1:手数料が安い
「投信工房の評判は?運用実績やメリット・デメリットをブログで徹底解説」でも解説するように、投信工房の特徴は「手数料の安さ」で、実際その点を評価する声が多くなっています。
ほったらかし投資で唯一気になるのが【手数料】です。
— まよなか@積立OL (@mayonaka2951) September 14, 2020
投資信託はどれもノーロード&信託報酬低めですが…
💰純金積立
💸仮想通貨
🤖ウェルスナビ
この3つは高いです😭
投資に自信がついたら、いつか手数料の高いウェルスナビは卒業したいです❗️
ロボアドは【投信工房】ちょっと気になってます✨
手数料は確実なマイナスリターンとなり、投資パフォーマンスを悪化させるので、低コストは嬉しいですね!
良い評判2:自動積立・リバランスなど手間が省ける!
ロボアドバイザーの特徴である、資産配分の設計やリバランス、自動積立など、手間を省いて長期分散投資ができる点が、かなり評価されています。
🤖 #投信工房
— まよなか@積立OL (@mayonaka2951) November 7, 2020
毎日少しずつ積立している投信工房、少額ながら含み益💓
毎日自動積立、リバランスが楽、そして手数料安いのがなんといってもありがたい🥰
ウェルスナビやめちゃってどこかさみしかったけど、私にはまだこの子がいる🥺✨
私の資産、まかせたよ❗️ pic.twitter.com/aDXGAUeLBF
良い評判3:少額から始められる
ウェルスナビなど、他のロボアドバイザーの場合、最初の最低投資金額が「10万円から」ですが、投信工房の場合、1万円(積立は、それ以下)と少額で投資が始められる点が評価されています。
口コミ・評判【まとめ】
ここまで紹介してきた、松井証券のロボアドバイザーサービス「投信工房」の評判・口コミをまとめると、以下のようになります。
イマイチな 口コミ・評判 | ウェルスナビ等と比較すると、初期設定(入金・リバランスなど)で やや手間がかかる |
---|---|
良い 口コミ・評判 | 手数料が安い! 少額から始められる 自動積立・リバランスなど手間が省ける! |
確かに、入金やリバランス時期などの初期設定は面倒したが、一度設定してしまえば、後は自動で運用できます。
そのため、手数料面を考えると、ウェルスナビやTHEOなどよりも優位性を感じるロボアドバイザーと言えそうです。
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投信工房の始め方(設定方法・各種使い方)の詳しい解説は、以下をご参考ください。
→【図解】投信工房の始め方・使い方|初期設定〜投資まで徹底解説
松井証券「投信工房」とは?
投信工房とは、松井証券が提供・運用する「アドバイス型」ロボアドバイザーです。
アドバイス型とは、資産配分の設計など、一部が自動化されているロボアドバイザーです。
一方、ウェルスナビのように、資産配分の設定・積立・リバランスなど全自動のロボアドバイザーを「投資一任型」と呼びます。
投信工房の始め方・流れ
投信工房の運用には、松井証券が必要になるので、まだの方は口座開設します。
ポートフォリオの一括購入・積立設定する事で、手間なく資産運用が始められます。
定期的なリバランスも「自動リバランス機能」を設定すれば、全自動で行えます。
思ったよりカンタン!?
投資信託も自動で最適なものチョイスしてくれるの?
そうだよ!投信も手数料や運用実績を踏まえて選ばれてるよ!
まずは「無料診断」をやってみると全体像がわかるかも!
診断だけなら1分で終わるから手間もかからないよ。
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以下、投信工房の特徴やメリット・デメリット等をウェルスナビ等の投資一任型のロボアドバイザーと比較しながら詳しく解説して行きます。
松井証券とは?
投信工房でロボアド運用を行うには、松井証券の口座開設が必要ってこと?松井証券ってどんな証券会社だっけ?
その通り!投信工房は「松井証券」限定の投資サービス!
それでは、投信工房の特徴の前に、松井証券自体について簡単に解説していきますね。
松井証券は、1918年設立のネット証券としては、かなり老舗の証券会社です。
取引手数料0円(無料)や資金無しでIPO抽選に参加可能、また業界最安水準のロボアドバイザー「投信工房」など、他の証券会社には無い多くのメリットがあります。
- 50万円以下の株式売買手数料0円(無料)
- NISA口座での売買手数料が無料
- 株主優待をローリスクで獲得できる
- 資金無しでIPO抽選に参加できる!
(70%が100%平等抽選で初心者でも当たりやすい) - 松井証券カードで「節約&ポイント投資」が可能
- 超低コスト「投信工房」で手軽に積立投資が可能
今回解説する「投信工房」での投資信託の積立・ロボアドの他にも、日本株投資・IPO・優待投資など、様々な場面で、利便性の高さと低コストを実現指定ます。
実際、私も「投信工房」の他に、IPOや優待投資で、松井証券を利用しています!
切っても切れない関係。。。
松井証券自体の特徴やメリット・デメリット、口コミ・評判などの詳しい解説は、以下の記事をご参考ください。
投信工房の特徴・メリット
松井証券に関して、カンタンに復習したところで、投信工房の詳しい解説に入っていきます!
投信工房の主な特徴・メリットは、以下の5点が挙げられます!
- 手軽に国際分散インデックス投資が可能!
- 手数料は信託報酬のみ
→ ロボアドバイザー特有の余分なコストが無い! - NISAも可能
- 超少額(100円〜)から投資が始められる!
- ポイント投資も可能!
テオ等には無い、手数料の安さ・NISA対応・ポイント投資等のメリットを実現し、ほぼ自動で国際分散投資が行える点が魅力的です!
以下、各項目・メリットについて詳しく解説して行きます。
手数料が安い!信託報酬のみ
投信工房の最大の特徴・メリットは「投資信託を保有するにあたり通常かかる信託報酬等のコスト(ここでいう手数料)が格安」である点です。
ウェルスナビやTHEO(テオ)などの投資一任型のロボアドバイザーの場合、管理費用(ラップ費用)で「預かり資産の1%(現金部分を除く、年率・税別)」の手数料が発生します。
それに対し、松井証券の「投信工房」では、ロボアドバイザー特有の管理費用は0円(無料)、また投信の購入・積立手数料も0円(無料)で、係る費用は投資信託の信託報酬のみとなります。
ウェルスナビ等と比較すると、3分の1、資産配分によっては5分の1の手数料で運用が行えます!
