S&P500とは?組み入れ銘柄や業種別構成比率、NYダウとの違いを解説
S&P500とは、米国投資情報社「スタンダード・アンド・プアーズ社(S&P)」が算出している米国の代表的な株価指数です。
ニューヨーク/アメリカン証券取引所、NASDAQに上場している代表的な500銘柄の株価を基に算出される、時価総額加重平均型の株価指数です。
米国の主要な大型・中型株を含み、米国株式市場時価総額の約80%をカバーしており、米国株式市場の動向を見る上で、ニュースなどでも取り上げられます。
日本の株式市場に例えるとTOPIX的な立ち位置です。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)等、多くのインデックスファンドやETFのベンチマークに採用されています。
NYダウとの違い・比較
米国株式市場の動向を表す指数には、S&P500の他にNYダウがあります。二つの株価指数の違いには「構成銘柄数」と「指数の算出方法」の2点があります。
項目 | NYダウ | S&P500 |
---|---|---|
構成銘柄数 | 30銘柄 | 500銘柄 |
算出方法 | 株価平均型 | 時価総額加重平均型 |
分散性の観点から考えると、構成銘柄数が多いS&P500の方が優れていると言えるかもしれません。日本市場に例えると、NYダウが日経平均株価、S&P500がTOPIXのような立ち位置と言えます。
NYダウ(ダウ平均株価)の詳細は、以下をご参照ください。
S&P500の組み入れ銘柄と構成比
S&P500の構成銘柄(全500銘柄)の組入上位銘柄の顔ぶれを見ていきます。アップルやマイクロソフト、Facebookなどの有名ハイテク企業が名を連ねています。バフェット氏の率いるバークシャー・ハサウェイもトップ10入りしています。
銘柄 | 構成比 | 業種(セクター) |
---|---|---|
アップル | 3.21% | テクノロジー |
マイクロソフト | 2.51% | テクノロジー |
エクソン・モービル | 1.94% | エネルギー |
アマゾン | 1.63% | 消費者サービス |
ジョンソン&ジョンソン | 1.61% | ヘルスケア |
バークシャー・ハサウェイ | 1.60% | 金融 |
JPモルガン・チェース | 1.53% | 金融 |
1.45% | 情報技術 | |
ゼネラル・エレクトリック(GE) | 1.40% | 資本財 |
ウェルズファーゴ | 1.36% | 金融 |
以下、トップ10以外の銘柄をいくつかピックアップ解説していきます。
S&P500構成銘柄①:IBM(アイビーエム)
IBM社は、1911年に設立された企業(上場は1915年)で、コンピューター黎明期から市場を席巻してきました。
もともとハードウェアが有名でしたが、現在ではソフトウェア・サービスが主力となっています。
IBMの業績・配当利回りをチェック
IBMの最近の業績は下表のようになっています。
売上・利益とも大局的に右肩下がりとなっており、ユーストリームの買収により新設されたビデオクラウド部門の今後の動向が注目されます。
項目 | 2016年 12月期 | 2015年 12月期 | 2014年 12月期 |
---|---|---|---|
売上高 (単位:百万ドル) | 79,919 | 81,741 | 92,793 |
営業利益 (単位:百万ドル) | 11,474 | 15,008 | 17,790 |
純利益 (単位:百万ドル) | 11,872 | 13,190 | 12,022 |
EPS:1株当たり益 (単位:ドル) | 12.43 | 13.48 | 11.97 |
IBMの最新の決算は、2017年4月下旬に発表された1-3月期決算です。
結果は、以下のようになっています。減収減益傾向が続いており、市場予想よりも弱い結果となっています。
- 売上高:18,155百万ドル
- 営業利益:1,533百万ドル
- 当期利益:1,750百万ドル
株価・配当利回り
BMの株価や配当利回りは、以下のようになっています。
バフェット氏の売却のニュースや業績の低迷など昨今の株価が下落もあり、配当利回りが高水準となっています。
- 株価:152.03ドル
- 配当利回り:3.95%
- PER:12.23倍
構成銘柄②:アップル(APPL)
アップル(APPL)は、世界を代表する優良グローバル企業です。
iPhoneやiPadなどイノベーションにより、人々の生活スタイルを変えてしまう商品を世に送り出しています。
企業価値・ブランド力もあり、投資の神様「バフェット」氏の投資先として有名です。
私自身も、Macintoshの出会い以降、創業者のスティーブ・ジョブズのプレゼンに見せられる等、学生時代から馴染み深い企業でした。
アップル(APPL)の業績や配当利回りなどの詳細は、以下のページをご参考ください。
構成銘柄③:マイクロソフト(MSFT)
マイクロソフトは、パソコン向けオペレーションシステム(OS)を手掛ける企業です。
代表作「Windows(ウィンドウズ)」は、世界中で広く愛用されています。
- 株価:228.56ドル
- 配当利回り:2.72%
- PER:23.56倍
*2022年10月17日現在のデータ
