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EXE-iシリーズの評判は?確定拠出年金(iDeCo)でも利用できる低コストインデックスファンドの解説

EXE-iシリーズとは?確定拠出年金(iDeCo)でも利用できる低コストインデックスファンドの解説

EXE-iシリーズとは、全世界の株式・債券・不動産(REIT)市場に、低コストで投資できるインデックスファンドのシリーズです。SBI証券を利用すれば、個人型確定拠出年金(iDeCo)の運用先として選ぶこともできます。

本ページでは、EXE-iシリーズの特徴を解説します。本シリーズの全インデックスファンドの紹介、またコストを削減し、お得に購入できる購入先(証券会社)まで紹介していきます。

目次

EXE-iシリーズとは?

EXE-iシリーズは、SBIアセットマネジメントが運用する低コストインデックスファンドシリーズです。本シリーズを利用することで、先進国・新興国などの株式・債券・不動産市場に低コスト分散投資が行えます。

以下、EXE-iシリーズのファンドを紹介していきます。

EXE-iシリーズのファンド一覧

下表は、EXE-iシリーズの投資先別のファンドと保有時にかかる手数料「信託報酬」の一覧です。様々な地域の株式や債券、REITへ投資が低コストで行えることがわかります。

EXE-iシリーズのファンド一覧:

ファンド名投資クラス信託報酬
(税抜)
ベンチマーク
EXE-i先進国株式ファンド先進国株式0.32%FTSE Kaigai(カイガイ)
EXE-i新興国株式ファンド新興国株式0.39%FTSEエマージング
EXE-iグローバル中小型株式ファンド先進国・新興国の中小型株式0.38%MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス・スモールキャップ
EXE-i先進国債券ファンド先進国債券0.44%シティグループ世界BIG債券
インデックス
EXE-iグローバルREITファンド先進国・新興国REIT市場0.40%S&Pグローバルリート指数(日本含む)

他シリーズとの比較

低コストインデックスファンドには、EXE-iの他にも多数のシリーズがあります。下表は、各ファンドシリーズ・投資クラス毎の手数料を比較したものです。

各シリーズのインデックスファンド手数料・比較

ファンドシリーズ日本株先進国株新興国株米国株先進国債券
eMAXIS Slim0.159%0.109%0.189%0.160%0.170%
ニッセイインデックス0.159%0.109%0.189%-0.170%
iFree0.205%0.23%0.37%0.225%0.18%
たわらノーロード0.211%0.24%0.53%0.225%0.21%
三井住友DC0.205%
*TOPIX型
0.27%0.60%-0.22%
EXE-iシリーズ-0.32%0.39%-0.42%
FUNDS-i0.43%0.59%0.65%0.50%0.59%
SMT0.40%0.54%0.65%0.55%0.54%
i-mizuho0.41%0.62%0.63%0.57%0.63%
インデックスe0.205%0.54%--0.54%

EXE-iシリーズも低コストですが、ニッセイインデックスiFreeシリーズ三井住友DCたわらノーロードなどのファンドが最安水準となっています。ただし、外国中小型株クラスのファンドは「EXE-iグローバル中小型株式ファンド」のみです。

そのため、海外の中小型株市場へ投資したい方には、このファンドを利用すると良いかもしれません。実際、私もEXE-iグローバル中小型株式ファンドを毎月数万円程度積み立てています。

EXE-i先進国株式ファンドとは?

EXE-i先進国株式ファンドとは、アメリカやヨーロッパなど世界経済を牽引する、20カ国以上の先進国株式市場への分散投資を目的とした、インデックスファンドです。

FTSE Kaigai(カイガイ)インデックス(配当込み)をベンチマークとしており、アップルマイクロソフトなど約1,600銘柄から構成されいます。

FTSE Kaigai(カイガイ)インデックスとは、MSCIコクサイと同様に、日本以外の先進国株式市場への投資を目的とした株価指数です。

MSCIコクサイと違う点は「構成国」です。FTSE Kaigaiは、韓国を指数に組み入れていますが、MSCIコクサイは韓国を含みません。

[ac-box01 title=”FTSE Kaigaiの詳細をチェック”]

FTSE Kaigai(カイガイ)インデックス

FTSE Kaigai(カイガイ)とは、FTSE社(ロンドン証券取引所とフィナンシャルタイムズが共同設立)が算出している、先進国株式市場の動向を表す指数です。

指数名に「Kagai(カイガイ)」と入っているように、日本の投資家向けの株価指数で、構成国から日本が除かれています。

アメリカやイギリス、ヨーロッパ勢など、20カ国以上の先進国株式市場に上場する約1,600銘柄から構成されている時価総額加重平均型の株価指数です。

構成国の比率

下表に組入国の比率をまとめました。米国の比率60%以上と高く、米国の次に、イギリスやカナダ、ヨーロッパ勢が続いています。MSCIコクサイとの大きな違いは、韓国が含まれる点です。

[jin-fusen2 text=”構成国とその比率(MSCIコクサイとの比較)”]

銘柄FTSEカイガイMSCIコクサイ
米国64.45%65.77%
イギリス7.34%6.99%
フランス3.67%3.92%
ドイツ3.65%3.65%
カナダ3.53%3.89%
スイス3.51%3.49%
オーストラリア3.09%2.98%
韓国1.94%含まない
香港1.50%1.37%
オランダ1.24%1.36%
スペイン1.21%1.27%
その他4.87%3.20%

組み入れ銘柄と構成比

次に、FTSE Kaigaiの構成銘柄(約1,600銘柄)の組入上位銘柄の顔ぶれを見ていきます。世界経済を牽引するアメリカのグローバル企業が上位を独占しています。