以下の図は、投信公募の実際の資産配分(ポートフォリオ)です。私の場合、ポートフォリオ全体の手数料は、各ファンドの信託報酬の合計で「年率0.362%」となりました。
他のロボアドバイザーと比較すると、3分の1程度の手数料とかなり安いですね。
私の場合、0.36%程度の手数料でしたが、日本株「ニッセイTOPIXインデックスファンド」や先進国株「たわらノーロード先進国株式」の比率が高い方は、さらに手数料が安くなります。
NISAも可能!
NISAで非課税枠を利用できる点も、アドバイス型ロボアドバイザーの「投信工房」の強みです。
NISA(少額非課税制度)とは、投資信託など金融商品の値上がり益や分配金など投資益が非課税になる制度です。
通常、投資益は20%程度が税金で徴収されますが、NISA枠での投資は非課税となります。
NISAは、使わない手は無い「おトク」な制度です!
実は、このNISAは、ウェルスナビやTHEO、楽ラップ等では利用できません。
そのため、これらの投資一任型のロボアドバイザーで10万円の利益が出た場合、「約2万円分」が税金で持って行かれてしまいます。
しかし、投信工房の場合、NISAを活用すれば、売却益や配当金・分配金が「非課税」となるため、丸々10万円が利益となります。
ただし、「目標ポートフォリオを積立設定する」を行う場合には「つみたてNISA」を利用できませんので、ご注意ください。
つみたてNISAで投信積立を行いたい場合には、銘柄ごとに積立設定をして、口座区分で「つみたてNISA」を選択して購入することになります。
ちなみに、通常のNISA(一般NISA)口座を開設してる場合は、口座区分で「NISA優先」というものを選択可能です。
その場合、非課税投資枠の範囲内でNISA口座での注文を発注し、投資可能額を超えた分については、自動的に特定口座(未開設の場合は一般口座)での発注をする設定ができます。
超少額(100円)から始められる!
小資金から投資が始められる点も「投信工房」のメリットの一つです。
ウェルスナビの場合、投資を始めるために最低10万円の初期の入金が必要です(テオでも最低1万円)。
一方、投信工房の場合、最低100円から購入・積立が可能なので、投資初心者の方や、貯金や資産が少なめの若年層の方でも、比較的簡単に投資を始める事が可能です。
ちなみに、ポートフォリオの一括購入を行う場合は「1万円から」になります。
ポイント積立投資も!
さらに、松井証券の「松井ポイント」を活用する事で、ポイント投資をする事も可能です。
松井証券ポイントとは、1ポイント1円で、投資信託の積立やAmazonギフト券への交換、カタログギフト等に利用できる松井証券独自のポイントです。
MATSUI SECURITIES CARDを利用すれば、普段の買い物などでもポイントを貯める事も可能です。
ちなみに、現在、松井証券の口座開設キャンペーンで「200ポイント(200円相当の投資資金)」が貰えるので、まだ口座をお持ち出ない方は、この機会に口座開設するとお得です。
アドバイス型特有の手間が少ない
投信ロボやfund eye、SBIファンドロボなど、通常のアドバイス型ロボアドバイザーの場合、「資産配分の提示しかしてくれない」「投資信託の選択しかしてくれない」など、実際の投資を始める前に「手間がかかる」点がデメリットでした。
しかし、投信工房の場合、ロボアドバイザーによって提案された資産配分を一括で購入・積立できる事、また自動リバランス設定が行える事などから、投資一任型とほぼ変わらない利便性で資産運用が開始できます。
アドバイス型・投資一任型の良い面を合わせ持っている優秀なロボアドバイザーですね!
詳しい投資方法や投信工房の始め方は、以下をご参考ください。
国内債券で低コストで資産安定!
個人的には、国内債券が組入れ可能な点も「投信工房」のメリットと感じます。
国内債券は、価格変動が少なく、リスク資産と逆相関性がある国内資産であるため、ポートフォリオの安定にかかせない資産です。
相関とは、各資産クラス(国内債券・国内株・外国株)などの値動きの関係性の事です。
正の相関の場合「値動きが同じ傾向」、負の相関(逆相関)の場合「値動きが反対の傾向」がある事を示します。
例えば、相場が急落し、日本株や外国株が大幅下落する時も、国内債券はこれらの資産と逆相関があり、上昇する傾向にあります。そのため、相場急落時のポートフォリオの緩和材になってくれます。
一方、ウェルスナビやTHEOなど他のロボアドバイザーは、外国債券しか組み入れられないため、相場急落時もポートフォリオの緩和材が無くなります。
外国債券は、国内債券と同じ低リスク資産の債券ですが、米ドルなどの為替変動リスクが上乗せされるため、日本円ベースで投資を行う場合は、国内債券の方がポートフォリオの安定に役立ちます。
- 価格変動が少ない
- 株式などリスク資産と負の相関
→ ポートフォリオが安定 - 手数料が安い
また、国内債券は、ファンド自体の信託報酬が米国・先進国債券と比較して「安い」傾向にあるため、ポートフォリオ全体の手数料引き下げ効果もあります。
以下の表は、各債券クラスの代表的な低コストファンドの手数料(信託報酬)の比較です。国内債券ファンドの手数料の安さがわかります。
資産クラス | ファンド名 | 信託報酬 (税抜) |
---|---|---|
国内債券 | eMAXIS Slim国内債券 インデックス | 0.12% |
国内債券 | 三井住友・日本債券 インデックスファンド | 0.16% |
先進国債券 | 三井住友・DC外国債券 インデックスファンド | 0.21% |
新興国債券 | iFree新興国債券インデックス | 0.22% |
手数料は投資家への確実なマイナスリターンとなり、投資成績を悪化させるので、運用コストを下げるのは重要ですね!
ここまで解説してきたように、投信工房はメリットが多く、これからロボアドバイザーを活用して資産運用を始める方に、ぴったりの投資サービスと言えます。
他のロボアドバイザーと比較して手数料が安く、さらに少額投資やポイント投資・つみたてNISAの活用もできるため、投資初心者の方にもオススメできます!
- 手数料は投資信託の信託報酬のみ
→ ロボアドバイザー特有の余分なコストが無い! - つみたてNISAも可能
- 超少額(数百円〜)から投資が始められる!
- ポイント投資も可能!
- 国内債券で低コストで資産安定!
投資工房のデメリット・注意点
ここまで解説してきたように、メリットの多い「投信工房」ですが、デメリットや運用上の注意点もあるので、理解した上でサービスを活用しましょう!
