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本記事では、ウェルスナビの手数料を他のロボアドバイザーや投資サービス、また自力で運用した場合のコストや手間と比較・解説していきます。
また、手数料の計算方法・いつ支払うか?など、ウェルスナビの手数料・費用に関して徹底的に解説してきます。
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ウェルスナビ(WealthNavi)は、資産設計や投資資金の入金、さらに買付・積立、リバランス、節税対策など、全自動で行ってくれる投資サービスです。
誰でも手軽に国際分散投資が始められるため、投資初心者の方や忙しいビジネスパーソンの方に評判のサービスです。
[box06 title=”ウェルスナビの特徴・メリット”]
- 入金・積立・リバランスが全て自動
- 自動税金最適化で実質コストが安い
- 10万円から始められる
参考:【実績・評判】ウェルスナビのメリット・デメリットは?運用実績も公開!
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このように、メリットが多くの人気のウェルスナビですが、
- 手数料が高い?
- 手数料をいつ払う
- コストの計算方法は?
など、様々な疑問・質問があると思います。
そこで、本記事では、ウェルスナビの手数料について徹底解説していきます。ウェルスナビを利用せずに、自力で運用した場合のコストや他ロボアドバイザーとの比較から評価・解説していきます。
ウェルスナビの手数料は高い?
ずばり、結論から言うと、自分で資産配分(ポートフォリオ)の設計やそれに合わせた投資・資産運用ができる方であれば、ウェルスナビの手数料は割高です。
ただし、自分で運用する場合は、投資にかける時間や手間、また勉強など投資のためのインプットを行う時間がかなり取られます。
そのため、投資初心者の方や忙しいビジネスパーソンにとっては1%(現金部分を除く、年率・税別)の手数料はリーズナブルな水準と言えます。
[box05 title=”ウェルスナビは高い?”]
- 自分で一から投資・資産運用を行える方 ⇒ 割高
- 初心者・忙しいビジネスパーソンの方 ⇒ 妥当・リーズナブル
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以下、ウェルスナビの手数料がどのくらい割高なのか?また、ウェルスナビの力を借りず自分で投資を行う場合は、どの程度の手間がかかるのか?比較していきます。
自分で運用する場合と比較すると
ウェルスナビの手数料とウェルスナビに組み込まれているETF(上場投資信託)を自分で運用した場合の手数料の比較していきます。
ウェルスナビに組み入れられているETFとその経費率は、下表のようになります。不動産セクターのETFを除くと、経費率が0.1%台以下と、かなりの低コストです。
投資対象 | ETF名 | 経費率 |
---|---|---|
米国株式 | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF | 0.04% |
先進国株式 | バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF | 0.09% |
新興国株式 | バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF | 0.14% |
米国債券 | iシェアーズ・コア米国総合債券市場ETF | 0.06% |
不動産 | iShares Dow Jones US Real Estate ETF | 0.44% |
例えば、この5つのETFを均等配分する場合、年率0.15%の運用が行えます。ウェルスナビは、自動税金最適化により実質0.4%〜程度の手数料となりますが、自分でETFを運用する場合、それよりも安い手数料で運用が行えます。
投資初心者には妥当!むしろ安い!
