やや複雑な定期買付のやり方を図解付きで解説していきますので、利用を検討されている方は、ぜひご覧ください。
SBI証券の米国株・ETF定期買付は、自動で米国株の積立投資ができる国内唯一の積立サービスです。
- 米国株・ETFを自動積立できる!
- 買付日や頻度を自由に設定できる!
- 日本円で決済可能!
*もちろん米ドル決済も可能 - NISA枠も有効活用できる!
経済成長著しい米国の高配当株・ETFに積立投資が行えます。
このように、便利な「米国株・ETF定期買付」ですが、
- デメリット・注意点は?
- やり方や始め方が難しい?
- どの銘柄がおすすめ?
そこで本記事では、SBI証券「定期買付」の特徴・メリットを解説するだけでなく、デメリットや定期買付の始め方・やり方、さらに人気の積立銘柄などを徹底解説していきます。
SBI証券の米国株式・ETF定期買付サービスをブログ解説!
さっそく、米国株式・ETF定期買付サービスについて解説していきます。
SBI証券の定期買付サービスとは?
定期買付サービスとは、始めに米国株や米国ETFの「買付金額」や「購入頻度」を指定すれば自動的に定期購入できるサービスです。
投資信託の自動積立に似たサービスで、毎月の自動積立などが行えます。
項目 | 内容 |
---|---|
対象者 利用条件 | SBI証券の口座開設&外貨建商品取引口座を開設していること インターネットでの取引が可能であること 「米国株式・ETF定期買付約款」 「外国株式に関する説明書」を閲覧、同意すること |
取扱銘柄 | SBI証券で取り扱う全ての米国株式(ADRを含む)・米国ETF |
預り区分 | 特定預り・一般預り・NISA預りから選択可能 |
設定コース | 日付指定コース・曜日指定コース(複数指定可)から選択可能 年2回のボーナス月設定も可能 |
注文方法 | 金額指定・株数指定 *ボーナス月設定の場合「株数指定」のみ |
発注方法 | 成行注文のみ |
SBI証券の口座開設を行い、同意事項などを確認すれば、米国株・米国ETFの定期購入・積立が行えます!
以下、設定方法・コースなど各項目について詳しく解説していきます。
定期買付(積立)の利用条件をブログ解説
米国株式・ETFの定期買付サービスの利用する条件は以下の3つです。
- SBI証券の総合口座・外貨建商品取引口座の開設
- インターネットでの取引が可能であること
- 「米国株式・ETF定期買付約款」「外国株式に関する説明書」を閲覧、同意すること
実際の定期買付サービス利用までの手順・流れは以下のようになっています。
始めにSBI証券の口座開設を行い、その後「外貨建商品取引口座」の開設、各種約款・説明書を閲覧・同意する流れになります。
SBI証券の総合口座を開設する。米国株購入用の米ドルを低コストで調達できる「住信SBIネット銀行」を同時開設しておくと便利です。
SBI証券の総合口座開設時にオプションとして、同時開設も可能です。
口座開設が完了すると、ログイン後のトップページで確認すべき約款・説明書が出てくるので、閲覧・同意しましょう。
SBI証券の口座開設方法の手順、図解付き解説は、以下をご参考ください。
定期買付の設定方法・コース
次に、定期買付の設定コース・積立設定について解説していきます。
定期買付の設定コースは、日付や曜日を指定して積立設定をするコースと、年2回のボーナス月に積立設定を行うコースの「2種類」があります。
- 日付指定・曜日指定コース(複数指定可):
日付や曜日を指定して定期買付(積立)を行う - ボーナス月設定コース:
年2回のボーナス月に積立設定も可能
例えば、「毎月25日に定期買付」や「毎週火曜日に定期買付」のような設定が行えます。
設定単位(金額指定・株数指定)
購入金額・株数の設定方法は、先に解説した「設定コース」の種類によって変わります。
項目 | 株数指定 | 金額指定 |
---|---|---|
日付指定 曜日指定 | ○ | ○ |
ボーナス月 設定コース | ○ | × |
私は「日付指定コース」の「金額指定」で米国ETFの定期買付を設定予定です。
決済(外貨・円貨)と注文方法
株数指定の場合、1株以上・1株単位で注文が行えますが、金額指定の場合は、円決済か外貨(米ドル)決済によって注文単位が変ります。
- 株数指定:1株以上・1株単位
- 金額指定(外貨決済):1セント以上・1セント単位
- 金額指定(円貨決済):1円以上・1円単位
米国株・ETFは通常自分で円を米ドルに両替したりする必要があるので、円決済を選べるのは便利ですね!
