米国株

バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)とは?手数料や特徴、配当金(分配金)利回りなど解説

バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETFは、中国やインド、ブラジルなどの新興国株式市場への投資を目的としたETFです。最大の魅力は、経費率(信託報酬)の安さです。年率0.14%と超低コストで新興国の大型・中型・小型株にまるごと分散投資が行えます。

本ページでは、バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETFの特徴や構成銘柄、手数料、また他ETFとの比較、さらに取引手数料がお得な証券会社についても解説していきます。

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詳細は、以下をご参照ください。

米国株・ETFのおすすめ証券会社|手数料・選び方を比較

バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETFとは?

バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(ティッカー:VWO)は、経済成長率の高い中国やインドなど、20以上の新興国株式市場への投資を目的としたETFです。

FTSEエマージング・オールキャップ(中国A株含む)インデックスをベンチマークしており、有名グローバル企業から中小型株まで2,000以上の企業(銘柄)に分散投資が行えます。バンガードETFの1つで、手数料の安さが魅力です。

コスト:信託報酬(経費率)・売買手数料

本ETFの最大の特徴は手数料の安さです。ETF保有中にかかる手数料(経費率・信託報酬)は年率0.14%と、新興国株式市場への分散投資を目的としたETFとしては、他の追随を許さない圧倒的な安さとなっています。

VWOの手数料
項目 手数料が発生する
タイミング
手数料(税抜)
売買手数料 ETF売買時 米国株式同様の手数料
SBI証券等ではNISA口座での買付手数料が無料
信託報酬 ETF保有時 年率0.14%

本ETFの取引には「株式売買手数料」と日本円を米ドルへ両替する際の「為替手数料」の2種類の手数料がかかります。各手数料は、証券会社によって違いますが、後述するように、売買手数料と為替手数料を合わせたトータルコストは、SBI証券が最安手数料となっています。

また、SBI証券ではNISA口座で海外ETFを取引する場合、株式の買付手数料が無料になります。手数料が高くなりがちな米国ETFですが、SBI証券のNISA口座を利用することで、積立などで、こまめに購入しても手数料が抑えられます。

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構成銘柄の比率は?

次に、本ETFの気になる構成銘柄を見ていきます。

本ETFは、FTSEエマージング・オールキャップ・インデックスをベンチマークとしており、大型から中型小型株まで約2,000銘柄から構成されています。その中でも、組み入れ上位銘柄(トップ10)は、以下のような顔ぶれとなっています。

VWOの構成銘柄比率
銘柄 構成比 業種(セクター)
台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング
カンパニー(TSMC)
3.5% 台湾 情報技術
テンセント 3.3% 中国 情報技術
中国建設銀行 1.8% 金融 金融
ナスパーズ 1.6% 南アフリカ 消費者サービス
チャイナモバイル 1.4% 中国 電気通信
中国工商銀行(ICBC) 1.1% 中国 金融
鴻海精密工業 1.0% 台湾 電気通信
中国銀行 1.0% 中国 金融
イタウ・ウニバンコ 0.9% ブラジル 金融
ブラジル石油公社
(ペトロブラス)
0.9% ブラジル エネルギー

参照:Vanguard FTSE Emerging Markets ETF (VWO)|Vanguard

上位10銘柄の全体に対する割合は16.5%となっており、分散が効いています。各国の銀行の他、シャープへの出資などでも有名になったホンハイなど台湾の半導体製造受託企業の組み入れ比率が高くなっています。

構成国の比率は?

次に、本ETFの構成国の比率を見ていきます。以下の表は、本ETFの組入国の比率をまとめたものです。中国を中心にアジアの新興国の比率が高い点が特徴です。その他には、ブラジル・ロシアなど資源国の割合も高めです。

構成国とその比率
銘柄 構成比
中国 28.6%
台湾 15.9%
インド 11.7%
ブラジル 9.2%
南アフリカ 7.8%
ロシア 4.1%
タイ 3.9%
メキシコ 3.8%
マレーシア 3.4%
インドネシア 2.5%
フィリピン 1.5%
その他 7.6%

本ETFのベンチマークの特徴や業種別の構成比は、以下をご参照ください。

FTSEエマージング・オールキャップ・インデックスとは?構成銘柄や指数の特徴、インデックスファンドやETFを解説!
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分配金(配当金)利回り・パフォーマンス

本ETFの決算は年4回(3月・6月・9月・12月)です。過去1年の分配金は、下表のように推移しています。直近の分配金は、1口あたり約0.071ドルとなっています。

VWOの分配金の推移
決算月 分配金[米ドル]
(1口あたり)
2017年3月 0.071
2016年12月 0.170
2016年9月 0.450
2016年6月 0.223

また、直近の投資パフォーマンスは、以下のようになっています。直近では、米国の利上げなどによる影響を受けていると思われますが、中長期(数年〜10年)的には新興国の発展と共に上昇しています。

本ETFのパフォーマンス
期間(直近) ファンド ベンチマーク
四半期 -3.84% -3.01%
年初来 11.75% 11.77%
1年 11.75% 11.77%
3年 -1.64% -1.44%
5年 1.45% 1.61%
10年 1.87% 1.01%
設定来 5.56% 5.74%