このように、手数料だけ見るとウェルスナビが割高に感じます。しかし、自分で運用を行う場合、ETF購入の際の手数料や管理の手間、投資タイミングや資産管理(リバランス)などの作業・勉強を行う必要があります。
そのため、仕事や家庭で忙しく投資に時間を割けない方や投資初心者の方には、運用や投資の勉強の手間や時間を考えると、ウェルスナビの手数料は、妥当か、むしろ割安な手数料と言えます。
投資の勉強やポートフォリオの設計に時間がかかってしまい投資が始められないよりは、ウェルスナビで手取り早く投資を開始して、複利効果を得ていくのも、良い選択肢の一つと言えます。
ちなみに、ウェルスナビと同等のETFを購入する場合、米国ETFの売買手数料に加え、日本円を米ドルに両替する為替手数料がかかります。
また、ETFは金額指定で購入できないないため発注の手間、また両替の手間がかかります。それに加え運用を続けると、資産管理の一つとして、リバランスという作業が必要になります。
[box05 title=”ウェルスナビを利用しない時の手間・コスト”]
- ポートフォリオの設計
- 投資タイミングの見極め
- 投資商品を自分で購入・積立
- 日本円から米ドルへの両替
- リバランス
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他にも、ポートフォリオの設計や投資タイミングなど自分で勉強しながら、やらなくてはいけないことがたくさんあるため、手間や時間を避けない方は、ウェルスナビを利用するのが良い選択肢となります。
ウェルスナビの手数料
次に、ウェルスナビの運用にかかる手数料について詳しく解説して行きます。割引サービスなどもあるので、内容を理解し、お得にウェルスナビを利用しましょう。
入金・出金・自動積立手数料は無料
以下の表は、ウェルスナビにかかる手数料をまとめたものです。運用口座の開設や入金・出金・自動積立手数料など、ほとんどの手数料が無料となっています。
項目 | 手数料(税抜) |
---|---|
手数料 | 預かり資産3000万円まで:年率1% 3000万円を超える部分:年率0.5% *現金部分を除く |
入出金手数料 | 無料 |
売買委託手数料 | 無料 |
為替手数料 | 無料 |
リバランス | 無料 |
ウェルスナビに組み込まれている投資商品(海外ETF)を自分で購入する場合、日本円を米ドル両替する為替手数料やETFの売買手数料が発生しますが、これらの手数料も無料になっています。
また、理想の資産配分からのズレを直す「リバランス」にかかる費用も0円(無料)となっており、手間や時間だけでなくコストも抑えて投資・資産運用を行うことができます。
割引サービスの条件は?
ウェルスナビでは、運用額や運用期間によって、以下2つの割引サービスが受けられます。
[box05 title=”ウェルスナビの手数料割引”]
- 3,000万円を超える額に対して手数料は1%でなく年率0.5%
- 長期割:手数料が年率1%から年率0.9%に割引
*1%は「現金部分を除く、年率・税別」
[/box05]
運用額に関しては、3,000万円を超える部分については、年率1%ではなく年率0.5%(現金部分を除く、年率・税別)と半分の手数料になります。
また、長期割というシステムで、運用期間が長くなればなるほど、手数料が安くなります。長期割は、運用額と運用期間に対して、下表のように割引されます。
長期割判定額 | 手数料の割引幅 |
---|---|
50万円以上〜200万円未満 | 0.01%(年率) |
200万円以上 | 0.02%(年率) |
運用額が50万円以上200万円未満の場合、半年ごとに0.01%ずつ手数料が安くなって行きます。運用額が200万円以上の場合、2倍のスピードで割引されて行きます。
長期割の割引幅は最大0.1%(最大割引後の手数料は年率0.9%)までで、以下の図のように、運用額が50万円以上であれば5年、運用額が200万円以上であれば2年半で達成できます。
ウェルスナビの長期割|50万円以上なら5年、200万円以上なら2.5年で最大割引幅0.1%に到達
参考:
長期割のご案内|WealthNavi
長期割は、楽ラップやテオ(THEO)など他のロボアドバイザーには無い割引サービスなので、ロボアドバイザーで中長期の投資を考えている方は、ウェルスナビが断然おすすめです。
