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FTSEエマージング・インデックスとMSCI新興国の構成国・構成銘柄は?

ftseエマージング・インデックス

FTSEエマージング・インデックスは、新興国株式市場の動向を表す株価指数です。

中国や台湾、インド等20カ国以上から構成されており、SBI新興国株式インデックスファンドのベンチマークにも採用されています。

本記事では、FTSEエマージング・インデックスの特徴や構成銘柄や構成国、また業種別の構成比などを紹介・解説していきます。

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本指数と同等の投資パフォーマンスを上げることが期待されるインデックスファンドやETF、そのお得な購入先なども紹介します!

目次

FTSEエマージング・インデックスとは?

FTSEエマージング・インデックスとは、FTSE社(ロンドン証券取引所とフィナンシャルタイムズが共同設立)が算出している、新興国株式市場の動向を表す指数です。

対象国は、中国やインド、台湾などのアジア諸国や東南アジア、またブラジル、ロシアなどの資源国など、20カ国以上となっています。世界の有名グローバル企業などの大型・中型株、約1,000銘柄から構成されている時価総額加重平均型の株価指数です。

大型・中型だけでなく小型も含む新興国株価指数にFTSEエマージング・オールキャップ・インデックスがあります。約2,000銘柄から構成されています。

FTSEエマージング・インデックスの構成国・比率は?

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次に、本指数の気になる構成国の比率を確認していきます。

以下の表は、本指数の組入国の比率をまとめたものです。

中国や台湾など東アジアを中心に、インドや東南アジアなどアジア諸国がの比率が高い点が特徴です。その他には、ブラジルやロシア、南アフリカなど資源国の割合も高めです。

FTSEエマージング・オールキャップ・インデックスの構成国とその比率

銘柄構成比
中国25.5%
台湾14.7%
インド12.5%
ブラジル9.4%
南アフリカ8.6%
ロシア4.8%
メキシコ4.6%
タイ3.7%
マレーシア3.5%
インドネシア2.8%
ポーランド1.5%
チリ1.5%
フィリピン1.4%
トルコ1.3%
コロンビア0.5%
アラブ首長国連邦1.0%
クウェート0.6%
ギリシャ0.4%
ペルー0.4%
エジプト0.2%
ハンガリー0.3%
チェコ0.2%
パキスタン0.1%
参考:FTSE Emerging Index|FTSE

FTSEエマージング・インデックスの組み入れ銘柄と構成比

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次に、本指数の構成銘柄(約2,000銘柄)の組入上位銘柄を見ていきます。

中国の金融関連の企業、またホンハイやTSMCなど台湾のハイテク企業が上位を占めています。

金融や消費者サービス、電気通信など生活に欠かせない業種の銘柄の比率が高い点が新興国市場の特徴です。

FTSEエマージング・オールキャップ・インデックスの構成銘柄

銘柄構成比業種(セクター)
テンセント4.2%中国情報技術
台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング
カンパニー(TSMC)
4.0%台湾情報技術
ナスパーズ2.0%南アフリカ消費者サービス
中国建設銀行2.0%金融金融
チャイナモバイル1.6%中国電気通信
中国工商銀行(ICBC)1.3%中国金融
鴻海精密工業1.2%台湾電気通信
イタウ・ウニバンコ1.0%ブラジル金融
中国銀行1.0%中国金融
ブラジル石油公社
(ペトロブラス) 
1.0%ブラジルエネルギー

FTSEエマージング・インデックスの業種(セクター)別構成比

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次に、業種別の構成比率を確認します。

新興国市場ということで、金融や生活必需品セクターなど生活に密接した業種の割合が高くなっています。

また、先進国株式市場の動向を表すMSCIコクサイと比べた場合、情報技術も先進国並みの比率となっていますが、ヘルスケアセクターが低くなっています。

業種(セクター)FTSEエマージングMSCIコクサイ
金融31.0%21.3%
情報技術12.7%15.7%
資本財10.1%10.3%
生活必需品9.5%10.0%
エネルギー8.9%7.0%
素材7.7%4.9%
消費者サービス7.6%11.5%
電気通信6.4%2.9%
公益事業3.7%3.2%
ヘルスケア2.3%12.8%
業種別構成比:

新興国株式への投資を目的としたインデックスファンド

FTSEエマージング・インデックスなど、新興国株式市場の株価指数と同等の投資成果を上げることを目的とする投資信託(インデックスファンド)には、下表のようなものがあります。

