実際の利用者の口コミ・評判も紹介するので、みずほ証券でIPOに参加するか?迷っている方は、ぜひご参考ください!
みずほ証券は、業界大手として、IPOの取扱数やIPO株の配分の多い主幹事の実績がトップクラスの証券会社の一つです。
野村証券と同様に、裁量配分により資金力のある方への配分が多い対面向きの証券会社ですが、インターネット申込みもあり「100%平等抽選」で資金が少ない方でも当選のチャンスがあります。
- IPO取扱数も比較的多い
- 主幹事実績が豊富
→ 当選株数が他の証券会社より多い - 100%平等抽選で初心者の方も当たりやすい!
このように、IPO投資でメリットが多いみずほ証券ですが、
- 抽選ルールの詳しい特徴は?
- IPOの実績・銘柄数は?
- 注意点・デメリットは?
- 口コミ・評判は?
など、様々な疑問・質問があると思います。
そこで、本記事では、みずほ証券のIPO抽選ルールやIPOの品揃え(取扱い状況)などを解説し、さらに他のIPOに強い証券会社と比較し、みずほ証券のメリット・デメリットをまとめていきます。
利用している方の口コミ・評判も気になるわ。
口コミ・評判はもちろん、みずほ証券でIPO抽選に参加する方法やスケジュールも合わせて解説していきます。
みずほ証券IPO/みずほ証券の評判は?
はじめに、みずほ証券について簡単に解説していきます。
既にご存知の方は、読み飛ばして頂いて構いません。
→ IPOルール・抽選方法へ
みずほ証券は、みずほフィナンシャルグループの証券会社です。
店舗・対面での取引・インターネット取引の両方ができる点が特徴です。国内株式や投資信託だけでなく、米国株などの外国株、債券、FX、個人型確定拠出年金など幅広い金融商品を扱っています。
会社名 | みずほ証券株式会社 |
---|---|
登録番号 | 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第94号 |
設立年月日 | 1917年7月 |
所在地(住所) | 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-5-1 大手町ファーストスクエア |
役員 | 取締役会長:三宅 潔 代表取締役社長:飯田 浩一 取締役副社長:高橋 敦 常務取締役:大石 正弥 |
資本金 | 約1,250億 |
加入団体 | 日本投資者保護基金 |
加入協会 | 日本証券業協会 一般社団法人 金融先物取引業協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 一般社団法人第二種金融商品取引業協会 |
企業HP | https://www.mizuho-sc.com/index.html |
【みずほ証券IPO】当たらない?IPOの抽選ルール
次に、本記事の本題「みずほ証券のIPO」について解説していきます。
まず、みずほ証券では「店頭・対面取引」「ネット取引」の2種類があり、それぞれの割当・配分は、下表のようになっています。
項目 | 内容 | 配分比率 |
---|---|---|
3サポートコース | 主に店舗・対面取引 を行うコース | 90% |
ダイレクトコース | 主にインターネット取引 を行うコース | 10% |
上表からも分かるように、みずほ証券では、基本的に対面取引を行う投資家の方を優遇する配分となっています。
そのため、インターネット取引が主の方は、SBI証券や岡三オンラインなどIPOに強いネット証券を利用した方が良いでしょう。
IPOに強いネット証券の選び方や最新のランキング・オススメは、以下の記事をご参考ください。
みずほ証券IPOルール1:3サポートコース【店頭配分】
みずほ証券に割り当てられるIPOの9割(大部分)を担う「3サポートコース」は、裁量配分の抽選ルールとなっています。
裁量配分とは、支店・店頭などで販売員の裁量で投資家に配分される仕組みです。
基本的に、支店長や販売員などとの関係が良く、よく取引をされる方に声がかけられます。
インターネットでの取引が主な方は、次に解説する「ネット配分(ダイレクトコース)」から申し込みましょう!
