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iTrustの評価は?ロボ・世界株式・インドなど新興国株式に投資可能な低コストアクティブファンド

iTrustシリーズとは、ピクテ投信が運用する購入手数料無料(ノーロード)の低コストアクティブファンドです。本シリーズを利用することで、国内外の株式市場や旬のテーマ株に分散投資を行うことができます。

本記事では、iTrustシリーズの特徴を解説します。本シリーズの全アクティブファンドの紹介や比較、またコストを削減し、お得に投資信託(ファンド)を購入できる購入先(証券会社)も紹介していきます。

目次

iTrustシリーズとは?

iTrustシリーズは、ピクテ投信が運用する低コストアクティブファンドシリーズです。本シリーズを利用することで、日本や世界、また新興国や旬なテーマの株式に分散投資が行えます。

本シリーズのファンドはSBI証券などのネット証券で無料(ノーロード)で購入可能です。また、ファンド保有時にかかる手数料(信託報酬)は、アクティブファンドでありながら、年率1%台以下の低水準となっています。

iTrustシリーズのファンド一覧

下表は、iTrustシリーズの投資先別のファンド名、また保有時にかかる手数料「信託報酬」の一覧です。日本や海外の株式への投資が、低コストで行えることがわかります。

iTrustシリーズのファンド一覧:

ファンド名投資クラス信託報酬
(税抜)
iTrust日本株式国内株式0.89%
iTrust世界株式先進国株式0.89%
iTrust新興国株式新興国株式1.125%
iTrustバイオ全世界株式(バイオ関連)1.33%
iTrustロボ全世界株式(ロボ関連)1.33%

アクティブファンドでありながら、iTrust日本株式iTrust世界株式は、信託報酬0.89%の低コストとなっています。ニッセイTOPIXインデックスファンドニッセイ外国株式インデックスファンドなどのインデックスファンドと比べるとさすがに高いですが、アクティブファンドとしては、かなりの低コストです。

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以下、各ファンドの特徴を詳しく解説していきます。
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iTrust日本株式とは?

iTrust日本株式は、日本国内の株式市場へ投資することを目的としたアクティブファンドです。

運用プロセスは、下図のような流れとなっています。日本市場の株式が投資対象となっており、スクリーニング(選別)によって、約30~60銘柄に投資対象を絞ります。

iTrust日本株式の運用プロセス

iTrust日本株式の運用プロセス
参照:交付目論見書|ピクテ投信



スクリーニングは、流動性の高い(時価総額の大きい)企業の中から、高いシェアやブランド力・技術力を誇るナンバーワン企業を抽出します。最終的には、財務分析やバリエーションの判断を行い、30~60銘柄を選び出しているようです。

構成銘柄の比率

以上の銘柄選別によって選ばれた、本ファンドの構成銘柄を見ていきます。下表は、本ファンドの組み入れ上位10銘柄をまとめたものです。TOPIX日経平均株価の常連銘柄の他、ニトリ等の成長企業が上位を占めています。また、S&P/JPX配当貴族指数でお馴染みの花王も入っています。

構成銘柄トップ10の比率(全53銘柄:全て東証1部)

銘柄名構成比率業種
日本電産2.2%電気機器
信越化学工業2.2%化学
日本電信電話2.2%情報・通信業
ニトリホールディングス2.1%小売業
トヨタ自動車2.1%輸送用機器
セブン&アイ・ホールディングス2.1%小売業
東レ2.1%繊維製品
花王2.1%化学
ディスコ2.1%機械
セコム2.0%サービス業

分配金・利回り

本ファンドの決算は年1回(4月)ですが、これまで分配金の発生はありません。分配金が出てしまうと、分配金への課税分(約20%)投資パフォーマンスが悪化するので、ファンド内への再投資が、我々ファンド購入者には嬉しいですね。

長期投資を行う場合、効率的な資産運用のため、分配金が出た場合でもファンドへ再投資することが重要です。SBI証券など証券会社の注文時に「分配金再投資コース」を選ぶことで、自動再投資ができます。