また、FTSEカイガイには韓国が含まれるため、トップ10入りはしていないものの、サムソン電子なども上位銘柄となっています。

[jin-fusen2 text=”FTSEカイガイの構成銘柄”]

銘柄構成比業種(セクター)
アップル2.22%情報技術
マイクロソフト1.47%情報技術
エクソン・モービル1.03%エネルギー
ジョンソン&ジョンソン1.02%ヘルスケア
JPモルガン・チェース1.00%金融
アマゾン0.99%一般消費財・サービス
Facebook0.92%情報技術
ウェルズ・ファーゴ・アンド・カンパニー0.88%金融
ゼネラル・エレクトリック(GE)0.80%資本財・サービス
AT&T0.79%電気通信

業種(セクター)別構成比

次に、業種別の構成比率を確認します。金融業の他、情報技術やヘルスケアなど米国が世界を牽引する業種の割合が高くなっています。

米国の比率が高いため、米国の代表的な株価指数「S&P500」の業種別構成比と似た構成となっています。また、MSCIコクサイともさほど変わりません。

[jin-fusen2 text=”FTSEカイガイの業種別構成比”]

業種(セクター)FTSEカイガイS&P500
金融18.9%14.8%
生活必需品13.6%9.4%
資本財12.9%10.2%
情報技術12.2%21.7%
ヘルスケア11.4%14.1%
消費者サービス10.8%12.1%
エネルギー6.3%6.5%
素材4.6%2.8%
公益事業3.2%3.3%
不動産3.0%2.9%
電気通信3.0%2.4%

FTSEカイガイとMSCIコクサイの比較・違い

先進国株式市場の動向を表す指数には、本指数の他に、MSCIコクサイがあります。

二つの株価指数の違いは、構成国とそれに伴う銘柄数の違い等があります。

[jin-fusen2 text=”FTSEカイガイとMSCIコクサイの比較”]

項目FTSEカイガイMSCIコクサイ
構成国数23カ国
(韓国含む)
22カ国
構成銘柄数約1,600銘柄約1,300銘柄

分散性の観点から考えると、構成銘柄数が多いFTSEカイガイの方が優れていると言えるかもしれません。ただし、韓国自体の構成割合は、2%弱とそれほど高くないので、パフォーマンスにはそこまでの違いは出ないでしょう。

https://money-laboratory-ryoma.net/emaxis-slim-developed-stock-index/#msci-kokusai

[/ac-box01]

購入手数料・信託報酬(実質コスト)

本ファンドの購入手数料および売却時の手数料は、いずれも無料です。また、ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」は、年率0.324%(税抜)となっています。

EXE-i先進国株式ファンドの手数料一覧

項目手数料が発生する
タイミング
手数料(税抜)
購入手数料ファンド購入時無料
信託財産留保額ファンド売却時無料
信託報酬ファンド保有時年率0.324%

実質コスト(信託報酬+保管費用など)は年率0.36%(税抜)程度となっています(参照)。信託報酬0.324%とそれほど乖離がない印象です。

また、本ファンドは、SBI証券楽天証券の保有でポイント還元サービスが受けられます。ポイント還元率は、SBI証券の方が高く、年率0.05%のポイント(現金にも交換可能)還元が受けらます。そのため、SBI証券での購入・保有がお得です。

https://money-laboratory-ryoma.net/tag/sbi-sec/#toshin-mileage

資産配分(ETFの比率)

本ファンドは、ETFへ投資することで、実質的に先進国株式市場への投資を行っています。ETFは、以下の銘柄へ投資を行っています。いずれも海外の超低コストETFとなっており、本ファンドの低コスト化に貢献しています。これらのETFにかかる経費は、年率0.078%程度となっています。

組み入れETFの比率

銘柄比率ETFのベンチマーク
シュワブU.S. ブロードマーケットETF60.64%ダウジョーンズ U.S.ブロード・ストック・マーケット・インデックス
バンガード・FTSE・ヨーロッパETF29.41%FTSE欧州先進国オールキャップ・インデック
バンガード・FTSE・ディベロップド・アジア・パシフィック(除く日本)UCITS ETF9.95%FTSE ディベロップド・アジア・パシフィック(除く日本)インデックス

構成銘柄の比率は?

次に、本ファンドにどのような銘柄が組み込まれているか見ていきます。本ファンドは、FTSE Kaigai(カイガイ)がベンチマークで約1,600銘柄から構成されており、構成銘柄の上位10銘柄の比率は、以下のようになっています。

EXE-i先進国株式ファンドの構成銘柄比率:

銘柄構成比構成国業種(セクター)
アップル1.79%米国情報技術
マイクロソフト1.22%米国情報技術
エクソン・モービル0.82%米国エネルギー
アマゾン0.81%米国一般消費財・サービス
ジョンソン&ジョンソン0.81%米国ヘルスケア
JPモルガン・チェース0.79%米国金融
バークシャー・ハサウェイ0.79%米国金融
Facebook0.78%米国情報技術
ネスレ0.75%スイス生活必需品
サムソン電子0.72%韓国情報技術

アメリカが強く、アップルやマイクロソフト、Facebookなどのハイテク企業、またジョンソン&ジョンソンなど伝統的な企業の比率が高くなっています。また、FTSE Kaigaiには、韓国も含まれるため、サムソン電子が上位に入っている点が特徴です。

参考 米国企業に絞った投資を行いたい方は、低コストファンドのiFree NYダウインデックスや売買手数料無料(フリーETF)の「SPDR S&P500 ETF(1557)」などがあります。また、米国株式市場への投資を目的とした低コストファンドは、以下をご参照ください。

https://money-laboratory-ryoma.net/us-stock/#indexfunds

構成国の比率は?