みずほ証券IPO・抽選ルール【ネット配分】
裁量配分の3サポートコースとは違い、ネット配分(ダイレクトコース)では、100%平等抽選(無作為ランダム抽選)が採用されおり、小資金の方、初心者の方でも、当選のチャンスが十分にあります。
100%平等抽選とは、申込み株数(口数)に関係なく1人1票の抽選申込みとなる抽選方法です。
例えば、1口(100株)10万円のIPOの場合、10万円(1口)分申し込もうが、1000万円(100口)分申し込もうが、1人1票の抽選となります。
通常の証券会社では、申込み口数が多ければ、その分抽選口数(票数)も多くなるため、たくさんの口数を申込む人(資金力のある人)が当選しやすい抽選ルールです。
一方、100%平等抽選では、資金力に関係なく当選のチャンスが平等に与えられます。
私のように、あまり投資資金がない投資家でも、当選のチャンスがあるってこと?
その通り!資金が多い人も少ない人も「1人1票」の平等抽選になっている点が特徴です!
SBI証券や大手証券の対面取引などは、たくさんの株数を申し込む方(投資資金が多い方)が優先的に当たりやすい抽選ルールとなっています。
そのため、みずほ証券(ダイレクトコース)のように「100%平等抽選」を採用している証券会社は、初心者の方・少額でIPO投資に参加する方に貴重な存在です。
みずほ証券IPOルールのメリットは?
ここまで解説してきたIPOの抽選ルールやみずほ証券の特徴を考慮すると、みずほ証券でIPO抽選に参加するメリットは、以下の5点が挙げられます。
- 投資初心者・小資金の方にも当選チャンス
- IPO取扱数が比較的多い
- 主幹事実績が豊富
- 同一資金で重複申込が可能!
→ 少ない資金で複数申し込める! - 店頭取引をする方は有利
以下、それぞれの項目・メリットについて詳しく解説して行きます。
みずほ証券IPOルールのメリット①初心者・小資金の方でも当選チャンス
IPOの抽選ルールでも解説したように、みずほ証券は「100%平等抽選」を採用しているため、初心者の方や資金力が無い方でも、十分に当選のチャンスがあります。
ただし、店頭・店舗割当分は、裁量配分になるので、小資金の方は、100%平等抽選の「ネット(ダイレクトコース)」から申し込みましょう。
みずほ証券IPOルールのメリット②同一資金での重複申し込みが可能
また、みずほ証券は、ブックビルディング・申込期間が重なった銘柄も同一資金で重複申し込みが行えます。
重複申込が可能なメリット
例えば、想定価格30万円のA社と、想定価格20万円のB社の抽選日程・スケジュールが重なった場合、
投資資金30万円をみずほ証券の口座に入金しておけば、A社とB社、両方の抽選に参加できます。50万円(=A社:30万円+B社:20万円)を入金する必要はありません。
必要最低限の投資資金で、たくさんの銘柄の抽選に参加できます!
みずほ証券IPOルールのメリット③IPOの取扱銘柄数が多い
IPOに強い証券会社選びで「IPOの取扱銘柄数」は重要なポイントの一つです。
どんなに良い抽選方式を採用している証券会社でも、IPOの取扱数が少ないと、抽選に参加する機会が少ない(→IPO当選の回数が少ない)ので、あまり意味がありません。
下表は、みずほ証券の過去7年間の取扱い実績を他の証券会社と比較したものです。SMBC日興証券やSBI証券より若干少ないものの、多めの取扱数となっています。
SBI証券・SMBC日興証券と比べると、やや少ないものの、申し分ない取扱量です。
また、次に解説するように、主幹事の実績はSBI証券よりも多く、SMBC日興証券並みとなっています。
みずほ証券IPOルールのメリット④主幹事実績が豊富で割当・配分が多い!