- リバランスのタイミングは自分で決める
- NISA利用時のリバランスは損益通算不可
- 最安ファンドが選ばれない事も
- 全銘柄がポイント投資可能ではない
以下、各項目について解決法を交えて、詳しく解説していきます。
一部自分で購入・リバランスを行う
投信工房は、ウェルスナビ等の投資一任型ロボアドバイザーとは違うので、一部(リバランスなど)運用の手間が増えます。
リバランスとは、最初に決めた資産配分(ポートフォリオ)からのズレを修正(メンテナンス)する事で、半年〜1年に1回行われるのが一般的です。
ただし、松井証券「投信工房」の場合は、「ポートフォリオの一括購入」や「自動リバランス機能」など、最初に設定を行う事で、ほぼ「投資一任型」と変わらない運用が行えます。
詳しい投資方法や投信工房の始め方は、以下をご参考ください。
ポートフォリオの一括購入・自動リバランス機能などの機能は、他のアドバイス型ロボアドバイザーには無い機能なので、投資一任型よりも安い手数料で、アドバイス型を運用したい方は「投信工房」がオススメです!
個人的には、この一手間のデメリットよりも、手数料が大幅に安くなり、つみたてNISAも利用可能になるメリットの方が多いと感じ「投信工房」を始めました!
ただし、手数料などよりも手間や投資にかける時間を省きたい方は「ウェルスナビ」を選択するのもアリだと思います!
最安ファンドが選ばれない事も!
以下の図は、投信工房で提案されるポートフォリオと各資産クラスのインデックスファンドです。
お気づきの方もいるかもしれませんが、全ての資産クラスで、超低コストファンドとして有名なeMAXIS Slimシリーズやニッセイインデックスシリーズが採用されている訳ではありません。
松井証券へ取材・インタビューした際に「なぜ信託報酬の安いファンドが選ばれないのか?」質問してきましたが、これには理由があります。
投信工房の各資産クラスのインデックスファンドは、各ファンドの運用期間、トラッキングエラー、純資産総額の推移、またQUICKファンドスコアなど、松井証券が厳選したファンドが選定されています。
投信工房の運用ファンドは、以下の厳しい基準から選定される。
- 運用期間・実績
- トラッキングエラー
- 純資産の推移
- QUICKファンドスコア
いくら信託報酬が安いファンドでも、運用期間が短ければ、ベンチマークとの乖離が大きくなり、トータルで成績が悪くなることもあるので、このような厳選が行われているデメリットというよりも、むしろメリットかもしれません。
ファンドの選定は、年1回行われるので、次回選定の際は、現時点は運用期間が短い低コストファンドもポートフォリオに組み込まれるかもしれません!
全銘柄がポイント投資可能ではない!
現在、松井証券ポイントで投資を行える銘柄は、以下の3銘柄に限定されます。eMAXIS Slim先進国株などがポイント充当の候補になりそうです。
銘柄名 | 資産クラス | 種類 |
---|---|---|
eMAXIS Slim先進国株式 インデックス | 先進国株式 | インデックスファンド |
eMAXIS Slimバランス (8資産均等型) | 8資産均等型 | バランスファンド |
ひふみプラス | 国内株式 | アクティブファンド |
ただし、松井証券さんに取材をした際に、ポイント投資の対応銘柄については拡大を検討している旨のお話を頂いたので、今後のポイント投資の拡充に期待したいです。
松井証券の取材・インタビューの内容・様子は、以下をご参考ください。
最後に、ここまでのメリット・デメリットをおさらいしつつ、ウェルスナビやTHEO(テオ)、楽ラップ等、他のロボアドバイザーと比較して行きます。
他ロボアドバイザーと比較
以下の表は、投資一任型・アドバイス型の主要ロボアドバイザーの比較表です。
名称 | 手数料 | 自動 積立 | NISA つみたてNISA | リバランス |
---|---|---|---|---|
投信工房 | 信託報酬のみ 0.3%程度 | ○ | ○ | ○ |
スマートフォリオ | – | × | ○ | ○ |
投信ロボ | – | × | ○ | × |
ウェルスナビ | 手数料は預かり資産の1% (現金部分を除く、年率・税込1.1%) 3000万円を超える部分は0.5% (現金部分を除く、年率・税込0.55%) | ○ | ○ | ○ |
楽ラップ | 0.9〜1.0% | ○ | × | ○ |
テオ | 〜0.963% | ○ | × | ○ |
マネラップ | 1.008%程度 | ○ | × | ○ |
基本的には、投資一任型は「手間は少ないけど手数料が高い」、アドバイス型は「手数料が安いけど一手間かかる」というイメージです。
しかし、松井証券「投信工房」は、fund eyeなど他のアドバイス型には無い「ポートフォリオ一括購入」や「自動リバランス機能」により、投資一任型とほぼ同じ手間で運用が行えます。
また、ポイント投資や「つみたてNISA」、100円から少額投資ができる等、投信工房は、投資一任型とアドバイス型の良さを合わせ持っており、投資初心者の方などに特にオススメのロボアドバイザーと言えます。
【まとめ・評価】投信工房のメリット・デメリット
ここまで解説してきたように、松井証券の投信工房は、アドバイス型のロボアドバイザーで、ウェルスナビ等と比較すると「手数料の安さ」や「NISAで利用可能」な点が大きなメリット・特徴です。
さらに、松井証券独自のポイント投資システムや少額投資が可能であり、「ポートフォリオ一括購入」や「自動リバランス機能」などで、投資一任型に匹敵する利便性があります。
- 半自動で国際分散投資が可能!
- 手数料は投資信託の信託報酬のみ
→ ロボアドバイザー特有の余分なコストが無い! - つみたてNISAも可能
- 超少額(数百円〜)から投資が始められる!
- ポイント投資も可能!
これらの理由から、投資初心者の方、また「ロボアドバイザーで分散投資をしたいけど手数料が気になる」という方などは、投信工房の利用がオススメです。
投信工房は、ロボアド特有の割高な手数料が発生しない(手数料0円)上、100円から積立投資可能です。
また、NISAでの運用も可能など、他のロボアドバイザーには無いメリットが豊富にあるため、ロボアドを利用する際は松井証券「投信工房」がオススメです。
→ 投信工房【公式】
総合評価 | |
---|---|
手数料 | |
利便性 | |
特徴 | NISA口座で運用可能!100円から積立投資可!手数料0円(信託報酬のみ) |
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投資家の評判や運用方針は?