また、これまでの本ファンドのパフォーマンスは、以下のようになっています。参考指標であるTOPIX(配当込み)とほぼ互角のパフォーマンスとなっています。ただし、ここ数ヶ月は参考指標を上回っており、今後のパフォーマンスが注目されます。

期間(直近)ファンド参考指標
1ヶ月0.16%-0.59%
3ヶ月1.96%0.57%
6ヶ月13.71%15.60%
1年--
設定来23.95%23.85%

参考:月次レポート|ピクテ投信

購入手数料・信託報酬(実質コスト)

本ファンドの購入時・売却時の手数料は、無料(ノーロード)です。また、ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」は、年率0.89%(税抜)となっています。

iTrust日本株式の手数料

項目手数料が発生する
タイミング
手数料(税抜)
購入手数料ファンド購入時無料
信託財産留保額ファンド売却時無料
信託報酬ファンド保有時年率0.89%

実質コスト(信託報酬+保管費用など)は、発表されしだい(初回決算後)更新します。

日本株インデックスファンドとの比較

本ファンドは、国内の高い競争力を誇るナンバーワン企業へ絞った投資を行うファンドとして、貴重なアクティファンドです。まだ、設定期間が短いため、善し悪しはの判断は難しいですが、直近では参考指標であるTOPIXを上回っています。

ただ、組み入れ銘柄数が50程度なので、分散性が気になる方はニッセイTOPIXインデックスファンドなどのTOPIX型インデックスファンドを利用すると良いかもしれません。下表は、TOPIX型ファンドの手数料比較ですが、たわらノーロードTOPIXeMAXIS Slim国内株式インデックスの手数料も安くなっています。

ファンド名日本株
ニッセイTOPIXインデックスファンド0.159%
eMAXIS Slim国内株式インデックス0.159%
i-SMT TOPIXインデックス0.17%
Smart-i TOPIXインデックス0.17%
たわらノーロードTOPIX0.18%
つみたて日本株式(TOPIX)0.18%
iFree TOPIXインデックス0.19%
三井住友・DC日本株式インデックスファンドS0.19%
野村インデックスファンド・TOPIX0.40%
eMAXIS TOPIXインデックスファンド0.40%
SMT TOPIXインデックス・オープン0.37%
日本株式インデックスe0.37%

信託報酬などの投資コストは、我々投資家への確実なマイナスリターンとなり、投資パフォーマンスを悪化させます。そのため、コストの安いファンドを選ぶことが、パフォーマンス向上のために重要です。

まとめ・評価

本ファンドのデータをまとめると、以下のようになっています。年率0.89%で、国内のナンバーワン企業に投資が行えます。アクティブファンドとしては低コストですが、銘柄数が少ないので、分散性を重視したい方はニッセイTOPIXインデックスファンドなどTOPIX型ファンドも利用も選択肢となります。

iTrust日本株式のデータ

  • ベンチマーク(参考指標):TOPIX(配当込み)
  • 購入手数料:無料(ノーロード)
  • 信託報酬(税抜):年率0.89%(その他諸経費を含む実質コスト:初回決算待ち)
  • 売買単位:100円から1円単位
  • 決算:年1回(4月10日。休日の場合、翌営業日)
  • 償還日:無期限(設定日:2016年6月30日)
  • 信託財産留保額:無し

iTrust世界株式とは?

iTrust世界株式は、米国や欧州、中国などの全世界の株式市場へ投資することを目的としたアクティブファンドです。

本ファンドの特徴は、アメリカやヨーロッパ、中国などの全世界の株式の中から、高い競争優位性をもつグローバル優良企業に絞った投資を行う点です。高い競争力を持つグローバル企業には、以下のような強み・投資メリットがあります。

[box06 title=”高い競争優位性をもつグローバル優良企業の強み”]