為替手数料を安く抑えたい方は「住信SBIネット銀行」で米ドルを安く調達して、外貨決済する方がお得です。
→ 手数料の解説
注文コース | 注文方法 |
---|---|
日付指定 (例:毎月25日など) | 金額指定・株数指定 |
曜日指定 (例:毎週火曜など) | 金額指定・株数指定 |
ボーナス月指定 | 株数指定のみ |
手数料は?
定期買付サービスでは、特に余分な手数料は発生せず、通常の米国株・米国ETFの取引と同様の手数料で購入・買付が可能です。
- 売買手数料:株式やETFを売買する際の手数料
- 為替手数料:日本円を米国株購入用の米ドルに両替する際の手数料
SBI証券は、いずれのコストも業界最安水準のコストで、それぞれ以下のような手数料体系となっています。
項目 | 内容 |
---|---|
売買手数料 | 約定額の0.45% *最大20ドル |
為替手数料 | 1米ドルあたり25銭(0.25円) *住信SBIネット銀行経由で4銭 |
住信SBIネット銀行を経由して為替手数料を安くする方法・SBI証券での米国株の買い方は、以下をご参考ください。
NISAなら米国ETFの買付手数料
売却益や配当などにかかる税金が非課税になる「NISA」を利用する場合、NISA口座内での米国ETFの買付手数料は無料になります。
米国ETFのみの手数料優遇(米国株は対象外)ですが、毎月1万円の積立など「小資金」を積立予定の方でも、手数料を気にせず定期買付が利用できます!
NISAは、この手数料優遇だけでなく、配当金や譲渡益などに課せられる約20%の税金も非課税になるので、積極的に活用したサービスです。
- 米国株はNISA口座での手数料優遇は受けられませんが、非課税メリットは享受できます。
- 米国株・米国ETFは「つみたてNISA」の適用外なので、一般NISAを活用しましょう。
米国ETF(10銘柄)なら買付手数料
SBI証券では、NISA口座の買付でなくても、以下の10銘柄は買付手数料無料で取引可能です。
ティッカー コード | 銘柄名 | 投資先 |
---|---|---|
VT | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF | 全世界株 |
VOO | バンガード・S&P500ETF | 米国株 |
VTI | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF | 米国株 |
QQQ | インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF | 米国株 |
SPY | SPDR S&P500 ETF | 米国株 |
EPI | ウィズダムツリー インド株収益ファンド | インド株 |
VGT | バンガード 米国情報技術セクター ETF | 米国株式 |
AGG | iシェアーズ コア 米国総合債券市場 ETF | 米国債券 |
GLDM | SPDRゴールド ミニシェアーズ トラスト | コモディティ |
IYR | iシェアーズ 米国不動産 ETF | 米国不動産 |
VTやVTI、VOOなど長期分散積立投資にぴったりのバンガードETFが対象なので、定期買付サービスと相性が良いです!
以下の取引は、手数料無料!0円!
- 米国ETFの指定10銘柄の買付
- NISA口座での買付
SBI証券「ETF定期買付」のデメリット・注意点は?
次に、SBI証券の米国株・ETF定期買付サービスを利用する上での注意点やデメリットを解説していきます。
- 成行注文のみ
- 円貨決済は「為替手数料」が若干割高
- クレジットカードは使えない
→投資信託の積立には使える! - 少ない金額での積立は不可。
以下、各項目について解説していきます。
デメリット①:積立・買付は「成行注文」のみ
定期買付の場合、設定した買付日に「成行注文」で約定されます。
買いたい価格を指定して注文を行う「指値注文」など、他の注文方法が利用できない点にご注意ください。
デメリット②:円貨決済は「為替手数料」が割高
「手数料」の所で解説したように、米国株の購入には日本円を米ドルに両替する際の「為替手数料」がかかります。
為替手数料は、事前に、住信SBIネット銀行で日本円を米ドルに両替し、SBI証券に入金しておけば「4銭」で済みますが、円貨決済では「25銭」かかります。
為替コストを気にする方は、円貨決済ではなく「外貨決済」を選び、住信SBIネット銀行経由で米ドルを準備しておきましょう。
詳しい「やり方」は、以下をご参考ください。
デメリット③:クレジットカード決済での積立は不可
SBI証券では、投資信託の自動積立にクレジットカードの決済が利用できます。
しかし、米国株・ETFの定期買付では、クレジット決済は利用できません。
SBI証券のクレカ積立は、お得にポイントをもらいながら積立ができるので、投資信託を利用する方は利用しましょう!
