JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー(JPM)は、世界有数の金融機関です。日本人の方への馴染みはあまりないかもしれませんが、全世界50カ国以上に展開しています。
本ページでは、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー(ティッカーコード:JPM)の企業の特徴や業績、また現在の株価や配当利回りなどを解説していきます。また、JPモルガン株などの米国株をお得に取引できる証券会社についても解説していきます。
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JPモルガン株は取引手数料の安い「SBI証券」での取引がオススメです!詳細は、以下をご参照ください。
https://money-laboratory-ryoma.net/securities-for-us-stock/
JPモルガン・チェース(JPM)とは?
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー社の特徴や業績、また株価や配当利回り等を見ていきます。(業績データなどはyahoo finaceより引用しています。)
企業の特徴・業績
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー社は、1799年に設立された伝統ある企業(上場は1969年)です。合併や買収を繰り返し、現在の規模になりました。事業は、投資銀行や証券取引、証券管理、資産運用など様々な金融サービスを手掛けています。
上場市場はNYSEで、米国を代表する2大株価指数「NYダウ」「S&P500」のいずれの指数にも採用されており、組み入れ比率も比較的高くなっています。
また、最近の業績は下表のようになっています。安定した売上高となっていますが、利益は大局的に見てわずかな右肩上がり傾向となっています。
JPモルガン・チェースの業績
項目 | 2016年 12月期 | 2015年 12月期 | 2014年 12月期 |
---|---|---|---|
売上高 (単位:百万ドル) | 102,102 | 106,283 | 108,184 |
純利益 (単位:百万ドル) | 21,762 | 17,923 | 21,284 |
EPS:1株当たり益 (単位:ドル) | 5.34 | 4.39 | 5.22 |
直近の決算・決算速報
JPモルガン・チェースの最新の決算は、2017年4月に発表された1-3月期決算です。結果は、以下のようになっています。売上高・純利益ともにわずかながら上昇しました。
[box06 title=”JPモルガン・チェース(2017年1-3月期)”]
- 売上高:23,360百万ドル
- 営業利益:8,341百万ドル
- 純利益:6,448百万ドル
[/box06]
株価・配当利回り
JPモルガン・チェース(JPM)の株価や配当利回りは、以下のようになっています。金融業のため米国株としてはPERはそこまで高くありません。また配当利回りが2%を超える水準となっています。
[box05 title=”株式データ・利回り”]
- 株価:83.90ドル
- 配当利回り:2.34%
- PER:15.71倍
*2017年5月30日現在のデータ
[/box05]
配当利回りが高い米国株は、以下の配当利回りランキングをご参照ください。
分散投資したい場合
分散投資は、投資のリスク管理における基本であり、米国株に投資する際もいくつかの米国株に分散投資することで価格リスクを分散させることができます。
しかし、一般の個人投資家の方がいくつもの米国銘柄を購入し、資産配分を考えて保有しつづけるのは、結構大変です。そこで、そういった方に便利な商品がインデックスファンドです。インデックスファンドを利用することで、NYダウやS&P500などの米国を代表する株価指数に連動した投資成果を目指すことができます。
例えば、楽天・全米株式インデックス・ファンドやeMAXIS Slim米国株式(S&P500)を利用すれば、購入手数料無料(ノーロード)で、アマゾンだけでなく、アップルやFacebook、マイクロソフト、ゴールドマン・サックス等の銘柄に分散投資が行えます。
下表は、米国株式市場への分散投資を目的としたインデックスファンドのベンチマークや保有時の手数料「信託報酬」を比較した表です。楽天・全米株式やiFree S&P500インデックスが低コストで分散効果も高いためオススメです。
ファンド名 | 信託報酬(税抜) | ベンチマーク |
---|---|---|
SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド | 0.09264% | S&P500 |
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 0.16% | S&P500 |
楽天・全米株式インデックス・ ファンド | 0.17% | CRSP USトータル・マーケット・インデックス |
iFree S&P500インデックス | 0.225% | S&P500 |
iFree NYダウインデックス | 0.225% | NYダウ |
たわらノーロードNYダウ | 0.225% | NYダウ |
米国株式インデックス・ファンド | 0.45% | S&P500 |
SMTダウジョーンズ・インデックス・オープン | 0.50% | NYダウ |
SMT米国株配当貴族インデックス・オープン | 0.55% | S&P500配当貴族指数 |
野村インデックスファンド・米国株式配当貴族 | 0.50% | S&P500配当貴族指数 |
i-mizuho米国株式インデックス | 0.57% | S&P500 |
eMAXIS NYダウインデックス | 0.60% | NYダウ |
SPDR S&P500 ETF(1557)やバンガード・S&P500ETF(VOO)、iシェアーズS&P500ETF(IVV)などのETFを利用すると、さらに低コストでの運用が行えますので、投資方針などに合わせて、自分にあった銘柄、または投資商品を選択すると良いでしょう。
米国株が投資対象のETF・ファンドの詳細は、以下をご参照ください。
https://money-laboratory-ryoma.net/us-stock-etf-and-indexfunds/
それでは最後に、JPモルガン・チェースなど米国株取引にオススメのお得な購入先(証券会社)を紹介していきます。米国株で重要な情報量や売買手数料の安い証券会社を解説していきます。
米国株のお得なオススメ購入先は?