次に、本ファンドの構成国の比率を見ていきます。下表が組入上位国の比率ですが、米国の比率50%以上と高いことがわかります。アメリカの次は、イギリスやカナダ、ヨーロッパ勢の比率が高めとなっています。また、カナダが入っていない点も特徴的です。

EXE-i先進国株式ファンドの構成国とその比率:

銘柄構成比
米国59.33%
イギリス7.52%
オーストラリア4.26%
スイス4.24%
ドイツ4.15%
フランス4.07%
オランダ1.78%
スウェーデン1.48%
スペイン1.42%
イタリア0.94%
その他10.81%

分配金・利回り

本ファンドの決算は年1回(5月)行われます。これまで分配金の発生はありません。分配金が出てしまうと、分配金への課税分(約20%)投資パフォーマンスが悪化するので、ファンド内への再投資が、我々ファンド購入者には嬉しいですね。

長期投資を行う場合、効率的な資産運用のため、分配金が出た場合でもファンドへ再投資することが重要です。SBI証券など証券会社の注文時に「分配金再投資コース」を選ぶことで、自動再投資ができます。

また、これまでの本ファンドのパフォーマンスは、以下のようになっています。トランプ大統領の就任以降、米国を中心とする株高により、良好なパフォーマンスです

期間(直近)ファンドベンチマーク
1ヶ月2.05%2.07%
3ヶ月8.24%8.43%
6ヶ月17.44%17.85%
1年20.41%20.81%
3年27.13%31.54%
設定来45.61%51.76%

参考:SBIアセットマネジメント

ちなみに、本ファンドのパフォーマンスがベンチマークよりも若干悪い理由のは、ファンドの成績が手数料(信託報酬)を差し引いた後の結果とベンチマークを比較しているためです。手数料の大事さがわかりますね。

先進国株ファンドの比較

次に、本ファンドとその他の先進国株式インデックスファンドの手数料を比較していきます(下表参照)。同一のベンチマークの場合、一般的に手数料の安いファンドを選んだ方が、相対的なパフォーマンスが良くなりやすくなっています。

本ファンドの手数料も十分安いですが、ニッセイ外国株式インデックスファンドeMAXIS Slim先進国株式インデックスがさらに安い手数料となっています。iFree外国株式インデックスたわらノーロード先進国株式でも、一昔前と比べると、十分に割安な水準です。

ファンド名信託報酬
eMAXIS Slim先進国株式インデックス0.1095%
ニッセイ外国株式インデックスファンド0.189%
iFree外国株式インデックス0.19%
iFree外国株式インデックス(為替ヘッジあり)0.19%
i-SMTグローバル株式インデックス0.19%
Smart-i先進国株式インデックス0.20%
つみたて先進国株式0.20%
つみたて先進国株式(為替ヘッジあり)0.20%
たわらノーロード先進国株式0.225%
たわらノーロード先進国株式(為替ヘッジあり)0.225%
EXE-i先進国株式ファンド0.32%
野村インデックスファンド・外国株式0.55%
野村インデックスファンド・外国株式(為替ヘッジあり)0.59%
eMAXIS先進国株式インデックスファンド0.60%
SMTグローバル株式インデックス・オープン0.50%
i-mizuho先進国株式インデックス(為替ヘッジ無)0.57%
i-mizuho先進国株式インデックス(為替ヘッジ有)0.57%
外国株式インデックスe0.50%

ただし、ベンチマークにFTSE Kaigaiを利用した場合は、本ファンドが良いでしょう。MSCIコクサイとFTSE kaigaiの大きな違いは、韓国などが先進国として入っているかどうかです。FTSE Kaigaiは、韓国が先進国として入っており、組み入れ銘柄も多くなっています。

参考 先進国株式ファンドの比較・一覧は、以下をご参照下さい。

https://money-laboratory-ryoma.net/developed-country-stock-etf-and-indexfunds/

また、上述のように、本ファンドはSBI証券の保有で0.05%(年率)のポイント還元(投信マイレージ)が受けられるので、SBI証券で保有すれば、実質0.319%(=0.324%-0.05%)の信託報酬で保有が可能です。

参考 SBI証券の詳細確認・口座開設(無料)は、以下の公式ページから行えます。今なら口座開設キャンペーンでさらに最大10万円がもらえます(9月30日まで)

SBI証券の詳細確認・口座開設(無料)

ちなみにETFの場合、フリーETFMAXIS海外株式(MSCIコクサイ)上場投信(1550)やバンガードFTSE先進国市場(除く米国)ETF(VEA)などが超低コストの信託報酬(経費率)となっていますので、利便性よりも手数料の安さにこだわる方は、これらの銘柄の利用を検討しても良いかもしれません。

個人的には、金額ベースでの購入がきたり、毎月自動積立や分配金の自動再投資ができるなど利便性の高いインデックスファンドの方が、ETFよりも初心者向きだと思います。

参考 インデックスファンドとETFの比較・詳細は、以下をご参照ください。

https://money-laboratory-ryoma.net/toshin/#indexfund-vs-etf

分散性を高めたい場合

本ファンドは、先進国株式市場が投資対象となっています。ただし、先進国だけでなく、中国やインドなど新興国株式へも分散投資を行いたい場合、iFree新興国株式インデックス(信託報酬:0.34%)やたわらノーロード新興国株式(同:0.495%)を合わせて利用することで、低コストで全世界へ分散投資が行えます。

ETFであれば、経費率(信託報酬)0.15%のバンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)を利用することで格安で新興国株式市場へ投資が行えます。

また、二つのファンドを購入や積立、管理するのが面倒という方は、経費率(信託報酬)0.11%のバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)三井住友・DC全海外株式インデックスファンド(同:0.25%)を利用することで、ファンド1本で全世界へ分散投資が行えます。

まとめ・評価

本ファンドのデータをまとめると、以下のようになっています。年率0.32%程度でアメリカやヨーロッパ、また韓国などMSCIコクサイでは新興国に含まれる、先進国の株式市場に分散投資を行うことができます。

EXE-i先進国株式ファンドのデータ・まとめ:

  • ベンチマーク:FTSE Kaigai(配当込み)
  • 購入手数料:無料
  • 信託報酬(税抜):年率0.324%(その他諸経費を含む実質コスト:0.36%)
  • 売買単位:1万円から1円単位(SBI証券なら最低500円から積立可能。)
  • 決算:年1回(5月12日、休日の場合、翌営業日)
  • 償還日:無期限(設定日:2013年5月13日)
  • 信託財産留保額:無し

EXE-i新興国株式ファンドとは?