マイクロソフトの企業業績や配当利回りなどの詳細をチェック↓
企業の特徴・業績
マイクロソフトは、1975年に創業された企業です。IBM向けのOSの開発を行っていましたが「Windows」により、全世界で有名となりました。パソコン向けOS以外の収益としては、ワードやエクセルなどのソフトウェア群「Office」があります。
私自身、アップル(APPLE)の製品やOSを仕様していますが、WindowsやOfficeのシェアはかなりのものがあります。また、パソコン事業以外にもクラウド事業に力をいれており、今後の展開が注目される企業です。NASDAQに上場しており、米国を代表する株価指数「NYダウ」や「S&P500」に採用されています。
また、Microsoftの最近の業績は、下表のようになっています。ここ数年、売上高・利益ともに右肩上がりの増加とはいかず、今後のクラウド分野の成長に注目が集まっています。
項目 | 2016年 6月期 | 2015年 6月期 | 2014年 6月期 |
---|---|---|---|
売上高 (単位:百万ドル) | 85,320 | 93,580 | 86,833 |
営業利益 (単位:百万ドル) | 20,182 | 18,161 | 27,759 |
純利益 (単位:百万ドル) | 16,798 | 12,198 | 22,074 |
EPS:1株当たり益 (単位:ドル) | 1.44 | 1.24 | 1.12 |
直近の決算・決算速報
マイクソフト(MSFT)の最新の決算は、2017年4月27日に発表された1-3月期決算です。結果は、以下のようになっています。
- 売上高:22,090百万ドル
- 営業利益:5,594百万ドル
- 当期利益:4,801百万ドル
売上高は市場予想に届かなかったものの、1株利益(EPS)は市場予想よりも若干上ぶれしたもようです。セグメント別で見ると、成長分野として期待される「クラウド事業」が2桁増となっているようです。
米国株④:エヌビディア(NVDA)
エヌビディア(英語:NVIDIA)は、画像処理用のGPUの開発を行っており、PCやゲームを利用している方に馴染みのある企業です。
VRなどの研究開発でも注目を集め、昨今では株価がうなぎ上りとなっています。
- 株価:118.88ドル
- 配当利回り:0.16%
- PER:30.4倍
*2022年10月現在
エヌビディア(NVDA)の株価・配当利回り、業績の詳細をチェック
エヌビディアが注目される理由
現在、エヌビディア(NVDA)が注目されている1つに自動運転の本命銘柄としての注目があります。エヌビディアがグラフィックなどで長年培ってきたGPU技術の応用により、Audiのレベル3実験車に搭載されるまでになっています。
グーグルやインテルなどのライバルもいますが、実証実験レベルまでいっている点で一歩先を言っており、Audiということで、今後のフォルクスワーゲンへの流れも思惑をよんでいます。
企業の特徴・業績
エヌビディア社は、1993年に設立された企業(上場は1999年)です。グラフィックス用半導体の大手企業です。携帯ゲーム機・家庭ゲーム機への参入も果たしており、AIやVRなどの先進技術への研究開発にも力を入れています。自動運転関連銘柄としても注目されています。
NASDAQに上場しており、米国を代表する株価指数「S&P500」に採用されています。私もデータ解析用デスクトップPCのディスプレイを起動させる度に「NVIDIA」のロゴを良く見ており、馴染みのある企業です。
また、エヌビディアの最近の業績は、下表のようになっています。売上・利益とも急激に上昇しています。
項目 | 2017年 1月期 | 2016年 1月期 | 2015年 1月期 |
---|---|---|---|
売上高 (単位:百万ドル) | 6,910 | 5,010 | 4,682 |
営業利益 (単位:百万ドル) | 1,934 | 474 | 759 |
純利益 (単位:百万ドル) | 1,666 | 614 | 631 |
EPS:1株当たり益 (単位:ドル) | 3.08 | 1.13 | 1.14 |
直近の決算・決算速報
エヌビディアの最新の決算は、2017年5月に発表された2-4月期決算です。
結果は、以下のようになっています。売上高が約50%増、純利益がなんと2.6倍と、市場予想を上回る驚異的な伸びをみせています。
- 売上高:1,947百万ドル
- 営業利益:936百万ドル
- 当期利益:57百万ドル
S&P500構成銘柄⑤:テスラ(TSLA)
テスラ(TSLA)は、電気自動車の大手企業です。2017年にテスラ・モーターズから「テスラ」に社名を変更しました。
テスラ社は、2003年に設立された企業(上場は2010年)です。2003年にシリコンバレーのエンジニアが設立しました。多目的スポーツカー(SUV)などの高価格帯を中心に販売しています。ナスダック(NASDAQ)市場に上場しています。
テスラ(TSLA)の株価・配当利回り、業績の詳細をチェック
テスラの最近の業績は下表のようになっています。売上高は右肩上がりですが、大規模リチウムイオン電池工場「ギガファクトリー」などの設備投資により、利益面は赤字となっており、今後の動向が注目されています。