新興国株式市場への投資を目的とした低コストファンド一覧・比較

ファンド名信託報酬(税抜)ベンチマーク
SBI新興国株式インデックスファンド0.19%FTSEエマージング・インデックス
eMAXIS Slim新興国株式インデックス0.19%MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み)
ニッセイ新興国株式インデックスファンド0.339%MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み)
iFree新興国株式インデックス0.34%FTSE RAFIエマージングインデックス(配当除く)
EXE-i新興国株式ファンド0.39%FTSEエマージング・インデックス
たわらノーロード新興国株式0.50%MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み)
三井住友・DC新興国株式インデックスファンド0.56%MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み)
iシェアーズ新興国株式インデックス0.58%MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当除く)
野村インデックスファンド・新興国株式0.60%MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み)
eMAXIS新興国株式インデックス0.60%MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当除く)
SMT新興国株式インデックス・オープン0.60%MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当除く)

たくさんの低コストファンドがありますが、eMAXIS Slim新興国株式インデックスSBI新興国株式インデックスファンドが最安コストとなっています。

コストは投資家への確実なマイナスリターンとなり、投資パフォーマンスを悪化させるので、コストの安いファンドを選ぶことが重要です。

また、次に紹介するような証券会社を利用することで、さらにお得にファンドを購入・保有できます。

安いファンドを選び、お得な証券会社で購入・運用することで、相対的なパフォーマンスの確実な向上が期待できます。

FTSEエマージング・インデックス型投資信託のお得な購入先は?SBI証券?楽天証券?

最後に、ここまで解説してきた投資信託をお得に購入・保有できる証券会社について解説していきます。

ポイント還元が高い「SBI証券」がお得

購入手数料は無料なので、どこで本ファンドを購入しても差がつきません。しかし、各ネット証券で行われている「ポイント還元プログラム」の違いがあります。

ポイント還元プログラムとは、投資信託(ファンド)の保有額に応じてポイント還元されるサービスです。

ポイントは、現金や電子マネーへの交換、またファンドの購入に利用可能なため、ポイント還元率の高いネット証券で、お得にファンドを保有することができます。

以下の表は、ネット証券のポイントプログラムの比較を行ったものです。結論から言うと、SBI証券の投信マイレージが還元率が良く利便性が高いと言えます。

スクロールできます
証券会社還元率特徴
SBI証券年率0.1%
(最大:年率0.24%)
保有額1,000万円以上で還元率2倍
一部ファンドは年率0.05%の還元率
SMBC日興証券キャンペーンで
ANAマイルやdポイント
ANA:最大6万マイルdポイント:最大1万pt⇒ キャンペーン詳細
楽天証券残高10万円毎に月4ポイント
(最大:年率0.048%)
ポイント除外ファンドが少ない
還元率は少ない
マネックス証券月平均保有額の年率0.08%
(最大:年率0.08%)
低コストのインデックスファンドはポイント除外
auカブコム証券月平均保有額100万円につき
1ポイント
(最大:年率0.24%)
月平均保有額が3000万円以上でポイント2倍
多数のポイント集計除外ファンド
各ネット証券のポイント還元

低コストインデックスファンドの場合、auカブコム証券・マネックス証券はほぼ全ての商品がポイント付与対象外となるので候補から外れます。

また、楽天証券は還元率が最大0.048%と低いので、SBI証券(ポイント還元率:0.05%〜0.20%)での購入・保有がお得になります。

また、SBI証券はポイント還元プログラムで付与される「Tポイント」を投資信託の購入に充てられ事も可能です。

毎月自動積立を設定するなら「楽天証券」もお得

毎月の自動積立を設定するならSBI証券よりも楽天証券の方がお得です。

その理由は、楽天証券の場合、自動積立の決済手段に「楽天カード」を利用することで、積立額(支払い額)の1%分がポイント還元されるためです。

自動積立とは、毎月の決まった日(例:月末・毎月12日など)に自動で決まった額を買付するサービスです。銘柄(投資信託)・積立日・積立金額の3つを最初に決めれば、あとは自動で毎月定額の買い付けが行われます。

楽天証券の取引や楽天カードで貯めた貯めた楽天ポイントは、楽天市場でのお買い物や楽天サービスの決済に1pt → 1円として利用できるため、楽天カードで積立ことで無条件で1%分の投資利益を得ることができます。

また、楽天ポイントは、楽天市場での買い物だけでなく、投資信託の購入にも利用することができるので、積立の楽天カード決済で貯まったポイントを投信の再投資に当てることで、さらに運用効率を上げることができます。

参考:楽天ポイントで投資信託を買うメリット

本サイトでの楽天証券の最新キャンペーンの解説は、以下をご参考ください。

FTSEエマージング・インデックスとは?構成銘柄や指数の特徴、インデックスファンドやETFを解説!

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この記事を書いた人

橘 龍馬のアバター 橘 龍馬 サイト管理人

投資歴7年、30代3児の父。理学博士。
投資・節約の専門メディア「マネーの研究室」のサイト管理人。
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