EXE-i新興国株式ファンドとは、中国や台湾、インドなど、20以上の新興国への投資を目的としたインデックスファンドです。FTSEエマージング・インデックス(円換算)をベンチマークとしています。

購入手数料・信託報酬(実質コスト)

本ファンドの購入手数料は、いずれも無料(ノーロード)です。また、ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」は、年率0.39%(税抜)と新興国株式ファンドとしては、iFree新興国株式インデックスに次ぐ安さとなっています。

EXE-i新興国株式ファンドの手数料一覧:

項目手数料が発生する
タイミング
手数料(税抜)
購入手数料ファンド購入時無料
信託財産留保額ファンド売却時売却額の0.3%
信託報酬ファンド保有時年率0.495%

実質コスト(信託報酬+保管費用など)は年率0.47%(税抜)程度となっています(参照)。新興国への投資は、実質コストが高くなりやすい傾向になっており、本ファンドも信託報酬0.495%と比べて高めとなっています。

ちなみに、本ファンドは、SBI証券楽天証券の保有でポイント還元サービスが受けられます。ポイント還元率は、SBI証券の方が高く、年率0.05%のポイント(現金にも交換可能)還元が受けらます。そのため、SBI証券での購入・保有がお得です。

https://money-laboratory-ryoma.net/tag/sbi-sec/#toshin-mileage

資産配分(ETFの比率)

本ファンドは、基本的にETFへの投資を行うことで、実質的に新興国株式市場への投資を行っています。ETFは、以下の2銘柄へ投資を行っています。いずれも海外の超低コストETFとなっており、本ファンドの低コスト化に貢献しています。

組み入れETFの比率

銘柄比率ETFのベンチマーク
シュワブエマージング・マーケッツエクイティETF90.0%FTSEエマージング・インデックス
iシェアーズ コア MSCIエマージング・マーケッツETF10.0%MSCIエマージング・マーケットIMIインデックス

構成銘柄の比率は?

次に、本ファンドがETFを通じて、実質どのような銘柄が組み込まれているか見ていきます。以下の表は、構成銘柄の上位10銘柄の比率を表したものです。

EXE-i新興国株式ファンドの構成銘柄比率:

銘柄構成比業種(セクター)
台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング
カンパニー(TSMC)
3.6%台湾情報技術
テンセント3.5%中国情報技術
中国建設銀行1.8%金融金融
ナスパーズ1.6%南アフリカ消費者サービス
チャイナモバイル1.4%中国電気通信
中国工商銀行(ICBC)1.1%中国金融
鴻海精密工業1.1%台湾電気通信
イタウ・ウニバンコ1.0%ブラジル金融
中国銀行0.9%中国金融
HDFC銀行0.8%インド金融

ニュースや新聞などでよく目にする中国などアジア企業が組み入れ上位となっています。昔から強い中国の金融系に加えて、昨今世界の工場となりつつある、台湾企業も目立ちます。

構成国の比率は?

次に、本ファンドの構成国の比率を見ていきます。下表が組入上位国の比率ですが、中国、台湾、インドなどのアジアの新興国勢の割合が高い点が特徴です。また、ブラジルやロシアなどの資源国の割合も高めです。

EXE-i新興国株式ファンドの構成国とその比率:

銘柄構成比
中国18.4%
台湾12.8%
インド10.5%
ブラジル8.8%
南アフリカ7.4%
香港4.4%
ロシア4.1%
メキシコ3.7%
タイ3.1%
マレーシア3.0%
その他23.8%

FTSEエマージング・インデックスの業種別構成比など詳細は、以下をご参照ください。

https://money-laboratory-ryoma.net/ftse-emerging-index/

分配金・利回り

本ファンドの決算は年1回(10月)行われます。これまで分配金の発生はありません。分配金が出てしまうと、分配金への課税分(約20%)投資パフォーマンスが悪化するので、ファンド内への再投資が、我々ファンド購入者には嬉しいですね。

また、これまでの本ファンドのパフォーマンスは、以下のようになっています。直近では、トランプ大統領の就任以降の円安もあり良好なパフォーマンスです。

期間(直近)ファンドベンチマーク
1ヶ月1.81%2.38%
3ヶ月9.05% 10.22%
6ヶ月14.69%15.62%
1年29.67%30.74%
3年17.45%22.36%
設定来7.77%12.83%

参考:SBIアセットマネジメント

ベンチマークとファンドのパフォーマンスの乖離は手数料によるものもありますが、そもそも、組み入れETFの一部のベンチマークが違うものを利用している点も原因と考えられます。

まとめ・評価

本ファンドのデータをまとめると、以下のようになっています。なんといっても、最大の特徴は手数料の安さです。年率0.39%と低コストで経済成長率の高い新興国の株式市場に分散投資を行うことができます。

また、本ファンドは、SBI証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)でも購入できます。実際、私自身も月々本ファンドを積み立てています。

[box05 title=”データ・まとめ”]

  • ベンチマーク:FTSEエマージング・インデックス(円換算)
  • 購入手数料:無料
  • 信託報酬(税抜):年率0.39%(その他諸経費を含む実質コスト:0.47%程度)
  • 売買単位:100円から1円単位
  • 決算:年1回(5月12日、休日の場合、翌営業日)
  • 償還日:無期限(設定日:2013年5月13日)
  • 信託財産留保額:なし
  • 販売会社:SBI証券、楽天証券など

[/box05]

EXE-i先進国債券ファンドとは?