⇒ ウェルスナビの詳細確認・口座開設(無料)は、こちらから行えます。
自動税金最適化(DeTAX)で実質手数料が安くなる
ウェルスナビには、手数料の割引サービスだけでなく、実質的に手数料を安くすることができる「自動税金最適化(DeTAX)」があります。
自動税金最適化「DeTAX」とは、ウェルスナビに備わっている、税金の負担軽減サービスです。含み損のある資産などを売却することにより、投資利益にかかる税金を最小限に抑えてくれます。
ウェルスナビCEOの柴山和久さんによれば、年間0.4~0.6%程度の負担減になるとのことです。(以下、原文)
多くの場合、「DeTAX」(デタックス)の機能により年間0.4~0.6%程度の負担減となるため、事実上のコストはそれよりも少ないものになるでしょう。
投資益には、20%の課税負担がかかるため、DeTAXによる負担減で、他のロボアドバイザーよりも安く、投資・資産運用が行えます。
また、長期割と同様に、DeTAXは他のロボアドバイザーに無い優秀なサービスなので、この点をとってもロボアドバイザーでの運用は、ウェルスナビがオススメです。
手数料の計算方法
次に、実際のウェルスナビの手数料の計算方法を解説して行きます。月々の手数料支払い額がきになる方は、以下を参考に手数料を把握しておくと良いでしょう。
公式ページによれば、WealthNaviの手数料は、以下の計算式で決まります。
【1日分の手数料の計算式】:計算日の時価評価額×1%(手数料率)÷365×1.08(消費税)
引用:手数料の詳しい計算方法を教えてください|WealthNavi
この計算式を元に、ウェルスナビの手数料を概算してみると、8月1日に100万円分の投資を行い、1ヶ月後(9月1日)の時価評価額が101万円となった場合、9月1日に支払う手数料は、以下のようになります。
- 1日分の手数料:101万円 × 1% ÷ 365日 × 消費税(1.08%) = 29.9円
- 9/1に支払う手数料:× 31日 = 約926.4円
実際の支払額は、小数点以下(1円未満)は切り捨てとなるので、926円が9月1日に口座から引き落とされます。
いつ支払われるか?引き落としされるか?
ウェルスナビの手数料は、以下の公式ページの見解のように、1ヶ月分の手数料を翌月1日に支払らわれます。
1ヶ月分の手数料を翌月の1日(休日の場合は翌営業日)にお客様の口座の現金部分から自動的に引き落としさせていただきます。
引用:WealthNavi
現金部分とは、資産内のETFを購入していない現金という部分になります。通常、10万円投資を行ってもETFを購入していない「現金」部分があるので、手数料はこの部分から支払われます。
楽ラップ・テオなど他ロボアドバイザーとの比較
これまでのWelathNavi(ウェルスナビ)の手数料を踏まえて、他のロボアドバイザーとウェルスナビの手数料を比較していきます。
名称 | 実質・合計 手数料 *預かり資産に対して | 利用手数料 | 信託報酬 |
---|---|---|---|
ウェルスナビ | 〜1.0%(*1) | 1.00%(*1) (長期割有) | 利用手数料 に含まれる |
楽ラップ | 0.99% | 0.99% | 0.228% (最大) |
テオ | 1.08% | 1.08% (長期割有) | 利用手数料 に含まれる |
ダイワ ファンドラップ | 1.42% | 0.648% | 0.343% |
マネラップ | 0.99% | 1.08% | 0.34% |
WelthNaviの手数料は年率1%(現金部分を除く、年率・税別)で、楽ラップよりもほんの少し高いですが、上で解説した自動税金最適化(DeTAX)により、実質的なコストはウェルスナビの方が安くなります。
手数料は、運用成績に対して確実なマイナスリターンをうむため、ウェルスナビのように、手数料の安いサービスを利用して、投資パフォーマンスの確実な向上をえらいましょう。
まとめ
ここまで解説してきたように、ウェルスナビの手数料は、投資の手間や時間を考えると、投資初心者の方や仕事や子育てなどで忙しい方に、リーズナブルな手数料です。
独自のDeTAXや割引サービスなどにより、大幅に実質な手数料を落とすことができるので、ロボアドバイザーで資産運用を始めるのであれば、ウェルスナビが最もオススメになります。