  • 豊富な資金力:資金調達力があり、事業基盤が強固
  • ブランド力:世界的な認知度・ブランド価値がある
  • マーケティング力:世界中の協力な販売網・マーケティング力が収益に繋がる
  • 価格競争力:大量販売・仕入れで、コスト効率が良い
  • 優れた開発力:豊富な資金力で、十分な研究開発費や優秀な研究者の確保が可能

[/box06]

iPhoneを全世界で販売する米国のアップルを見てもわかるように、グローバル優良企業は、その圧倒的な認知度・ブランド力により、高い収益力があります。上にあげた、コスト効率など様々なメリットが、世界で活躍するグローバル企業に大きなメリットをもたらします。

私自身、投資の神様「ウォーレン・バフェット」のような、「高い競争優位性をもつ企業への長期投資」こそが投資の本質だと思っているので、本ファンドの銘柄選びやパフォーマンスに大変興味があります。

構成銘柄の比率

次に、本ファンドの気になる構成銘柄を見ていきます。下表は、本ファンドの組み入れ上位10銘柄をまとめたものです。MSCIコクサイS&P500の上位銘柄であるアップルやアルファベット(googleの持ち株会社)など米国のグローバル企業が上位を占めています。

構成銘柄トップ10の比率

銘柄名構成比率業種
アップル3.4%米国テクノロジー
アルファベット3.1%米国ソフトウェア・サービス
ナイキ2.4%米国耐久消費財・アパレル
グラクソ・スミスクライン2.4%英国医薬品・バイオテクノロジー
アストラゼネカ2.3%英国医薬品・バイオテクノロジー
Facebook2.3%米国ソフトウェア・サービス
アンハイザー・ブッシュ・インベブ2.2%ベルギー食品・飲料・タバコ
ハネウェル・インターナショナル2.0%米国資本財
ゾエティス2.0%米国医薬品・バイオテクノロジー
ロイヤル・ダッチ・シェル1.9%米国エネルギー

米国企業に絞った投資を行いたい方は、低コストファンドのeMAXIS Slim米国株式(S&P500)などがあります。また、米国株式市場への投資を目的とした低コストファンドは、以下をご参照ください。

https://money-laboratory-ryoma.net/us-stock/#indexfunds

構成国の比率

次に、ファンドの構成国を見ていきます。やはりアメリカの割合が高くなっています。日本の比率は5%程度となっています。

構成国の比率

銘柄名構成比率
米国54.0%
イギリス13.0%
フランス7.3%
日本5.2%
オランダ3.3%
その他17.2%

業種別の構成比

次に、本ファンドの業種別の構成比率を見ていきます。アップルやMicrosoftやアルファベット、Facebookが上位銘柄ということもあり、情報技術セクターの割合が高い点が特徴です。

業種別の構成比率

業種(セクター)構成比率
情報技術21.3%
資本財・サービス15.6%
金融14.2%
一般消費財・サービス13.3%
ヘルスケア10.6%
その他25.1%

分配金・利回り

本ファンドの決算は年1回(4月)ですが、これまで分配金の発生はありません。分配金が出てしまうと、分配金への課税分(約20%)投資パフォーマンスが悪化するので、ファンド内への再投資が、我々ファンド購入者には嬉しいですね。

長期投資を行う場合、効率的な資産運用のため、分配金が出た場合でもファンドへ再投資することが重要です。SBI証券など証券会社の注文時に「分配金再投資コース」を選ぶことで、自動再投資ができます。

また、これまでの本ファンドのパフォーマンスは、以下のようになっています。参考指標であるMSCIワールド(MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスの先進国部分)を短期的には上回っています。

期間(直近)ファンド参考指標
1ヶ月1.89%0.91%
3ヶ月3.28%2.68%
6ヶ月18.33%21.02%
1年9.54%14.32%
設定来15.47%22.48%

参考:月次レポート|ピクテ投信

購入手数料・信託報酬(実質コスト)