EXE-i先進国債券ファンドとは?分配金や手数料、実質コストの評価、他外国(先進国)債券ファンドとの比較も

EXE-i先進国債券ファンドとは、アメリカやヨーロッパ諸国など先進国を中心とした、20カ国以上の外国債券市場への分散投資を目的としたインデックスファンドです。

シティグループ世界BIG債券インデックスをベンチマークとしており、日本を含む先進国・一部新興国の国債や社債、政府機関債などから構成されいます。EXE-iシリーズのファンドの1つで、手数料の安さが特徴です。

購入手数料・信託報酬(実質コスト)

本ファンドの購入手数料および売却時の手数料は、いずれも無料です。また、ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」は、年率0.42%(税抜)となっています。

EXE-i先進国債券ファンドの手数料一覧

項目手数料が発生する
タイミング
手数料(税抜)
購入手数料ファンド購入時無料
信託財産留保額ファンド売却時無料
信託報酬ファンド保有時年率0.42%

実質コスト(信託報酬+保管費用など)は年率0.46%(税抜)程度となっています(参照)。信託報酬0.42%とそれほど乖離がない印象です。

また、本ファンドは、SBI証券楽天証券の保有でポイント還元サービスが受けられます。ポイント還元率は、SBI証券の方が高く、年率0.05%のポイント(現金にも交換可能)還元が受けらます。そのため、SBI証券での購入・保有がお得です。

https://money-laboratory-ryoma.net/tag/sbi-sec/#toshin-mileage

資産配分(ETFの比率)

本ファンドは、ETFへ投資することで、実質的に先進国株式市場への投資を行っています。ETFは、以下の銘柄へ投資を行っています。いずれも海外の超低コストETFとなっており、本ファンドの低コスト化に貢献しています。これらのETFにかかる経費は、年率0.176%程度となっています。

組み入れETFの比率

銘柄比率
シュワブU.S. アグリゲート・ボンドETF59.91%
iシェアーズ 世界国債(除く米国)ETF40.09%

構成国の比率は?

次に、本ファンドの構成国の比率を見ていきます。下表が組入上位国の比率ですが、米国の比率が半分近くなっています。アメリカ以外では、フランスやイタリアなどのヨーロッパ諸国がトップ10に入っています。

構成国とその比率

銘柄構成比
米国55.58%
日本9.43%
フランス2.88%
イギリス2.73%
イタリア2.69%
カナダ2.52%
ドイツ2.33%
オランダ2.09%
アイルランド2.00%
オーストラリア1.98%

組み入れ債券の比率は?

次に、本ファンドの組み入れ債券の比率を見ていきます。本ファンドのベンチマークはシティグループ世界BIG債券インデックスなので、国債だけでなく、政府機関債や社債など、多様な債券に幅広く分散投資しています。(シティ世界国債インデックスは国債のみ)

組み入れ債券とその比率

銘柄構成比
政府機関債39.97%
米国国債20.61%
社債15.50%
パススルー証券12.42%
米国政府機関債4.95%
モーゲージ債2.98%
国際機関債0.98%
商業不動産担保証券0.96%
課税地方債0.46%
資産担保証券0.25%

参考 シティグループ世界BIG債券インデックスの詳細(ポートフォリオ、国別構成比の10位以降など)は、以下をご参照ください。

https://money-laboratory-ryoma.net/citi-world-kokusai-index/#big

分配金・利回り

本ファンドの決算は年1回(5月)行われます。これまで分配金の発生はありません。分配金が出てしまうと、分配金への課税分(約20%)投資パフォーマンスが悪化するので、ファンド内への再投資が、我々ファンド購入者には嬉しいですね。

長期投資を行う場合、効率的な資産運用のため、分配金が出た場合でもファンドへ再投資することが重要です。SBI証券など証券会社の注文時に「分配金再投資コース」を選ぶことで、自動再投資ができます。

また、これまでの本ファンドのパフォーマンスは、以下のようになっています。アベノミクス以降の円安もありますが、歴史的な低金利からの米国発の金利上昇局面ということもあり、パフォーマンスは芳しくありません。

期間(直近)ファンドベンチマーク
1ヶ月-0.07%0.00%
3ヶ月-2.33%-2.04%
6ヶ月5.27%5.03%
1年-2.50%-2.44%
3年8.26%7.46%
設定来11.12%12.15%

参考:SBIアセットマネジメント

ちなみに、本ファンドのパフォーマンスがベンチマークよりも若干悪い理由のは、ファンドの成績が手数料(信託報酬)を差し引いた後の結果とベンチマークを比較しているためです。手数料の大事さがわかりますね。

先進国債券ファンドの比較

本ファンド最大の特徴は、低コストで先進国を中心とする海外の債券市場へ投資ができるという点です。ただし、下表の「外国債券を投資対象とするファンドの手数料比較表」からわかるように、最安コストはニッセイ外国債券インデックスファンドおよびeMAXIS Slim先進国債券インデックスです。