項目 | 2016年 12月期 | 2015年 12月期 | 2014年 12月期 |
---|---|---|---|
売上高 (単位:百万ドル) | 7,000 | 4,046 | 3,198 |
営業利益 (単位:百万ドル) | -667 | -717 | -187 |
純利益 (単位:百万ドル) | -675 | -889 | -294 |
EPS:1株当たり益 (単位:ドル) | -4.68 | -6.93 | -2.36 |
直近の決算・決算速報
テスラの最新の決算は、2017年5月に発表された1-3月期決算です。結果は、以下のようになっています。売上高は倍増と相変わらず好調ですが、利益面は赤字幅を拡大し、市場予想には届きませんでした。
- 売上高:2,696百万ドル
- 営業利益:-258百万ドル
- 純利益:-330百万ドル
テスラの株価・配当利回り
テスラ(TSLA)の株価や配当利回りは、以下のようになっています。
赤字である他、先行投資時期ということもあり、配当はありません。
- 株価:303.86ドル
- 配当利回り:0.0%(無配)
- PER:–倍(赤字)
構成銘柄⑥:スターバックス(SBUX)
スターバックス(SBUX)は、日本でもお馴染みのコーヒーチェーン「スターバックス」を全世界へ展開する企業です。
スターバックスジャパンを完全子会社化したため、2015年に東証では上場廃止となっています。
実際、私も大学時代から勉強やプレゼンテーションの準備などで利用しています!
他のコーヒーチェーンと比べて、無料Wifiの利便性・速度が気に入っています!
スターバックス(SBUX)の株価・配当利回り、業績の詳細をチェック
スターバックス社は、1985年に設立された企業(上場は1992年)です。
米国を中心に中国や日本、カナダなどでコーヒーチェーン「スターバックス」を直営展開しています。日本には1,000以上の店舗があり、米国・中国に次ぐ多さとなっています。
最近では、欧州よりも中国などアジア圏で売り上げを伸ばしています。
NASDAQに上場しており、米国を代表する株価指数「S&P500」に採用されています。
また、スターバックスの最近の業績は、下表のようになっています。売上・利益ともに右肩上がりの上昇を続けています。
項目 | 2017年 10月期 | 2016年 10月期 | 2015年 9月期 | 2014年 9月期 |
---|---|---|---|---|
売上高 (単位:百万ドル) | 22,386 | 21,316 | 19,163 | 6,448 |
営業利益 (単位:百万ドル) | 3,743 | 3,854 | 3,351 | 2,813 |
純利益 (単位:百万ドル) | 2,884 | 2,818 | 2,757 | 2,068 |
EPS:1株当たり益 (単位:ドル) | 1.97 | 1.91 | 1.84 | 1.38 |
直近の決算・決算速報
スターバックスの最新の決算は、2017年5月に発表された1-3月期決算です。
結果は、以下のようになっています。売上高は倍増と相変わらず好調ですが、利益面は赤字幅を拡大し、市場予想には届きませんでした。
- 売上高:6,032百万ドル
- 営業利益:720百万ドル
- 当期利益:660百万ドル
営業利益はマイナスとなっていますが、売上高は二桁の伸びをみせ、純利益もわずかではありますが、増えています。
スターバックスの株価・配当利回り
スターバックス(SBUX)の株価や配当利回りは、以下のようになっています。
- 株価:51.24ドル
- 配当利回り:2.10%
- PER:25.75倍
S&P500に連動する投資信託(インデックスファンド・ETF)
S&P500と同等の投資成果を上げることを目的とする投資信託(インデックスファンド・ETF)には、以下のようなものがあり、どれか一つの銘柄を購入することで、S&P500と同じ投資成果をあげることができます。
S&P500に連動する投資信託の選び方・選出基準
投資信託を選ぶ際に重要なことは手数料(信託報酬)の安さです。信託報酬は、保有している投資信託に一定の割合で徴収される手数料です。
手数料(信託報酬)が高いと、その分投資信託のパフォーマンスが悪化しますので、ベンチマークが同じファンドを選ぶ場合、手数料の安い投資信託を選ぶことが重要です。
- 手数料(信託報酬)の安いもを選ぶ
- 初心者向け:手間をかけたくない ⇒ インデックスファンド
- 中上級者向け:手間よりもコスト重視 ⇒ 米国ETF
また、投資信託には、インデックスファンドとETF(上場投資信託)の2種類の投資商品がありますが、基本的に初心者の方は、手間がかからず少額から購入・積立ができるインデックスファンドがオススメになります。
以下、インデックスファンドとETFの違いを比較しつつ、なぜ初心者の方にインデックスファンドがオススメなのか?など解説して行きます。
インデックスファンド・ETFの違い
インデックスファンドとETFの主な違い(比較ポイント)は、コストと利便性です。以下、この2つのポイントに関して、両商品を比較していきます。
- コスト:商品の売買手数料「初期コスト」と保有期間中にかかる「継続コスト」がある