本ファンドの購入時・売却時の手数料は、無料(ノーロード)です。また、ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」は、年率0.89%(税抜)となっています。

iTrust世界株式の手数料

項目手数料が発生する
タイミング
手数料(税抜)
購入手数料ファンド購入時無料
信託財産留保額ファンド売却時無料
信託報酬ファンド保有時年率0.89%

実質コスト(信託報酬+保管費用など)は、発表されしだい(初回決算後)更新します。

外国株インデックスファンドとの比較

本ファンドは、全世界の株式の中でも、高い競争力をもつグローバル企業に絞った投資を行うファンドとして、貴重なファンドです。信託報酬も0.89%とアクティブファンドとしては割安な部類です。

ただ、通常のインデックスファンドと比べると、銘柄数が少なく(分散性が低い)、手数料も割高です。そのため、より低コスト分散投資を行いたい場合、ニッセイ外国株式インデックスファンド三井住友・DC全海外株式インデックスファンドなどを利用すると良いかもしれません。

下表は、先進国株式型インデックスファンドの手数料比較ですが、ニッセイ外国株式インデックスファンドやeMAXIS Slim先進国株式インデックスの手数料が安くなっています。また、三井住友・DC全海外株式インデックスファンドは新興国市場も投資対象となっており、全世界に1つのファンドで投資したい方に便利です。

ファンド名信託報酬
eMAXIS Slim先進国株式インデックス0.1095%
ニッセイ外国株式インデックスファンド0.189%
iFree外国株式インデックス0.19%
iFree外国株式インデックス(為替ヘッジあり)0.19%
i-SMTグローバル株式インデックス0.19%
Smart-i先進国株式インデックス0.20%
つみたて先進国株式0.20%
つみたて先進国株式(為替ヘッジあり)0.20%
たわらノーロード先進国株式0.225%
たわらノーロード先進国株式(為替ヘッジあり)0.225%
EXE-i先進国株式ファンド0.32%
野村インデックスファンド・外国株式0.55%
野村インデックスファンド・外国株式(為替ヘッジあり)0.59%
eMAXIS先進国株式インデックスファンド0.60%
SMTグローバル株式インデックス・オープン0.50%
i-mizuho先進国株式インデックス(為替ヘッジ無)0.57%
i-mizuho先進国株式インデックス(為替ヘッジ有)0.57%
外国株式インデックスe0.50%

信託報酬などの投資コストは、我々投資家への確実なマイナスリターンとなり、投資パフォーマンスを悪化させます。そのため、コストの安いファンドを選ぶことが、パフォーマンス向上のために重要です。

参考 先進国や全世界株ファンドの比較などは、以下をご参照ください。

iTrust新興国株式とは?

iTrust世界株式は、南アフリカやインド等の新興国株式市場へ投資することを目的としたアクティブファンドです。

本ファンドの運用プロセスは、下図のような流れとなっています。新興国の株式が投資対象となっており、スクリーニング(選別)によって、約30~60銘柄に投資対象を絞ります。

iTrust日本株式の運用プロセス

iTrust日本株式の運用プロセス
参照:交付目論見書|ピクテ投信



スクリーニングにより、人口ボーナスのある国を選び出し、その中で業種(セクター)別のバリエーションによる選別を行います。最終的に、残った銘柄を個別に分析し、最終的な投資判断を行うようです。

構成銘柄の比率

初回月次レポート発表後、更新予定

構成国の比率

初回月次レポート発表後、更新予定

業種別の構成比

初回月次レポート発表後、更新予定

分配金・利回り

初回月次レポート発表後、更新予定

購入手数料・信託報酬(実質コスト)

本ファンドの購入時・売却時の手数料は、無料(ノーロード)です。また、ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」は、年率1.125%(税抜)となっています。

iTrust新興国株式の手数料

項目手数料が発生する
タイミング
手数料(税抜)
購入手数料ファンド購入時無料
信託財産留保額ファンド売却時無料
信託報酬ファンド保有時年率1.125%

実質コスト(信託報酬+保管費用など)は、発表されしだい(初回決算後)更新します。

新興国株式型ファンドとの比較

本ファンドは、人口ボーナスのある国に絞った新興国を中心に投資を行うファンドとして、興味深いファンドです。まだ、設定期間が短いため、善し悪しはの判断は難しいですが、中長期的には人口の増加はその国の経済にプラスになるため、今後のパフォーマンスが注目されます。