主幹事実績が豊富な点も、みずほ証券のメリットです。
証券会社 | 2019年 | 2018年 | 2017年 | 2016年 | 2015年 |
---|---|---|---|---|---|
松井証券 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
SMBC日興証券 | 20 | 21 | 13 | 13 | 27 |
SBI証券 | 7 | 11 | 8 | 13 | 9 |
大和証券 | 22 | 13 | 18 | ||
野村証券 | 17 | 23 | 27 | 18 | 28 |
みずほ証券 | 13 | 22 | 14 | 18 | 27 |
auカブコム証券 | 5 | 6 | 4 | 0 | 0 |
マネックス証券 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
主幹事とは、IPOを引き受ける証券会社の中で、特に中心となる証券会社です。
幹事よりも「10倍程度多く」IPOが配分されることがあるため、主幹事の証券会社からIPO抽選に参加する事が、当選確率を上げるための重要な要因になり得ます。
当たりクジの絶対数は、主幹事が圧倒的に多いって事ね?
その通り!基本的には、IPO抽選の時は、主幹事から優先的に抽選に参加するのが良いですね!
みずほ証券IPOルールのメリット⑤店頭取引を行う方は有利
みずほ証券では、割当の9割が、店頭での裁量配分になりますので、資金量が多い方・店頭取引を良くされる方は、優先的に営業マンから配分を受けられる可能性があります。
これは、ネット証券には無いメリットなので、資金力のある方は狙ってみるのも良いでしょう。
みずほ証券IPOのデメリット・注意点は?
メリットが大きそうな「みずほ証券」のIPOだけど、注意点やデメリットはないの?
注意点があるとすれば、口座開設者数が多く、みずほ証券からIPO抽選に参加する方も多いので、激戦になることです。
- ライバルが多い
- 取扱が無いIPOも!
- 前受金(事前入金)が必要!
以下、各項目について詳しく解説していきます。
みずほ証券IPOのデメリット①取扱いの無いIPO銘柄もある
大手証券会社で、IPOの取扱数が多いイメージの「みずほ証券」ですが、新規上場銘柄の約90%をカバーする「SBI証券」「SMBC日興証券」と比較すると、若干取扱数が少なめです。
そのため、全ての上場銘柄を抑えておきたい人は「SMBC日興証券」「SBI証券」も抑えておきましょう。
みずほ証券IPOのデメリット②ネット(ダイレクトコース)配分が少ない
みずほ証券は、大手証券会社ということで、店頭販売で大口顧客にIPOを割当ることがあります。
そのため、個人投資家へのネットへの配分は全体の10%程度となっています。
また、次に述べるライバルが多いことからも、みずほ証券でIPOに当選するのは、一般的な個人投資家にはハードな現状と言えます。
みずほ証券IPOのデメリット③ライバルが多い
みずほ証券は、大手証券会社ということで、口座開設者やIPOに参加する方が非常に多い証券会社です。
そのため、競争率が高く、なかなか当選しにくい口コミ・評価となっています。
ライバル数の観点から考えると、新興ネット証券が比較的ライバル(口座開設者数)が少ない傾向にあります。
みずほ証券IPOのデメリット④事前入金(前受金)が必要
PO抽選に参加する場合は、当選した場合にIPO株を購入するためのお金(公募価格分)を、事前に入金しておく必要があります。(この事前に入金しておくお金を「前受金」という)
最近では、岡三オンラインや松井証券、DMM株、SBIネオ・トレード証券など、事前入金無しでIPO抽選に参加できる証券会社も出てきましたが、大和証券では、事前に入金が必要です。
例えば、公募価格2,000円のIPO株を「500株」申し込む場合、抽選を受けるために「1,000,000円(=2,000円×500株)」の口座への入金が必要になります。
抽選に外れてしまった場合は、どうなるの?
落選した場合、IPO株を購入する必要がなくなるため、入金したお金は他の株の購入などに充てる事ができます!