- 利便性:売買の方法や積立の仕組み等に違いがある
手数料(コスト)比較
はじめに、コストに関して比較していきます。下表は、インデックスファンドとETFの初期コスト・継続コストを比較したものです。
ネット証券で購入手数料が無料になることが多いインデックスファンドが初期コストは安くなりますが、継続コストである信託報酬は、ETFの方が割安である場合が多くなっています。
項目 | インデックスファンド | ETF |
---|---|---|
初期 コスト | ネット証券ならほとんどの場合、購入手数料無料 一部ファンド(新興国株式)は、 売却時に0.1~0.3%程度の手数料がかかる | 株式同様の売買手数料がかかる |
継続 コスト | 年率0.1%〜0.5%程度 ETFよりも割高な場合がある | インデックスファンドより割安。 半分以上安い場合も ⇒ 信託報酬の安さがETF最大の魅力! |
結局どっちが安いの?と疑問がわくかもしれませんが、その答えは「運用期間」によって違います。商品によって違いますが、おおよそ10年程度以上継続的に商品を保有する場合、初期コストよりも継続コストが重要になってきます。
そのため、長期的に保有しつづける場合は「ETF」、中長期で保有する場合は「インデックスファンド」がお得になる状況が多くなっています。
利便性の比較
以上のように、コスト面では長期投資の場合、ETFにお得感があります。ただし、利便性に関しては、インデックスファンドの方がETFよりも優れていると言えます。
下表は、各商品の利便性を比較したものです。購入方法や積立投資などの分かりやす・しやすさ等、利便性はインデックスファンドの方が優れています。ETFは、自分で積立を株数単位でやらなくてはいけないので、初心者の方は難しいと感じるかもしれません。
項目 | インデックスファンド | ETF |
---|---|---|
買付 | 金額ベースで買付可能 最低100円から自動積立が可能 | 自動積立は不可 最低購入金額が高い場合も 金額ベースの購入は不可 ⇒ 株単位の購入 |
分配金 | 自動再投資が可能 | 自動再投資ができないの →自分で再投資が必要 |
もう少し詳しく解説すると、インデックスファンドは、金額ベースで購入が可能です。例えば、1万円とか15,000円など、キリが良く、管理のしやすい金額で購入できます。一方、ETFは株数単位での購入なので、自分の投資したい金額で何株購入することができるのか計算したり、調節したりしなくてはいけません。
また、インデックスファンドは毎月100円から自動積立(毎月の投資日と金額、銘柄を選択)が行えますが、ETFはできません。毎回自分で株数を決めて、手動で購入しなくてはいけません。最低投資金額もETFの場合、数千円や数万円となっています。
分配金の再投資に関しても、インデックスファンドは自動で分配金の再投資をしてくれます(購入時に分配金再投資コースを選ぶ)。しかし、ETFは分配金の再投資は自分でしなくてはいけません。また、再投資の際に売買手数料がかかったり、分配金をキリよく再投資するのも難しくなっています。
このように、インデックスファンドとETFには、それぞれメリット・デメリットがありますので、皆様の運用手法に合わせて、商品をお選びください。基本的に、初心者の方は、インデックスファンドの方が便利で扱いやすいと思います。
以下、投資信託の選び方がわかったところで、S&P500に連動するインデックスファンド、およびETFの比較・一覧を見ていきます。
インデックスファンドの比較・一覧|オススメ銘柄は?
S&P500に連動するインデックスファンドは、下表の4つがあります。
ファンド名 | 信託報酬 |
---|---|
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 0.0968% |
SBI・バンガード・S&P500インデックス | 0.0938% |
iFree S&P500インデックス | 0.225% |
iシェアーズ米国株式インデックスファンド | 0.375% |
米国株式インデックス・ファンド | 0.45% |
S&P500型でおすすめの銘柄は「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」です。他の銘柄と比べて信託報酬が安いので、中長期で見た場合、パフォーマンスに大きな差が出てきます。
- 毎月の自動積立ができる
- 分配金の自動再投資ができる
- 最低100円から積立・購入できる
- 楽天証券で1%以上のポイントポイント還元が受けられる!
手数料の安さにこだわる場合、「SBI・バンガード・S&P500インデックス」があります。
ただし、この投資信託は、楽天カード(クレジット決済)での積立積立が可能な「楽天証券」で購入ができません。
そのため、ポイント還元も考慮すると「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」がオススメです。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の詳細は、以下の記事をご参考ください。
ETFの比較・一覧|オススメ銘柄は?