ただ、組み入れ銘柄数は少ないため、分散性が気になる方はたわらノーロード新興国株式などを利用すると良いかもしれません。下表は、新興国株式型インデックスファンドの手数料比較ですが、<iFree新興国株式インデックスの手数料が安くなっています。

ファンド名信託報酬(税抜)ベンチマーク
SBI新興国株式インデックスファンド0.19%FTSEエマージング・インデックス
eMAXIS Slim新興国株式インデックス0.19%MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み)
ニッセイ新興国株式インデックスファンド0.339%MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み)
iFree新興国株式インデックス0.34%FTSE RAFIエマージングインデックス(配当除く)
EXE-i新興国株式ファンド0.39%FTSEエマージング・インデックス
たわらノーロード新興国株式0.50%MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み)
三井住友・DC新興国株式インデックスファンド0.56%MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み)
iシェアーズ新興国株式インデックス0.58%MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当除く)
野村インデックスファンド・新興国株式0.60%MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み)
eMAXIS新興国株式インデックス0.60%MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当除く)
SMT新興国株式インデックス・オープン0.60%MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当除く)

信託報酬などの投資コストは、我々投資家への確実なマイナスリターンとなり、投資パフォーマンスを悪化させます。そのため、コストの安いファンドを選ぶことが、パフォーマンス向上のために重要です。

iTrustバイオとは?

iTrustバイオは、全世界の株式の中でも、今後の成長が期待されるバイオ関連企業に特化した投資を行うアクティブファンドです。

今後、高い成長が予想されている企業にバイオ医薬品産業があります。バイオ医薬品とは、免疫力の低下や体の機能の異常といった病気の原因に直接働きかける薬などで、人の持つ免疫力や自然の力などを活用して作られています。

本ファンドは、このバイオ医薬品に関連した企業へ投資することで投資収益をあげることも目的としています。

構成銘柄の比率

次に、本ファンドの気になる構成銘柄を見ていきます。下表は、本ファンドの組み入れ上位10銘柄をまとめたものです。業界人でないと知らないような企業が多くなっています。

構成銘柄トップ10の比率

銘柄名構成比率
セルジーン9.1%米国
ギリアド・サイエンシズ9.1%米国
バイオジェン9.1%米国
アムジェン9.0%米国
ジャズ・ファーマシューティカルズ5.0%米国
ユナイテッド・セラピューティクス4.9%米国
シャイアー4.7%アイルランド
マイラン4.6%米国
リジェネロン・ファーマシューティカルズ4.3%米国
ロシュ4.0%スイス

構成国の比率

次に、ファンドの構成国を見ていきます。アメリカの割合が圧倒的に高くなっています。また、租税回避地として使われることのあるアイルランドの割合も高くなっています。

構成国の比率

銘柄名構成比率
米国82.1%
アイルランド5.2%
スイス4.0%
スペイン2.3%
デンマーク2.1%
その他4.4%

分配金・利回り

本ファンドの決算は年1回(4月)ですが、これまで分配金の発生はありません。分配金が出てしまうと、分配金への課税分(約20%)投資パフォーマンスが悪化するので、ファンド内への再投資が、我々ファンド購入者には嬉しいですね。

長期投資を行う場合、効率的な資産運用のため、分配金が出た場合でもファンドへ再投資することが重要です。SBI証券など証券会社の注文時に「分配金再投資コース」を選ぶことで、自動再投資ができます。

また、これまでの本ファンドのパフォーマンスは、以下のようになっています。

期間(直近)ファンド
1ヶ月-0.90%
3ヶ月6.04%
6ヶ月16.69%
1年14.61%
設定来14.30%

参考:月次レポート|ピクテ投信

購入手数料・信託報酬(実質コスト)