- 積立金額の0.5%〜2.0%分をポイント還元
*付与は「Vポイント」 - 楽天証券のクレカ積立よりお得な場合も!
- キャンペーンで最大3.0%還元
SBI証券「クレジットカード投信積立」の詳細は、以下の記事をご参考ください。
デメリット④:設定・手続きに手間がかかる
インデックスファンド等の投信積立と比較すると、やや手間がかかる(設定が複雑な)点もデメリットの一つです。
手数料を安くすために、円決済ではなく、外貨決済(米ドル決済)を選択する場合、事前に住信SBIネット銀行で米ドルへ両替し、SBI証券に入金しておく必要があります。
定期買付サービスの設定方法や住信SBIネット銀行で安く米ドルを調達する方法は、以下をご参考ください。
デメリット⑤:少額積立・買付はできない!
金額指定での積立が可能な「定期買付サービス」ですが、設定金額が買付銘柄の「金額指定最低単位」に満たない場合は、注文が発注されません。
最低1株は購入できる金額を設定する必要があります。
例えば、アマゾンの場合、1株3,400米ドル(11月現在)するので、設定金額を「39.1万円(=3,400米ドル×115円/米ドル)」以上にする必要があります。
- アルファベット(GOOGL)なら「約33.6万円」
- テスラなら「約11.9万円」必要
このため、少額から「金額ベース」で積立投資したい方は、PayPay証券「つみたてロボ貯蓄」がオススメです。
1株未満でも、最低1,000円から、積立・買付が行えます。
PayPay証券は、積立だけでなく、一括・スポット購入でも、最低1,000円から購入でき、数万円など少ない投資資金でも、様々な米国株・ETFに分散投資が行えます。
今なら、口座開設キャンペーンで最大5,000円がもらえるので、この機会に口座開設すると良いでしょう。
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PayPay証券の評判やメリット・デメリット、また最新キャンペーン情報は、以下のページをご参考ください。
デメリット・注意点【まとめ】
ここまで解説してきたように、いくつか注意点がある「SBI証券ETF定期買付サービス」ですが、米国ETFを投資信託のように積立したい方には、最適です。
メリット
- 米国ETFの積立投資ができる。
- 積立・買付頻度を自由に設定できる。
- 買付株数・金額も設定できる。
- 円/米ドル、どちらでも決済可能!
- 対象10銘柄は、手数料無料!
デメリット
- 成行注文のみ
- 円貨決済は「為替手数料」が若干割高
- クレジットカードは使えない
- →投資信託の積立には使える!
- 少ない金額での積立は不可。
ただし、デメリット⑤で説明したように、少ない投資額での積立はできないので、少額積立を行う方には、PayPay証券を利用しましょう。
PayPay証券の評判やメリット・デメリット、また最新キャンペーン情報は、以下のページをご参考ください。
SBI証券の米国ETF定期買付サービス【まとめ】どんな人にオススメ?
ここまで解説してきたように、SBI証券の定期買付サービスは、米国株・米国ETFの積立投資を行いたい方に、かなり有用なサービスです。
毎月給料日に忘れずに定期的に購入したい方やNISAを有効活用した方、また雇用統計など各種経済指標の発表やイベント時に定期的に購入したい方にオススメのサービスです。
- 手間を抑えて投資したい忙しいビジネスパーソンの方
- 給料日に忘れずに米国株を購入したい方
- 毎月定期的に行われるイベント(経済指標発表など)時に買付を行いたい方
一度、設定をすれば、手間がかかず自動でお目当の米国株・ETFに投資できるので、投資に時間が割けない方にオススメですね!