S&P500に連動する代表的な低コストETFは、下表のような銘柄があります。日本の株式市場に上場する国内ETF、米国株式市場に上場する米国ETFの2種類のETFがあります。
ファンド名 | 信託報酬 | 種類 |
---|---|---|
バンガード・S&P500ETF(VOO) | 0.04% | 米国ETF |
iシェアーズS&P500ETF(IVV) | 0.04% | 米国ETF |
SPDR S&P500 ETF(1557) | 0.0945% | 国内ETF |
国内ETFと米国ETFの違いは、売買手段が日本円単位か米国ドル単位かの違いです。また、国内ETFの取引には売買手数料のみです、米国ETFには売買手数料の他に日本円から米ドルに両替するための為替手数料がかかります。
ただ、米国ETFには、経費率が0.04%と超低コストのバンガード・S&P500ETF(VOO)があります。そのため、それなりの資金を一度に投資する方は、VOOを利用しても良いでしょう。
ただし、基本的には、初心者の方や少額を積立投資する予定の方は、先に挙げたインデックスファンド「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」が良いでしょう。
まとめ・評価
ここまで解説してきたことをまとめると、S&P500型の投資信託は、コストや投資を行う手間を考えると、以下の2銘柄のうちのどちらかがオススメです。
- 初心者向け:eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- 中上級者向け:バンガード・S&P500ETF(VOO)
基本的に、初心者の方や少額を積立・購入する方はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)で、それなりの資金で手間を惜しまない方はバンガード・S&P500ETF(VOO)がオススメです。
最後に、初心者の方やこれからS&P500への投資を始める方向けに、お得な購入方法や実際の買い方・購入の手順や流れを画像付きで解説して行きます。
S&P500型投資信託のお得な買い方
最後に、S&P500に連動する投資信託のお得な購入方法について解説していきます。
ポイント還元が高い「SBI証券」がお得
購入手数料は無料なので、どこで本ファンドを購入しても差がつきません。しかし、各ネット証券で行われている「ポイント還元プログラム」の違いがあります。
ポイント還元プログラムとは、投資信託(ファンド)の保有額に応じてポイント還元されるサービスです。
ポイントは、現金や電子マネーへの交換、またファンドの購入に利用可能なため、ポイント還元率の高いネット証券で、お得にファンドを保有することができます。
以下の表は、ネット証券のポイントプログラムの比較を行ったものです。結論から言うと、SBI証券の投信マイレージが還元率が良く利便性が高いと言えます。
証券会社 | 還元率 | 特徴 |
---|---|---|
SBI証券 | 年率0.1% (最大:年率0.24%) | 保有額1,000万円以上で還元率2倍 一部ファンドは年率0.05%の還元率 |
SMBC日興証券 | キャンペーンで ANAマイルやdポイント | ANA:最大6万マイルdポイント:最大1万pt⇒ キャンペーン詳細 |
楽天証券 | 残高10万円毎に月4ポイント (最大:年率0.048%) | ポイント除外ファンドが少ない 還元率は少ない |
マネックス証券 | 月平均保有額の年率0.08% (最大:年率0.08%) | 低コストのインデックスファンドはポイント除外 |
auカブコム証券 | 月平均保有額100万円につき 1ポイント (最大:年率0.24%) | 月平均保有額が3000万円以上でポイント2倍 多数のポイント集計除外ファンド |
低コストインデックスファンドの場合、auカブコム証券・マネックス証券はほぼ全ての商品がポイント付与対象外となるので候補から外れます。
また、楽天証券は還元率が最大0.048%と低いので、SBI証券(ポイント還元率:0.05%〜0.20%)での購入・保有がお得になります。
また、SBI証券はポイント還元プログラムで付与される「Tポイント」を投資信託の購入に充てられ事も可能です。
毎月自動積立を設定するなら「楽天証券」もお得
毎月の自動積立を設定するならSBI証券よりも楽天証券の方がお得です。
その理由は、楽天証券の場合、自動積立の決済手段に「楽天カード」を利用することで、積立額(支払い額)の1%分がポイント還元されるためです。
自動積立とは、毎月の決まった日(例:月末・毎月12日など)に自動で決まった額を買付するサービスです。銘柄(投資信託)・積立日・積立金額の3つを最初に決めれば、あとは自動で毎月定額の買い付けが行われます。
楽天証券の取引や楽天カードで貯めた貯めた楽天ポイントは、楽天市場でのお買い物や楽天サービスの決済に1pt → 1円として利用できるため、楽天カードで積立ことで無条件で1%分の投資利益を得ることができます。
また、楽天ポイントは、楽天市場での買い物だけでなく、投資信託の購入にも利用することができるので、積立の楽天カード決済で貯まったポイントを投信の再投資に当てることで、さらに運用効率を上げることができます。
本サイトでの楽天証券の最新キャンペーンの解説は、以下をご参考ください。
MSCI米国指数とS&P500の違いは?