ファンド名信託報酬(税抜き)
ニッセイ外国債券インデックスファンド0.17%
iFree外国債券インデックス0.18%
たわらノーロード先進国債券0.20%
たわらノーロード先進国債券(為替ヘッジあり)0.20%
三井住友・DC外国債券インデックスファンド0.21%
EXE-i先進国債券ファンド0.42%
野村インデックスファンド・外国債券0.55%
eMAXIS先進国債券インデックス0.60%
SMTグローバル債券インデックス・オープン0.50%
i-mizuho先進国債券インデックス0.63%
外国債券インデックスe0.50%

コストは投資家への確実なマイナスリターンとなるため、コストの安い運用商品を選ぶことが重要です。ただし、シティ世界国債インデックスをベンチマークとするファンドは国債のみが投資対象となっているので、社債などにも分散投資したい方は、本ファンドが選択肢となります。

また、為替変動リスクを抑えて投資を行いたい場合は、たわらノーロード先進国債券(為替ヘッジあり)も選択肢となるかもしれません。

ちなみに、上述のように、本ファンドはSBI証券の保有で0.05%(年率)のポイント還元(投信マイレージ)が受けられるので、SBI証券で保有すれば、実質0.37%(=0.42%-0.05%)の信託報酬で保有が可能です。

参考 SBI証券の詳細確認・口座開設(無料)は、以下の公式ページから行えます。今なら口座開設キャンペーンでさらに最大10万円がもらえます(11月30日まで)

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ちなみにETFの場合、信託報酬(経費率)0.06%のバンガード米国トータル債券市場ETF(BND)や同0.12%のバンガード・トータル・インターナショナル債券ETF(BNDX)など超低コスト商品があります。利便性よりも手数料の安さにこだわる方は、これらの銘柄の利用を検討しても良いかもしれません。

個人的には、金額ベースでの購入がきたり、毎月自動積立や分配金の自動再投資ができるなど利便性の高いインデックスファンドの方が、ETFよりも初心者向きだと思います。

参考 インデックスファンドとETFの比較・詳細は、以下をご参照ください。

https://money-laboratory-ryoma.net/toshin/#indexfund-vs-etf

まとめ・評価

本ファンドのデータをまとめると、以下のようになっています。年率0.42%で世界経済を牽引する先進国の債券市場に投資できます。ただし、ニッセイ外国債券インデックスファンド等と比べると、手数料が割高です。

EXE-i先進国債券インデックスのデータ・まとめ:

  • ベンチマーク:シティグループ世界BIG債券インデックス
  • 購入手数料:無料
  • 信託報酬(税抜):年率0.42%(その他諸経費を含む実質コスト:0.46%)
  • 売買単位:1万円から1円単位(SBI証券なら最低500円から積立可能。)
  • 決算:年1回(5月2日、休日の場合、翌営業日)
  • 償還日:無期限(設定日:2013年5月13日)
  • 信託財産留保額:無し

EXE-iグローバルREITファンドとは?

EXE-iグローバルREITファンドとは?分配金や手数料、実質コスト等の比較・解説

EXE-iグローバルREITファンドは、EXE-iシリーズのファンドの1つで、米国や欧州などの先進国だけでなく、メキシコや南アフリカなど新興国を含む全世界の不動産市場への分散投資を目的としたインデックスファンドです。

ベンチマークは、S&Pグローバルリート指数(配当込み、日本を含む)で、オフィスビルや商業施設・物流、また住宅などを投資対象とする不動産投資信託(REIT:リート)に分散投資が行えます。

[chat face=”t_ryoma1985.jpg” name=”サイト管理人” align=”left” border=”yellow” bg=”none” style=”maru”]
新興国を含む海外の不動産市場へ投資が可能な数少ないインデックスファンドです。
[/chat]

購入手数料・信託報酬(実質コスト)

本ファンドの購入手数料および売却時の手数料(信託財産留保額など)は、いずれも無料です。

信託報酬

また、ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」は、年率0.343%(税込)と、グローバルリート型のインデックスとしては「ニッセイグローバルリートインデックス」、先進国REIT型としては「eMAXIS Slim先進国リートインデックス」の信託報酬:0.20(税抜)等と比較して、若干割高です。

[jin-fusen2 text=”EXE-iグローバルREITファンドの手数料”]

項目手数料が発生する
タイミング
手数料
購入手数料ファンド購入時無料
信託財産留保額ファンド売却時無料
信託報酬(税抜)ファンド保有時年率0.33%

実質コスト

売買委託手数料や有価証券取引税、保管費用などを含めた実質コストは「0.383%」となっており、信託報酬以外の余分なコストが若干多めです。

ただし、本ファンドよりも手数料が安い、Smart-i先進国リート等と比較すると、実質コストが低いためで、先進国リート型ファンドとしては優秀です。

ちなみに、実質コストは、直近の「運用報告書」を基に算出しております。

以下の図は、運用報告書に記載されている「一万口当たりの費用明細」です。

対象期間中の信託報酬が「34円」、信託報酬を含む全ての手数料の合計が「38円(+20円分が隠れコスト)」なので、実質コストを「信託報酬÷34×38」として計算すると、実質コストは0.383%(四捨五入)となります。

また、本ファンドは、SBI証券楽天証券で保有する事で、ポイント還元サービスが受けられます。

ポイント還元率は、SBI証券の方が高く、年率0.05%のポイント(現金にも交換可能)還元が受けらます。そのため、SBI証券での購入・保有がお得です。

https://money-laboratory-ryoma.net/tag/sbi-sec/#toshin-mileage

資産配分(ETFの比率)

本ファンドは、ETFへ投資することで、実質的に海外リート市場への投資を行っています。

ETFは、以下の銘柄へ投資を行っています。いずれも海外の超低コストETFとなっており、本ファンドの低コスト化に貢献しています。これらのETFにかかる経費は、年率0.114%程度(上記の信託報酬に含まれる)となっています。

[jin-fusen2 title=”組み入れETFの比率”]

銘柄比率ETFのベンチマーク
シュワブ US REIT ETF59.12%ダウジョーンズ U.S.セレクト REITインデックス
バンガード・グローバル(除く米国)不動産 ETF40.88%S&Pグローバル(除く米国)不動産インデックス

構成国の比率は?