SBI証券の米国株・ETFの定期買付サービスを利用すれば、中長期で成長を続ける米国市場の株式に積立を投資を行うことができます。
定期買付は、他の証券会社には無いサービスで、取引手数料は割安です。
また、NISA口座や所定の米国ETFの買付には購入手数料が掛からないので、米国株・ETFの取引は「SBI証券」がオススメです。
【ブログ図解】SBI証券で米国ETFを購入・定期買付する方法
次に、SBI証券で米国株を購入・定期買付する具体的な方法を画像付きで解説していきます。
米国株の取引は、国内株と違い日本円⇄米ドルの両替がある等、始めての方にとっては複雑な面があるので、始めての方はご参考ください。
米国ETFの購入・定期買付の流れ
はじめに、購入・定期買付の大まかな流れを解説します。
SBI証券で米国株を購入する手順は、以下のような流れになっています。
- SBI証券・住信SBIネット銀行の口座開設
(便利な同時口座開設が可能) - 住信SBIネット銀行で米ドル購入
- SBI証券へ米ドル送金
- SBI証券で米国株・ETFを購入
SBI証券に入金してある現金(日本円)で、直接米国株を購入してしまうと、日本円→米ドルの両替コスト(為替手数料)が1米ドルあたり「25銭」掛かってしまいます。
そのため、住信SBIネット銀行で両替してから(4銭/ドル)、SBI証券に入金し、その米ドルで米国株を購入する事で手数料を最安にすることができます。
以下、各ステップを順を追って解説していきます。
ステップ①SBI証券・住信SBIネット銀行の口座開設
SBI証券で最安手数料で米国株を購入するには、「SBI証券」と「住信SBIネット銀行」両方の口座開設が必要になります。
この二つの口座は、SBI証券の口座開設申し込み時に、ボタン一つで「同時」に口座開設できます。
以下の図は、SBI証券の口座開設画面の一部です。
下部の「住信SBIネット銀行、SBIハイブリッド預金、預り金自動スィープサービス」のチェック欄がにチェックを入れ、SBI証券口座開設を完了することで、住信SBIネット銀行も同時に口座開設し、連携ができます。
SBI証券を口座開設する詳しい手順の解説【図解】は、以下をご参考ください。
ステップ②住信SBIネット銀行の外貨普通預金で米ドル購入
SBI証券と住信SBIネット銀行の口座開設が完了したら、米国株購入用の資金を住信SBIネット銀行に入金し、日本円から米ドルに両替します。
入金した日本円を米ドルに両替する為に、ます住信SBIネット銀行にログインし、トップページにある「外貨普通預金」をクリックしてください。
トップページで「外貨普通預金」をクリックすると、下図のようなページに移動します。この画面の左下にある『米ドル/円「買付」ボタン』をクリックする事で、住信SBIネット銀行に預けてある日本円を米ドルへ両替できます。
初めて住信SBIネット銀行で「買付」をクリックすると、規定書や同意書の確認、また下図のような「外貨預金取引 投資について」アンケートに答える必要があります。
アンケートに答えて「申し込み」を行うと、下図のような「買付画面」が出てきます。
画面下部の「注文方法」と「買付金額」を設定して、「確認する」ボタンをクリックします。「注文方法」は、現在の米ドル/円レートで買付可能な「リアルタイム」や好きなレートで両替できる「指値」などがあります。
前の画面で「確認」ボタンをクリックすると、下図のような画面へ移動します。ここで「確定」ボタンをクリックする事で、日本円から米ドルへの両替が実行されます。
キャンペーン中は「為替・買付手数料0銭(無料)」に!