次に、S&P500と比べられることがある「MSCI米国指数」を比較・解説していきます。
そもそも「MSCI米国指数」とは?
MSCI米国インデックス(指数)は、米国株式市場の動向を表す株価指数です。
米国株式の時価総額、およそ8割をカバーしており、UBS ETF米国株(1393)などのベンチマークになっています。
- 米国の株価指数の一つ
- 米国株式市場の時価総額80%をカバー
- UBS ETF米国株(1393)のベンチマークに採用
MSCI米国インデックス(指数)とは、モルガン スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)が算出している米国の株価指数で、米国株式市場に上場する約850銘柄の株価を基に算出される、時価総額加重平均型の株価指数です。
米国の主要な大型・中型株を含み、米国株式市場時価総額の約80%をカバー。
米国の代表的な株価指数には、NYダウやS&P500がありますが、本指数はS&P500に似た性質をもつ株価指数です。
組み入れ銘柄と構成比
MSCI米国インデックスの構成銘柄の組入上位銘柄の顔ぶれを見ていきます。
アップルやマイクロソフト、Facebookなどの有名ハイテク企業が名を連ねています。アルファベットは、googleの持ち株会社です。A株が議決権のあるもの、C株が議決権が無いものです。
銘柄 | 構成比 | 業種(セクター) |
---|---|---|
アップル | 3.57% | テクノロジー |
マイクロソフト | 2.36% | テクノロジー |
アマゾン | 1.74% | 消費者サービス |
1.64% | 情報技術 | |
エクソン・モービル | 1.58% | エネルギー |
ジョンソン&ジョンソン | 1.56% | ヘルスケア |
JPモルガン・チェース | 1.45% | 金融 |
アルファベットC | 1.31% | テクノロジー |
アルファベット | 1.28% | テクノロジー |
ウェルズファーゴ | 1.20% | 金融 |
業種(セクター)別構成比
次に、業種別の構成比率を確認します。
情報技術やヘルスケアなど米国が世界を牽引する業種の割合が高くなっています。
業種(セクター) | MSCI米国指数 | S&P500 | NYダウ |
---|---|---|---|
情報技術 | 22.5% | 21.7% | 14.9% |
金融 | 17.0% | 17.7% | 20.7% |
ヘルスケア | 13.9% | 14.1% | 12.8% |
消費者サービス | 13.1% | 12.1% | 14.9% |
資本財 | 9.7% | 10.2% | 19.9% |
消費財 | 9.2% | 9.4% | 6.3% |
エネルギー | 6.3% | 6.5% | 6.4% |
公益事業 | 3.2% | 3.3% | 0.0% |
素材 | 3.0% | 2.8% | 2.6% |
電気通信 | 2.3% | 2.4% | 1.6% |
米国の主要株価指数と比べると、S&P500の業種別構成比率と同様の傾向。NYダウと比べると、金融や資本財セクターが若干低めとなっています。
MSCI米国インデックス等の米国株式ETF
MSCI米国インデックスなど米国株式市場の株価指数をベンチマークとするETFには、下表のようなものがあります。
ETFということで、インデックスファンドよりも信託報酬(経費率)が割安になっています。
銘柄名(コード・ティッカー) | 信託報酬 (経費率) | ベンチマーク | 種類 |
---|---|---|---|
バンガード・S&P500ETF(VOO) | 0.03% | S&P500 | 米国ETF |
バンガード・トータル・ストック・ マーケットETF(VTI) | 0.03% | CRSP USトータル・ マーケット・インデックス | 米国ETF |
iシェアーズS&P500ETF(IVV) | 0.04% | S&P500 | 米国ETF |
SPDR S&P500 ETF(1557) | 0.095% | S&P500 | 国内ETF |
UBS ETF米国株(1393) | 0.14% | MSCI米国インデックス | 国内ETF |
Simple-X NYダウ・ジョーンズ・ インデックス上場投信(1679) | 0.15% | NYダウ | 国内ETF |
上場インデックスファンド米国株式 (1547) | 0.16% | S&P500 | 国内ETF |
本指数をベンチマークするETFには、UBS ETF米国株(1393)がありますが、信託報酬が他のETFと比べて割高になっています。
注目は、経費率(信託報酬)0.03%のバンガード・S&P500ETF(VOO)、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)の2本です。
他の米国株ETFと比べて、圧倒的な低コストです。
VOOとVTIの違いは、構成銘柄数とその比率です(ベンチマークの違いによる)。