本ファンドの購入時・売却時の手数料は、無料(ノーロード)です。また、ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」は、年率1.33%(税抜)となっています。

iTrustバイオの手数料

項目手数料が発生する
タイミング
手数料(税抜)
購入手数料ファンド購入時無料
信託財産留保額ファンド売却時無料
信託報酬ファンド保有時年率1.33%

実質コスト(信託報酬+保管費用など)は、初回決算発表後に更新します。

まとめ・評価

本ファンドのデータをまとめると、以下のようになっています。年率1.33%で、全世界の今後の成長が期待されるバイオ医薬品関連企業に特化した投資できる点が特徴です。ただし、銘柄数は少なめなので、低コスト・分散性を重視したい方は、バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)ニッセイ外国株式インデックスファンド等の利用も選択肢となります。

iTrustバイオのデータ

  • 購入手数料:無料(ノーロード)
  • 信託報酬(税抜):年率1.33%(その他諸経費を含む実質コスト:初回決算待ち%)
  • 売買単位:1万円から1円単位(SBI証券なら最低500円から積立可能。)
  • 決算:年1回(4月13日。休日の場合、翌営業日)
  • 償還日:無期限(設定日:2016年2月19日)
  • 信託財産留保額:無し

iTrustロボとは?

iTrustロボは、全世界の株式の中でも、今後の成長が期待されるロボティクス関連企業に特化した投資を行うアクティブファンドです。

今後、日本やドイツ、中国などを始めとし世界は少子高齢化社会を迎え、介護や働き手の減少など様々な問題が考えられます。そこで、今後の成長が期待される産業がロボット産業です。

そこで、本ファンドは、ロボティクス関連企業に注目し、製造、輸送、医療・サービス等の分野で、人の代替や効率化に貢献するロボット関連技術、部品、人工知能(AI)等に携わる企業への投資を行います。具体的には、下図のような業種の企業への投資を行います。

ロボティクス企業の例

ロボティクス企業の例

ロボティクス企業の例
参照:交付目論見書|ピクテ投信



ロボバイザー関連の資産運用サービスとしては、資産配分から購入、リバランスまで全て全自動で行ってくれる「ウェルスナビ」が人気を集めています。少額から手間をかけずに国際分散投資が行えるので、私自身も活用しています。

購入手数料・信託報酬(実質コスト)

本ファンドの購入時・売却時の手数料は、無料(ノーロード)です。また、ファンド保有時にかかる手数料「信託報酬」は、年率1.33%(税抜)となっています。

iTrustロボの手数料

項目手数料が発生する
タイミング
手数料(税抜)
購入手数料ファンド購入時無料
信託財産留保額ファンド売却時無料
信託報酬ファンド保有時年率1.33%

実質コスト(信託報酬+保管費用など)は、1.8%程度となっています。信託報酬の他、売買委託手数料や保管費用などのコストが余分にかかっています。(参照)

構成銘柄の比率

次に、本ファンドの気になる構成銘柄を見ていきます。下表は、本ファンドの組み入れ上位10銘柄をまとめたものです。MSCIコクサイS&P500の上位銘柄であるアルファベット(googleの持ち株会社)、また国内企業で日経平均株価の上位銘柄でもあるファナックなど日米が中心となっています。

構成銘柄トップ10の比率

銘柄名構成比率業種
アルファベット4.7%米国インターネットソフト/サービス
ファナック4.6%日本機械
インテュイティブサージカル4.0%米国ヘルスケア
シーメンス3.9%ドイツコングロマトリック
NXPセミコンダクターズ3.5%オランダ半導体・半導体製造装置
インテル3.4%米国半導体・半導体製造装置
KLAテンコール3.1%半導体・半導体製造装置
日本電産3.1%日本電気設備
キーエンス2.9%日本電子装置・機器・部品
クアルコム2.9%米国半導体・半導体製造装置