住信SBIネット銀行では、数ヶ月に1回、手数料0銭(無料)で日本円から米ドルへの両替が行えるキャンペーンを開催しています。
ただでさえ安い「住信SBIネット銀行」の為替手数料ですが、キャンペーンを利用することで、米ドルの両替コストゼロで買付できます。
キャンペーン「外貨預金セール」の概要は、下表のようになります。
対象期間中に、日本円から米ドルへの両替手数料などが0円になります。
項目 | 内容 |
---|---|
対象期間 | 7月22日(月)〜9月27日(金) 17:00 約定分まで |
内容・条件 | 外貨普通預金・定期預金:米ドルの買付手数料0銭(無料) 外貨積立:9通貨の買付手数料0銭(無料) |
対象通貨 (外貨普通・定期預金) | 米ドル |
対象通貨 (外貨積立) | 米ドル/円ユーロ/円英ポンド/円豪ドルNZドル/円カナダドル/円スイスフラン/円香港ドル/円南アランド/円 |
以下、各項目について詳しく解説して行きます。
対象期間
本キャンペーンの対象期間は「7月22日(月)10時〜9月27日(金)17時の約定分まで」です。
為替手数料ゼロ(無料)キャンペーンは、定期的に開催されていますが、今回は過去のキャンペーンと比較して、かなり長い期間開催されます。
そのため、まだSBI証券・住信SBIネット銀行の口座を開設していない方でも、口座開設を行えばキャンペーンに参加でき、SBI証券で超低コストで米国株・米国ETFの購入が行えます。
キャンペーン内容・対象通貨
対象期間中の外貨普通預金・定期預金の円から「米ドル」への両替手数料・為替コストが0銭(無料)になります。
また、以下の9つの通貨の外貨積立時の為替コストも0銭(無料)になります。
- 米ドル/円
- ユーロ/円
- 英ポンド/円
- 豪ドル
- NZドル/円
- カナダドル/円
- スイスフラン/円
- 香港ドル/円
- 南アランド/円
注意点
本キャンペーンに参加する場合は、以下の点に注意しましょう。
- 対象期間中に約定した取引のみ対象
- 外貨普通預金、外貨定期預金、外貨積立は預金保険制度(ペイオフ)の対象外
ここまで解説したきたように、本キャンペーンは、米国株や米国ETFの購入・買付を行う方には、かなりお得なキャンペーンです。
対象期間中であれば、為替コスト0銭(無料)で、日本円から米ドルに両替可能なので、米国株や米国ETFの買付用に両替を行うと良いでしょう。
為替コストの節約ができますね!
ステップ③住信SBIネット銀行の米ドルをSBI証券へ送金
次に、住信SBIネット銀行の米ドルをSBI証券へ送金・入金する方法を解説して行きます。
住信SBIネット銀行での日本円 → 米ドル両替が完了したら、SBI証券へログインし、メニューの「入出金・振替」タブから「外貨入出金」を選択(クリック)します。
通貨(=米ドル)・振込金額・パスワードを入力して「振込指示確認」をクリックします。
「振込指示確認」をクリックすると、以下のような振込確認画面が出てくるので良ければ「振込指示」をクリックしましょう。
「振込指示」クリック後は、住信SBIネット銀行のページへ移動するため、銀行のID・パスワードを入力して、先に進みます。
ログイン後、即時決済サービスを一通り確認したら、ページ下にある「確定する」をクリックする事で、SBI証券への米ドル入金が行われます。
住信SBIネット銀行からSBI証券への米ドル振込は、即時反映されます。
ステップ④SBI証券で米国株・ETFを購入
住信SBIネット銀行の「米ドル」をSBI証券へ送金・振込したら、SBI証券の外国株口座で米国株式、または米国ETFの購入を行います。
SBI証券の外国株取引口座から、購入銘柄を選び、買付画面の「決済方法」を『外貨決済』にする事で、住信SBIネット銀行から手数料4銭で調達した「米ドル」にて買付けが行えます。
ここまで解説したきたように、以下の手順を踏む事で、為替手数料4銭(キャンペーン時は無料)で、米国株・ETFの購入が行えます。
SBI証券で為替手数料を節約して米国ETFを購入する方法【まとめ】
米国株積立のおすすめ銘柄は?