VOOは、S&P500に含まれる米国主要500社だけが投資対象です。一方、VTIは、S&P500の採用銘柄に加えて、米国市場に上場する中小型株式も含まれています。そのため、VTIの方がカバー範囲が広くなっています。
ちなみ、両者の過去10年のパフォーマンスは、ほとんど変わりません(下表参照)。
個人的には、構成銘柄数が多く分散性もあり、中小型株の成長も取り込めるVTIが好みです。
VOOやVTIの特徴やメリット・デメリットなどの詳細は、以下の記事をご参考ください。
UBS ETF米国株(MSCI米国)【1393】
UBS ETF米国株(MSCI米国)【証券コード:1393】は、米国株式市場への投資を目的としたETFです。MSCI米国インデックスをベンチマークしており、アップルやマイクロソフトなど米国の850銘柄から構成されています。UBS ETFシリーズの1つです。
コスト:売買手数料・信託報酬
本ETFの売買手数料は、国内株式同様の売買手数料がかかります。
また、ETF保有時にかかる手数料「信託報酬」は、年率0.14%(税抜)となっています。
項目 | 手数料が発生する タイミング | 手数料(税抜) |
---|---|---|
売買手数料 | ETF売買時 | 国内株式同様の手数料 |
信託報酬 | ETF保有時 | 年率0.14% |
分配金(配当金)・利回り
本ETFの決算は年2回(1、7月)です。直近の分配金は、1.26ドル(利回り約2.08%)とそれなりの配当利回りとなっています。また、UBS ETF東証シリーズは、ルクセンブルク籍のJDRのため現地課税分がない点は利点の一つと言えます。米国籍ETFの場合、10%~30%の現地課税があります。
ちなみに、JDRとは、外国に上場するETFを信託財産として日本国内で発行される受益証券発行信託の受益証券で、海外ETFを国内にも重複上場できる仕組みです。
また、本ETFのパフォーマンスは、下表のようになっています。トランプ大統領の就任以降、堅調に推移している米国株式市場を受け、良好なパフォーマンスです。
期間 | ファンド | ベンチマーク |
---|---|---|
1年 | 16.56% | 16.73% |
3年 | 30.53% | 31.25% |
5年 | 78.11% | 80.10% |
3年間の年平均 | 9.29% | 9.49% |
5年間の年平均 | 12.24% | 12.49% |
まとめ・評価
本ETFのデータをまとめると、以下のようになっています。年率0.14%の手数料で米国のグローバル企業に投資を行うことができます。
ただし、国内ETFのSPDR S&P500 ETF(1557)や米国ETFのバンガード・S&P500ETF(VOO)等と比べると、手数料が割高です。
- ベンチマーク:MSCI米国インデックス
- 売買手数料:各証券会社毎
- 信託報酬(税抜):年率0.13%
- 決算:年2回(1月・7月)
- 償還日:無期限(設定日:2001年10月29日)
米国株インデックスファンドの比較・一覧
米国株式への投資を目的としたインデックスファンドには、下表のようなものがあります。
米国の代表的な株価指数であるNYダウやS&P500だけでなく、25年以上増配を続けている企業だけをピックアップしたS&P500配当貴族指数をベンチマークとするファンド等があります。
ファンド名 | 信託報酬(税抜) | ベンチマーク |
---|---|---|
SBI・バンガード・S&P500 インデックスファンド | 0.0938% 程度 | S&P500 |
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 0.0968% | S&P500 |
楽天・全米株式インデックス・ ファンド | 0.162% 程度 | CRSP USトータル・マーケット・インデックス |
iFree S&P500インデックス | 0.2475% | S&P500 |
iFree NYダウインデックス | 0.225% | NYダウ |
たわらノーロードNYダウ | 0.225% | NYダウ |
米国株式インデックス・ファンド | 0.45% | S&P500 |
SMTダウジョーンズ・ インデックス・オープン | 0.50% | NYダウ |
SMT米国株配当貴族 インデックス・オープン | 0.55% | S&P500配当貴族指数 |
野村インデックスファンド ・米国株式配当貴族 | 0.50% | S&P500配当貴族指数 |
i-mizuho米国株式インデックス | 0.57% | S&P500 |
eMAXIS NYダウインデックス | 0.60% | NYダウ |
注目は、信託報酬が年率0.968%と飛び抜けて安い「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」です。
SBI・V・S&P500の手数料も安いですが、現状ベンチーマークとの乖離が大きいため、現状では、eMAXIS Slim米国株が最適です。
投資コストは、我々投資家への確実なマイナスリターンとなり、投資パフォーマンスを悪化させるため、コストの安いファンドを選ぶことが、パフォーマンス向上のために重要!