次に、私以外の意見も紹介して行きます。
実際に利用されているブロガーさん・投資家さんへのインタビューやTwitterでの生の意見をご紹介して行きます。
ブロガー・投資家さんへのインタビューは、参考になる事が詰まっているので、必見です!
投資家・ブロガーにインタビュー
次に、実際に「投信工房」を利用している方にインタビューします。
- 投信工房の良い点
- 改善してほしい点
- 運用の注意点
など、投信工房の特徴や実際利用する際に感じた点を伺ってみました。
これから投信工房を始める方へのアドバイスなどもあるので、ぜひご参考ください。
シータさん
つみたてシータというブログで、投信工房の実績を公開されていて、インデックス投資や米国株など幅広く情報発信している「シータさん」にインタビューしていきます。
シータさん、よろしくお願いします!
よろしくお願いします!
早速ですが、投資一任型やアドバイス型など数あるロボアドバイザーの中から「投信工房」を選んだ理由は何ですか?
投信工房はロボアドなのに「低コスト」であり、さらに自分で組入銘柄をカスタマイズできるところが気になって運用をはじめました!
なるほど、やはり低コストが魅力的ですよね!
投信工房を実際に利用してみて分かった良さ等はありましたか?
やっぱり銘柄入れ替えができる柔軟さですね。
最初に投信工房が資産配分とポートフォリオを提案してくれるんですが、その商品たちは僕がつみたてNISAで選ぶような最安商品ではなかったんですよね。
でも投信工房は銘柄の入れ替えができるから、資産配分はそのままで運用商品だけを僕の大好きなeMAXIS Slimに入れ替えることができてしまうんです。
eMAXIS Slimシリーズは、コストも安く運用も比較的安定して良いですよね〜
このように銘柄を入れ替える事で、全体の信託報酬はさらに下がり、もはやロボアドとは思えないレベルにまで安いコストで運用することができてしまうんですよね。これが最大の驚きと発見でした!
なるほど!一手間施す事で手数料を下げられる点は大きなメリットですね!
逆に「この部分は改善してほしい」などデメリットと感じたポイントはありますか?
つみたてNISAの枠内で使えたら最高でしたね。
銘柄の制約などがあるのかもしれませんが、うまく調整していただいてつみたてNISA版投信工房が出来たらアツいなと思いました。
ポートフォリオが丸っと「つみたてNISA」で積立できると良いですね!
私も、松井証券さんに声が届くと嬉しいです!
次に、投信工房で投資を始める際に注意した点などについてお伺いしていきます。
ポートフォリオ構築の際、リスク許容度の設定などで注意した事はありますか?
僕はもともとリスク許容度が高めなので、投信工房の中でも最もリスクが高い「積極型」を選びました!
逆に債券やゴールド、リートを組み込む資産配分で運用したことがなかったので、
提案してもらった資産配分はそのまま活用してみることにしました。
確かに、私もゴールドはロボアドで始めて資産として持ちました!
銘柄の変更もガッツリ行いました!
これでリスク、リターンのバランスは維持したまま運用コストを下げることができたので大満足です。
コストは投資家への確実なマイナスリターンになるので、リスク・リターンを変えずに、低コスト化できるのは大きなメリットですね!
最後に、投信工房で資産運用を始めるか迷っている方向けに、アドバイス・コメント等があればよろしくお願いします!
投信工房は、低コストでロボアドを使いたい人にとっては最適なサービスだと思います。
初心者だけでなくて「ポートフォリオは自分で組めるけど面倒なリバランス部分だけを誰かにやってもらいたい」という人にとっても便利なサービスだと思います。
当てはまる方はぜひ試してみると良いと思います!
シータさん、ありがとうございます。
投資OLちゃんさん
次に、投資OLちゃん@OL20225358で、投信工房や米国株の運用実績をブログを含め公開されている「投資OLちゃん」にインタビューしていきます。
投資OLちゃんさん、よろしくお願いします!
よろしくお願いします❤️
始めに、数あるロボアドバイザーの中から「投信工房」を選んだ理由は何ですか?
一番は「手数料の安さ」です❤️
ウェルスナビなど投資一任型のロボアドと比較すると多少の手間はありますが、手数料が投資パフォーマンスへ与える影響を考えて、投信工房を選びました。
他にも、NISAが利用できる事、少額投資ができる事なども決め手になりました✨
などほど!手数料の削減は、確実な投資パフォーマンスのアップが期待できるので重要ですね!
次に、投信工房を利用して分かった新たな良さ等ありますか?
銘柄のアレンジができる点は、かなり魅力的です。
私も、信託報酬の安さ重視でファンドを入れ替え、全体で0.18%の経費率となりました。
逆に「この部分は改善してほしい」などデメリットと感じたポイントはありますか?
特には思いつきません!敢えてあげるなら、初期の買付設定の手間がある事ですが、手数料が安いことを考えると許容範囲と思います❤️
次に、投信工房で投資を始める際に注意した点などについてお伺いしていきます。
ポートフォリオ構築の際、リスク許容度の設定などで注意した事はありますか?
私自身の投資の目的が「教育費」なので、質問には資産配分決定のための8つの質問保守的に回答しました✨
提示されたポートフォリオから銘柄の変更は行いましたか?
ポートフォリオのアレンジを行い、全体の手数料(信託報酬)が0.18%になりました。
ウェルスナビの手数料が1%以上ですから、かなりの低コストポートフォリオが出来たと思います❤️
最後に、投信工房で資産運用を始めるか迷っている方向けに、アドバイス・コメント等があればよろしくお願いします!
資産運用全般に言えますが、投信工房でのポートフォリオ運用は、教育資金や住宅購入資金など、目的をもって運用する場合、かなりおすすめの選択肢です✨
- Twitter:投資OLちゃん
- 運営ブログ:丸の内OLゆるふわ資産形成
ケンジさん
金融機関で働いており、Twitterで情報発信を行なっている「ケンジさん」にもインタビューさせて頂きました。
金融のお仕事をされている方という事で、一歩進んだお話もお伺い出来たので、ぜひご参考下さい。
ケンジさん、よろしくお願いします!
よろしくお願いします!
早速ですが、「投信工房」を選んだ理由は何ですか?
松井証券さんの広告記事で「ロボアドはAIでも何でもなく、ポートフォリオ理論に基づく計算です。計算するだけに手数料は取りたくない」という発言を見て投資家に対して正直だなと思ったからです!