次に、積立投資向きの銘柄や実際に人気のある米国株・米国ETFを解説していきます。
低コストETFが分散投資の基本
定期買付サービスを利用する場合、中長期の積立投資が主な運用スタイルになります。
そのため、価格変動リスクを下げるため、様々な銘柄に分散投資が行える「米国ETF」がオススメです。
ETFとは、取引所に上場している投資信託の事で、一つの銘柄に投資する事で数百〜数千の個別銘柄に分散投資が行えます。
米国ETFの中で人気が高いETFは、VOOやVT、VTIなどの「バンガードETF」です。
経費率が年率0.03%と非常に低く、SBI証券の場合、買付手数料無料で購入可能です。
ティッカー コード | 銘柄名 | 投資先 |
---|---|---|
VT | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF | 全世界株 |
VOO | バンガード・S&P500ETF | 米国株 |
VTI | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF | 米国株 |
QQQ | インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF | 米国株 |
SPY | SPDR S&P500 ETF | 米国株 |
EPI | ウィズダムツリー インド株収益ファンド | インド株 |
VGT | バンガード 米国情報技術セクター ETF | 米国株式 |
AGG | iシェアーズ コア 米国総合債券市場 ETF | 米国債券 |
GLDM | SPDRゴールド ミニシェアーズ トラスト | コモディティ |
IYR | iシェアーズ 米国不動産 ETF | 米国不動産 |
VYMは、NISA口座での定期購入であれば「買付手数料無料」になります!
人気の米国株・米国ETFは?
次に、実際にどの米国株・米国ETFが人気なのか?SBI証券でよく取引されているのか?見て行きますので、定期買付を行う際、銘柄で迷った際に参考にしてみてください。
順位 | ティッカー コード | 銘柄名 | 特徴 |
---|---|---|---|
1位 | AMZN | アマゾンドットコム | インターネット通販 |
2位 | NVDA | エヌビディア | 半導体メーカー |
3位 | NFLX | ネットフリックス | オンライン映画レンタル等 |
4位 | MU | マイクロン テクノロジー | 半導体メモリー |
5位 | SQ | スクエア | モバイル決済関連 |
6位 | PG | プロクター&ギャンブル(P&G) | ヘルスケア・日用品 |
7位 | GOOGL | アルファベットA | ネット検索サービス大手 |
8位 | AAPL | アップル | パソコン・コンピューター |
9位 | MSFT | マイクロソフト | ソフトウェア |
10位 | KO | コカ・コーラ | 飲料メーカー |
アマゾンやエヌビディア、ネットフリックス等の成長企業がよく取引されていますね!
また、下表の米国ETFランキングでは、VTIやVOOなどの米国株市場への投資を目的としたETFが人気となっているようです。VTなど分散性の高い銘柄も人気です。
順位 | ティッカー コード | 銘柄名 | 特徴 |
---|---|---|---|
1位 | VTI | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF | CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動。 米国株の時価総額98%程度をカバー |
2位 | VYM | バンガード米国高配当株式ETF | 米国の高配当株から構成 |
3位 | VOO | バンガード・S&P500ETF | S&P500に連動、米国株式市場時価総額の85%程度をカバー |
4位 | VT | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF | 全世界の株式市場をカバー。 FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動 |
5位 | PFF | iシェアーズ米国優先株式ETF | 米国の優先株に分散投資できる。高い利回りが特徴 |
6位 | HDV | iシェアーズ・コア・米国高配当株 ETF | 米国高配当株から構成 |
7位 | QQQ | Pシェアーズ QQQ ナスダック100 | ナスダック市場の大型株100銘柄から構成 |
8位 | BND | バンガード米国トータル債券市場ETF | 米国の債券市場への投資 |
9位 | SPXL | Direxion デイリーS&P500ブル3倍 ETF | S&P500の約3倍程度(レバレッジ型) |
10位 | VWO | バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF | FTSEエマージング・オールキャップ・インデックスに連動 |
やはりバンガードETFが人気となっており、SBI証券で買付手数料無料のVTやVTI、VOO、また米国の高配当株に特化したVYMなどが人気です。
SBI証券で米国株投資するメリットをブログで解説
SBI証券で米国株・ETFを投資するメリットをまとめると、以下のような点が挙げれます。
- 為替手数料を安くできる。
- 一部の米国ETFが買付手数料無料。
- 定期買付(積立)ができる!
また、米国株取引以外にも、SBI証券には、以下のような多くのメリットがあります。
- 株式売買手数料が最安で0円(無料)
- SBBO-Xで手数料完全無料!
- 投資信託の保有や各種取引でTポイントが貯まる!
- Tポイントで投資信託が100円から買える!