次に、本ファンドの構成国について見ていきます。以下の表は、本ファンドの組入上位国の比率を表したものです。株式市場(MSCIコクサイ)同様、市場規模の大きい米国(アメリカ)の割合が高くなっています。ただし、オーストラリアの比率が2番目に高い点は、不動産(REIT)市場特有です。

[jin-fusen2 text=”構成国の比率”]

銘柄構成比
アメリカ70.2%
オーストラリア8.2%
イギリス5.0%
フランス4.0%
シンガポール3.1%
その他9.5%

構成銘柄の比率は?

構成銘柄の比率は?

本ファンドにどのような銘柄(不動産投資信託:REIT)が組み込まれているか見ていきます。

本ファンドは、約300銘柄のREITから構成されています。300銘柄と聞くと、全世界を投資対象としている割に、分散性に乏しいように感じますが、1つの銘柄がたくさんの不動産に分散投資を行っている投資信託なので、分散効果が期待できます。

[jin-fusen2 text=”構成銘柄の比率”]

銘柄構成比用途(セクター)
サイモン・プロパティー・グループ4.8%店舗
パブリック・ストーレッジ2.9%専門
プロロジス2.4%工業用
ウェル・タワー2.3%ヘルスケア
アバロンベイ・コミュニティーズ2.2%住宅
ユニボール・ロダムコ2.0%店舗
ベンタス2.0%ヘルスケア
エクイティ・レジデンシャル2.0%住宅
ボストン・プロパティーズ1.8%オフィス
セントレ1.6%店舗

国内REIT(東証REIT指数)の場合、オフィスビルなどに偏っていますが、本ファンド(指数)は、様々なセクターのREIT銘柄から構成されていることがわかります。ヘルスケア関連のリートが近年では増えてきています。

本ファンドのベンチマークとなっている「S&P先進国リート指数」の特徴・詳細は、以下をご参照ください。

https://money-laboratory-ryoma.net/sp-developed-countries-reit-index/

分配金・利回り

本ファンドの決算は年1回(5月)行われます。これまで分配金の発生はありません。分配金が出てしまうと、分配金への課税分(約20%)投資パフォーマンスが悪化するので、ファンド内への再投資が、我々ファンド購入者には嬉しいですね。

[chat face=”t_ryoma1985.jpg” name=”サイト管理人” align=”left” border=”yellow” bg=”none” style=”maru”]
長期投資を行う場合、効率的な資産運用のため、分配金が出た場合でもファンドへ再投資することが重要です。

SBI証券など証券会社の注文時に「分配金再投資コース」を選ぶことで、自動再投資ができます。
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パフォーマンス・利回り

本ファンドの過去のパフォーマンスは、下図のようになっています。浮き沈みを繰り返しながらも中期的には上昇傾向となっています。

また、本ファンドのパフォーマンスがベンチマークよりも若干悪い理由のは、ファンドの成績が手数料(信託報酬)を差し引いた後の比較・結果となっているためです。

ただし、本ファンドの他の外国リートファンドと比較して、実質コストが低いため、ベンチマークとの乖離は少なめとなっています。

[chat face=”t_ryoma1985.jpg” name=”サイト管理人” align=”left” border=”yellow” bg=”none” style=”maru”]
手数料が安いほど、手数料によるパフォーマンスの低下が無くなり、ベンチマークとの乖離は少なくなるため、手数料の重要性を再認識させられます。
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外国REITファンドの比較

下表は「外国REITクラスのインデックスファンドの手数料を比較した表」ですが、本ファンドは「eMAXIS Slim先進国リートインデックス」と比較すると、手数料(信託報酬)が若干割高です。

[jin-fusen2 text=”外国リート型ファンドの手数料比較・一覧”]

ファンド名信託報酬
(税抜)
ベンチマーク
eMAXIS Slim先進国リートインデックス0.22%S&P先進国リート指数
Smart-i先進国リートインデックス0.22%S&P先進国リート指数
たわらノーロード先進国リート0.297%S&P先進国リート指数
三井住友・DC外国リートインデックスファンド0.297%S&P先進国リート指数
ニッセイグローバルリートインデックスファンド0.297%S&PグローバルREIT指数
iFree外国REIT(リート)インデックス0.341%S&P先進国リート指数
EXE-iグローバルREITファンド0.343%S&Pグローバルリート指数
たわらノーロード先進国リート
<為替ヘッジあり>
0.385%S&P先進国リート指数
(為替ヘッジ)
iシェアーズ先進国リートインデックス0.429%S&P先進国リート指数
野村インデックスファンド・外国REIT0.605%S&P先進国リート指数
SMTグローバルREITインデックス・オープン0.605%S&P先進国リート指数
eMAXIS先進国リートインデックス0.660%S&P先進国リート指数

ただし、「eMAXIS Slim先進国リートインデックス」は「三菱UFJ国際投信」でしか購入できない事、また「Smart-i先進国リート」は実質コストが高い事などから、本ファンドを利用しても良いでしょう。

ちなみに、今後のeMAXIS Slim先進国リートインデックスがネット証券で購入可能になったり、純資産増加による手数料の引き下げ等があれば「eMAXIS Slim先進国リートインデックス」も魅力的になります。

https://money-laboratory-ryoma.net/emaxis-slim-developed-reit-index/

為替の変動を抑えたい場合

ちなみに、対ドルなど外貨の変動でファンドの基準価値が変動するため、為替変動リスクを抑えて投資を行いたい方は、為替ヘッジ型の「たわらノーロード先進国リート<為替ヘッジあり>」を利用すると良いでしょう。