確かに!松井証券では、社長さんを始め、はっきりものを言うので好感がもてますね!
ロボアドバイザーをAIだと思っている方もいらっしゃいますが、それは誤解です。人工知能ではありません。世界中の機関投資家においても利用されている「平均分散アプローチ」をベースにしたデータ分析です。
引用元:NewsPicks-投信販売に再参入する松井証券の狙い
これが正直だなと思ったんです。他のロボアドバイザーがいかにもAIっぽく見せて高い手数料を設定してるのに手品の種明かしをしてるなと。中身の計算ロジックは現代ポートフォリオ理論を知っていればエクセルVBAで作れるレベルなんですよロボアドバイザーって。
確かに、ポートフォリオを自分で作成できる方にとっては、他の投資一任型ロボアドバイザーの上乗せ分の手数料は割高ですよね。。。
では、実際に、投信工房を利用してみて分かった良さ等はありましたか?
やっぱりリバランス機能が便利!
自分で計算しなくてもぴったりの資産配分に発注できるので、事前に「便利そうだなぁ」と思って使い始めたのですが、「やっぱり便利!」と感じました!
ポートフォリオの一括購入は画期的ですよね!あれに慣れると他の証券会社で投信購入が億劫になりそう。。。
では、逆に「この部分は改善してほしい」などデメリットと感じたポイントはありますか?
デメリットでは無いのですが、
もっと宣伝してユーザーを増やさないと松井証券さんが採算とれないと思ってます。。
余計なお世話でなく、いちユーザーとしてこのサービスがなくなると困るので。。。
確かに。。。
他の投資一任型ロボアドのような上乗せ手数料が無い分、逆に心配してしまいますね。。
次に、投信工房で投資を始める際に注意した点などについてお伺いしていきます。
ポートフォリオ構築の際、リスク許容度の設定などで注意した事はありますか?
リスク許容度は2標準偏差(2σ)を最大損失と想定して、それを10年で取り返せるか。毎年の追加投資額×10年って感じです。
誰でも具体的に計算できる数字で分かりやすいです!
例えば、以下の場合
- 運用開始時の資産が500万円
- 毎月1万円の積立→年間12万円
10年で取り替えせる分(許容最大損失):120万円
→ 推計リスク:12%(=120/500/2)
みたいな感じですね!
ご認識のとおりです!ここで最大損失は、投信工房で表示されるリスク値の2倍(2σ)に設定してます。
通常は1標準偏差を使うのですが、リーマンショックを経験して2標準偏差を意識するようになりました。
私自身も、Twitterやブログで、リスク許容度は2σを推奨しているので、心強いです!
2標準偏差で考えると、人的資本が豊富な若い人は、ほとんどが株式100%でOKになります。
ただし、雇用が安定していることが前提になります。
また、扶養家族や両親兄弟の状況などリスク許容度の設定は運用方針を考えるときに一番難しいです。
確かにですね!本当にテールリスクまで考えると、99.9%程度の事象をカバーする「3標準偏差」まで考えたくなりますが、一般的には9割程度カバーできる2標準偏差が良さそうですね!
勉強になります!
ポートフォリオの銘柄入れ替え・選定などはいかがでしょうか?
提示された資産配分・銘柄などは変更されましたか?
ポートは変更し、最初からオリジナルで運用しています。
最初は国内債券も入れてましたが、マイナス金利が始まってから国内債券を外してキャッシュに待機させ、運用部分は株90%、REIT10%にしました。
少々面倒ですが、国内債券ファンドは今の金利だと運用コストを賄えないので。
なるほど!投信工房で運用中の資産だけではなく、現金など別口座のキャッシュも含め、リスク管理をされていると言う事ですね!
ご認識のとおりで、待機キャッシュを含めた金額でリスク管理をしています。
投信工房の他にも個別株やイデコも含めて保有資産全体で、以下のような配分になるよう管理してます。
金額とか収益率はざっくりとした感覚で把握してるだけです。有名ブロガーさんたちみたいにエクセルで細かく数値を管理するとか自分には無理ですから(笑)
- キャッシュ1割
- インデックス6割
- 個別株3割
最後に、投信工房で資産運用を始めるか迷っている方向けに、アドバイス・コメント等があればよろしくお願いします!
初心者の方には、メリットがわかりにくいサービスかもしれないと思っています。
「資産配分の大切さ」
「リバランス効果」
とかは現場でもメリットを理解してもらうのが一番難しいところなので。。
もちろん、現場では説明に割く時間が限られているので、企業DCの説明会のように時間をとって説明しないと伝わりにくい部分ではあると思います!
なるほど!そう言う意味では、ブログなどで分かりやすく解説する我々の存在が重要になってきますね!
身が引き締まる思いです!
お忙しい中、インタビューに応じて頂きありがとうございました。
Twitter:ケンジ@Beer&Investment
投信工房の始め方・使い方
次に、投信工房の始め方、実際の運用までの手順や方法を図解付きで解説していきます。
運用を始め前に、ぜひご参考・確認ください!
投信工房を始めるまでの流れは、以下のような手順となっています。
8つの質問・アンケートに回答する事で、ロボが最適な資産配分(ポートフォリオ)を提案してくれます。
ポートフォリオの一括購入・積立設定する事で、手間なく資産運用が始められます。
定期的な資産配分のメンテナンス(リバランス)も「自動リバランス機能」を設定すれば全自動で行えます。
以下、各ステップについて詳しく解説していきます。
松井証券の口座開設
投信工房で資産運用を行うには、投信工房の運用元の松井証券の口座開設が必要になります。
口座開設費・維持費などは全て無料です。また、今なら口座開設で、投信の積立購入に利用できる200円相当のポイントが貰える他、投信購入で「もれなく1,000円」が貰えるお得なキャンペーンを開催中です。
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カンタン1分で無料診断も可能!