また、楽天VTIのベンチマークとなっているCRSP USトータル・マーケット・インデックスは、構成銘柄数が3,000銘柄以上と、S&P500やNYダウなどの一般的な米国株指数よりも多く、分散性の観点からも優れいています。
また、増配を長年続けている優良企業群へ分散投資したい場合、野村インデックスファンド・米国株式配当貴族やSMT米国株配当貴族インデックス・オープンを利用しても面白いかもしれません。
米国株ETFの比較・一覧
米国株式市場への投資を目的としたETFには、以下のものがあります。
米国の代表的な株価指数であるNYダウやS&P500や、大型株だけでなく中小型株まで含むCRSP USトータル・マーケット・インデックスをベンチマークとするETFがあります。
銘柄名(コード・ティッカー) | 信託報酬 (経費率) | ベンチマーク | 種類 |
---|---|---|---|
バンガード・S&P500ETF(VOO) | 0.03% | S&P500 | 米国ETF |
バンガード・トータル・ストック・ マーケットETF(VTI) | 0.03% | CRSP USトータル・ マーケット・インデックス | 米国ETF |
iシェアーズS&P500ETF(IVV) | 0.04% | S&P500 | 米国ETF |
SPDR S&P500 ETF(1557) | 0.095% | S&P500 | 国内ETF |
UBS ETF米国株(1393) | 0.14% | MSCI米国インデックス | 国内ETF |
Simple-X NYダウ・ジョーンズ・ インデックス上場投信(1679) | 0.15% | NYダウ | 国内ETF |
上場インデックスファンド米国株式 (1547) | 0.16% | S&P500 | 国内ETF |
人気ランキング
個人投資家に、人気・注目を集めている米国ETFを見ていきます。
下表は、保有人数の多い米国ETFランキングです。
保有人数が多いETFということで、中長期投資向きの超低コストETFが上位を占めています。
順位 | 銘柄名 | 特徴 |
---|---|---|
1位 | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT) | FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスをベンチマークとする全世界の株式市場への投資を目的としたETF |
2位 | バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO) | FTSEエマージング・オールキャップ・インデックスをベンチマーク。新興国株式市場が投資対象 |
3位 | iシェアーズ米国優先株式ETF(PFF) | 優先株のパフォーマンスを測る指標がベンチマーク |
4位 | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI) | 米国株式市場が投資対象。ベンチマークはCRSP USトータル・マーケット・インデックス |
5位 | バンガード・S&P500ETF(VOO) | 米国株式市場が投資対象。ベンチマークはS&P500 |
6位 | バンガード米国高配当株式ETF(VYM) | 米国の高配当株に特化したETF |
7位 | iシェアーズS&P500ETF(IVV) | 米国株式市場が投資対象。ベンチマークはS&P500 |
8位 | iシェアーズMSCIエマージングETF(EEM) | 新興国株式市場が投資対象。ベンチマークはMSCIエマージング指数 |
9位 | iシェアーズMSCIコクサイETF(TOK) | 日本を除く先進国の株式市場が投資対象。MSCIコクサイがベンチマーク |
10位 | iシェアーズMSCI EAFE ETF(EFA) | ヨーロッパ、オーストラリアおよび東アジアの株式 |
*SBI証券のデータ引用
インデックス投資家の中で人気のバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)が1位に輝いています。信託報酬0.1%台と超低コストで、全世界(先進国・新興国含む)の株式へ投資できるということで、低コスト分散投資の鉄板銘柄とも言えます。
VTの他には、新興国株式市場や米国株式市場へ投資するETFが上位となっています。ETFのブランドとしては、経費率が非常に安いバンガードETFが人気のようです。
注目ETFは?
注目は、経費率(信託報酬)0.04%のiシェアーズS&P500ETF(IVV)とバンガード・S&P500ETF(VOO)、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)の3本です。手数料が他ETFと比べて、圧倒的に安くなっています。
VOOとVTIの違いは、構成銘柄数とその比率。
VOOは、S&P500に含まれる米国主要500社だけが投資対象です。一方、VTIは、S&P500の採用銘柄に加えて、米国市場に上場する中小型株式も含まれています。そのため、VTIの方がカバー範囲が広くなっています。
ちなみ、両者の過去10年のパフォーマンスは、ほとんど変わりません(下表参照)。
個人的には、構成銘柄数が多く分散性もあり、中小型株の成長も取り込めるVTIが好みです。
以上、米国ETFを解説してきましたが、国内のETFの方が良いという方は、SPDR S&P500 ETF(1557)が良いでしょう。
国内株式同様に売買ができるうえ、auカブコム証券であれば、売買手数料無料(フリーETF)で取引できます。
バンガードETFのおすすめは?手数料や投資先の比較・一覧
バンガードETFは、SBI証券など国内のネット証券から低価格で購入できるうえ、国内ETFや他社の海外ETFと比べて手数料が安く、種類も豊富です。
そのため、日本の投資家に長年利用されています。
このパートでは、バンガードETFの特徴や手数料が安い秘密、またETF毎の手数料や特徴、利回りなどを比較していきます。
- CITY INVESTOR:世界的金融街「City of London」で得た金融情報を発信
- GLOBAL MACRO:マクロ経済の動向の読み方を発信