最後に、米国株をおトクに取引・売買できる証券会社を解説していきます。
SBI証券がおトク!最低手数料0円(無料)
米国株は、手数料の安いネット証券で取引を行うのが良いでしょう。米国株・ETFの取引が安価で行えるネット証券は、SBI証券・楽天証券・マネックス証券・DMM.com証券(DMM株)の4つがありますが、SBI証券の手数料が最も安くなります。
米国株・ETFを取引する場合は、株式の売買時に係る手数料「売買手数料」と日本円を米ドルに両替するための「為替手数料」の2種類の手数料(コスト)がかかります。
[box05 title=”米国株の取引に係る手数料”]
- 売買手数料:株式を売買する際にかかる手数料
- 為替手数料:日本円を米ドルに両替する手数料
[/box05]
下表は、4つのネット証券の売買手数料と為替手数料を比較したものです。
証券会社 | 売買手数料 | 為替手数料 (1ドル両替あたり) |
---|---|---|
DMM.com証券 | 無料(0円) | 0.25円 |
SBI証券 | 約定額の0.45% ・最低0ドル ・最大20ドル |
|
マネックス証券 | ||
楽天証券 |
売買手数料は、SBI証券・マネックス証券・楽天証券の3社が同水準の安さですが、為替手数料はSBI証券が安いため、取引に係るトータルコスト(売買手数料+為替手数料)は、SBI証券が最も安くなります。
このため、米国株・米国ETFを取引する場合「SBI証券」がオススメになります。
手数料・コストは、投資家への確実なマイナスリターンとなり、投資パフォーマンスを悪化させますので、SBI証券を利用して、コストを抑えた投資を行いましょう。
SBI証券へ外貨の入出金が無料で行え、為替手数料安くなる「住信SBIネット銀行」は、SBI証券の口座開設時にボタン一つで同時口座開設が行えます。
SBI証券・住信SBIネット銀行の同時口座開設の方法は、以下をご参考ください。
→ SBI証券と住信SBIネット銀行の口座を同時に開設する方法
SBI証券は、米国株・海外ETFの他にも、投資信託の品揃えが良くコストも業界最安水準です。また、IPOチャレンジポイントやPTSなど、様々な独自のメリットがあります。口座開設費・維持費は無料ですので、口座を持っていない方は、この機会に口座を開設してみると良いかもしれません。
SBI証券の特徴 | |
---|---|
SBI証券 |
|
SBI証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。
SBI証券の特徴やメリット・デメリット、キャンペーン情報、また米国株の購入方法などは、以下の記事をご参考ください。
米国株への分散投資
業績などを吟味し投資銘柄を絞る作業は、投資初心者の方にはなかなか大変です。しかも、米国株の場合、米国の市況やアメリカ人の文化の把握、また時には英語の資料を読んだりと、日本株への投資より若干ハードルが高くなります。
そのため、投資先を分散したい場合、米国株の数十〜数百の銘柄をパッケージ化してくれている投資信託(投信)の利用が有効です。
投信の中でも、インデックスファンドと呼ばれる商品を利用すれば、超低コストで、米国の代表的な株価指数であるNYダウやS&P500と同等のパフォーマンスを得ることができます。
https://money-laboratory-ryoma.net/sp500-toshin/
以下、米国株式市場への分散投資を目的としたインデックスファンドについて、具体例を交えて解説していきます。
米国株・インデックスファンド
米国株式市場への投資を目的としたインデックスファンドには、「楽天VTI(楽天・全米株式インデックス・ファンド)やeMAXIS Slim米国株式(S&P500)等があります。
これらのファンドを利用すれば、購入手数料無料(ノーロード)で、アマゾンだけでなく、アップルやFacebook、マイクロソフト等の米国株500銘柄に分散投資が行えます。
以下は、米国株式市場への分散投資を目的としたインデックスファンドの連動指数(ベンチマーク)や手数料「信託報酬」を比較した表です。
ファンド名 | 信託報酬(税抜) | ベンチマーク |
---|---|---|
SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド | 0.09264% | S&P500 |
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 0.16% | S&P500 |
楽天・全米株式インデックス・ ファンド | 0.17% | CRSP USトータル・マーケット・インデックス |
iFree S&P500インデックス | 0.225% | S&P500 |