松井証券のキャンペーンの詳細は、以下の記事をご参考ください。
松井証券の口座開設が完了したら、投信工房での資産運用が行えるようになり、以下のような手順・流れで「投信工房」の利用・設定が行えます。
- 資産配分(ポートフォリオ)を決定
- 運用プランを決定
- 口座へ投資資金を入金
- 購入・一括購入を行う
- 積立・リバランス設定を行う
以下、各ステップについて図解付きで解説していきます。
資産配分(ポートフォリオ)を決定する
まず始めに、投信工房で運用する資産配分(ポートフォリオ)を決定します。
資産配分の決定と言っても難しい事は無く、簡単な8つの質問に答えるだけで、自動で「その人にあったピッタリの資産配分」を算出・提案してくれます。
実際の操作は、松井証券(ネットストック)ログイン後に、画面上部の「投資信託」タブをクリックし(下図参照)、松井証券の投資信託管理画面に移動します。
直接、投資信託画面にログインする事も可能です。
投資信託の管理画面に移動したら、「アドバイザリー」タブをクリックし、出てきた選択肢の中から「運用方針見直し」をクリックする事で、資産配分(ポートフォリオ)作成のための質問に答えていきます(下図参照)。
「運用方針見直し」をクリックすると、以下のような質問画面へ移動します。
ポートフォリオ作成のための質問は全部で8つで、以下のような質問内容となっています。投信工房の質問内容
- 年齢
- 資産運用の目的
- 年収
- 投資歴・経験
- 投資用語をいくつ知っているか?
- 資産が下がった時の対応
- 投資・運用方針
- 積立投資を行うか?
以下、各項目の質問や回答例、回答の選択肢などを解説していきますので、質問に答える際にご参考下際!
(1)年齢
ご自身の年齢を入力しましょう!
(2)資産運用の目的
次に、資産運用の目的を選択します。私は「余剰資金の運用」選択しました。皆様の運用目的に合わせて「退職金の運用」や「老後に備えた資産形成」などを選択しましょう。
(3)年収
資産運用の目的の次は「年収」も選びましょう。
(4)投資歴・経験
4問目は「投資経験」についてです。投資信託や株式、先物・FX取引の経験年数を選択しましょう。
(5)知識・投資用語
5問目は「投資の知識」に関する問いです。複利効果・インフレ・国際分散投資の3つの専門用語から分かるものがいくつあるか?選びましょう!
(6)資産が下がった時の対応
6問目は「資産が20%下がった際の対応」について聞かれます。
資産が大幅に値下がりした時に、投資を辞めるのか?運用方針を変更するか?そのまま保有し続けるか?さらに追加投資するか?最も近いと思われる皆さんの行動を選択しましょう。
(7)投資・運用方針
次に、運用3年間の資産の推移・値動きのイメージで、自分にあったものを選びましょう。選択肢をクリックすると、3年間の資産推移イメージが確認できます!
(8)積立投資を行うか?
最後に、定期的な積立(積立投資)を行うか?を選びましょう。
質問に答え終わると、下図のように「ポートフォリオの提案」画面へ遷移します。
ロボアドバイザーによって診断された「リスク許容度」を確認し、ポートフォリオの方針を決定します。私の場合、下図のように、リスク許容度は「1:安定型」となりました。
リスク許容度とは、ご自身で許容できる「資産の値動きの幅(リスク)」の事です。
例えば、10万円で投信工房の運用を始めた場合、その金額が一時的に、どのくらいまで下落しても(上昇しても)良いか?という指標で、資産配分(ポートフォリオ)を設計する際に重要です。
一般的に、リスク許容度を小さくすれば「ローリスクローリターン」逆に高くすれば「ミドルリスク・ミドルリターン」「ハイリスク・ハイリターン」となります。
リスク許容度を確認したら、画面下部へスクロールすると、以下のような画面へ移動します。
ここでは、「分散投資コース」「国内資産コース」「債券運用コース」の3つから、運用方針を決定します。国際分散投資を行いたい方は「分散コース」を選びましょう。
変えようと思えば「リスク許容度」も変更可能です。
私は、国内外の株式・債券など様々な資産に分散投資を行いたいため「分散投資コース」を選択しました。
投資コースが決定したら、最後に「積立シミュレーション」をチェックして「目標に設定する」をクリックする事で、資産配分(ポートフォリオ)が決定します。
ポートフォリオが決定したら、初期の投資資金を入金し、ポートフォリオに合わせて投資信託の購入(一括購入も可能)・積立を行います。
入金する
ポートフォリオの決定したら、次に、投資資金を松井証券の口座に入金します。
松井証券の入金方法は、以下の4種類がありますが、今回はインターネット環境が即時行える「ネットリンク入金」での入金方法を図解していきます。
- ネットリンク入金:無料、リアルタイム反映
- らくらく振替入金:無料、リアルタイム反映
- 定期入金:無料(積立投資向け)
- 銀行振込入金:手数料負担あり
定期入金を設定すると、手数料無料で積立用の投資資金を自動で証券口座へ入金できます!
松井証券での「ネットリンク入金」の方法は、下図のように、「ホーム画面>口座管理>ネットリンク入金」から行います。
「ネットリンク入金」をクリックすると、金融機関の選択肢が表示されるので、出金するご自身の銀行を選択しましょう。
金融機関の選択肢をクリックすると、以下のような画面へ遷移しますので、振込・入金額を入力し「送信する」をクリックしましょう。
「送信する」をクリックすると、出金を行う金融機関のログイン画面に移動します。私の場合、楽天銀行から松井証券へ入金するため、下図のように楽天銀行のログイン画面が表示されました。
遷移先の金融機関から入金手続きが完了すると、下図のような画面が表示されます。
入金手続き完了後、投資信託のトップ画面へ移動すると「購入余力」として、入金額が反映されている事が確認できます。
投資信託の購入・積立を行う|投信工房の具体的な使い方
ポートフォリオが決定したら、いよいよ投資信託の購入を行います。
通常、ポートフォリオに合わせて「インデックスファンド」を購入する事は面倒で、手間がかかりますが、投信工房の場合「ポートフォリオの一括購入」が行えます。
以下の図は、ポートフォリオ作成後のトップページです。画面の真ん中くらいにある「目標ポートフォリオを購入する」をクリックする事で、一括購入が行えます。
「目標ポートフォリオを購入する」をクリックすると、以下のような画面へ遷移します。
購入条件で「全銘柄まとめて選択」を選び、投資金額を入力する事(上図の例では1万円)で、ポートフォリオを組成するために必要なファンドの購入金額が自動で算出されます(下図参照)。
この状態のまま、画面下部へスクロールし、同意事項にチェックし「次へ(注文条件確認)」をクリックする事で、ポートフォリオの一括購入の確認画面へ移動します(初回の場合、各ファンドの目論見書のリンクをクリックする必要があります)。
「次へ(注文条件確認)」をクリックすると、下図のような、購入ファンドおよび金額が表示されるので、確認して「注文する」をクリックしましょう。
これでポートフォリオの一括購入(注文)が完了します。
注文が完了すると、以下のような画面が表示されますので、次に「リバランスの設定」を行います。
リバランス設定
年に1〜2回の「リバランス」は、資産配分のメンテナンスをう上で重要ですが、自前で行うには手間がかかります。
しかし、投信工房は、始めに設定してしまえば、お好きな頻度・回数で自動でリバランス設定が行えます!以下、投信工房でのリバランス設定方法を解説して行きます。
自動リバランス設定(使い方)は、松井証券の投資信託トップページから「投信取引>リバランス設定」で行えます。
以下の図は「リバランス設定」画面ですが「自動リバランス設定をする」をクリックする事で、設定画面へ移動します。
「自動リバランス設定をする」をクリックすると、以下のような画面へ遷移します。ここで、リバランスの頻度・回数(年何回?)とリバランス実施日を設定します。
私は、半年に1回(年2回)に設定しました!