また、先進国だけでなく新興国も含んだ全世界REIT型ファンドと比較した場合、ニッセイグローバルリートインデックスファンドが、最安コストとなっています。

多くの外国REIT型ファンドは、先進国REIT市場のみが投資対象となっていますが、ニッセイグローバルリートインデックスファンドは、新興国を含む全世界のREIT市場が投資対象となっており、分散性も高い点が特徴です。

https://money-laboratory-ryoma.net/nissay-global-indexfund/

分散性を高めたい場合

外国だけでなく国内の不動産市場への投資を行いたい方は、eMAXIS Slim国内リートインデックスが注目です。信託報酬0.187%で国内REITに分散投資が行えます。

https://money-laboratory-ryoma.net/emaxis-slim-series/#j-reit

また、不動産市場だけでなく、株式や債券にも投資を行いたい方は、eMAXIS Slim先進国株式インデックスeMAXIS Slim先進国債券インデックスなどの利用を考えると良いでしょう。

株式・債券・不動産市場にファンド1本で投資を行いたい方は、eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)等のバランスファンドも便利です。

基本的には「eMAXIS Slimシリーズ」のインデックスファンドを利用していれば、各資産クラスでの最安ファンドを購入・保有できるため、iFreeシリーズや他のシリーズよりもオススメです。

口コミ・評判

EXE-iグローバルREITファンドの口コミや評判をTwitter等からピックアップして行きます。

[chat face=”t_ryoma1985.jpg” name=”サイト管理人” align=”left” border=”yellow” bg=”none” style=”maru”]
SBI証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)での愛用者も多く、iDeCoから外れるため惜しむ声が多いようです!
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まとめ・評価

本ファンドのデータをまとめると、以下のようになっています。

最大の特徴は手数料の安さで、年率0.343%(税込)と低コストで、先進国だけでなく新興国を含む全世界の不動産投資信託(REIT)銘柄に分散投資を行うことができます。

[box05 title=”データ・まとめ”]

  • ベンチマーク:S&PグローバルREIT指数(配当込み、日本含む)
  • 購入手数料:無料
  • 信託報酬(税抜):年率0.343%(実質コスト:0.38%)
  • 売買単位:100円から1円単位
  • 決算:年1回(5月12日、休日の場合、翌営業日)
  • 償還日:無期限(設定日:2013年5月13日)
  • 信託財産留保額:無し

[/box05]

以下、ファンドの運用成績を左右する証券会社(EXE-iシリーズファンドの最適な購入・保有先)について解説して行きます。

証券会社による違いがあり、ポイント還元などを加味すると、投資パフォーマンスに影響が出るので、最適な証券会社を利用して、投資パフォーマンスの向上を狙いましょう。

お得な購入先(証券会社)

EXE-iシリーズは、SBI証券・楽天証券マネックス証券auカブコム証券むさし証券(トレジャーネット)で購入ができます(ただし、個人型確定拠出年金の場合、SBI証券のみ購入可能)。

どのネット証券でも購入手数料は無料(ノーロード)ですが、ファンド保有時のポイント還元サービスがある問いう点で、楽天証券が最もお得な購入先となります。

各ネット証券(むさし証券除く)で、ファンド保有時のポイント還元サービスを行っていますが(下表参照)、EXE-iシリーズがポイント還元の対象となるのは、楽天証券のみです(他のネット証券はEXE-iシリーズのファンドはポイント対象外)。

各証券会社のポイント還元サービス・まとめ

証券会社還元率特徴
SBI証券年率0.1%
(最大:年率0.24%)
楽天証券残高10万円毎に月4ポイント
(最大:年率0.048%)
  • ポイント除外ファンドが少ない
  • 還元率は少ない
マネックス証券月平均保有額の年率0.08%
(最大:年率0.08%)
  • 低コストのインデックスファンドはポイント除外
auカブコム証券月平均保有額100万円につき1ポイント
(最大:年率0.24%)

参考 楽天証券の詳細確認・口座開設(無料)は、以下の公式ページから行えます。今なら口座開設キャンペーンで最大110,000円相当がもらえます。(3月31日まで)

楽天証券の詳細確認・口座開設(無料)

また、楽天証券の解説や口座開設キャンペーンの詳細は、以下をご参照ください。

楽天証券は、お得なポイント還元で投資信託が保有できたり、マネーブリッジで普通預金金利が0.1%になったり、豊富な外国株・海外ETFの品揃え、ステージ制IPO、また日経新聞を無料で読めるなど数多くのメリットがあります。

楽天証券の特徴

楽天証券公式ページ
  • 楽天ポイントで投資信託が買える
  • 全6カ国の外国株・海外ETFが取引可能
  • 日経新聞が無料で読める
  • マネーブリッジで普通預金金利が0.1%へ

口座開設費・維持費は無料なので、口座をお持ちで無い方は、この機会に口座を開設してみると良いでしょう。

参考 楽天証券の詳細確認・口座開設は、以下から行えます。今なら口座開設キャンペーンで最大110,000円相当のポイントがもらえます(3月31日まで)

楽天証券の詳細確認・口座開設(無料)

 

EXE-iシリーズとは?確定拠出年金(iDeCo)でも利用できる低コストインデックスファンドの解説

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この記事を書いた人

橘 龍馬のアバター 橘 龍馬 サイト管理人

投資歴7年、30代3児の父。理学博士。
投資・節約の専門メディア「マネーの研究室」のサイト管理人。
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