参考:Price & Performance|Vanguard FTSE Emerging Markets ETF

新興国の変遷の激しさや中国市場の組み入れ銘柄の影響でベンチマークは度々変わっているので、上表は合成ベンチマークとの比較です。ETFのパフォーマンスが若干悪いのは、ETFの経費率のためです。しかし、経費率が低いこともあり、そこまでベンチマークと比べて悪くなっていない印象です。

本ETFの他、米国の人気ETFは、以下をご参照ください。

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新興国株式クラスETF・インデックスファンドの比較

本ETFの特徴は、国内最安コストで新興国株式市場へ投資ができる点です。以下の表は、新興国の株式市場への投資を目的としたETFの手数料、およびベンチマークを比較した表です。

銘柄名(コード・ティッカー) 信託報酬
(経費率)
ベンチマーク 種類
バンガード・FTSE・エマージング マーケッツETF(VWO) 0.14% FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ・インデックス 米国ETF
上場インデックスファンド海外新興国株式(1681) 0.25% MSCIエマージング・マーケット・インデックス 国内ETF
iシェアーズMSCIエマージング・マーケットETF(EEM) 0.68% MSCIエマージング・マーケット・インデックス 米国ETF

本ETFの信託報酬(経費率)が圧倒的に安いことがわかります。米国ETFは、売買手数料が割高な面がありますが、SBI証券などのNISA口座を利用すれば、買付手数料無料で本ETFを購入できます。

ただし、ETFでなくインデックスファンドで投資したい方は、iFree新興国株式インデックス(信託報酬:0.34%)やたわらノーロード新興国株式(同:0.495%)等が選択肢となります。これらのファンドは、購入手数料が無料で、毎月500円からの自動積立や分配金の自動再投資なども利便性も優れているので、手間を省きたい人は、有力な選択肢の1つとなります。

インデックスファンドとETFの違いとは?

ちなみに、インデックスファンドを利用する場合、SBI証券で購入・保有すると投信マイレージにより、お得なポイント還元(ポイントは現金にも交換可能)が受けられます。最大0.24%(年率)の還元率となるので、これも考慮すると実質の信託報酬を大幅に下げることができます。

まとめ・評価

本ETFのデータをまとめると、以下のようになります。年率0.14%の手数料で新興国の有名グローバル企業から中小型株に分散投資を行うことができます。また、購入先を工夫すれば、取引手数料を抑えることもできます。

VWOのデータ・まとめ
  • ベンチマーク:FTSEエマージング・オールキャップ・インデックス
  • 取引手数料:SBI証券のトータルコストが最安(NISAなら買付手数料無料)
  • 信託報酬(税抜):年率0.14%
  • 決算:年4回(3月・6月・9月・12月)
  • 償還日:無期限(設定日:2005/3/4)

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おすすめ購入先は?SBI証券?マネックス証券?

バンガードETFなど米国ETFがお得に購入できる証券会社を解説していきます。

SBI証券が手数料最安

バンガードETFなどの米国ETFは、手数料の安いネット証券で取引を行うのが良いでしょう。ネット証券では、SBI証券楽天証券マネックス証券の3社で米国ETFの取引が行えます。3社で最も手数料が安いのがSBI証券です。

米国ETFを取引する場合、ETFの売買時に係る手数料「売買手数料」、また日本円を米ドルに両替するための「為替手数料」の2種類の手数料(コスト)がかかります。米国ETFは米ドルで売買しなくてはいけないので、売買手数料の他に為替手数料がかかります。

米国ETFの取引にかかる手数料:

  • 売買手数料:米国ETFを売買する際にかかる手数料
  • 為替手数料:日本円を米ドルに両替する手数料

以下の表は、米国ETFの取り扱いを行っているネット証券の売買手数料・為替手数料を比較したものです。売買手数料は、SBI証券とマネックス証券が同水準の安さですが、為替手数料はSBI証券の方が安いことがわかります。そのため、取引にかかるトータルコスト(売買手数料+為替手数料)は、SBI証券が最も安くなります。

証券会社 売買手数料 為替手数料
(1ドル両替あたり)
DMM.com証券 無料(0円) 0.25円
SBI証券 約定額の0.45%
・最低0ドル
・最大20ドル
マネックス証券
楽天証券

為替手数料が安くなる住信SBIネット銀行は、SBI証券の口座開設時に、カンタンに同時口座開設ができます。サービスも連携していて使いやすくなっています。また、SBI証券のNISA口座であれば、買付手数料が無料になる点も大きなメリットです。

NISAなら積立でも買付手数料無料

海外ETFは、手数料がインデックスファンドや国内ETFと比べて割高であるため、小額積立はもったいないと思うかもしれません。実際、私もそう考えていました。しかし、NISA口座を利用すれば手数料無料で買付・積立ができるようになりました。

SBI証券・楽天証券・マネックス証券のどのNISA口座でも海外ETFの買付手数料が無料になります。そのため、小額積立を行いたい方は、これらのネット証券を選ぶと良いでしょう。

私自身は、元々の手数料が安く済むSBI証券を利用しています。NISA枠(年間120万円の上限)をはみ出たとしても割安な手数料でバンガードなどの米国ETFが購入できます。

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SBI証券は、海外ETFだけでなく、投資信託や米国株の品揃えが良く、コストも業界最安水準です。また、投信マイレージIPOチャレンジポイントPTSなど、様々な独自のメリットがあります。口座開設費・維持費は無料ですので、口座を持っていない方は、この機会に口座を開設してみると良いかもしれません。

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