自動リバランス設定の完了したら、ページ下部から設定を完了させます。設定が完了すると、以下のような画面が現れ「」をクリックすると、リバランスの設定内容が確認できます。
「リバランス設定へ」をクリックすると、以下のような画面へ移動し、設定内容が確認できます。
自動積立の設定方法
毎月の入金やポートフォリオの一括購入は、自分でやらないといけないの?
いや、はじめに「定期入金・自動積立」の設定を行えば、後は何もやらなくても自動で積立してくるよ!
松井証券の「投信工房」では、「定期入金」→「ポートフォリオの積立」を利用する事で、完全自動で定期積立が可能です。
松井証券の「定期入金」サービスで、銀行口座から自動入金する設定を行う。
投信工房の「ポートフォリオの積立」機能を利用して、ステップ1で入金された金額を積み立てする。
以上のような流れで、投信工房でも完全自動の積立が行えるようになります。
以下、各ステップの詳しい設定方法を画像付きで解説していきます。
松井証券で定期入金の設定を行う
定期入金サービスは、下図のように松井証券のマイページ画面「口座管理」タブから行います。
口座管理画面へ移動すると、画面左のメニュー欄に「定期入金」というリンクが表示されますので、そちらをクリックしましょう。
定期入金をクリックすると、下図のように、定期入金の同意画面ができますので、チェック欄にチェックを入れて「取引暗証番号」を入力後、「次へ」ボタンをクリックしましょう。
同意画面で「次へ」をクリックすると、以下のように「定期入金サービス引落設定」画面へ移動します。
ここでは、引落とし金額を入力して「次へ」をクリックしましょう。
私の場合、投信工房では、毎月1万円の積立を行っているため、引き落とし金額を「10,000円」に設定しました!
上の画面で「引き落とし金額」を入力し「次へ」をクリックすると、下図のように、引き落とし口座(金融機関)の選択画面が表示されます。
銀行など、メインバンクとして利用して銀行口座を登録しましょう。引き落としには、以下の金融機関の口座が利用できます。
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- ゆうちょ銀行
- ジャパンネット銀行
- 楽天銀行
- 住信SBIネット銀行
- その他、
地方銀行など、全国100口以上
金融機関を選択したら「金融機関へ」ボタンをクリックし、指定した銀行でログインし暗証番号などを入力します。
私の場合、メインバンクとして利用している「楽天銀行」を登録しました。
ハッピープログラムなどで、最大7回ATM・振込手数料が無料になる他、楽天ポイントもザクザク貯まるので重宝しています。
上の図で「金融機関へ」をクリックすると、下図のように、各金融機関のページへ移動します。「三菱UFJファクター株式会社(収納代行会社)」が、支払い先として表示されるようです。
上図で、選択した金融機関の暗証番号を入力し「実行」をクリックすると、下図のような画面へ遷移し、松井証券の定期入金が設定されます。
上の画面で「登録状況を確認」をクリックすると、下図のように、定期入金の引き落とし口座と金額、引き落とし日(毎月27日)などがチェックできます。
ここまでで、定期入金の設定が完了です。次は、定期入金の資金で、投信工房の積立で行う手順を解説していきます。
投信工房で積立設定【図解】
投信工房での投資信託の積立設定は、投信工房の管理画面から行えます。
先に解説した「定期入金」が実行されると(毎月27日に引き落とし)、以下の図のように、購入余力が増えます。
私の場合、定期入金で「1万円」を設定しているため、定期入金実行後の購入余力は「1万円」
ここで、積立設定を行うために、画面下部にある「目標ポートフォリオを積立する」をクリックします。
「目標ポートフォリオを積立する」をクリックすると、以下のような画面へ遷移します。
ここでは、積立金額・積立頻度などを設定します。私の場合、以下のような設定にしました。
- 口座区分:特定口座(全銘柄まとめて)
- 積立金額:1万円
- 積立日:毎月1日
積立頻度は、毎週や毎日も設定可能です!
選択項目が選び終わったら、画面下部へスクロールし「次へ(積立設定確認)」をクリックしましょう。
最後に、積立設定の確認を行い、暗証番号を入れて「設定する」をクリックする事で、積立設定が完了します。
【運用実績】投信工房は儲かる?利益などをブログで公開
ここまで、投信工房の特徴や始め方などを解説して行きましたが、
- 実際に儲かるの?
- 利益が出るの?
- 他のロボアドバイザー比較してパフォーマンス・実績は?
などの疑問が出ると思います!
そこで、以下では、私自身の投信工房の運用方針・実績を公開して行きます。
ウェルスナビ(投資一任型)の実績とも比較して行きますので、ご参考ください!