- IPOに強い!取扱数・主幹事実績が豊富
ネット証券でシェアNo.1となっている理由がわかる充実ぶりです。
本記事で解説した米国株の他にも、日本株や投資信託が低コストで取引できるなど多くのメリットがあります。
また、IPOに強く、株主優待の検索ツールも充実、さらにTポイントで投資信託が購入できること等から「メイン口座」として、SBI証券を利用している方も多くなっています。
SBI証券の特徴やメリット・デメリット、口コミ・評判などの詳細は、以下の記事をご参考ください。
SBI証券ETF定期買付でブログによくある質問
最後に、定期買付サービスやSBI証券、また米国株投資について「よくある質問」をピックアップし、回答などを解説して行きます。
楽天証券やマネックス証券で米国株の積立は可能?
米国株の取引が行えるネット証券は、SBI証券の他に、楽天証券・マネックス証券・DMM株の3社がありますが、米国株・ETFの自動積立が行えるのは「SBI証券のみ」です。
米国株・ETFの積立投資を行う場合「SBI証券一択」になります!
ただし、VTIやYVM、VT等のバンガードETFは、楽天VTI、楽天VYMなどの投資信託で自動積立を設定する事が可能です。
投資信託の自動積立の場合、楽天証券の「楽天カード投信積立」の利用で積立額の1%をポイントで貰う事ができるので、米国ETFではなく「投資信託」で積立を行う方は、楽天証券での投信積立でも良いでしょう。
SBI証券で米国株投資するメリット・デメリットは?
SBI証券で米国株式・ETFの取引を行うメリットを挙げる、主に以下のようなものがあります。
- 売買手数料が業界最安水準
- NISAなら海外ETFの買付手数料無料
- 米国株は貸株にも対応
- 米国の定期買付・積立ができる
- 海外株式も特定口座対応
- 充実のキャンペーンでおトク!
今回解説した定期買付サービスの他にも、SBI証券独自の「米国株貸株(カストック)」があり、米国株・米国ETFの取引を行うなら、手数料が割安で何でもできる「SBI証券」が最適な選択肢と言えます。
あえて、デメリットを挙げるとすれば、手数料が最安で無い事がある点です。
以下の表は、米国株式・ETFの取り扱いを行っているネット証券の売買手数料・為替手数料を比較したものです。
証券会社 | 売買手数料 | 為替手数料 (1ドル両替あたり) |
---|---|---|
DMM.com証券 | 無料(0円) | 0.25円 |
SBI証券 | 約定額の0.45% (5米ドル〜20米ドル) | 0.25円 |
マネックス証券 | 約定額の0.45% (5米ドル〜20米ドル) | 0.25円 |
楽天証券 | 約定額の0.45% (5米ドル〜20米ドル) | 0.25円 |
SBI証券は為替手数料が最安であるものの、買付手数料は「完全無料(0円)」のDMM株が最も安くなっています。
ただし、DMM株では定期買付サービスは行っておりませんし、SBI証券でもNISA口座での買付や所定ETFの買付は手数料無料になるため、定期買付を利用する場合は「SBI証券」で良いでしょう。
積立投資のメリット・デメリットは?
SBI証券の定期買付サービスは、定額積立投資「ドルコスト平均法」です。
投資時期を分散させ、毎期ずつ定額で購入することで、全体でみると金融資産の購入価格を平均化する効果が望める。
この手法はドルコスト平均法と呼ばれている。
この手法を使うことで一般的に投資リスクが下がるといわれている。
ドルコスト平均法による証券会社の自動積立は、投資の手間を省くだけでなく、時間の分散や購入平均単価の引下げ、相場環境によるメンタルに左右されない投資が行えます。
- 毎回の購入の手間を省ける
- 投資タイミングの分散が可能
- 相場環境・メンタルに左右されない
- 定額買付「ドルコスト平均法」
→ 平均取得単価の引き下げが可能
投資初心者の方は、特に「毎月定額積立『ドルコスト平均法』」がオススメです!
ただし、株式相場のマクロ分析が得意な方、また現金比率を高めておいて「急落時のみ」投資信託の購入を行いたい方は、スポット購入(一括購入)を行っても良いでしょう。
感情やメンタルをコントロールするのが難しい方は「ドルコスト平均法」が無難です!