iFree NYダウインデックス | 0.225% | NYダウ |
たわらノーロードNYダウ | 0.225% | NYダウ |
米国株式インデックス・ファンド | 0.45% | S&P500 |
SMTダウジョーンズ・インデックス・オープン | 0.50% | NYダウ |
SMT米国株配当貴族インデックス・オープン | 0.55% | S&P500配当貴族指数 |
野村インデックスファンド・米国株式配当貴族 | 0.50% | S&P500配当貴族指数 |
i-mizuho米国株式インデックス | 0.57% | S&P500 |
eMAXIS NYダウインデックス | 0.60% | NYダウ |
ベンチマークが同じ場合、投資パフォーマンスは「手数料のみ」に依存しますので、手数料が安い「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」を利用がおすすめです。
他のファンドよりも、手数料が安い分、相対的なパフォーマンスが良くなります。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の特徴やメリット・デメリット等の評価・解説は、以下の記事をご参考ください。
https://money-laboratory-ryoma.net/emaxis-slim-sp500/
ここまで解説してきたように、株式や投資信託の運用では、確実なマイナスリターンとなる「手数料」を抑えて投資する事が重要です。
そのため、投資信託・インデックスファンドの購入・保有も、手数料の安い証券会社(ネット証券)を利用しましょう。以下、コストや利便性を加味した、投資信託のオススメ購入先・証券会社について解説して行きます。
投資信託のお得なオススメ購入先
インデックスファンド等の投資信託の購入・保有は、手数料が安く・ポイント還元サービスがある「インターネット証券」がオススメです。
SBI証券がオススメ!
特に、手数料・利便性が申し分なく、投信マイレージと呼ばれるポイント還元で、毎月Tポイントが貰える「SBI証券」がオススメです。
SBI証券の投信マイレージであれば、最大0.2%(年率)のポイント還元が受けられます。
例えば、SBI証券で1,000万円分の投資信託を持っている場合、毎年(最大で)2万円分のキャッシュバックを受けることができるので、かなりおトクです。実際、私もこのメリットのため、SBI証券を利用しています。
[jin-fusen3 text=”投信保有で毎月Tポイントが貰える!”]
SBI証券の評価や解説は、以下をご参照ください。
毎月の少額積立なら楽天証券も
ここまで解説してきたように、投資信託のおすすめ購入先は「SBI証券」ですが、毎月の5万円以下の少額積立(自動)を行う方は「楽天証券」がお得になります。
その理由は、楽天証券の「楽天カード決済による投信の自動積立サービス」です。
投資信託の積立額を「楽天カード」で決済するため、積立額の「1%分」が楽天ポイントで還元されます。
[jin-img shadow=”on” radius=”off” border=”on”]
楽天ポイントは、楽天市場など楽天サービスの買い物で利用できるだけでなく、楽天証券での投信購入に「1pt=1円」として利用できるため(ポイント投資)、楽天カードで積立することで無条件で1%分の投資利益を得ることができます。
[box06 title=”楽天カードで投信積立のメリット”]
- 積立額の1%分をポイント付与
→ 確実な1%の利益 - 貰ったポイントで投資信託の購入が可能
→ ポイントで再投資ができる
参考:楽天カードでの投資信託積立で1%分のポイントをもらう方法【楽天証券】
[/box06]
この楽天カード決済による積立は、積立の上限が毎月5万円以下となっています。そのため、毎月の自動積立を5万円以下で行いたい方は「楽天証券」で、それ以外の方は「SBI証券」で投資信託の運用を行うのが良いでしょう。
このように、楽天証券の楽天カード決済により1%の利益も得る事が可能になります。
楽天証券では、現在、口座開設キャンペーンで「もれなく」現金1,500円がプレゼントされたり、各種取引で最大25,000円相当のポイントや高額現金が貰えます。
現金1,500円は、楽天証券・楽天銀行の同時口座開設&連携だけで、ノーリスクで貰えるお得なキャンペーン内容です。そのため、口座開設を行っていない方は、この機会に口座開設を行うと良いでしょう。
楽天証券のキャンペーン情報や高額現金の貰い方などは、以下の記事をご参考ください。
https://money-laboratory-ryoma.net/account-opening-campaign-rakuten-securities/
楽天証券の投資信託の積立やポイント投資に関する詳細は、以下の記事をご参考ください。