構成国の比率

次に、ファンドの構成国を見ていきます。やはりアメリカの割合が高くなっていますが、日本もは2割程度の比率があります。

構成国の比率

銘柄名構成比率
米国59.4%
日本17.1%
ドイツ10.9%
スイス3.6%
フランス3.4%
その他5.6%

業種別の構成比

次に、本ファンドの業種別の構成比率を見ていきます。半導体や電子装置などの他、ヘルスケア部門の割合も高くなっています。

業種別の構成比率

業種(セクター)構成比率
半導体・半導体製造装置21.8%
ソフトウェア15.6%
電子装置・機器・部品14.6%
ヘルスケア11.3%
電気設備10.9%
その他25.7%

分配金・利回り

本ファンドの決算は年1回(2月)ですが、これまで分配金の発生はありません。分配金が出てしまうと、分配金への課税分(約20%)投資パフォーマンスが悪化するので、ファンド内への再投資が、我々ファンド購入者には嬉しいですね。

また、これまでの本ファンドのパフォーマンスは、以下のようになっています。相場全体も良いですが、成長産業ということで、ここまでは堅調に推移しているようです。

期間(直近)ファンド
1ヶ月2.84%
3ヶ月8.57%
6ヶ月25.75%
1年29.44%
設定来40.95%

参考:月次レポート|ピクテ投信

まとめ・評価

本ファンドのデータをまとめると、以下のようになっています。年率1.33%で、全世界の今後の成長が期待されるロボティクス関連企業に特化した投資できる点が特徴です。

ただし、組み入れ銘柄数は多くないので、低コスト・分散性を重視したい方は、eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)SBI全世界株式インデックスファンド(雪だるま全世界株式)等の、全世界の株式市場への投資を目的としたインデックスファンドの利用も選択肢になります。

[box05 title=”iTrustロボのデータ”]

  • 購入手数料:無料(ノーロード)
  • 信託報酬(税抜):年率1.33%(その他諸経費を含む実質コスト:1.77%)
  • 売買単位:100円から1円単位
  • 決算:年1回(2月18日。休日の場合、翌営業日)
  • 償還日:無期限(設定日:2016年2月19日)
  • 信託財産留保額:無し

[/box05]

まとめ・評価

本ファンドのデータをまとめると、以下のようになっています。年率1.125%で、人口の増加が見込まれる新興国の企業に投資できる点が特徴です。ただし、銘柄数は少なめなので、低コスト・分散性を重視したい方はたわらノーロード新興国株式などの利用が選択肢となります。

iTrust新興国株式ファンドのデータ

  • ベンチマーク(参考指標):
  • 購入手数料:無料(ノーロード)
  • 信託報酬(税抜):年率1.125%(その他諸経費を含む実質コスト:初回決算待ち)
  • 売買単位:1万円から1円単位(SBI証券なら最低500円から積立可能。)
  • 決算:年1回(3月15日。休日の場合、翌営業日)
  • 償還日:無期限(設定日:2017年4月28日)
  • 信託財産留保額:無し

まとめ・評価

本ファンドのデータをまとめると、以下のようになっています。年率0.89%で、全世界のグローバル優良企業に投資できる点が特徴です。ただし、銘柄数は少なめなので、低コスト・分散性を重視したい方はニッセイ外国株式インデックスファンドの利用も選択肢となります。

iTrust世界株式ファンドのデータ

  • ベンチマーク(参考指標):MSCIワールド(配当込み)
  • 購入手数料:無料(ノーロード)
  • 信託報酬(税抜):年率0.89%(その他諸経費を含む実質コスト:初回決算待ち)
  • 売買単位:1万円から1円単位(SBI証券なら最低500円から積立可能。)
  • 決算:年1回(4月10日。休日の場合、翌営業日)
  • 償還日:無期限(設定日:2016年2月19日)
  • 信託財産留保額:無し

iTrustシリーズとは?ピクテの低コストアクティブファンドを解説

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橘 龍馬のアバター 橘 龍馬 サイト管理人

投資歴7年、30代3児の父。理学博士。
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