投信工房の運用方針
投信工房では、初期投資額を1万円として、毎月1万円の定期積立を行ないます。
また、ポートフォリオ設計時のリスク許容度は「1」としました。
- 初期投資額:1万円
- 毎月積立額:1万円
- リスク許容度:1
リスク許容度1の場合、年率3%のリターン、および6%程度の推計リスクです。
2020年2月〜3月の暴落時にリスク許容度1→3→5と段階的に引き上げ、現状「リスク許容度:5」で運用中です。
追記:上昇が「ひと段落」しているため、リスク許容度「3」に引き下げて運用中です。
運用134週目の実績・ポートフォリオ
134週目(〜6/30)の運用成績は、以下のようになりました。
- 運用実績:+7,621円(+2.54%)
→ 年率換算:+0.5% - 先週比:+4,027円(+0.34%)
今週(134週目:〜6/30)は、景気減速懸念がくすぶるものの、リバウンドを試す週になりました。
週初から、短期の買い戻しや、四半期末での機関投資家のリバランス期待などが相場を支えました。
米連邦準備理事会(FRB)の利上げ加速に対する過度な警戒感が後退し、短期筋による買い戻しが入ったとの見方が多い。市場では「6月の四半期末に向けて機関投資家のリバランス(資産配分の調整)に伴う買いが入るとの期待感から、個人投資家が先回り買いを入れたとみられる」(外資系運用会社)との指摘もあった。
引用元:日本経済新聞-日経平均3日続伸、終値379円高の2万6871円
このような環境の中、投信工房の運用は、「先週比+0.34%」と、上昇 となりました。
セクター(資産クラス別)で見ると、ここまで軟調だった株式クラスが国内・先進国・新興国ともに大きく上昇し、ポートフォリオ全体を押し上げました。
過去の運用実績
過去の運用実績・月次レポート
過去の運用実績を月次ベースで解説します。
月次 (更新日) | 資産額 | 評価損益 |
---|---|---|
2020年11月末 | 128,400円 | +8,400円 (+7.00%) |
2020年10月末 | 111,396円 | +1,396円 (+1.27%) |
2020年9月末 | 101,650円 | +1,650円 (+1.65%) |
2020年8月末 | 94,470円 | +4,470円 (4.97%) |
2020年7月末 | 81,885円 | 1,885円 (+2.36%) |
2020年6月末 | 70,496円 | 496円 (+0.71%) |
2020年5月末 | 60,168円 | +168円 (+0.28%) |
2020年4月末 | 48,507円 | -1,493円 (-2.99%) |
2020年3月末 | 37,297円 | -2,703円 (-6.76%) |
2020年2月末 | 30,345円 | 345円 (+1.48%) |
2020年1月末 | 20,214円 | 214円 (+1.07%) |
2019年12月末 | 10,105円 | 105円 (+1.05%) |
運用開始(2019年12月)からリスクをコントロールした分散投資ができているため、安定的に資産が増加しています。
2020年1月の運用実績
2020年1月は、年初の「米国とイランの問題において『軍事基地への攻撃報道』等による地政学リスクの高まり」、さらに「中国(武漢)の閉鎖などから中国・香港市場を中心に株式市場が下落」の2つのリスクにより株式市場が大きく下落しました。
- 米国・イランの軍事問題
- 新型
外部要因により「価格変動(ボラティリティ)」は高まっていますが、リスク許容度「1」運用しているため、安定的な資産推移となっています。
好調とは言えない業績や景気の中、日経平均株価を始め日本株式市場が高値圏にあるため、投信工房の資産配分(アセットアロケーション)は「リスク許容度1」に設定しています。
リスク許容度1の場合、国内債券などの安全資産がの比率が比較的高くなるため、値動きが安定しやすくなります。
2019年12月の運用実績
2019年12月に投信工房の運用を開始しました。
12月中旬にかけては米中貿易の進展などで上昇しましたが、それ以降は、年末(クリスマス休暇)という事もあってか、日米の株式市場ともに小動きの展開となりました。
現在、リスク許容度「1」で運用していますが、暴落時はリスク許容度を上げて、株式の比率を高める予定です!
ウェルスナビとの比較
ロボアドバイザーとして人気・知名度の高い「ウェルスナビ」と運用パフォーマンス・実績を比較してみます。
投信工房・ウェルスナビ共に、リスク許容度「1」で同じですが、以下の要因等によって違いが生じる可能性があります。他にも差異の要因はありますが、大きくは、以下の3つと考えています。
- 手数料
- リスク許容度毎の資産配分
- 投資ファンド・ETF
投信工房の方が、手数料がウェルスナビの「3分の1」程度しか掛からない点が、今後どうなるか楽しみです!
2019年12月14日、早朝時点を起点(1)として、投信工房・ウェルスナビのパフォーマンスを比較した結果が、以下の図のようになります。
12月上旬以降(米中貿易の進展以降)、円安ドル高方向に為替が進行し、ドル建て資産の多い「ウェルスナビ」のパフォーマンスがやや高い時期がありましたが、
下落相場による、円高進行からウェルナビのパフォーマンスが大きく後退。現在、為替の価格変動(ボラティリティ)も小さくなってきており、ウェルスナビ・投信工房のパフォーマンスは同水準となっています。
為替リスクが高めのウェルスナビの値動きの方が若干荒め(ボラティリティ高め)になる点を覚えておきましょう。
ウェルスナビの運用方針や実績、資産配分(ポートフォリオ)等の詳細は、以下の記事をご参考ください。
よくある質問
最後に、投信工房や投信工房の運用元『松井証券』に関する「よくある質問」をピックアップし、回答・解説して行きます。
そもそも松井証券とは?
松井証券は、独自のサービスの展開により、長年多くの投資家に利用されている老舗の証券会社です。
松井証券がオンライン証券事業を開始したのは、1998 年 5 月である。日本最初のオンライン証券参入となった大和証券の 1996 年 4 月から遅れること 2 年、国内では 13 番目11 の参入であった。競争が一気に激化するきっかけとなった「登録制への変更(1998 年 12 月)」や「手数料の完全自由化(1999 年 10 月)」よりは早かった
引用元:オンライン証券業界にみる黎明期の企業間競争
本記事で解説したロボアドバイザー「投信工房」の他にも、MATSUI SECURITIES CARDと連動した投資信託の「ポイント投資」や初心者の方に優しいIPO抽選方式など、様々なメリットがあります。
- MATSUI SECURITIES CARDでポイント投資が可能
- IPO割当のうち70%が100%平等抽選
- 地方市場の株式を売買できる
- 24時間リアルタイム入金で手数料無料
- 一般信用取引で株主優待をローリスクで獲得できる(約800銘柄)
【まとめ】松井証券ロボアド「投信工房」
投信工房は、ロボアド特有の割高な手数料が発生しない(手数料0円)上、100円から積立投資可能です。
また、NISAでの運用も可能など、他のロボアドバイザーには無いメリットが豊富にあるため、ロボアドを利用する際は松井証券「投信工房」がオススメです。
→ 投信工房【公式】
総合評価 | |
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手数料 | |
利便性 | |
特徴 | NISA口座で運用可能!100円から積立投資可!手数料0円(信託報酬のみ) |
投信工房を始めるには、松井証券の口座開設が必要です。
松井証券の口座開設は手数料・維持費「無料」で行えます。また、今なら先着10万名に「もれなく1,000円」が贈呈されるキャンペーン中です。
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