ちなみに、前受金不要でIPO抽選に参加できる証券会社は、以下の8社があります。
IPOで当選期待値を上げるには、複数の証券会社から抽選に参加することが必須なので、前受金不要の証券会社から、なるべく多く抽選に参加しましょう。
証券会社 | 抽選ルール | 取扱実績 | ライバル数 | 手数料 |
---|---|---|---|---|
岡三オンライン おすすめ! | 100%平等抽選+ステージ制 | ○ | ◎ | 安い (100万円以下:無料) |
野村証券 | 対面+ネット | ◎(主幹事多い) | × | 割高 |
松井証券 | 平等抽選 | △ | △ | 普通 |
SBIネオトレード証券 | 100%平等抽選 | × | ○ | 割安 |
むさし証券 | 100%平等抽選 | △ | ○ | 割安 |
DMM.com証券 | 完全平等 | △ | ○ | 割安 |
エイチ・エス証券 | 完全平等+優遇抽選 | △ | ○ | ネット口座は割安 |
表中のライバル数は、口座開設数の事。
○は、口座開設数が少なく、ライバルが少ないの意味。
私の場合、取扱実績の豊富な「岡三オンライン・野村証券」を軸に、松井証券でもIPO抽選に参加しています。
前受金不要でIPO抽選に参加できる証券会社一覧、またオススメの証券口座の比較・解説は、以下をご参考ください。
みずほ証券IPOの評判は?
次に、みずほ証券証券のIPOに関する口コミや評判をピックアップしていきます。
実は、IPO用に口座開設している人が少なく、穴場証券では?という声もあります。
ネット配分は、100%平等抽選なので「100株」の申し込みでも当選させれている方はいるようです。
1口座1票の「100%平等抽選」は嬉しいですね!
みずほ証券IPO【まとめ】抽選ルールは当たらない?
ここまで解説してきたように、みずほ証券は「前受金(事前入金)が必要」というデメリットもありますが、
- 100%平等抽選(ネット割当)
- 取扱銘柄数が多め
- 主幹事実績が豊富
などのメリットが圧倒的に大きく、IPO向きの証券会社と言えます。
IPO投資は、勝率が高く、10倍以上値上がりする「お宝銘柄」も多いため、当選する可能性は総じて低めです。
そのため、複数の証券口座から抽選に参加する事が「IPO当選の第一歩」になるため、みずほ証券のように、100%平等抽選で参加できる証券会社は大変貴重です。
- 店頭の裁量配分が全体の9割
- ネット配分は100%平等抽選
→ 小資金の方も当選のチャンス! - IPO取扱数も多い!
- 主幹事実績も豊富
みずほ証券でIPOを申し込む方法・手順
次に、みずほ証券でIPO抽選に参加する流れを解説していきます。
IPOスケジュール
##
過去の実績・スケジュール
2020年7月・8月、みずほ証券では「5件」のIPOの取り扱いました。
銘柄名 | 証券コード | ブックビルディング期間 | 購入期間 | 上場日 | 初値騰落率 |
---|---|---|---|---|---|
モダリス | 4883 | 7月14日〜7月20日 | 7月22日〜7月29日 | 8月3日 | ー |
銘柄名 | 証券コード | ブックビルディング期間 | 購入期間 | 上場日 | 初値騰落率 |
---|---|---|---|---|---|
サン・アスタリスク | 4053 | 7月14日〜7月21日 | 7月22日〜7月29日 | 7月30日 | ー |
GMOフィナンシャルゲート | 4051 | 6月30日〜7月6日 | 7月8日〜7月13日 | 7月15日 | ー |
Speee(スピー) | 4499 | 6月25日〜6月30日 | 7月2日〜7月7日 | 7月10日 | ー |
ブランディングエンジニア | 7352 | 6月22日〜6月26日 | 6月30日〜7月3日 | 7月7日 | ー |
以下、各IPO銘柄のスケジュールや企業のビジネス、おすすめの取扱証券会社などを解説していきます。